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好調イスラエルとブラジルが複数階級で上位入賞、スペインも若手選手が2階級を制す ・グランプリカンクン2017男子7階級概況

(2017年6月23日)

※ eJudoメルマガ版6月23日掲載記事より転載・編集しています。
好調イスラエルとブラジルが複数階級で上位入賞、スペインも若手選手が2階級を制す
グランプリ・カンクン2017男子7階級概況
■ 60kg級・ガリーゴスが優勝、注目のペリムが2位入賞果たす
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60kg級決勝、フランシスコ・ガリーゴスがフェリペ・ペリムに裸絞で襲い掛かる

(エントリー18名)

【入賞者】
1.GARRIGOS, Francisco (ESP)
2.PELIM, Phelipe (BRA)
3.MCKENZIE, Ashley (GBR)
3.VERSTRAETEN, Jorre (BEL)
5.DIAZ, Adonis (USA)
5.BEN DAVID, Daniel (ISR)
7.CALLE, Dilmer (PER)
7.PATINO VILLAGRA, Michael (PER)

第1シードに座ったフランシスコ・ガリーゴス(スペイン)が格の違いを見せつけ優勝。今大会に参加した階級上位選手はガリーゴスのみで、結果としては極めて順当なものと言える。準優勝は第2シードのフェリペ・ペリム(ブラジル)。ペリムはグランプリ・デュッセルドルフ大会でリオデジャネイロ五輪銀メダリストのイェルドス・スメトフ(カザフスタン)を豪快な左大外刈「技有」で破り一躍注目を浴びた新興勢力。国内にエリック・タカバタケ(ブラジル)という強力なライバルがいるため今年の世界選手権代表は厳しいと思われるが、今後の戦いぶりにも注目したい面白い選手だ。

■ 66kg級・フリッカーが2度目のツアー優勝果たす
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66kg級決勝、タル・フリッカーがアルベルト・ガイテロマーティンを袈裟固で抑え込む

(エントリー19名)

【入賞者】
1.FLICKER, Tal (ISR)
2.GAITERO MARTIN, Alberto (ESP)
3.CASTILLO, Nabor (MEX)
3.POSTIGOS, Juan (PER)
5.SHMAILOV, Baruch (ISR)
5.JEREB, Andraz (SLO)
7.WYNS, Senne (BEL)
7.BURNS, Nathon (IRL)

強豪選手の出場はなし。グランドスラム・バクー大会で髙上智史(旭化成)を破って優勝したタル・フリッカー(イスラエル)が2度目となるワールドツアー優勝を果たした。フリッカーは長い手足と袖口グリップを駆使して状況を積み重ねる戦術派。今年に入ってから確実に力を着けてきており、イスラエルチームの好調ぶりも考慮すると世界選手権で意外な活躍をする可能性ありそうだ。

■ 73kg級・コンティーニが優勝、代表レース争うポンポシウバはブトブルに苦杯
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マルセロ・コンティーニがトハル・ブトブルを崩上四方固で抑え込む

(エントリー18名)

【入賞者】
1.CONTINI, Marcelo (BRA)
2.BUTBUL, Tohar (ISR)
3.WONG, Alonso (PER)
3.TURNER, Alexander (USA)
5.RAMIREZ, Javier (ESP)
5.ARAUJO, Eduardo (MEX)
7.GONZALEZ MARTINEZ, Dasnel (ESP)
7.DAWSON, Patrick (GBR)

階級上位の強豪選手の参加がない、明らかな低レベルトーナメント。その中でマルセロ・コンティーニ(ブラジル)が2014年グランドスラム・チュメン大会以来となる久々のワールドツアー優勝を飾った。国内のライバルであるアレックスウィリアムス・ポンボシウバ(ブラジル)は2回戦でトハル・ブトブル(イスラエル)に敗れており、さらにポンボシウバが昨年来序盤戦での敗退を重ねていることに鑑みれば今年の世界選手権代表にコンティーニが選出される可能性もありそうだ。

■ 81kg級・32歳ルセンティが意外な優勝、ペナウベルとウングバリは3位に留まる
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エマニュエル・ルセンティがエティエンヌ・ブリオンに右背負投

(エントリー23名)

【入賞者】
1.LUCENTI, Emmanuel (ARG)
2.BRIAND, Etienne (CAN)
3.PENALBER, Victor (BRA)
3.UNGVARI, Attila (HUN)
5.HATTON, Jack (USA)
5.MRVALJEVIC, Srdjan (MNE)
7.LIVESEY, Owen (GBR)
7.TURCIOS, Juan Diego (ESA)

32歳のベテラン、エマニュエル・ルセンティ(アルゼンチン)がワールドツアー初優勝。優勝候補であったアッティラ・ウングヴァリ(ハンガリー)とヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)はともに準決勝で敗れて3位だった。リオデジャネイロ五輪以来この階級の上位陣は団子状態。永瀬貴規(旭化成)とハサン・ハルモルザエフ(ロシア)の王者2人以外に安定して表彰台が狙える選手はおらず、今大会の中堅選手(無名と言っても差し支えない)ルセンティの優勝は序列定まらぬ階級の混戦模様を正しく反映した結果と言えるだろう。

■ 90kg級・21歳の新鋭シェラザディシヴィリがついにツアー初優勝果たす
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ニコラス・シェラザディシヴィリがツラル・サフグリエフに右内股

(エントリー14名)

【入賞者】
1.SHERAZADISHVILI, Nikoloz (ESP)
2.SAFGULIYEV, Tural (AZE)
3.MAJDOV, Nemanja (SRB)
3.SILVA MORALES, Ivan Felipe (CUB)
5.BROWN, Colton (USA)
5.BURT, Zachary (CAN)
7.MENDONCA, Bruno (BRA)
7.STOICA, Mark (ROU)

今年に入ってからグランプリ・デュッセルドルフ大会、グランドスラム・エカテリンブルグ大会とビッグトーナメントで5位を獲得しているニコラス・シェラザディシヴィリ(スペイン)がワールドツアー初優勝を飾った。シェラザディシヴィリは2014年と2015年に世界ジュニアで準優勝を果たしている21歳の若手有望株。世界ジュニアで敗れたクリスティアン・トート(ハンガリー)とベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)は既に階級のトップ選手として活躍している。前述の2人と比較するとまだまだ力不足だが、今後階級の主役の一人に成長するところまでは間違いなさそうだ。昨年のリオデジャネイロ五輪直前期にフランク・デヴィト(オランダ)とともに81kg級を沸かせたイワンフェリペ・シウバモラレス(キューバ)は4月のパンナム選手権優勝に続いて90kgに出場、準決勝でシェラザディシヴィリに苦杯を喫したものの、3位決定戦に勝利して表彰台を確保した。

■ 100kg級・好調イスラエルからパルチクがツアー初V
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ペテロ・パルチクがベンジャミン・フレッチャーに右背負投

(エントリー15名)

【入賞者】
1.PALTCHIK, Peter (ISR)
2.FLETCHER, Benjamin (GBR)
3.GRANDA, Andy (CUB)
3.AWITI-ALCARAZ, Philip (GBR)
5.CORREA, Luciano (BRA)
5.ARMENTEROS, Jose (CUB)
7.DESCHENES, Marc (CAN)
7.BRICENO, Thomas (CHI)

四つ角シードに配された4名が順当に準決勝まで勝ち上がり、決勝でベンジャミン・フレッチャー(イギリス)に勝利したペテロ・パルチク(イスラエル)が自身初となるワールドツアー初優勝を飾った。陣容の薄いトーナメントであったとは言え、パルチクが優勝したことで改めてイスラエルチームの好調ぶりが示された形だ。2014年世界選手権準優勝者のホセ・アルメンテロス(キューバ)はパフォーマンスが振るわず、準決勝でフレッチャーに片羽絞「一本」で敗れて3位決定戦は棄権した。

■ 100kg超級・モウラの好調続く、ワールドランキング1位も堅持
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イワンフェリペ・シウバモラレスの右内股巻込を捌くダヴィド・モウラ

(エントリー4名)

【入賞者】
1.MOURA, David (BRA)
2.GARCIA MENDOZA, Alex (CUB)
3.SOLIS, Francisco (CHI)
4.SOOFIANI, Arash (USA)

出場者は僅か4名。先月のグランドスラム・エカテリンブルグ大会でワールドツアー初優勝を果たしたダヴィド・モウラ(ブラジル)が決勝でアレックス・ガルシアメンドーサ(キューバ)を破り、勢いそのままに連勝を飾った。モウラはアスリート体型から繰り出す巴投や担ぎ技が売りの技巧派で、今大会では流行りの袖口グリップも使用している。優勝したことで世界ランクも1位まで上昇しており、世界選手権まで好調ぶりを維持できれば台風の目になる可能性も十分だ。


文責:林さとる

※写真は権利者の許可を得て掲載しています

※ eJudoメルマガ版6月23日掲載記事より転載・編集しています。

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