PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

投げの威力押し出した本格派2名が頂点獲得、軽量級は川端倖明、重量級は木原慧登が初優勝飾る・第14回全国小学生学年別柔道大会6年生男子即日レポート

(2017年8月20日)

※ eJudoメルマガ版8月20日掲載記事より転載・編集しています。
投げの威力押し出した本格派2名が頂点獲得、軽量級は川端倖明、重量級は木原慧登が初優勝飾る
第14回全国小学生学年別柔道大会6年生男子即日レポート
eJudo Photo
50kg超級準決勝、木原慧登(広島・有朋柔道塾)が三浦康瑚(三重・さざれ道場)から大外刈「一本」

学年別(5、6年生のみ)、男女別、体重別(2階級)で争われる第14回全国小学生学年別柔道大会が20日、北海道立総合体育館メインアリーナ(札幌市)で開催され、6年生の部は50kg級で川端倖明(千葉・中山柔道会)、50kg超級で木原慧登(広島・有朋柔道塾)がそれぞれ初優勝した。

50kg級は優勝候補に挙げられていた昨年2位の川端と、昨年3位の坪根武士(福岡・善柔館)の2人がそれぞれ素晴らしい投げを連発してベスト4入り。ともに準決勝では戦術派の粘戦にあったがこれを跳ねのけて勝ち上がり、決勝では息詰まる投げ合いの末に川端が「技有」優勢で勝利した。

50kg超級は昨年3位の木原が、5戦して3つの一本勝ちとこちらも好成績で優勝。準決勝では、2回戦で昨年の覇者東家龍樹(熊本・大津警察署大翔館)を破って勝ち上がってきた三浦康瑚(三重・さざれ道場)を大外刈「一本」に仕留め、決勝では紙永雄大(徳島・藍住真導スポーツ少年団)を横四方固「一本」で破った。

両階級の決勝戦評と入賞者、優勝者のコメントおよび準々決勝以降の結果は下記。

■ 6年生男子50kg級
eJudo Photo
50kg級決勝は坪根武士(福岡・善柔館) と川端倖明(千葉・中山柔道会)による息詰まる投げ合い

eJudo Photo
川端が坪根の左小外刈を透かし、振り返して「技有」

eJudo Photo
50kg級優勝の川端倖明

eJudo Photo
50kg級準決勝、坪根武士が田窪剛共(島根・開星柔道クラブ)から大内刈「一本」

【決勝戦評】

川端倖明(千葉・中山柔道会)○優勢[技有・小外刈]△坪根武士(福岡・善柔館)
川端、坪根ともに左組みの相四つ。川端がまず右袖釣込腰、続いて遠間から得意の足技を飛ばしてチャンスを伺う。坪根の鋭い大内刈をきっかけに逆に組み手をしっかり作った川端、思い切って前進すると坪根が畳を割って45秒場外の「指導」。奮起した坪根は左大内刈から左背負投に繋ぎ、川端が背を横断する形で耐えるとみるや体ごと横にローリングして決めに掛かり、あわやポイントという場面を作り出す。
勢いを得た坪根は続いて左小内刈の牽制から左小外刈、低く体を捨てて投げに掛かるが川端反応良く透かして刈り返し、1分33秒「技有」。
もはや投げるしかないと坪根接近して移腰、これに川端が応じて移腰の打ち合いとなる。川端高々と坪根の体を持ち上げるがしかしこの攻防は畳に降りた坪根の左内股に収束、しかし川端は自らも脚を挙げながら相手を捩じって投げ合いに応じ、崩れた坪根に被さって抑え込む。この横四方固で勝負あったかに思われたが、坪根必死で逃れ数秒で「解けた」。
以降は坪根が猛攻、左大腰から内股と取り味のある技を連発。2分23秒には鋭い小外刈で川端を伏せさせると直後川端に「指導1」。坪根はさらに横から帯を握っての左釣腰、しかし危うい体勢になった川端逃げずに帯を持ち返して大内刈で応戦。残り時間10秒から坪根はさらに左一本背負投、左大腰と連発するがこの技がもろとも潰れたところでタイムアップ。息詰まる投げ合いは川端の勝利に終わった。

【入賞者】
優 勝:川端倖明(千葉・中山柔道会)
準優勝:坪根武士(福岡・善柔館)
第三位:福田大和(兵庫・二見少年柔道クラブ)、田窪剛共(島根・開星柔道クラブ)

川端倖明選手のコメント
「優勝する自信は、ありました。去年は決勝で負けてしまったのですが、今年こそは勝って支えてくれた人たちに恩返しをしたかった。今日も凄く立派な応援旗を作って来てくれていて、試合の前に見て心強かったです。準決勝がきつかったですが、決勝の前には先生に『いつも通りの柔道をやれば勝てる』と励ましていただいて、落ち着いて戦えました。(-投げの威力が素晴らしいですが、どんなことに気を遣って稽古していますか?)相手を投げ捨てるのではなく、叩きつけることを考えています。飛ばしてしまうと『一本』にならないのでしっかり投げ切ることを意識して練習しています。次の目標は、1年生で全国中学大会に優勝すること。将来はオリンピックで金メダルを目指します」

【準々決勝】

川端倖明(千葉・中山柔道会)○背負投(1:50)△滝純志郎(福井・鯖江柔道スポーツ少年団)
福田大和(兵庫・二見少年柔道クラブ)○優勢[判定]△都市太利(広島・有朋柔道塾)
田窪剛共(島根・開星柔道クラブ)○優勢[技有・小内刈]△佐藤信吾(青森・鶴田町柔道少年団)
坪根武士(福岡・善柔館)○大腰(0:31)△藤山丈太郎(愛媛・三間柔道クラブ)

【準決勝】

川端倖明○優勢[判定]△福田大和
坪根武士○大内刈(2:37)△田窪剛共

【決勝】

川端倖明○優勢[技有・小外刈]△坪根武士

■ 6年生男子50kg超級
eJudo Photo
50kg超級決勝、木原慧登が巧みな釣り手操作で主導権を確保

eJudo Photo
木原が紙永雄大から左小外掛「技有」

eJudo Photo
50kg超級優勝の木原慧登

【決勝戦評】

木原慧登(広島・有朋柔道塾)○横四方固(2:05)△紙永雄大(徳島・藍住真導スポーツ少年団)
木原が左、紙永が右組みのケンカ四つ。木原が支釣込足で牽制を入れると体格に勝る紙永は右内股、しかし木原が左内股をかち合わせて無力化、「待て」。
互いに釣り手一本で引き手を求める形となるが、木原は釣り手を巧みに振って紙永を崩し続け、さらにこの釣り手操作で相手を寄せながら引き出しの左大内刈。紙永が潰れ、直後の48秒紙永に「指導1」。
奮起した紙永は右内股に膝を着きながらの右大腰と大技を見せるが、いずれも木原はかわし、すかさず自身の左内股と大内刈を撃ち返して展開を譲らず。1分30秒には左体落から内股、さらに上下のあおりと動きを止めず、紙永たまらず潰れて「待て」。木原が完全に主導権を掌握する。
続く展開、木原は前技のフェイントを入れると密着しながら思い切った左小外掛。まともに食った紙永吹っ飛んでこれは「技有」、木原はそのままガッチリ横四方固に抑え込んで「一本」に辿り着く。捌いて、組んで、投げて、抑えてと木原が素晴らしい内容で勝利、全国小学生学年別大会初優勝を達成した。

【入賞者】
優 勝:木原慧登(広島・有朋柔道塾)
準優勝:紙永雄大(徳島・藍住真導スポーツ少年団)
第三位:三浦康瑚(三重・さざれ道場)、市谷櫂人(大阪・養気塾柔道クラブ)

木原慧登選手のコメント
「これまで一生懸命努力して来たので、優勝出来てうれしいです。(-優勝候補との前評判が高かったですね?)まったく意識していませんでした。自分の柔道をやることだけを目標に戦いました。具体的には、どんなに相手が大きくても組んで『一本』を取ることです。大きい選手と戦うときにはまず最初に『指導』を獲って波に乗っていく、そして出てくる相手を投げることを考えています。(-投げの威力が素晴らしいですが、どうやって鍛えていますか?)Youtubeで動画を見て研究しています。よく見るのは、井上康生さんの内股。これからも内股を磨いていきたい。一発で相手を跳ね上げるような良い技を作りたいです。次の目標は9月のマルちゃん杯で団体優勝すること。将来はオリンピックで金メダルを獲りたい」

【準々決勝】

三浦康瑚(三重・さざれ道場)○優勢[技有・払腰]△北條允人(群馬・大胡柔道スポーツ少年団)
木原慧登(広島・有朋柔道塾)○優勢[技有・払腰返]△粟野隆也(茨城・下妻優心塾)
市谷櫂人(大阪・養気塾柔道クラブ)○出足払(0:42)△杉本明豊(愛媛・棟田武道館)
紙永雄大(徳島・藍住真導スポーツ少年団)○大内刈(2:56)△冨田猛瑠(愛知・東海少年柔道教室)

【準決勝】

木原慧登○大外刈(1:02)△三浦康瑚
紙永雄大○優勢[判定]△市谷櫂人

【決勝】

木原慧登○横四方固(2:05)△紙永雄大


取材・文:古田英毅

※ eJudoメルマガ版8月20日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る
→「書評・DVD評」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.