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グランプリ・デュッセルドルフ2017最終日5階級レポート

(2017年3月4日)

※ eJudoメルマガ版3月4日掲載記事より転載・編集しています。
最終日5階級(男子90kg級、100kg級、100kg超級、女子78kg級、78kg超級)レポート
グランプリ・デュッセルドルフ2017
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90kg級決勝、ベカ・グヴィニアシヴィリがフセン・ハルモルザエフから右体落「技有」

■90kg級・グヴィニアシヴィリが階級復帰後初優勝、ハルモルザエフとの大激戦をみごと制す
(エントリー29名)

【入賞者】
1.GVINIASHVILI, Beka(GEO)
2.KHALMURZAEV, Khusen(RUS)
3.NISHIYAMA, Daiki(JPN)
3.ZGANK, Mihael(SLO)
5.SHERAZADISHVILI, Nikoloz(ESP)
5.TRIPPEL, Eduard(GER)
7.MAJDOV, Nemanja(SRB)
7.USTOPIRIYON, Komronshokh(TJK)

ベカ・グヴィニアシヴィリ(ジョージア)とフセン・ハルモルザエフ(ロシア)、そして日本代表の西山大希がトーナメント事前予測における三強。このうちグヴィニアシヴィリとハルモルザエフが決勝まで勝ち上がり、大激戦の末にグヴィニアシヴィリが優勝を果たした。

この欧州シリーズから階級を本来の90kg級に戻したグヴィニアシヴィリは第5シードで大会をスタート、初戦でバンディクー・バットエルデン(モンゴル)に大内刈「一本」で勝利すると、ここからマルク・オーデンタール(ドイツ)にコムロンショフ・ウストピリヨン(タジキスタン)と強豪と連戦。これをそれぞれ大腰「技有」からの横四方固「一本」に、袖釣込腰と小外掛で挙げた2つの「技有」で勝ち抜くと、準決勝ではダークホースのエドゥアルド・トリッペル(ドイツ)を右小外刈「技有」で破って決勝進出。一方第3シードに配されたハルモルザエフは強豪との対戦ないまま、「指導3」の反則による勝利2つとGS延長戦「技有」による勝利1つをマークしてしぶとく決勝まで辿り着いた。

決勝は双方慎重で中盤まで低調も、形上「指導2」を失って後のなくなったグヴィニアシヴィリが防御をかなぐり捨てて攻めに出たことで残り1分から急加速、。これまでが嘘のようなノーガードの打ち合いの末、残り10秒にグヴィニアシヴィリの右体落とハルモルザエフの右大外刈がかち合うに至る。この正面衝突に勝利したグヴィニアシヴィリが「技有」獲得、そのまま抑え込んで優勝を飾った。

五輪後、ヴァーラム・リパルテリアニと入れ替わる形で階級を戻したグヴィニアシヴィリはこれが復帰後IJFツアー初優勝(※2016年11月の欧州U-23選手権で90kg級に復帰、優勝)。かつてに比べると技と戦術の引き出しが格段に増しており、8月の世界選手権は間違いなく優勝候補の一角。かつて若手の旗手として出世を競ったライバル・ベイカー茉秋との再戦が非常に楽しみだ。

決勝に進出した2人のほか目立っていたのは地元でIJFツアーデビューを飾った19歳エドゥアルド・トリッペル(ドイツ)。第1シードのアレクサンダー・クコル(セルビア)を2つの「技有」で食い、準々決勝では西山大希から3つの「技有」を奪ってベスト4入り。前述の通り準決勝ではグヴィニアシヴィリに敗れたが、「やぐら投げ」で高々グヴィニアシヴィリを持ち上げてあわやポイントという場面を作り出すなど会場を大いに沸かせた。3位決定戦では終了間際に逆転されて表彰台に上がることは出来なかったが、その存在感と対戦相手の大物ぶりからすれば、メダル獲得が妥当なところであった。線の細さに似合わぬ「投げる能力」はなかなかの魅力、以後も注目しておきたい選手。

西山大希はこの無名のトリッペルを相手に圧倒的に試合を支配し、2度「技有」を獲得しながら3度投げ返されて敗れるという失態。5戦4勝で3位に入賞したもののこれぞという強豪のマッチアップは1試合もなく、積年の課題である技出しの遅さも払拭できず。形上結果は残ったもののパフォーマンスから導き出される印象点は「5位以上、3位以下」が妥当というところ。到底首脳陣にアピール出来たとは思われない出来であった。

五輪金メダリストのベイカー茉秋がいまだ戦線復帰せず、吉田優也が畳に戻らぬ日本の90kg級は世界選手権を勝ち抜ける力のある選手が見当たらない状況。最悪、2014年の100kg級に続く「派遣なし」の選択を行う可能性も視野に入れるべきではないだろうか。

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※ eJudoメルマガ版3月4日掲載記事より転載・編集しています。

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