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「目の色変わった3年生の頑張りに期待、一戦一戦しっかり戦って決勝を目指す」第91回金鷲旗高校柔道大会男子有力校監督インタビュー③国士舘高・岩渕公一監督

(2017年7月14日)

※ eJudoメルマガ版7月14日掲載記事より転載・編集しています。
「目の色変わった3年生の頑張りに期待、一戦一戦しっかり戦って決勝を目指す」
第91回金鷲旗高校柔道大会男子有力校監督インタビュー③国士舘高・岩渕公一監督
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―全国高校選手権では初戦敗退でしたが、先日の東京都予選(優勝)を見たときには、まるで別のチームという印象を受けました。

そこまではいかないよ(笑)。ちょっとはしぶとくなってきたけど、まだまだ全体的にもう少し層が厚くならないとね。

―斉藤立選手、加えて道下新大選手という1年生2人のレギュラー入りの影響は大きいのではないでしょうか?

そうですね。例年なら道下くらいのレベルの1年生が1人選手に入って来るか、というところだけど今年はこれまで2、3年生が苦労していたから。色々ちょっと様子が違う代です。斉藤立に関しては、私が当初思っていたよりはるかに伸びしろがありますね。現時点でも4月よりはるかに良い。体力もあるし、下半身が良くなってスタミナがついて来ました。

―関東大会でも優勝の原動力となりました。もう少し斉藤選手の話を伺ってもよろしいですか?

大学にも度々稽古に行っているんだけど、現役大学生やコーチに聞くと、立とやると物凄く疲れるんだそうです。2分くらいでへとへとになってしまうらしい。ケンカ四つの相手なんかは組んでいるだけで右(釣り手)がきつくなってきて耐え切れないと。重さ、圧、そして何よりあの柔らかさがものすごいプレッシャーになるというか、相手の力を吸収してしまうんだね。見ている印象以上に、やっている連中は物凄いきついんだと。立は掛け潰れないから、組み続けないといけないしね。関東ジュニアでも「これはちょっと厳しいかな」という相手にしっかり勝ち続けたのは驚きました。普通は組み手の左右で得意と苦手があるものだけど、彼は右組みには体落に内股、左相四つには大外刈に内股としっかり取って来る技がある。連続技を使いこなすほどの体幹や脚力はこれからだけど、柔道の偏差値が高いんだね。

―柔道の偏差値が高い!面白い言葉ですね。

時々「こういうときはどう攻める?」とか状況を想定した問答をやるんだけど、彼がやりたいこととこちらがやらせたいことがきちんと合致するんだよね。今の「偏差値」の話はそのあたりも含めて。また、普通は大きい選手というのはどこかで稽古を抜くところがあるんだけど、彼はとにかく練習する。捨て稽古なんかでも最後まで投げ続けている。これは大したものだと思います。怪我をさせることなく、しっかりやらせていきたいですね。

―周囲への影響も大きいのでは?

他の連中も必死ですよ。立がいるので、そこまで、どこまで負けないで勝負を持っていけるかと真剣にやっています。金鷲旗はそこが最大のポイントですね。

―道下選手も1年生ながら非常に良いですね?

バランスが良いですよね。スポっと低く座られても滅多に飛ばない。この1年生二人が頑張っているので、織茂(友多郎)、三谷(大)、清水(雅義)、長島(光希)あたりは必死ですよ。三谷は個人戦の心配がなくなったので、今ウエイトトレーニングもやって体重も増やしていて、これは期待しています。清水は肘さえ治れば他校のポイントゲッターを全部止めてしまうくらいの力がある。まだ、だましだましの稽古なのでどうしてもスタミナがつきませんが、これからですよ。

―キーマンは?

今の話がそのまま、清水と三谷ですかね。今年のうちは、三谷が獲って来た試合はだいたい勝っている。三谷が勝つとチームが乗るんですよ。2人とも課題はスタミナですが、奮起に期待しています。

―常々仰る「国士舘らしさ」、「しぶとさ」がだいぶ練れて来たのでは?

これから次第です!(笑)。今は大学に行って、4×5の5セットの乱取りとかに半分くらいは出させてもらって、かなりガッチリやっています。他大学、強豪校もたくさん集まっていて良い稽古環境ですよ。試験の後で今は体力がないけど、まさにガンガン上げているところで、これから高校に戻って、大会に向けて仕上げていくという段階ですね。

―率直に言って、仕上がり具合は?

まだ7割。例年この時期に頭を悩ませる、大きな怪我がないのは救いです。ただ、小さい連中が多いので、試合で失敗が許されないんですよ。そのためには弱気はダメ。斉藤が大将にいるけど、そこに頼るようでは話にならない。これは敢えて言葉にしていませんが、選手たちは言われなくても重々わかっていますから。あとは「自分が取る」という気持ちになること、他人に任せず自分で試合を決める覚悟ですね。

―最後に一言、大会に向けて決意をお願いします

今年は、いきなり優勝を目指すようなことは言いません。一戦一戦しっかり戦って、調子を上げながら、決勝まで勝ち上がりたいと思います。


※インタビューは7月14日に行われました

※ eJudoメルマガ版7月14日掲載記事より転載・編集しています。

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