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平成29年度全日本ジュニア柔道体重別選手権最終日男子4階級レポート

(2017年9月29日)

※ eJudoメルマガ版9月29日掲載記事より転載・編集しています。
平成29年度全日本ジュニア柔道体重別選手権最終日男子4階級(81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級)レポート
■ 81kg級・ダークホースの友清光が優勝、全試合でGS延長戦を戦い抜いて表彰台の頂点に登る
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1kg級決勝、賀持喜道が友清光を左内股で攻める。

(エントリー19名)

【決勝まで】

決勝に進出したのは今年の全日本カデ選手権王者である賀持喜道(桐蔭学園高2年)とノーマークから勝ち上がった友清光(国士舘大1年)。両者ともにGS延長戦を連続で戦っての決勝進出となった。

賀持は初戦で崎山寛至(沖縄尚学高3年)を支釣込足「技有」(GS0:32)で破ると、準々決勝では山本康生(明治大2年)に隅落「技有」(GS0:33)で勝利。準決勝の相手は昨年のインターハイチャンピオン笠原大雅(天理大1年)。賀持は勝負どころとなったこの試合にGS延長戦を4分間戦った末の「指導3」反則(GS4:00)で勝利、みごと決勝進出を果たした。

一方の友清は初戦でいきなり今年のインターハイ王者・奥田將人(京都学園高3年)と対戦。この難敵を「指導3」の反則(GS1:20)で下して初戦突破を果たすと、準々決勝では百瀬敦也(松本第一高3年)から小内巻込「技有」(GS0:19)を奪ってベスト4へと進出。迎えた準決勝では前戦で山科良悟(東海大相模高3年)を内股「一本」で破って勝ち上がってきたダークホース・吉川雄登(天理大2年)と対戦。友清はこの試合にGS延長戦での「指導2」(GS2:33)でしぶとく勝利して決勝へと駒を進めることとなった。

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81kg級決勝、友清が賀持を右背負投で大きく崩す。

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友清の連続攻撃を受けて主審が賀持に消極的の「指導」を宣告する。

【決勝】

友清光○GS指導2(GS3:31)△賀持喜道

友清が右、賀持が左組みのケンカ四つ。友清の巧みな釣り手捌きの前に賀持が一方的に攻められる状況が続き、30秒には相手の奥襟を嫌って畳に伏せた賀持に偽装攻撃による「指導1」が与えられる。組み手の噛み合わせ上このまま友清のワンサイドゲームもありうるかに思われたが、2分を過ぎたあたりから賀持が釣り手を巻き替えて良い形を作るようになって展開が拮抗。最終盤の3分46秒には巴投で引き込んだ友清にも偽装攻撃の咎で「指導1」が与えられ、ともに「指導1」の同点で試合はGS延長戦へともつれ込む。

延長戦に入ると相手の組み手に慣れてきた賀持が左内股に左大外刈と惜しい技を放って優位を維持。一方の友清もこれを凌ぎながら右背負投を仕掛けて展開をあくまでも渡さない。しかし時間の経過とともに賀持に疲労の色が見え始め、試合の流れは徐々に友清の側へと傾いてゆく。GS3分過ぎから友清の右背負投で終わる展開が2度続き、直後の3分31秒に組み際の横落で友清が賀持を大きく崩すと主審は賀持に対して消極的の咎で勝負を決する「指導2」を宣告。最後までスタミナを切らさず技を繰り出し続けた友清が表彰台の頂点へと辿り着くこととなった。賀持は釣り手の巻き替えに活路を見出し途中何度か惜しい場面を作ったものの、具体的なポイントを奪うことができず優勝にあと一歩手が届かなかった。

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81kg級優勝の友清光。

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81kg級上位入賞者。左から賀持喜道、友清光、吉川雄登、笠原大雅。

【入賞者】
優 勝:友清光(国士舘大1年)
準優勝:賀持喜道(桐蔭学園高2年)
第三位:吉川雄登(天理大2年)、笠原大雅(天理大1年)

友清光選手のコメント
「決勝の相手は年下だったので負ける訳にはいかない。自分は切れる技があるわけでもないので、しぶとくいこうと気持ちで戦いました。スタミナが強みなのでGSが続いた今日の流れも良かったと思います。試合で勝つよりも、まずは投げる技を身につけて今後に繋げたいです。」

【準々決勝】
笠原大雅(天理大1年)○GS指導2(GS0:34)△立野宏輔(帝京科学大2年)
賀持喜道(桐蔭学園高2年)○GS技有・隅落(GS0:33)△山本康生(明治大2年)
友清光(国士舘大1年)○GS技有・小内巻込(GS0:19)△百瀬敦也(松本第一高3年)
吉川雄登(天理大2年)○内股(3:46)△山科良悟(東海大付属相模高3年)

【敗者復活戦】
山本康生○小内刈(3:50)△立野宏輔
山科良悟○優勢[技有・袈裟固]△百瀬敦也

【準決勝】
賀持喜道○GS反則[指導3](GS4:00)△笠原大雅
友清光○GS指導2(GS2:33)△吉川雄登

【3位決定戦】
吉川雄登○GS技有・払腰返(GS0:21)△山本康生
笠原大雅○支釣込足(1:43)△山科良悟

【決勝】
友清光○GS指導2(GS3:31)△賀持喜道

■ 90kg級・神鳥剛が「一本」連発の圧勝でV2を達成、注目の高校2年生村尾三四郎は5位に終わる
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90kg級準決勝、神鳥剛が森部篤知から豪快な大外返「一本」。

(エントリー19名)

【決勝まで】

それぞれ第1、第2シードの神鳥剛(明治大2年)と長井晃志(日本体育大1年)が順当に決勝進出。

昨年度の覇者である神鳥は初戦で亀尾一期(新田高3年)を横四方固「一本」で破ると、準々決勝では長濱快飛(日本大1年)から隅落「技有」を奪って優勢勝ち。準決勝では前戦で村尾三四郎(桐蔭学園高2年)を払釣込足「一本」(1:25)で破っている森部篤知(天理大1年)を畳に迎えることとなったが、神鳥はこの難敵を豪快な大外返「一本」(1:17)で一蹴、みごと2年連続となる決勝の畳へと辿り着く。

一方の長井は初戦で宮城慧也(作陽高2年)に「指導3」の反則(3:45)で勝利。続く準々決勝では今夏のインターハイ3位入賞の瀧澤秀斗(田村高3年)を送足払「技有」で破ってベスト4進出を決める。山場の準決勝では高校時代からのライバル、東京学生柔道体重別選手権で優勝を飾ったばかりの増山香補(明治大1年)と対戦。大熱戦となったこの試合に終了間際の肩車「技有」で勝利して決勝進出を果たすこととなった。

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準々決勝、 村尾三四郎は森部篤知に払釣込足「一本」を奪われ敗退。

今夏のインターハイを圧勝で制して注目されていた高校2年生・村尾三四郎は前述のとおりベスト8で森部に苦杯。敗者復活戦では長濱に内股「一本」(3:23)で勝利したものの、3位決定戦では増山にGS延長戦で一本背負投「技有」(GS0:18)を奪われ敗退、最終成績は5位だった。高校カテゴリでは無敵に近い強さを誇る村尾だが、大学生のフィジカルの前に以前からの課題である線の細さが改めて示されてしまった形だ。とはいえ、それでも投げの予感を感じさせる場面が多々あり、持ち味である「投げ」は現時点でも十分通用するという印象。今回の敗戦を受けて11月の講道館杯でどのような試合を見せるのかに期待したい。

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決勝、神鳥剛が長井晃志を左足車「一本」に仕留める。

【決勝】

神鳥剛○足車(1:04)△長井晃志

神鳥が左、長井が右組みのケンカ四つ。両者釣り手のみを持っての圧の掛け合いから試合をスタート。長井は片手の右体落で神鳥の圧を逸らそうとするが、神鳥は構わず前進を続けて攻勢。2分間際、神鳥は引き手を得ると相手の斜め前方に向かって左大外刈。長井が腰を落として耐えようとすると上体を固定したまま左足車に連絡、相手の上を転がるように投げ切って「一本」を獲得する。

神鳥は昨年に続く連覇達成。本人が試合後に「内容にこだわった」と語ったとおり、展開を握り続けることで頂点に届いた昨年とは打って変わって、豪快な「一本」を連発する素晴らしい試合ぶり。まさしく圧勝であった。

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90kg級優勝の神鳥剛。

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90kg級上位入賞者。左から長井晃志、神鳥剛、増山香補、田嶋剛希。

【入賞者】
優 勝:神鳥剛(明治大2年)
準優勝:長井晃志(日本体育大1年)
第三位:増山香補(明治大1年)、田嶋剛希(筑波大2年)

神鳥剛選手のコメント
「去年の優勝は内容よりも結果を優先したもの。今年はルールが変わったこともあり、『指導』ではなくしっかり投げて優勝しようと、内容にもこだわりました。体が小さく担ぎ技もまだ自分のものになっていないので、海外選手との対戦を考えて理にかなった技、特に決勝で決めた左大外刈(足車)のように斜めからの技を練習しています。今年は追われる、狙われる立場で、昨年よりも勝つことが難しくなると思っていました。ただ、プレッシャーといいよりは、自分を奮いたたせる良い材料になったと思います。『狙われているんだぞ』と自分を鼓舞して戦いました。去年優勝したときから、今年の世界ジュニア優勝を目標にしてきました。しっかり勝って世界でも勝てるとアピールしたい。世界ジュニア、講道館杯、グランドスラム東京に向けて準備して、『90に神鳥あり』と思ってもらえるような活躍がしたい。」

【準々決勝】
神鳥剛(明治大2年)○優勢[技有・隅落]△長濱快飛(明治大2年)
森部篤知(天理大1年)○支釣込足(1:25)△村尾三四郎(桐蔭学園高2年)
長井晃志(日本体育大1年)○優勢[技有・送足払]△瀧澤秀斗(田村高3年)
増山香補(明治大1年)○優勢[技有・背負投](GS0:29)△田嶋剛希(筑波大2年)

【敗者復活戦】
村尾三四郎○内股(3:23)△長濱快飛
田嶋剛希○袈裟固(1:47)△瀧澤秀斗

【準決勝】
神鳥剛○大外返(1:17)△森部篤知
長井晃志○優勢[技有・肩車]△増山香補

【3位決定戦】
増山香補○GS技有・一本背負投(GS0:18)△村尾三四郎
田嶋剛希○背負投(3:28)△森部篤知

【決勝】
神鳥剛○足車(1:04)△長井晃志

■ 100kg級・山口貴也が優勝、決勝で再びライバル関根聖隆を下す
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100kg級準決勝、山口貴也が伊藤好信から左内股「技有」。

(エントリー19名)

【決勝まで】

強豪多数の本階級。決勝は山口貴也(長崎日大高3年)と関根聖隆(桐蔭学園高3年)の、今年ともに高校カテゴリで大きな存在感を示したライバル同士による因縁の対決となった。

山口は今年のインターハイの準優勝者にして長崎日大高の高校選手権ベスト8、金鷲旗3位、インターハイベスト8をエースとして引っ張った大物。この日は初戦で北山達也(東海大2年)に大外刈「技有」で勝利すると、準々決勝ではインターハイの決勝で食われた梅野雅崇(埼玉栄高3年)と再戦、貫禄の大外刈「一本」(2:55)でリベンジを果たしてベスト4へと駒を進める。最大の山場と目された準決勝では優勝候補筆頭と目された、昨年2位の伊藤好信(東海大2年)とマッチアップ。この試合で山口はいきなり一本背負投「技有」を奪われるが、地力をテコにジワジワ試合展開を引き寄せ、小外掛と内股で「技有」2つを奪って逆転勝ち。持ち前のスケール感の大きさを存分に発揮して決勝の畳へと辿り着く。

一方の関根はエースとして桐蔭学園高の高校「三冠」獲得を牽引した今代の高校柔道界の主役。この日は初戦で寺島綾都(國學院大2年)に小外掛「技有」で優勢勝ち、準々決勝では石山潤平を袈裟固「一本」(3:53)で下してベスト4入りを果たす。準決勝では1学年上の高校選手権無差別準優勝者・山下魁輝(国士舘大1年)とマッチアップ、関根はこの強敵からも試合終了間際に左背負投「一本」(3:57)を奪って快勝。ライバル山口の待つ決勝へと駒を進めた。

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100kg級決勝、関根聖隆の強引な左大外刈を山口貴也が返して「技有」を奪取。

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山口はそのまま崩袈裟固に繋いで「一本」を獲得する。

【決勝】

山口貴也○崩袈裟固(2:04)△関根聖隆

左相四つ。上背に勝る山口が自身の優位は当然とばかりに奥を叩いて形を作ると、関根がすかさず左一本背負投を仕掛けてこれを引き剥がすという展開。山口が左大外刈を仕掛けると関根も得意の左「一本大外」を仕掛けて展開を引き戻し、両者まったく引くことなくあくまで強気の攻防が続く。

1分42秒、勝負を焦ったか関根が少々強引な左大外刈。技に入った時点で体が反ってしまっていたこの技を、山口見逃すことなく浴びせ倒して大外返「技有」を奪う。会場どよめく中、そのまま崩袈裟固で抑え込み「一本」の完勝でフィニッシュ。

山口は初の全国タイトル獲得、インターハイ決勝のリベンジも果たして得るもの多き大会となった。

一方の関根も決勝では持ち味である強気の攻めゆえに敗れたが、準決勝で山下から「一本」を奪うなど素晴らしい柔道を披露。改めてその存在感を示した。

ともに大学、シニアカテゴリでの活躍が期待されるこの両者は今季公式戦で既に過去3度の対戦があり、高校選手権団体準々決勝では一本背負投「技有」対「指導3」で関根が優勢勝ち、金鷲旗大会準決勝では「指導2」で関根が優勢勝ち、そしてインターハイ個人戦準々決勝では払巻込「技有」で山口が勝利している。そして今回はついに「一本」で決着。内容的にはいずれも拮抗した試合であったが、一戦ごとにスコアを上げた過去の対戦を経て手ごたえを得たか、この日の山口はもはや自身の優位を大前提に試合を組み立てていたという印象。山口の大物感際立つとともに、今後の力関係を規定してしまった印象の残る一番でもあった。

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100kg級優勝の山口貴也。

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100kg級上位入賞者。左から関根聖隆、山口貴也、山下魁輝、伊藤好信。

【入賞者】
優 勝:山口貴也(長崎日大高3年)
準優勝:関根聖隆(桐蔭学園高3年)
第三位:山下魁輝(国士舘大1年)、伊藤好信(東海大2年)

山口貴也選手のコメント
「インターハイでは悔しい思いをしたので勝つことができて良かったです。良い形で終わることができました。長崎の田舎で柔道を始めて、こんなに大きな大会で優勝することが出来て、うれしいです。今後は永瀬(貴規)先輩のように活躍したいです。自分の強みはガツガツ前に出ること。インターハイの決勝ではできませんでしたが、今日はそれができました。今の目標は世界ジュニアで優勝することです。」

【準々決勝】
伊藤好信(東海大2年)○GS反則[指導3](GS2:12)△藤井崚将(東海大付属札幌高3年)
山口貴也(長崎日大高3年)○大内刈(2:55)△梅野雅崇(埼玉栄高3年)
山下魁輝(国士舘大1年)○GS技有・小外掛(GS4:24)△石川竜多(筑波大2年)
関根聖隆(桐蔭学園高3年)○袈裟固(3:53)△石山潤平(天理大2年)

【敗者復活戦】
梅野雅崇○優勢[技有・内股]△藤井崚将
石川竜多○GS反則[指導3](GS4:32)△石山潤平

【準決勝】
山口貴也○優勢[技有・内股]△伊藤好信
関根聖隆○背負投(3:57)△山下魁輝

【3位決定戦】
山下魁輝○GS内股(GS1:29)△梅野雅崇
伊藤好信○優勢[技有・小内刈]△石川竜多

【決勝】
山口貴也○崩袈裟固(2:04)△関根聖隆

■ 100kg超級・香川大吾が安定した強さで初優勝、注目の斉藤立は3位を獲得
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100kg超級準々決勝、斉藤立が東部直希から左大外刈「一本」を奪う。

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準決勝、香川大吾が斉藤立を大外返「技有」で破る。

(エントリー20名)

【決勝まで】

高校1年生の斉藤立(国士舘高1年)が大暴れ。斉藤は初戦で羽田野竜輝(延岡学園高3年)を「指導3」反則(GS1:17)で下すと、準々決勝では今代の高校カテゴリで主役級の活躍を見せた強者・東部直希(大成高3年)と対戦、この強敵を真っ向勝負の左大外刈「一本」(3:07)に沈めてベスト4進出を果たす。準決勝では既にシニアでも実績十分、今大会は優勝候補筆頭の香川大吾(東海大3年)と対戦。この試合はGS延長戦へともつれ込んだ末にスタミナの切れた斉藤から香川が大外返「技有」(GS1:55)を奪って決着。惜しくも敗れた斉藤はしかし3位決定戦で田中慎太郎(天理大1年)を豪快な左大外刈「一本」で一蹴してしっかりと表彰台を確保。当人はこの戦果を「めちゃくちゃうれしい」と喜んだが、見ている方からするとむしろ物足りなさすら感じてしまう、それほど強烈なインパクトを残した戦いぶりであった。既に全日本選手権の常連となりつつある香川を真向から幾度も攻め込んださまは大物感タップリ、香川に「もう仕方がない」とばかりに組み手操作で大外返の罠を張る「技巧勝ち」を強いた地力の高さは特筆ものであった、

決勝に勝ち上がったのは斉藤を準決勝で破った香川と、混戦となった下側の山を勝ち上がった松井海斗(日本体育大2年)。香川は初戦で岩田歩夢(埼玉栄高3年)に小内刈「技有」(GS1:04)で勝利とやや低調な立ち上がり。それでも準々決勝で草間優登(日本大1年)を大内刈「一本」(2:26)で破って調子を上げると、準決勝では前述のとおり斉藤に勝利して決勝進出を決めた。

一方の松井は通常より1戦多く戦わねばならないいわゆる「逆シード」配置から大会をスタート。初戦で宮浦司(福井工大2年)を大外刈「一本」(2:35)で下すと、続く2回戦では長岡季空(崇徳高3年)を崩袈裟固(1:05)で一蹴。準決勝では昨年のインターハイ王者である磯村亮太(国士舘大1年)を小外掛「技有」(GS0:37)で破ってベスト4入りを決める。準決勝では昨年度の高校選手権無差別王者・蓜島剛(慶應義塾大1年)に GS延長戦での小外掛「技有」(GS0:43)で勝利して決勝へと駒を進めて来た。

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決勝、左払腰で伏せた松井海斗を香川大吾が捲り返す。

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香川はそのまま横四方固で抑え込み「一本」を獲得。

【決勝】

香川大吾○横四方固(2:07)△松井海斗

左相四つ。香川はここまでの試合と同様にどっしり構えて圧を掛けながらチャンスを窺う。両者ともに技が出ないまま時間が経過し、47秒には双方に消極的の咎で「指導1」。直後の55秒、松井が左大外刈で深く刈り込んで香川を大きく崩すが、この技は両手が離れてしまいノーポイント。

2分33秒、松井が奥襟を得て右払腰。しかし香川は落ち着いてこれを潰すと釣り手を放さず相手の頭側に回り込み、捲り返して横四方固で抑え込む。完全に上体を固められた松井はもはや為す術なく、ほとんどもがくこともできないまま「一本」。香川が格の違いを見せつけてジュニアカテゴリ初優勝を果たした。

シニアでも強者として定着している香川だが、個人の全国タイトル獲得は意外なことに高校3年時のインターハイ以来。先輩の影浦心(東海大4年)に後輩の太田彪雅(東海大2年)と同門が同階級で活躍するなかでただ1人結果を残せていなかった格好となってしまっていた香川だが、久々の優勝によって第一線に踏みとどまるとともに、再びその強さを周囲に示してみせた。

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100kg超級優勝の香川大吾。

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100kg超級上位入賞者、左から松井海斗、香川大吾、蓜島剛、斉藤立。

【入賞者】
優 勝:香川大吾(東海大3年)
準優勝:松井海斗(日本体育大2年)
第三位:蓜島剛(慶應義塾大1年)、斉藤立(国士舘高1年)

香川大吾選手のコメント
「ジュニアのタイトルは初めてなのでホッとしています。大学に入ってからなかなか良い結果が出せていませんでしたが、やることはやってきたので今日結果が出せて良かったです。(-斉藤選手との準決勝について)東海大のゼッケンを付けている限り負けられないと思って戦いました。まずは世界ジュニアで優勝して、講道館杯、グランドスラム東京に繋げたいです。」

斉藤立選手のコメント
「自分でも信じられない。めちゃくちゃうれしいです。このレベルでも十分に戦うことが出来ました。準決勝で香川選手に負けたことは悔しいです。(準決勝で)力を使い果たして臨んだ3位決定戦では全身全霊、自分の力を振り絞って技を掛けました。挑戦ではなく、勝とうと思って戦いました。自分の力を確かめるのに良い試合だったと思います。インターハイまでは下半身とスタミナを強化してきました。まだ試合では出せていませんが、寝技も練習しています。」

【準々決勝】
香川大吾(東海大3年)○大内刈(2:26)△草間優登(日本大1年)
斉藤立(国士舘高1年)○大外刈(3:07)△東部直希(大成高3年)
蓜島剛(慶應義塾大1年)○横四方固(1:31)△田中慎太郎(天理大1年)
松井海斗(日本体育大2年)○GS技有・小外掛(GS0:37)△磯村亮太(国士舘大1年)

【敗者復活戦】
東部直希○横四方固(1:30)△草間優登
田中慎太郎○GS反則[指導3](GS2:12)△磯村亮太

【準決勝】
香川大吾○GS技有・大外返(GS1:55)△斉藤立
松井海斗○GS技有・小外掛(GS0:43)△蓜島剛

【3位決定戦】
蓜島剛○GS技有・大内返(GS0:13)△東部直希
斉藤立○大外刈(1:09)△田中慎太郎

【決勝】
香川大吾○横四方固(2:07)△松井海斗

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