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グランプリ・フフホト2017最終日5階級プレビュー

(2017年7月1日)

※ eJudoメルマガ版7月2日掲載記事より転載・編集しています。
最終日5階級(男子90kg級、100kg級、100kg超級、女子78kg級、78kg超級)プレビュー
グランプリ・フフホト大会2017
■ 90kg級 アレクサンダー・クコルとフセン・ハルモルザエフの決勝に期待
(エントリー14名)

現在世界ランク1位のアレクサンダー・クコル(セルビア)とフセン・ハルモルザエフ(ロシア)がトーナメントの中心。顔ぶれを見る限り、見どころは両者の勝ち上がりと決勝の直接対決に絞られる。

クコルはリオデジャネイロ五輪直前期から結果を残し始め、コンスタントに国際大会出場を続けてランキング1位の座を手にした選手。強豪であるには違いないが、純実力的には世界選手権ベスト8から16くらいの位置が妥当だと思われる。

対するフセン・ハルモルザエフ(ロシア)も、五輪直前期に行われたワールドマスターズ・グアダラハラ大会で現在ではスタンダードな技術となった帯取返(通称「ハバレリ」)を用いて準優勝、一気に階級の主役級へとのし上がった選手だ。ただしハルモルザエフに関しては2月のグランドスラム・デュッセルドルフ大会決勝で階級屈指の強者であるベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)と死闘を演じた実績があり、その実力は十分世界選手権の表彰台に手が届くレベルに達していると思われる。

上記2人に割って入る可能性がある選手としてはマゴメド・マゴメドフ(ロシア)がいるが、国際的な実績からもロシア国内の序列を考えても、ハルモルザエフに勝利することは少々考えにくい。冒頭書いた通り2強の出来と対決が唯一最大の見どころだ。

【プールA】
第1シード:アレクサンダー・クコル(セルビア)
第8シード:ニコラス・ムンガイ(イタリア)

【プールB】
第4シード:ガンツルガ・アルタンバガナ(モンゴル)
第5シード:ヴァヒド・ノウリ(イラン)

【プールC】
第2シード:フセン・ハルモルザエフ(ロシア)
第7シード:ダヴィド・クラメルト(チェコ)

【プールD】
第3シード:マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
第6シード:ガボル・ヴェル(ハンガリー)

■ 100kg級 羽賀龍之介の圧勝Vに期待
(エントリー15名)

羽賀龍之介(旭化成)が国際大会に復帰。羽賀は出場予定だった2月のグランプリ・デュセルドルフを左足指骨折のために欠場しており、今大会がリオデジャネイロ五輪以来の国際大会出場となる。

トーナメントのレベルは高くないものの、長身からの巴投を得意とするマーティン・パチェック(スウェーデン)や逆に長身選手を得意としているキリル・デニソフ(ロシア)など厄介な選手が参加しており、一筋縄ではいかない陣容だ。とはいえ、好調時の羽賀であればいずれも投技で具体的なポイントを得て勝利し得る力関係の選手ばかりであり、求められる結果はあくまで優勝だ。

6月の全日本実業団体ではおとなしいパフォーマンスに終始した羽賀だが、世界選手権に向けてどう仕上がって来ているのか。何より得意の内股が炸裂するかどうか、この点に注目して観戦したい。

【プールA】
第1シード:マーティン・パチェック(スウェーデン)
第8シード:ジュリアーノ・ロポルチオ(イタリア)

【プールB】
第4シード:羽賀龍之介(旭化成)
第5シード:ズラトコ・クムリッチ(クロアチア)

【プールC】
第2シード:カズベク・ザンキシエフ(ロシア)
第7シード:ブンドルジ・ジャンチフドルジ(モンゴル)

【プールD】
第3シード:キリル・デニソフ(ロシア)
第6シード:ヨアキム・ドファービ(スウェーデン)

■ 100kg超級 ルカシュ・クルパレクの100kg超級2勝目なるか、アジア王者キム・スンミンの出来にも注目
(エントリー13名)

トップ選手の出場はないものの、アンドレイ・ヴォルコフ(ロシア)にキム・スンミン(韓国)、ルカシュ・クルパレク(チェコ)と高い地力を誇る選手が複数参戦、技巧派のウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)にイアキフ・ハモー(ウクライナ)も加わってなかなかに面白いトーナメントとなった。

なかでも注目したいのはアジア選手権で七戸龍(九州電力)に勝利して勢いに乗るキムと世界選手権前にワールドツアーのタイトルが欲しいクルパレクが同居したプールB。クルパレクは100kg超級での大会出場を重ねる毎に大型選手との戦いに順応してきている感があり、グランプリ・アンタラヤでは見事に優勝、ヨーロッパ選手権でも優勝したグラム・ツシシヴィリ(ジョージア)に敗れたもののしっかり3位を獲得している。地力だけで考えればクルパレクが優位だが、ベテランらしい巧さとここ一番での馬力を持っているキムが意外に食い下がる可能性もあり、見ごたえのある一番になるはずだ。

また、プールD準々決勝のウルジバヤルとハモーによる1994年生まれのライバル同士による対戦にも期待したい。近頃上昇気運にあるウルジバヤルが、同期の出世頭の座を奪ったハモーを相手にどのような試合を披露するのか。ともに短躯の技巧派同士であり、こちらも面白い試合になるはずだ。

【プールA】
第1シード:アンドレイ・ヴォルコフ(ロシア)
第8シード:アントン・クリヴォボコフ(ロシア)

【プールB】
第4シード:キム・スンミン(韓国)
第5シード:ルカシュ・クルパレク(チェコ)

【プールC】
第2シード:スタニスラフ・ボンダレンコ(ウクライナ)
第7シード:ジャンビル・ツルジナリエフ(カザフスタン)

【プールD】
第3シード:ウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)
第6シード:イアキフ・ハモー(ウクライナ)

■ 78kg級・佐藤瑠香が優勝候補筆頭、山場は準決勝のパク・ユジン戦
(エントリー13名)

第1シードの佐藤瑠香(コマツ)が優勝候補。対抗馬は昨年のグランドスラム・東京大会で佐藤と決勝を争ったパク・ユジン(韓国)だ。トーナメントにこの2名に伍するような選手はおらず、両者が対戦する準々決勝が事実上の決勝となるだろう。佐藤はグランドスラム・パリ大会におけるオドレイ・チュメオ(フランス)戦の敗北を受けて両袖の技を練習していると語っており、このあたりは大いに注目しておきたいところ。相手に付き合い過ぎて技出しが遅くなる傾向のある佐藤の、再ブレイクのきっかけになり得るポイントかもしれない。

【プールA】
第1シード:佐藤瑠香(コマツ)
第8シード:ブリギタ・マティッチ(クロアチア)

【プールB】
第4シード:パク・ユジン(韓国)
第5シード:アントニナ・シュメレワ(ロシア)
有力選手:ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)

【プールC】
第2シード:カレン・スティーフェンソン(オランダ)
第7シード:アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア)

【プールD】
第3シード:アナスタシア・タルチン(ウクライナ)
第6シード:イ・ジョンユン(韓国)

■ 78kg超級 山本沙羅のワールドツアー初優勝に期待
(エントリー9名)

一線級の選手の参加はなく、コンチネンタルオープンレベルの低空飛行トーナメントとなった。

優勝候補は第5シード配置の山本沙羅(ミキハウス)。意外にもワールドツアー初参戦の山本だが、国内では4月の選抜体重別選手権で朝比奈沙羅(東海大3年)に勝利するなど存在感を示し続けており、実力は十分。今大会におけるツアー常連選手は第1シードのエリザヴェータ・カラニナ(ウクライナ)のみで、力をきちんと出せば優勝には十分手が届くと見ておいて良いだろう。

上記2人以外ではグランプリ・カンクン大会を制して勢いに乗る第2シードのイヴァナ・スタロ(クロアチア)に注目したい。

【プールA】
第1シード:エリザヴェータ・カラニナ(ウクライナ)
第8シード:マリーア・シェケロワ(ロシア)

【プールB】
第4シード:リ・ナン(中国)
第5シード:山本沙羅(ミキハウス)

【プールC】
第2シード:イヴァナ・スタロ(クロアチア)
第7シード:ハン・ミジン(韓国)

【プールD】
第3シード:バトトルガ・ムンフツヤ(モンゴル)
第6シード:エルデネビレグ・ガンディーマー(モンゴル)


文責:林さとる/古田英毅

※ eJudoメルマガ版7月2日掲載記事より転載・編集しています。

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