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軽量級は荒川琉正、重量級は髙橋楓芽が全国大会初制覇・第14回全国小学生学年別柔道大会5年生男子即日レポート

(2017年8月20日)

※ eJudoメルマガ版8月20日掲載記事より転載・編集しています。
軽量級は荒川琉正、重量級は髙橋楓芽が全国大会初制覇
第14回全国小学生学年別柔道大会5年生男子即日レポート
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45kg超級決勝、髙橋楓芽(愛媛・三島柔道会)が柴田陽(東京・TCU Jr) から払腰「技有」

学年別、体重別、男女別の個人戦で争われる第14回全国小学生学年別柔道大会は20日、北海道立総合体育館メインアリーナ(札幌市)で開催され、5年生男子は45kg級で荒川琉正(宮崎・宝道場)、45kg超級で髙橋楓芽(愛媛・三島柔道会)がそれぞれ優勝を飾った。

荒川は「優勝候補だと思っていた」という秋吉航輔(福岡・大刀洗豪武館)を決勝で破っての戴冠。相手の特徴を踏まえて試合を組み立てたというクレバーさを見せる一方で、「特技は戦った相手とすぐ仲良くなれること」と破顔、表彰式ではライバルたちと笑顔で健闘をたたえあっていた。

髙橋は決勝以外をすべて一本勝ちという圧勝。決勝でも柴田陽(東京・TCU Jr)が放ち続ける背負投に怖じず、呼吸を整えると鉈を振り下ろすような払腰一閃、「技有」を獲得して優勝に辿り着いた。

両階級の決勝戦評と入賞者、優勝者のコメントおよび準々決勝以降の結果は下記。

■ 5年生男子45kg級
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45kg級決勝、荒川琉正が組み手を制し、嫌った秋吉航輔を蹴り崩す

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荒川は徹底して寝勝負、最後は横四方固「一本」で勝利

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45kg級優勝の荒川琉正

【決勝戦評】

荒川琉正(宮崎・宝道場)○横四方固(2:21)△秋吉航輔(福岡・大刀洗豪武館)
決勝は秋吉、荒川ともに左組みの相四つ。荒川の組み手のしつこさを悟った秋吉、早々に外巻込の形でいったん展開を切ろうとするが荒川すかさずその背について寝技を展開「待て」。
続く展開は袖の殺し合いとなるが、これも秋吉は腕を抱いて巻き込みの形で回避。荒川またもや積極的に寝勝負を展開する。以後荒川は左背負投、秋吉は左内股に支釣込足で攻め返し、試合は中盤へ。
荒川の組み手の粘着に耐えかねた秋吉再び内股巻込で展開を切ろうとするが、荒川は簡単に潰れることを許さず、背中につくと左足で相手の左脚を前から蹴って潰し、自分の形で寝技に持ち込む。畳に引きずり込むとその胴を抱え、自身の脚越しにめくり返して腕を確保、さらに脇を差して、次いで頭を抱えてと的確に手順を進めて横四方固。粘り強い組み手にしつこい寝技、秋吉はついにその網に絡めとられたという体で動けず2分21秒「一本」。

【入賞者】
優 勝:荒川琉正(宮崎・宝道場)
準優勝:秋吉航輔(福岡・大刀洗豪武館)
第三位:中村柔登(神奈川・箱根町柔道協会)、中嶋和楽(愛知・東海少年柔道教室)

荒川琉正選手のコメント
「初めての全国優勝、凄くうれしいです。優勝は狙っていました。決勝で当たる秋吉君を優勝候補として意識していて、『やらせないぞ』と思っていました。(-寝技が得意?)『胴回し』や裾を持って相手を固定する技が得意です。ただ決勝で徹底して寝技で勝負したのは、自分が得意というより、相手が苦手そうだなと思ったからです。相手に持たせずに柔道をするのが得意で、これが自分の強みだと思います。(-自分ではどんな性格だと思いますか?)お茶目(笑)。人を笑わせるのが好きだし、柔道をやった相手とすぐ仲良くなるし、これから試合をする相手ともすぐ友達になるのが得意です。次の目標は団体戦で全国大会ベスト4以上、個人戦でもう1回優勝すること。将来の目標は、尊敬する海老沼匡選手を柔道の内容でも、結果でも越えることです」

【準々決勝】

秋吉航輔(福岡・大刀洗豪武館)○内股(0:38)△髙谷駿(青森・藤崎町柔道スポーツ少年団)
中村柔登(神奈川・箱根町柔道協会)○優勢[技有・裏投]△岡本篤弥(静岡・静岡錬心館)
中嶋和楽(愛知・東海少年柔道教室)○優勢[判定]△竹田晃(愛媛・棟田武道館)
荒川琉正(宮崎・宝道場)○優勢[判定]△吉田乙貴(兵庫・広畑柔道教室)

【準決勝】

秋吉航輔○優勢[技有・大内刈]△中村柔登
荒川琉正○崩袈裟固(2:57)△中嶋和楽

【決勝】

荒川琉正○横四方固(2:21)△秋吉航輔

■ 5年生男子45kg超級
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45kg超級決勝、柴田陽が体格差に怖じず右背負投を連発

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終盤、高橋楓芽が柴田の突進を呼び込んで払腰、2つ目の「技有」を得る

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45kg超級優勝の高橋楓芽

【決勝戦評】

髙橋楓芽(愛媛・三島柔道会)○優勢[技有・払腰]△柴田陽(東京・TCU Jr)
決勝は高橋が左、柴田が右組みのケンカ四つ。柴田は低い身長と小さい体を生かして髙橋の懐の中に立ったまま潜り込み、釣り手を高く釣り上げて右背負投。入ってから体を一杯に使って投げ切ることを狙う、この大技を度々見せる。
しかしこれをじっくり見極めた髙橋、34秒に呼吸を整えると満を持しての左払腰一撃。これまでの試合時間すべてを使って溜めた力を一気に吐き出すような、この初弾で見事「技有」を獲得する。
ビハインドの柴田はしかし顔色を変えず、低い背を生かして釣り手を高く釣り上げる「立ち背負い」に入り続ける。体格差をものともしない大技の連発に場内大いに沸き、1分13秒には払巻込に潰れた髙橋に偽装攻撃の「指導」。
しかし終盤戦は高橋の圧力が効き始め、2分9秒柴田に場外の「指導」、残り27秒には同じく場外で「指導2」と立て続けに反則ポイントが積み重なる。これまで背負投に深く入り込んで感触を掴んでいる柴田、一発逆転を期して遠間から相手の懐に突っ込むが髙橋はこれに左払腰を合わせて2つ目の「技有」。残り時間はこの時点で僅か4秒、このまま髙橋の優勝が決まった。

【入賞者】
優 勝:髙橋楓芽(愛媛・三島柔道会)
準優勝:柴田陽(東京・TCU Jr)
第三位:野元琉弥(福岡・小倉東少年柔道クラブ)、竹吉瑞樹(群馬・田島道場)

髙橋楓芽選手のコメント
「優勝して、スカっとしています。優勝は狙っていたし、それほど言葉にはしていなかったけど、心の中では『いける』と思っていました。決勝の前は・・・『これに勝ったら褒められるな』と思いました。(-決勝の前、先生に何かアドバイスをしてもらいましたか?)『勝ったら北海道のジャガイモをたくさん食べさせてやる』と言われました。(-ジャガイモが好きなの?)別にそんなことはないです。尊敬する選手は、ベイカー茉秋選手。カッコいいし、しっかり投げる技があるので。来年も優勝を目指します」

【準々決勝】

柴田陽(東京・TCU Jr)○優勢[判定]△野澤貴哉(石川・犀川柔道教室)
野元琉弥(福岡・小倉東少年柔道クラブ)○横四方固(2:24)△辺方寿希(奈良・橿原市柔道クラブ)
髙橋楓芽(愛媛・三島柔道会)○上四方固(2:13)△名郷颯馬(愛知・稲沢柔道会)
竹吉瑞樹(群馬・田島道場)○優勢[技有・大外刈]△西出大毅(和歌山・健心館畠中道場)

【準決勝】

柴田陽○横四方固(3:00)△野元琉弥
髙橋楓芽○払腰(1:07)△竹吉瑞樹

【決勝】

髙橋楓芽○優勢[技有・払腰]△柴田陽


取材・文:古田英毅

※ eJudoメルマガ版8月20日掲載記事より転載・編集しています。

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