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【ブダペスト世界柔道選手権2017特集】永山竜樹配置のプールAは一発屋打ち揃った「地雷原」、髙藤直寿は準々決勝に山場・男子60kg級直前展望

(2017年8月28日)

※ eJudoメルマガ版8月28日掲載記事より転載・編集しています。
【ブダペスト世界柔道選手権2017特集】永山竜樹配置のプールAは一発屋打ち揃った「地雷原」、髙藤直寿は準々決勝に山場・男子60kg級直前展望
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→ブダペスト世界柔道選手権2017組み合わせ/live結果(webページ)

エントリーは59名。「概況×有力選手紹介」で示した予想からの、シード選手の配置のズレはなし。

ドローの結果ノーシードの有力選手が1人を除いて全員プールABに配置され、異様に上側に重心の傾いたトーナメントとなった。ともに優勝候補である永山竜樹(東海大3年)と髙藤直寿(パーク24)はドローで明暗が分かれた形となり、永山のプールAは強豪ひしめく超激戦区、一方で髙藤のプールCは同じくシード選手であるロベルト・ムシュヴィドバゼ(ロシア)以外にこれといった選手のいない無風地帯となった。

それではシードから漏れた有力選手の配置を見ていこう。上位対戦に絡んでくるであろうノーシード選手はイェルドス・スメトフ(カザフスタン)、ディヨルベク・ウロズボエフ(ウロズボエフ)、ガンバット・ボルドバータル(モンゴル)の3人。このうち優勝候補の一角でもあるスメトフはプールB上側の山、第4シードであるエリック・タカバタケ(ブラジル)の真下に配された。残るウロズボエフとガンバットはともにプールAに振り分けられ、その中でウロズボエフが上側の山、ガンバットが下側の山へとそれぞれ配されている。

永山がBシード位置に座るプールAは、Aシード位置に第1シードのアミラン・パピナシヴィリ(ジョージア)が配されており、シード選手2人だけでも十分にレベルの高いブロック。そこに最高到達点の高さは階級随一の「奇行種」ウロズボエフと2014年チェリャビンスク世界選手権のチャンピオンであるガンバットが押し込められ、永山がシードを務める下側の山にはワリーデ・キア(フランス)とベキル・オズル(トルコ)までもが送り込まれた。有力選手以外にも永山の1回戦の相手としてワールドツアーの常連選手であるアシュリー・マッケンジー(イギリス)が配置されており、一切の誇張なく、近年まれにみる「死のブロック」と呼ぶことができるだろう。爆発力と強いギャンブル性を兼ね備えた選手がズラリと埋め込まれた様はあたかも「地雷原」のようだ。

エントリーは59名。「概況×有力選手紹介」で示した予想からの、シード選手の配置のズレはなし。

ドローの結果ノーシードの有力選手が1人を除いて全員プールABに配置され、異様に上側に重心の傾いたトーナメントとなった。ともに優勝候補である永山竜樹(東海大3年)と髙藤直寿(パーク24)はドローで明暗が分かれた形となり、永山のプールAは強豪ひしめく超激戦区、一方で髙藤のプールCは同じくシード選手であるロベルト・ムシュヴィドバゼ(ロシア)以外にこれといった選手のいない無風地帯となった。

それではシードから漏れた有力選手の配置を見ていこう。上位対戦に絡んでくるであろうノーシード選手はイェルドス・スメトフ(カザフスタン)、ディヨルベク・ウロズボエフ(ウロズボエフ)、ガンバット・ボルドバータル(モンゴル)の3人。このうち優勝候補の一角でもあるスメトフはプールB上側の山、第4シードであるエリック・タカバタケ(ブラジル)の真下に配された。残るウロズボエフとガンバットはともにプールAに振り分けられ、その中でウロズボエフが上側の山、ガンバットが下側の山へとそれぞれ配されている。

永山がBシード位置に座るプールAは、Aシード位置に第1シードのアミラン・パピナシヴィリ(ジョージア)が配されており、シード選手2人だけでも十分にレベルの高いブロック。そこに最高到達点の高さは階級随一の「奇行種」ウロズボエフと2014年チェリャビンスク世界選手権のチャンピオンであるガンバットが押し込められ、永山がシードを務める下側の山にはワリーデ・キア(フランス)とベキル・オズル(トルコ)までもが送り込まれた。有力選手以外にも永山の1回戦の相手としてワールドツアーの常連選手であるアシュリー・マッケンジー(イギリス)が配置されており、一切の誇張なく、近年まれにみる「死のブロック」と呼ぶことができるだろう。爆発力と強いギャンブル性を兼ね備えた選手がズラリと埋め込まれた様はあたかも「地雷原」のようだ。

なかでもガンバットの配置はちょっと悲惨で、1回戦で怪人オズル、2回戦でキア、3回戦で永山と、敗者復活戦の出場資格を手に入れるだけでもこれだけの有力(かつ博打要素の強い)選手と戦わねばならない。さらに準決勝に進出するとなるとウロズボエフ(パピナシヴィリ)にも勝利せねばならず、これでは予選ラウンドから決勝戦を何試合もしているようなものだ。当然これは永山にとっても同じであり、敗者復活戦の出場資格を賭けた3回戦でガンバット、続く準々決勝ではおそらくウロズボエフと、ワールドツアーデビューからこれまでに喫した2敗の対戦相手両方と連戦しなければならないのだ。勝ち上がり候補はあくまで永山だが、何が起きてもおかしくない、目を背けたくなるような恐ろしい組み合わせだ。

唯一プールABから漏れたノーシードの有力選手フェリペ・ペリム(ブラジル)は、プールCに配されて第7シードであるムシュヴィドバゼの真下に置かれた。

【プールA】
第1シード:アミラン・パピナシヴィリ(ジョージア)
第8シード:永山竜樹(東海大3年)
有力選手:ディヨルベク・ウロズボエフ(ウズベキスタン)、ワリーデ・キア(フランス)、ガンバット・ボルドバータル(モンゴル)、ベキル・オズル(トルコ)

最も可能性の高い準々決勝の組み合わせはウロズボエフ対永山。この場合は早い試合展開での投げ合いに発展することが予想され、地力の高さで永山の勝利と予想する。ただしプールAは誰が勝ち上がってもおかしくない超激戦区であり、シナリオの分岐によってどのようにでも揺れる可能性がある。勝ち上がり候補のなかではガンバットが唯一スローペースのロースコアゲームに持ち込める資質を持っており、調子次第ではガンバットが「つまらない試合」の連続で一気にこのブロックを勝ち上がってしまう可能性もある。王道シナリオで物語が進めば永山、脇筋に逸れるならガンバットというところ。

【プールB】
第4シード:エリック・タカバタケ(ブラジル)
第5シード:オルハン・サファロフ(アゼルバイジャン)
有力選手:イェルドス・スメトフ(カザフスタン)

せっかく第4シードを掴み取ったにも関わらず、初戦でスメトフを引いてしまったタカバタケは気の毒の一言。ほかに勝敗を揺らすような選手は存在せず、準々決勝はかなりの確率でスメトフ対サファロフとなるはずだ。サファロフにスメトフに勝利するだけの地力や当日の上積み要素はなく、スメトフの勝ち上がりを予想しておく。サファロフの初戦の相手は今年のヨーロッパ選手権2位のヤニスラフ・ゲルチェフ(ブルガリア)となる可能性が非常に高く、この試合にも注目したい。

【プールC】
第2シード:髙藤直寿(パーク24)
第7シード:ロベルト・ムシュヴィドバゼ(ロシア)
有力選手:フェリペ・ペリム(ブラジル)

ムシュヴィドバゼの1回戦の相手がペリムという、こちらも今トーナメント全体を貫く、人ならぬなにものかの作為を感じる組み合わせ。髙藤の側は完全に無風で準々決勝出場はまず間違いなし。ムシュヴィドバゼも初戦を突破すれば準々決勝までは問題なく辿り着くはずだ。両者の対戦はあくまで髙藤の勝利と予想するが、ムシュヴィドバゼの出来次第で揺れる可能性もある。また、入賞者争いの主筋に絡むことはないと思われるが、プールの一番下には近頃ワールドツアーで好成績を残しているムフリディン・ティロヴォフ(ウズベキスタン)が配置されており、順当に勝ち上がればムシュヴィドバゼと3回戦で対戦する。大会後に向けて少々気にしておきたいカード。

【プールD】
第3シード:フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)
第6シード:ダシュダヴァー・アマーツブシン(モンゴル)

ノーシードの有力選手は誰も配置されず、プールAと比較すると文字通り天国のようなブロックとなった。勝ち上がりの候補はシード選手2人であり、これが揺らぐ可能性は僅少。順当にトーナメントが進行すればダシュダヴァー・アマーツブシン(モンゴル)が勝ち上がるものと思われる。ちなみにプールD下側の山にはエリオス・マンツィ(イタリア)、グスマン・キルギズバエフ(カザフスタン)、セドリック・レヴォル(フランス)といったワールドツアーで一定の成績を上げている選手が複数配置されており、余裕があればこれらの選手の対戦にも注目したいところ。


文責:林さとる/古田英毅


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