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73kg級は海老沼匡破った竹内信康が初優勝、代表クラス揃って大激戦の66kg級は橋口祐葵が制す・第47回全日本実業柔道個人選手権第1日男子

(2017年8月27日)

※ eJudoメルマガ版8月27日掲載記事より転載・編集しています。
73kg級は海老沼匡破った竹内信康が初優勝、代表クラス揃って大激戦の66kg級は橋口祐葵が制す
第47回全日本実業柔道個人選手権第1日男子
11月の講道館杯全日本体重別選手権の予選を兼ねる第47回全日本実業柔道個人選手権大会が26日、ベイコム総合体育館(尼崎市)で開幕。初日は男子5階級(60kg級、66kg級、73kg級、81kg級、男子22歳未満)、女子3階級(48kg級、52kg級、57kg級)の競技が行われた。

男子各階級の概況と決勝戦評、優勝者のコメントは下記。

■ 60kg級
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60kg級決勝、GS延長戦で青木大が木戸慎二から巴投「技有」

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優勝の青木大

(エントリー55名)

【決勝】

青木大(パーク24)〇GS優勢[技有・巴投](GS0:31)△木戸慎二(パーク24)

同所属、ともに日体大出身の対決となった決勝は青木大が右、木戸慎二が左組みのケンカ四つ。青木は準決勝で大島優磨(旭化成)を、木戸は準々決勝で川端龍(センコー)、準決勝で田中崇晃(ALSOK)とそれぞれ強敵を倒して臨む決勝の畳。

ともに相手の技に素早く反応しての隅落、さらに巴投を繰り出すがいずれも決定打には至らず。攻め合いのまま双方に「指導」2つが累積し、試合はGS延長戦へ。
GS開始31秒、青木の巴投に木戸が体側から落ち、審判団はこの技の効果をめぐって合議となる。映像チェックの結果、主審が青木の「技有」を宣して勝敗が決した。

【入賞者】
優 勝:青木大(パーク24)
準優勝:木戸慎二(パーク24)
第三位:大島優磨(旭化成)、田中崇晃(ALSOK)

青木大選手のコメント
「いつも国内では2位、3位ばかりだったので、今日はしっかり勝ち切って自分の柔道の評価を変えたかった。『指導』を取られることが少なくなってきて、それは狙い通り。良かったところと思います。優勝したのは大学3年生以来。きょうは講道館杯で勝利するためのあくまで通過点と思っていますので、気を緩めずにしっかりやりたいと思います。まずグランプリ・タシケントをしっかり戦って、講道館杯に繋げるようにしたい」

■ 66kg級
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66kg級決勝、橋口祐葵が中川直治から袖釣込腰「一本」

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66kg級優勝の橋口祐葵

(エントリー72名)

橋口祐葵(パーク24)〇袖釣込腰(GS0:46)△中川直治(セントラル警備保障)

橋口は準々決勝で丸山城志郎(ミキハウス)、準決勝で第1シード扱いの髙市賢悟(旭化成)と連戦するという厳しい組み合わせを堂々勝ち抜いての決勝進出。

対する中川はダークホース。組み合わせの良さにも助けられ、3回戦では清水健登(パーク24)、準決勝では前戦で竪山将(パーク24)を破った髙上智史(旭化成)を破る殊勲をあげて、新卒1年目にして全日本実業個人決勝の畳を踏むこととなった。

決勝は橋口が得意の袖釣込腰様に腕を固めた内股と背負投で攻勢、中川がこれをうまくかわしながら足技を撃ち返してチャンスを探すという様相。本戦に攻撃ポイントは生まれず、試合はGS延長戦へ。

GS46秒、橋口がひときわ思い切って右袖釣込腰を撃ち込むと、中川の体たまらず宙に浮いて一回転、橋口最後までしっかり制して畳に押し付け「一本」。これで橋口の優勝が決まった。

【入賞者】
優 勝:橋口祐葵(パーク24)
準優勝:中川直治(セントラル警備保障)
第三位:髙市賢悟(旭化成)、髙上智史(旭化成)

橋口祐葵選手のコメント
「目標にしていた世界選手権に出られなかった。来年の代表を目指すためにはまずこの大会が第一歩なので、優勝してひとまずホッとしました。」

■ 73kg級
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2回戦、海老沼匡が香川健吾(松前柔道塾)から大内刈「一本」

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準々決勝、海老沼は竹内信康の腰車「一本」に沈む

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73kg級決勝、竹内信康が三井大輝から内股「技有」

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73kg級優勝の竹内信康

(エントリー126名)

66kg級のもと世界王者・海老沼匡(パーク24)の階級を1つ上げての参戦が注目された。海老沼は4戦で3つの一本勝ちを並べて準々決勝に進出したが、ここで竹内信康(新日鐵住金)に敗退、ベスト8で終戦となった。
この試合は竹内が右内股に小内刈とよく攻め1分30秒に「指導1」先行、直後の1分43秒には肩車で「技有」も得て海老沼は窮地に陥る。左背負投を中心に攻め返して「指導1」を取り返し、残り17秒では場外際の左背負投でもろとも転がって「技有」も奪回してと食い下がるが、直後ひときわ威力を増した竹内の右腰車に捕まって一本負け。本人は「手ごたえはあった」とコメントしたが、試合内容は66kg級時代の長所であった組み力からして不利をかこつという厳しいものであった。出場権を確保した講道館杯の戦いぶりに期待したい。

【決勝】

竹内信康(新日鐵住金)〇優勢[技有・内股]△三井大輝(日本エースサポート)

エントリー126名、優勝までに最大7連勝が求められる巨大トーナメントを勝ち上がったのは竹内信康と三井大輝。昨年度の全日本学生体重別王者・竹内はこれが実業個人選手権初参加。前述の通り準々決勝では海老沼を2度投げつけて破り、準決勝では岩渕侑生(センコーを破って堂々の決勝進出。

一方三井は準々決勝で本間大地(松前柔道クラブ)、準決勝ではもと66kg級世界選手権覇者の森下純平(福井柔道クラブ)を退けて決勝進出の栄を得た。

決勝は竹内が持ち味を発揮、組み際の内股で攻勢を取ると、上背に勝る三井の奥襟を叩いて頭を下げさせるいかにもこの人らしい強気の柔道で主導権確保。この勢い止まぬ序盤のうちに50秒内股で「技有」を先行する。

以後は試合の様相膠着、ポイントの積み上げないままタイムアップ。竹内の全日本実業個人初制覇が決まった。

【入賞者】
優 勝:竹内信康(新日鐵住金)
準優勝:三井大輝(日本エースサポート)
第三位:岩渕侑生(センコー)、森下純平(福井柔道クラブ)

竹内信康選手のコメント
「疲れました(笑)。今日を戦う上では、海老沼選手とベスト8で対戦するというのが大きかったです。海老沼選手は強い選手、憧れの選手で、自分にとっては『テレビの中の人』。階級を上げて初めての試合ということでしたが、自分はずっとこの階級でやってきたので負けたくないと思っていました。先にポイント取った瞬間、逆にこの後どうしようかなと思いましたけど(笑)。とにかく釣り手が上手かった。でも、自分が引き手を持って前に出たときに海老沼選手が下がることがあったので、警戒しているのかなと思った。ポイントを取られた時にはもう狙いに行こうと覚悟を決めました。抱いて来てくれたときはここだ!と、思い切り行けました。ただ、まだ今日は一回勝っただけ。次に戦った時にちゃんと勝って、誰が見ても強いというところを見せられるようにしたいです。講道館杯では最低でもベスト4を目指して、ヨーロッパ遠征に行けるよう頑張ります」

■ 81kg級
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81kg級決勝、海老泰博が渕原槙一から背負投「技有」

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優勝の海老泰博

(エントリー92名)

【決勝】

海老泰博(旭化成)〇優勢[技有・背負投]△渕原槙一(パーク24)

本大会優勝2回の実績を誇るべテラン海老に、大学新卒の新鋭渕原が挑む。海老は準々決勝で丸山剛毅(パーク24)、準決勝では4回戦で春山友紀(自衛隊体育学校)を破って勝ち上がって来た中井貴裕(パーク24)を下しての決勝進出。一方の渕原も4回戦で川上智弘(國學院大職)、準決勝では佐藤正大(自衛隊体育学校)と強者2人を打倒して臨む、久々の大舞台。

海老、渕原ともに左組みの相四つ。開始26秒、海老の鋭い右背負投を渕原捌きかね、大きく体勢崩れて「技有」。早々のビハインドとなった渕原はポイントを取り返すべく左内股を連発するが海老は動ぜず、要所の足技で展開に楔を入れつつ危なげなく残り時間を戦い切る。結果、「技有」優勢で海老3度目の優勝が決まった。

【入賞者】
優 勝:海老泰博(旭化成)
準優勝:渕原槙一(パーク24)
第三位:佐藤正大(自衛隊体育学校)、中井貴裕(パーク24)

海老泰博選手のコメント
「講道館杯に出る資格を持っていないので、枠を取りに行きたかった。両足首を怪我して稽古をはじめたのは二週間前から。もちろん本調子ではなかったですが、なんとしても講道館杯に出たかったので、勝つことが出来て安心しました。」

■ 22歳未満
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22歳未満決勝、大量リードの西山瑠星が大西勇気からとどめの体落「一本」

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優勝の西山瑠星

(エントリー55名)

【決勝】
西山瑠星(新日鐵住金)〇体落(1:37)△大西勇気(東レ)

西山が組み手を有利に運び、主導権を握る。開始1分を過ぎたところで、大西に立て続けに2つの「指導」。もはやしっかり試合を締めるだけとなった西山は1分59秒に巴投でまず「技有」を獲得。以後も意欲的に攻め、2分23秒に放った左体落「一本」で試合終了となった。

【入賞者】
優 勝:西山瑠星(新日鐵住金)
準優勝:大西勇気(東レ)
第三位:筒井大介(了徳寺学園)、宇佐見諭生(米田柔整)


取材・文:eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版8月27日掲載記事より転載・編集しています。

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