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グランプリデュッセルドルフ2017・第1日5階級(男子60kg級、66kg級、女子48kg級、52kg級、57kg級)プレビュー

(2017年2月24日)

※ eJudoメルマガ版2月24日掲載記事より転載・編集しています。
第1日5階級(男子60kg級、66kg級、女子48kg級、52kg級、57kg級)プレビュー
グランプリ・デュッセルドルフ2017
■ 60kg級・イェルドス・スメトフが復帰、モンゴル2強との対決に腕を撫す
(エントリー27名)

シード選手8人以外に有力選手の参加はなく、よほどのアクシデントがない限り第6シードまでの6人の勝ち上がりは確実(第7,8シードの2人は実力的に数段劣る)。トーナメントが順調に進めば準決勝で2015年アスタナ世界選手権チャンピオン(リオデジャネイロ五輪は銀メダル)のイェルドス・スメトフ(カザフスタン)と2014年チェリャビンスク世界選手権チャンピオンのガンバット・ボルドバータル(モンゴル)の対戦が実現することになり、ここが本トーナメント最大の見どころとなりそうだ。スメトフがここを勝ち上がると決勝では2013年リオデジャネイロ世界選手権2位のダシュダヴァー・アマーツブシン(モンゴル)と対戦する可能性が高く、五輪出場が叶わなかったモンゴルの2強が五輪銀メダリストのスメトフを相手にどんな試合を繰り広げるのかに注目したい。不確定要素は自爆覚悟の一発技ファイターであるワリーデ・キア(フランス)だが、準々決勝で対戦するガンバットは手堅く試合を組み立てる強者なので勝敗が揺れる可能性は少ないと思われる。

【プールA】
第1シード:イェルドス・スメトフ(カザフスタン)
第8シード:アシュリー・マッケンジー(イギリス)

【プールB】
第4シード:ガンバット・ボルドバータル(モンゴル)
第5シード:ワリーデ・キア(フランス)

【プールC】
第2シード:ダシュダヴァー・アマーツブシン(モンゴル)
第7シード:オター・ベスタエフ(キルギスタン)

【プールD】
第3シード:アミラン・パピナシビリ(ジョージア)
第6シード:フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)

■ 66kg級・優勝候補はダヴァドルジ・ツムルフレグ、磯田範仁は準々決勝でドフトン・アルタンスフとのリベンジマッチに挑む
(エントリー30名)

第2シードのダヴァドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)が優勝候補1番手、他にも階級の第2グループが団子状態で詰め込まれており、誰が上位に進出するのか読みにくい骨太なトーナメントだ。磯田範仁(国士舘大3年)は2回戦で技一発の威力があるシャーレス・チバナ(ブラジル)と対戦する厄介な位置に配され、準々決勝では昨年行われたグランドスラム東京大会の3位決定戦で隅返「技有」により敗れているドフトン・アルタンスフ(モンゴル)とのリベンジマッチが組まれた。実力的には十分磯田にも勝ち上がるチャンスがあり、なんとしても決勝のダヴァドルジ戦まではたどり着きたいところだ。講道館杯を制する大戦果をあげながらグランドスラム東京で表彰台に上がれず、序列を一息に駆け上がるというところまでには至らなかった磯田だが、対戦相手に恵まれた今大会で優勝すれば一気に差を縮めることも可能。大舞台への抜擢を受けた磯田の奮起に期待したい。

【プールA】
第1シード:ドフトン・アルタンスフ(モンゴル)
第8シード:ネイサン・カッツ(オーストラリア)
有力選手:シャーレス・チバナ(ブラジル)
日本選手:磯田範仁(国士舘大3年)

【プールB】
第4シード:アドリアン・ゴンボッチ(スロベニア)
第5シード:セルジュ・オレニック(ポルトガル)

【プールC】
第2シード:ダヴァドルジ・ツムルフレグ(モンゴル)
第7シード:イマド・バッソウ(モロッコ)

【プールD】
第3シード:ヴァズハ・マルグヴェラシヴィリ(ジョージア)
第6シード:アザマト・ムカノフ(カアフスタン)
有力選手:カマル・ハン マゴメドフ(ロシア)

■ 48kg級・渡名喜風南が絶対の優勝候補、決勝は東欧系パワーファイターとのマッチアップ濃厚
(エントリー21名)

グランドスラム東京大会とパリ大会に連続で出場していたジョン・ボキョン(韓国)とムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)が揃って出場を回避、トップ選手2人を欠いたことでトーナメントのレベルは一段落ちた印象がある。絶対の優勝候補は第3シードの渡名喜風南(帝京大3年)で、世界選手権代表権を近藤亜美(三井住友海上)と激しく争っている渡名喜としては必ず優勝して4月の選抜体重別選手権に繋ぎたいところだ。渡名喜の最大の対抗馬(とは言っても格下だが)は第1シードのミリカ・ニコリッチ(セルビア)。ニコリッチは昨年来急速に力をつけてきた若手パワーファイター。ニコリッチが配されたプールAとプールBには東欧のパワーファイターが集められており、いずれにしてもパワー派との対戦は必至。ニコリッチにはライバル近藤と遠藤宏美(ALSOK)が直近の大会で過たず勝利しており、渡名喜としても良い内容で勝利しておきたい相手だ。

【プールA】
第1シード:ミリカ・ニコリッチ(セルビア)
第8シード:オルファ・サオウジ(チュニジア)

【プールB】
第4シード:マリナ・チェルニアク(ウクライナ)
第5シード:モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)

【プールC】
第2シード:タシアナ・セザル(ギニアビサウ) ※旧姓リマ
第7シード:ノア・ミンスカ(イスラエル)

【プールD】
第3シード:渡名喜風南(帝京大3年)
第6シード:シラ・リショニー(イスラエル)

■ 52kg級・トップ選手の参加はなし、志々目愛と阿部詩は準々決勝で潰し合い
(エントリー20名)

階級を代表するようなトップ選手は出場しておらず、志々目愛(了徳寺学園職)と阿部詩(夙川学院高1年)の日本勢2人が優勝候補の二巨頭。ここは是非とも日本勢同士の決勝を望みたいところだが、強豪の不在によってワールドランキング46位の阿部詩が第8シードに滑り込んだ結果、プールAに日本勢2人が揃って詰め込まれるという非常事態が発生してしまった。まだ高校1年生の阿部はともかく、現在代表崖っぷちの志々目にとっては死活問題。志々目は昨年の講道館杯で阿部に「指導2」の優勢で敗れており、また負けるようなことがあれば国際大会への派遣が危ぶまれる位置まで一気に序列を落としてもおかしくない。この対戦が本トーナメントにおける事実上の決勝となるわけだが、単に一大会の勝利を争うにとどまらない非常に重い一戦になりそうだ。

【プールA】
第1シード:志々目愛(了徳寺学園職)
第8シード:阿部詩(夙川学院高1年)

【プールB】
第4シード:エカテリーナ・グイカ(カナダ)
第5シード:アレクサンドラ ラリサ・フロリアン(ルーマニア)

【プールC】
第2シード:ギリ・コーヘン(イスラエル)
第7シード:アイグニム・ツイテコワ(カザフスタン)

【プールD】
第3シード:エヴリン・チョップ(スイス)
第6シード:アガタ・ペレンツ(ポーランド)
有力選手:アモンディーヌ・ブシャー(フランス)

■ 57kg級・宇髙菜絵は準決勝でドルジスレン・スミヤと対戦、石川慈は強豪不在の好位置に配される
(エントリー21名)

リオデジャネイロ五輪銀メダリストのドルジスレン・スミヤ(モンゴル)が参戦、順当にいけば宇髙菜絵(コマツ)と準決勝で対戦することになる。担ぎ技による手数が生命線のドルジスレンは新ルールに対応してピストルグリップやポケットグリップを多用してくること必至であり、比較的柔道が素直な宇髙がどのように戦うのかに注目だ。一方の石川慈(コマツ)はノーシードながらめぼしい強豪がいない下側の山に配された。準決勝で対戦する可能性の高いキャサリン・ブーシェミンピナード(カナダ)もそれほど厳しい相手ではなく、決勝進出までが最低限のミッションと考えておくべき。国内トップを走っていた芳田司(コマツ)がグランドスラム・パリ大会で無名のクォン・ユジョン(韓国)にまさかの黒星を喫し、さらに先週行われたヨーロッパオープン・オーバーヴァルト大会で玉置桃(三井住友海上)がクォンを破って優勝したことで57kg級は急速に混戦の気配を強めている。芳田の世界選手権代表が有力視される情勢だが、宇髙としては今大会に優勝して少しでも揉める要素を作って選抜体重別に臨みたいところだ。

【プールA】
第1シード:ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)
第8シード:プリシラ・ネト(フランス)

【プールB】
第4シード:宇髙菜絵(コマツ)
第5シード:アナスタシア・コンキナ(ロシア)

【プールC】
第2シード:キャサリン・ブーシェミン ピナード(カナダ)
第7シード:テレザ・ストル(ドイツ)

【プールD】
第3シード:ローラ・ベナロシェ(フランス)
第6シード:ヨワナ・ロギッチ(セルビア)
有力選手:パウリーヌ・スターク(ドイツ)
日本選手:石川慈(コマツ)


文:林さとる/古田英毅

※ eJudoメルマガ版2月24日掲載記事より転載・編集しています。

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