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グランドスラムエカテリンブルグ2017・第1日女子4階級プレビュー

(2017年5月20日)

※ eJudoメルマガ版5月20日掲載記事より転載・編集しています。
第1日女子4階級(48kg級、52kg級、57kg級、63kg級)プレビュー
グランドスラム・エカテリンブルグ大会2017
■ 48kg級・優勝候補は近藤亜美とガルバドラフ・オトゴンツェツェグ
(エントリー18名)

優勝候補は近藤亜美とガルバドラフ・オトゴンツェツェグのリオデジャネイロ五輪銅メダリスト2人。実績十分のこの二強にミリカ・ニコリッチ(セルビア)らツアー皆勤組が挑戦するというのが大枠の構図だ。ガルバドラフはカザフスタンへの移籍以来好調を維持しておりパワーに関しては間違いなく階級ナンバーワン。強烈な裏投に加えて寝技もできる強敵だ。右組み払腰タイプの近藤と左組み裏投タイプのガルバドラフは相性がかち合ってしまうため、最近の対戦では激しい投げ合いになることが多い。近藤としては安易に払腰を狙わずに距離を取って足技で攻めたいところだ。

他のシード選手に目を向けると、前述の通り昨年後半からワールドツアーに出場し続けて序列を上げてきた選手が顔を揃えている。どの選手もすでにおなじみといった感があるが、ミリカ・ニコリッチ(セルビア)とノア・ミンスカー(イスラエル)の若手2人は今まさに伸び盛り。近藤相手にどの程度戦えるのか特に注目しておきたい。同世代の近藤としてはしっかり、それも圧勝で試合を終わらせて精神的にも序列を固定してしまいたいところだ。

【プールA】
第1シード:ガルバドラフ・オトゴンツェツェグ(カザフスタン)
第8シード:モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)

【プールB】
第4シード:タシアナ・セザル(ギニアビサウ)
第5シード:シラ・リショニー(イスラエル)

【プールC】
第2シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第7シード:メラニー・クレモン(フランス)

【プールD】
第3シード:近藤亜美(三井住友海上)
第6シード:ノア・ミンスカー(イスラエル)

■ 52kg級・地元ロシアのクズティナが優勝候補筆頭、ミランダとフランス勢2人が後を追う
(エントリー18名)

地元ロシアのナタリア・クズティナ(ロシア)が優勝候補1番手。エリカ・ミランダ(ブラジル)、さらにアストリーデ・ネト(フランス)とアモンディーヌ・ブシャー(フランス)のフランス勢2人がこれに続く形で優勝を狙う。この階級はリオデジャネイロ五輪金メダリストのマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)と現在休養中の中村美里(三井住友海上)の実力が突出しておりそれ以下は団子状態。技の切れる選手も少なく地力の高さがそのまま序列に反映される状況にある。この点に鑑みても今大会の陣容では地力ベースの柔道スタイルで寝技の得意なクズティナが一段抜けており、地元の声援を背にそのまま優勝する可能性が高い。ミランダとの準決勝が最大の山場となるはずだ。

【プールA】
第1シード:ギリ・コーヘン(イスラエル)
第8シード:アストリーデ・ネト(フランス)

【プールB】
第4シード:アモンディーヌ・ブシャー(フランス)
第5シード:レカ・プップ(ハンガリー)
有力選手:アディヤサンブー・ツォルモン(モンゴル)、サラ・メネゼス(ブラジル)

【プールC】
第2シード:ナタリア・クズティナ(ロシア)
第7シード:エカテリーナ・グイカ(カナダ)

【プールD】
第3シード:エリカ・ミランダ(ブラジル)
第6シード:ダリア・スクリプニク(ベラルーシ)

■ 57kg級・宇髙菜絵は優勝の可能性十分、山場は準々決勝のラファエラ・シウバ戦
(エントリー19名)

リオデジャネイロ五輪金メダリストのラファエラ・シウバと2014年チェリャビンスク世界選手権王者の宇髙菜絵(コマツ)に、第1シードのエレン・ルスヴォ(フランス)を加えたところまでが優勝圏内。宇髙とシウバが戦うことになるはずの準々決勝がトーナメント最大の山場だ。

シウバはフォーカスした大会とそれ以外との出来の差が激しく五輪後は一貫して低パフォーマンスを続けている。完成度を図る意味でもまずは初戦に注目だ。一方の宇髙は世界選手権代表からは漏れてしまったものの一切衰えを見せておらず、ベテランの円熟味も加わって4月の選抜体重別などはキャリア最強期に勝るとも劣らない強さであった。通常運行のシウバであれば宇髙の勝利は固いはず。今大会にはこれまで分の悪いドルジスレン・スミヤ(モンゴル)が出場しておらず、順当にトーナメントが進んだ場合優勝の可能性は十分だ。

第1シードに座るエレン・ルスヴォ(フランス)はオトーヌ・パヴィア(フランス)からフランス一番手の座を譲り受けたものの、実はそれ以降一度もツアーで優勝できていない。世界選手権前最後のビッグタイトルである今大会にはかなり気合を入れて臨んでくるはずで、上側の山の陣容からも決勝まで進んでくることは確実だろう。相四つの宇髙としては長身でパワーのあるルスヴォの圧を受けないよう、丁寧にチャンスを窺いたい。

【プールA】
第1シード:エレン・ルスヴォ(フランス)
第8シード:ダリア・メゼツカイア(ロシア)

【プールB】
第4シード:キャサリン・ブーシェミンピナード(カナダ)
第5シード:イリーナ・ザブルディナ(ロシア)
有力選手:ミリアム・ローパー(パナマ)

【プールC】
第2シード:ラファエラ・シウバ(ブラジル)
第7シード:宇髙菜絵(コマツ)

【プールD】
第3シード:ティムナ・ネルソンレヴィー(イスラエル)
第6シード:ジェシカ・クリムカイト(カナダ)

■ 63kg級・マルティナ・トライドスが唯一の優勝候補
(エントリー17名)

トップ選手の参戦は第1シードに配されたマルティナ・トライドス(ドイツ)のみでグランドスラムと呼ぶには寂しいトーナメント。エントリー段階では70kg級の強者キム・ポリングが階級を下げて出場予定となっていたが、結局直前で出場を回避した。トライドス以外にこれといって特筆すべき選手もおらず、唯一の見どころはこの選手の勝ちぶりということになるだろう。

【プールA】
第1シード:マルティナ・トライドス(ドイツ)
第8シード:ステファニー・トレンブレイ(カナダ)
有力選手:ケトレン・クアドロス(ブラジル)

【プールB】
第4シード:ハンナ・マーティン(アメリカ)
第5シード:エイミー・リヴェシー(イギリス)

【プールC】
第2シード:ダリア・ダヴィドワ(ロシア)
第7シード:エカテリーナ・ヴァルコワ(ロシア)

【プールD】
第3シード:マリアナ・シウバ(ブラジル)
第6シード:ツェンドアユシュ・ツェレンナドミド(モンゴル)

文:林さとる/eJudo編集部

※ eJudoメルマガ版5月20日掲載記事より転載・編集しています。

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