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「激戦を勝ち抜く、そのこと自体で勢いを得るような戦いをしたい」全国高等学校柔道選手権女子団体有力校監督インタビュー①夙川学院高・松本純一郎監督

(2017年3月15日)

※ eJudoメルマガ版3月15日掲載記事より転載・編集しています。
「激戦を勝ち抜く、そのこと自体で勢いを得るような戦いをしたい」
全国高等学校柔道選手権女子団体有力校監督インタビュー①夙川学院高・松本純一郎監督
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―高校選手権が、いよいよ目前です。水田杯、若潮杯も制して優勝候補筆頭との声もあります。

いやいや。回りはそう言ってくれますけど、私はそこまで絶対的な力はないと思っています。狙えるチャンスがある、というのが正しいところだと思います。南筑高、敬愛高、桐蔭学園高・・・、強くて実績もあるチームがたくさんありますし、3人制は1点で大きく変わってしまいます。何より勝負ごとですから。阿部詩もインターハイでは1回戦で負けてしまったわけで、あくまで「勝負出来る力がある」という位置だと思っています。

―チームは盛り上がっていますか?またエースの阿部選手の状態は?

大きなケガもなく、チームは順調に来ていると思いますよ。阿部は世界選手権を狙っていて意識が高い。阿部は賢い子なので、ここはあくまで通過点、コケるわけにはいかないと冷静です。チームもその意識の高さに引っ張られていますね。

―阿部選手の強さ、また課題など監督はどう捉えていますか?

阿部はこの1年で本当に変わりましたね。インターハイで負けてからは別人です。そして、本当はグランドスラム東京2位や講道館杯3位、グランプリ・デュッセルドルフで優勝した、あれだけの力はまだないと思います。道場の先輩の橋本優貴やいつも稽古をつけてもらっている垣田恵利の方が強いと思います。稽古したらまともに柔道衣握れません。ただ大舞台の試合になると、15の力を20くらいにしてしまうんです。そういうところ、持って生まれた勝負強さに非凡さを感じます。今年は選抜体重別に「出る」ことを目標にしていたので今の活躍はちょっと想像を超えていますね。課題は・・・、やっぱりまだ体が子供で線が細い。将来48kg級でやらせようと考えていたくらいで、ようやく体重52kgに届かせているくらいですから。

―後衛を固める岡田萌選手、吉峰芙母絵選手も充実してきています。監督から見て、どんな子たちですか?

岡田は不器用で、決してセンスがあるわけではない。ただ物凄くマジメで言われたことを一生懸命にやる。型にはまった柔道しか出来ないという言い方も出来ますが、波がないし、ガチっと組むと大腰、大外刈と大技でしっかり取って来る。不器用さやマジメさがそういう魅力に繋がっていますね。吉峰はまだこれからの選手。これもセンスがあるわけではないが重量級選手にしては珍しいくらいまじめで、今急成長していて、体落が得意だったのですが、内股に背負投と柔道の幅が広がっています。吉峰は1年生で、うちは前が強く、大将の彼女が踏ん張り切れるかどうかがポイント。ただ、こういうチーム事情は本人が一番よく分かっていて、自分が頑張らなければいけないと、物凄くプレッシャーがかかっていると思うんです。そのプレッシャーが良い方向に出たのが、このごろの急成長ではないかと観察しています。

―勝ち上がりのシナリオや、ポイントは?また上位対戦のビジョンなどぜひ教えてください。

全国優勝するためには、対角の南筑高と戦わなければならないと覚悟しています。代表戦になったら素根輝さんを止められる高校生はおりませんので、この展開に持ち込まずしっかり前で勝負し切ることでしょうね。

勝ち上がりのシナリオは・・・「ない」ですね。なにしろ大変な組み合わせで、必死にやっていかないと。富士学苑高はいつも稽古に来てくれますがこれは粘り強い本当に良いチーム、少しでもこちらがあきらめる姿勢を見せたらどうなるかわかりません。帝京高も強いですし、代表戦に持ち込まれるような展開は非常に怖い。下側の山には敬愛高、桐蔭学園高と強豪がおり、最初に話した通り、うちは優勝候補だと構えられるような余裕はありません。気を抜かずに戦い続けて、結果どこまでたどりけるか、そういう大会ですよ。

―最後に、高校選手権本番に向けた意気込み、決意などあらためてお聞かせください。

挑むだけの力はあります。全国制覇を狙うなら、まず初戦から1試合1試合、自分がやるべき仕事をしっかり果たして、繋いで繋いで決勝まで行く。そうすれば、決勝の舞台では勢いのあるチームが勝ちます。強豪とたくさん戦わなければいけませんが、激戦を勝ち抜いていく、そのこと自体で勢いをつけて決勝に挑む。そういう戦いをしたいと思います。


※インタビューは3月15日に行われました

※ eJudoメルマガ版3月15日掲載記事より転載・編集しています。

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