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【ブダペスト世界柔道選手権2017特集】絶対王者ケルメンディを角田夏実、志々目愛らが追う・女子52kg級概況×有力選手紹介

(2017年8月26日)

※ eJudoメルマガ版8月26日掲載記事より転載・編集しています。
【ブダペスト世界柔道選手権2017特集】絶対王者ケルメンディを角田夏実、志々目愛らが追う・女子52kg級概況×有力選手紹介
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■ 階級概況

リオデジャネイロ五輪金メダリストのマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)が絶対王者として君臨している本階級。中村美里(三井住友海上)が欠けた今大会に対等の立場で戦える選手は存在せず、この大会の勢力図はまず大きく「ケルメンディ対挑戦者」という構図で捉えておくべきだ。

圧倒的すぎるケルメンディを打倒する可能性があるのは(強いて言えば、という注釈をつけたいが)、第1グループを形成する角田夏実(了徳寺学園)、志々目愛(了徳寺学園)、エリカ・ミランダ(ブラジル)、ナタリア・クズティナ(ロシア)の4人。実力的には角田と志々目がや抜けているが、立技が主体の志々目は対ケルメンディという観点からは少々不利。これまでにケルメンディとの対戦がないという不確定要素はあるが、志々目が勝利するためにはあくまで投げ勝つしかなく、志々目の技のキレとケルメンディのパワーを比べると現時点ではケルメンディの方に分があると見る。
残りの3人はどの選手も寝技を主体とした選手であり、相手をケルメンディに限った場合にはこれが実力差を覆す上昇装置として機能する可能性がある。実際にケルメンディは過去にミランダに絞め技で敗れた来歴があり、対ケルメンディ戦における寝技の有用性は折り紙付きと言っていいかもしれない。前述の3人のなかでは角田の寝技の練度が大きく抜けており、したがってケルメンディ打倒の1番手は角田となる。過去の対戦を見る限り、体幹が強く滅多に膝をつかないケルメンディを寝技に引き込むのは容易ではないが、角田が勝利するシナリオはこれ以外にない。

ここから先は視点をメダル争いまで広げてみよう。第2グループはトップグループとの差がはっきりしている一方で、このグループに属している選手間の実力が伯仲している。そんな第2グループにあってトップ選手に割って入るだけの爆発力を持っているのは、オデッテ・ジュッフリダ(イタリア)とエヴェリン・チョップ(スイス)の2人と規定しておきたい。

ジュッフリダは偽装攻撃ギリギリの担ぎ技を連発するスタイルのため、審判傾向によってパフォーマンスが大きく変わり、偽装攻撃に甘い審判傾向の場合には銀メダルを獲得したリオ五輪時のように一気にトーナメントを駆け上がる可能性もある。
チョップは番狂わせを連発して名を上げた選手。今年4月のヨーロッパ選手権ではケルメンディから「技有」を奪う(「技有」2つを奪われてからのポイントであり、最終的には左払腰「一本」で敗退)など大物食い特性は健在であり、それに加えて最近は格下相手には安定して勝利を上げるようになってきている。組み合わせ次第では台風の目となる可能性十分だ。

これまでに名前の出ていない第2グループの選手に関してはほぼ横一線であり、だれが勝ち上がってもおかしくない。いずれの選手にも共通するのは上位陣と当たれば勝利する可能性は限りなく低いということであり、勝ち上がりは完全に組み合わせ次第。トップグループでシード枠に入っているのはケルメンディ、ミランダ、志々目のみであり、その意味では今大会は第2グループの選手にとって躍進のチャンスと言うことができるだろう。


■ 有力選手

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※ eJudoメルマガ版8月26日掲載記事より転載・編集しています。

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