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南筑のエース素根輝の配置が他校戦略決定の中心軸、優勝の行方は混沌・第66回インターハイ柔道競技女子団体戦展望

(2017年8月9日)

※ eJudoメルマガ版8月9日掲載記事より転載・編集しています。
南筑のエース素根輝の配置が他校戦略決定の中心軸、優勝の行方は混沌・第66回インターハイ柔道競技女子団体戦展望
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選抜体重別王者・素根輝を擁する南筑高の存在が今大会展望のカギ

■有力校

7月の金鷲旗全国高校柔道大会で決勝5人抜きを果たして伝説を作ったばかりの南筑高・素根輝が、今大会女子団体戦でも「話題の中心」。「優勝候補筆頭」と言い切って書き出せないのは同校周辺戦力の2枚の戦力が他校のエース級との対戦を考えた場合決してその装甲絶対的に厚いというところまでは言えないからであり、しかしそれでも素根から稿を起こさざるを得ないのは3人制団体というレギュレーションの中で「誰と戦っても必ず一本勝ち出来る」エースの存在はあまりに決定的である(ロジック上引き分け1つさえ獲得すればどんな相手にも必ず勝てる)からである。よって素根の配置は今大会の様相をそのまま決めてしまう最重要要素。ゆえに本稿では素根の配置とエースがぶつかるか否か、という観点からそのまま有力校を紹介し、大会のプレビューとしてみたいと思う。三人制はオーダー順が開示されるまで展望が成り立ちにくく、配信がギリギリのタイミングとなってしまったこと、お許し願いたい。

素根の位置は中堅。エースが明確である以上、そして組み合わせ発表以前にオーダー順を提出しておかなければいけない以上、3人制無差別(=配列自由)の団体戦においてエースの中堅配置はオーソドックスほどオーソドックス過ぎる策で、これはまことにもって妥当。先鋒は古賀彩音、大将は草場菜々美で補欠登録が古野彩佳。

全国高校選手権の覇者で金鷲旗大会でも南筑と決勝を争った夙川学院高は先鋒から63kg級の岡田萌、70kg級カデ王者の新名寧々、57kg級の小西彩菜という布陣。最重量級の全日本カデ王者である吉峰芙母絵を補欠登録に残しており、この選手の大将枠への投入が確実視される。阿部詩が絶対のエースとして君臨した高校選手権(体重別団体)のような絶対性のあるポジションはないが、中堅以外の2枚も含めてすべてのポジションに平均値の高い選手を配したことでやはり打倒南筑の第一として考えるべきだろう。総合力では頂点にもっとも近いレベルにある。

高校選手権2位でこれも戦力の平均値が高い大成高(愛知)はエースの和田梨乃子(78kg級)を中堅に置いた。先鋒は最重量級の2年生佐藤陽子で、大将が70kg級の永田かな、補欠は63kg級の山室未咲。こと南筑戦に限って考えれば、エース和田が取られる「マイナス2点」の状況を想定しても周辺戦力の厚さが十分あり、このチームも同校打倒の資格を持つ戦力があるといえるだろう。

明確な意図を以て敢えて中堅を「空けた」のが桐蔭学園高。エース朝飛七海を先鋒に、1年生ポイントゲッター朝飛真実を大将に分散配置した。中堅は渡邊明日香、補欠登録が野澤知莉。もともと戦力を均した3枚の平均値でも上位対戦を勝ち抜く力を持ったチームであるが、この真ん中にへこみを作ったスライド策で朝飛真美と朝飛七海の仕事量と責任は重くなったものの、相対戦力は一段引っ張りあがった感がある。

中堅校は、松田美悠を真ん中に据えた小杉高(富山)に代表されるようにエース中堅配置のオーソドックスオーダーを組んだ。創志学園高(岡山)も中堅に古賀ひよりを置いて策は相似だが、こちらは浦明澄を補欠に取り置いてオーダーの運用に含みを残した。先鋒登録は岸本菜々美、同大将は小林静香。

上位対戦を虎視眈々と見据え、戦略性を以て成績の一段底上げを狙うレベルの強豪たちはエースを補欠に取り置く策に出た。高橋瑠璃を取り置いた帝京高(東京)は大将枠への投入が濃厚(先鋒熊木悠花、中堅中村愛美、大将西原真緒)、東大阪大敬愛高(大阪)も嘉重春樺を補欠に残し、埼玉栄も切り札の富沢佳奈を手元に残した。埼玉栄は名将・本松好正監督がインターハイ最重要視を明言しておりひときわ不気味。先鋒から佐藤星麗七、苗村沙也加、都結乃と重量級選手を並べる中で、純粋に戦力アップだけを考えれば富沢の投入位置は中堅のはず、しかしトーナメントの「当たり」と自軍の最高到達成績を見据えて、どのような采配を振るうか、非常に楽しみである。

■組み合わせ

大成と帝京がAブロック2回戦、夙川学院と桐蔭学園がCブロック3回戦、南筑は小杉とDブロック2回戦と、超強豪と刺客のペアがかなり「均等に偏った」トーナメントだ。

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※ eJudoメルマガ版8月9日掲載記事より転載・編集しています。

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