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グランドスラムエカテリンブルグ2017・最終日男子4階級プレビュー

(2017年5月20日)

※ eJudoメルマガ版5月20日掲載記事より転載・編集しています。
最終日男子4階級(81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級)プレビュー
グランドスラム・エカテリンブルグ大会2017
■ 81kg級・ハサン・ハルモルザエフが戦線復帰、渡邉勇人と2回戦で激突
(エントリー28名)

リオデジャネイロ五輪金メダリストのハサン・ハルモルザエフ(ロシア)が戦線に復帰。2回戦で早くも渡邉勇人(了徳寺学園)との対戦が組まれた。渡邉は昨年12月のグランドスラム・東京大会でも2回戦で階級を代表する強豪イヴァイロ・イヴァノフ(ブルガリア)と対戦して決勝ラウンドに進めず敗退している。もはや不運と言うほかないが、これはチャンスでもある。ハルモルザエフ越えを果たして上位進出を目指して貰いたい。

また、今大会にはハルモルザエフ以外にもアントワーヌ・ヴァロアフォルティエ(カナダ)やヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)といった五輪前から階級上位に位置していた強豪、あるいはフランク・デヴィト(オランダ)やアッティラ・ウングヴァリ(ハンガリー)ら今年に入ってから好成績を残している新上位陣が数多く参加している。序盤から好カードが続出する大会屈指の豪華トーナメントとなっており、世界選手権に向けて現在の81kg級の序列を整理する絶好の機会となるはずだ。

【プールA】
第1シード:フランク・デヴィト(オランダ)
第8シード:ラズロ・チョクナイ(ハンガリー)
有力選手:タマジ・キラコザシヴィリ(ジョージア)、ヨアキム・ボットー(ベルギー)

【プールB】
第4シード:ハサン・ハルモルザエフ(ロシア)
第5シード:モハメド・アブデラル(エジプト)
日本選手:渡邉勇人(了徳寺学園)

【プールC】
第2シード:ヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)
第7シード:アントワーヌ・ヴァロアフォルティエ(カナダ)
有力選手:ポープ=ドゥドゥ・エンジャイ(フランス)

【プールD】
第3シード:アッティラ・ウングヴァリ(ハンガリー)
第6シード:ゼベダ・レフヴィアシヴィリ(ジョージア)
有力選手:スタニスラフ・セメノフ(ロシア)

■ 90kg級・有力選手の参加は僅少、長澤憲大が優勝候補の筆頭
(エントリー23名)

ここのところハイレベルな陣容が整うことが続いていた90kg級だが、打って変わって今大会は一線級が揃って出場を回避。第1シードに特筆すべき実績を持たないマックス・スチュアート(イギリス)が座る、下位グランプリレベルのトーナメントとなった。優勝候補の1番手は長澤憲大(パーク24)。対抗馬となり得る選手はクリスティアン・トート(ハンガリー)とノエル・ファンテンド(オランダ)くらいだが、どちらも油断なく戦えば十分勝利できる相手であるはずだ。まずは最初の山場であるマゴメド・マゴメドフ(ロシア)戦に良い形で勝利して勢いをつけたいところ。

他に注目したいのは階級を上げてからまだ結果を残せていない2013年の81kg級世界選手権王者ロイク・ピエトリ(フランス)。今後この階級でキャリアを続けていくならばそろそろ結果がほしい時期であり、ライバルの少ない今大会で最低でもベスト4を目指したい。

【プールA】
第1シード:マックス・スチュアート(イギリス)
第8シード:ニコロス・シェラザディシヴィリ(スペイン)
有力選手:ロイク・ピエトリ(フランス)

【プールB】
第4シード:クリスティアン・トート(ハンガリー)
第5シード:ウサンギ・マルギアニ(ジョージア)
有力選手:ネマニャ・マイドフ(セルビア)

【プールC】
第2シード:ノエル・ファンテンド(オランダ)
第7シード:アブデラフマネ・ベナマディ(アルジェリア)

【プールD】
第3シード:マゴメド・マゴメドフ(ロシア)
第6シード:長澤憲大(パーク24)

■ 100kg級・上位選手の出場はなし、リパルテリアニの階級アップ後初優勝に期待
(エントリー23名)

階級の第1グループは誰も参加しておらずグランドスラムとしては少々寂しいトーナメント。とはいえ、100kg級の層の厚さに助けられて最低限のレベルは保たれた。絶対的な優勝候補はおらず、下記のリストに名前を挙げたシード選手全員に優勝の目がある。そのなかでも特に注目すべきは冬期欧州シリーズで好パフォーマンスを披露したミクロス・サーイエニッチ(ハンガリー)、トマ・ニキフォロフ(ベルギー)、ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)の3人。リオデジャネイロ五輪90kg級銀メダリストであるリパルテリアニの100kg級初優勝なるかに、注目したい。

この階級には当初日本からウルフアロン(東海大4年)が参加予定だったが、肩鎖関節の亜脱臼により出場を取りやめている。陣容を見る限り出場出来ていれば優勝して大量1000ポイントを獲得していた可能性が非常に高く、これはまことに残念。ウルフはこの欠場で世界選手権をノーシードで戦うことが濃厚となった。

【プールA】
第1シード:マーティン・パチェック(スウェーデン)
第8シード:イェフゲニース・ボロダフコ(ラトビア)

【プールB】
第4シード:ラファエル・ブザカリニ(ブラジル)
第5シード:ミクロス・サーイエニッチ(ハンガリー)
有力選手:アレクサンドル・イディー(フランス)

【プールC】
第2シード:トマ・ニキフォロフ(ベルギー)
第7シード:ベンジャミン・フレッチャー(イギリス)

【プールD】
第3シード:レイズ・ボウヤコウブ(アルジェリア)
第6シード:ルシアーノ・コヘア(ブラジル)
有力選手:ヴァーラム・リパルテリアニ(ジョージア)、ヨアキム・ドファービー(スウェーデン)

■ 100kg超級・有力選手が多数参戦、大型選手と技巧派選手の対決構図
(エントリー21名)

ダニエル・ナテア(ルーマニア)にラファエル・シウバ(ブラジル)と階級を代表する大型選手2人がともに参加。ダヴィド・モウラ(ブラジル)、レヴァニ・マティアシヴィリ(ジョージア)ら技巧派の小兵(十分に大きいが)がこれに挑む。特にマティアシヴィリは国内にグラム・ツシシヴィリ(ジョージア)という強力なライバルが台頭してきており、かつ今季の自身のパフォーマンスは冴えず。昨年の欧州選手権終了時には打倒リネールの一番手と目された強豪が、下手をすると国内の4番手にまで序列を落としかねないところまで追い込まれており、今大会がキャリアの分岐点になりかねない状況だ。前述のツシシヴィリや五輪でセンセーションを巻き起こしたオール・サッソン(イスラエル)に代表されるように100kg超級の主役は動けるアスリートタイプに移ってきており、その点にも注目して観戦したい。

他に注目すべき選手は、依然力が衰えず上位に位置し続けているバルナ・ボール(ハンガリー)とノーシード配置ながら十分優勝が狙える実力を有している地元ロシアのレナト・サイドフ(ロシア)の2人。シウバとサイドフが対戦する2回戦が序盤戦最大の山場だ。

【プールA】
第1シード:ダニエル・ナテア(ルーマニア)
第8シード:ナジャブ・テマル(アルジェリア)
有力選手:バトトルガ・テムーレン(モンゴル)

【プールB】
第4シード:アンドレイ・ヴォルコフ(ロシア)
第5シード:ダヴィド・モウラ(ブラジル)

【プールC】
第2シード:バルナ・ボール(ハンガリー)
第7シード:ハルン・サディコヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

【プールD】
第3シード:ラファエル・シウバ(ブラジル)
第6シード:レヴァニ・マティアシヴィリ(ジョージア)
有力選手:レナト・サイドフ(ロシア)


文:林さとる/古田英毅

※ eJudoメルマガ版5月20日掲載記事より転載・編集しています。

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