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【ROAD TO 高校選手権】全国優勝の行方占う大一番、東海大相模と桐蔭学園の二強いよいよ今日対決・第39回全国高等学校柔道選手権大会神奈川県予選男子団体プレビュー

(2017年1月20日)

※ eJudoメルマガ版1月21日掲載記事より転載・編集しています。
【ROAD TO 高校選手権】全国優勝の行方占う大一番、東海大相模と桐蔭学園の二強いよいよ今日対決
第39回全国高等学校柔道選手権大会神奈川県予選男子団体プレビュー
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今期全国優勝の最右翼と目される桐蔭学園高

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東海大相模高は若潮杯を制して猛追

全国高等学校柔道選手権大会(3月19日~20日、日本武道館)の都道府県予選がいよいよ佳境、きょう21日には今季全国でもっとも注目を集めている神奈川県予選の男子団体が行われる。

この神奈川には今季全国制覇にもっとも近いと目される桐蔭学園高と東海大相模高の2校が県内に同居。かつ昨年度本戦での決勝進出を逃した神奈川県に与えられた全国出場枠は僅か「1」のみで、識者が「勝った方が全国優勝」と口を揃える大一番が県予選で実現することとなる。

今夏のインターハイ100kg級3位入賞の関根聖隆を筆頭に1年生ポイントゲッター村尾三四郎と賀持喜道らを擁する桐蔭学園高は戦力充実、今期全国優勝候補の筆頭。左右に担いで刈ってと形に嵌らぬ大技で取り味抜群の関根を軸に、正統派の強者村尾と賀持、昨年度全国中学大会最重量級を圧勝で制した千野根有我、仕事の出来る軽量級の典型である湯本祥真と佐藤虎太郎の2枚と個性派を揃えてその陣容の豪華さは全国でも群を抜く。今季は10月の朱雀杯優勝を皮切りに12月の黒潮旗で2位入賞、さらに松尾杯と水田杯で連続優勝と着々成績を重ねて来た。

どこからでも大技が飛び出す「ビックリ箱」タイプでありながら相手の逃げどころを着実にふさぐ「詰将棋」の効く関根、ステップワークと釣り手の操作で内股の一発を狙う正統派賀持はもちろんのこと、鋼のような体幹を持つ村尾の取り味の高さは圧巻。無表情なまま長い手足を利して一気に相手を「一本」にからめとる様は機動力抜群、さながらエイリアンの「捕食」ともいうべき迫力がある。そしてこれらスター候補個々の力だけではなく、招待試合シリーズで明らかに成熟したチーム総体の力、役割を心得た総合力の高さが強みだ。

というわけで今季スタート時点から全国の注目を集めて圧倒的に有利と目された桐蔭学園に対し、ここに来て猛追を見せているのが東海大相模高。朱雀杯決勝で桐蔭学園に4-1の大差で敗れる「惨劇」の際はここ数年チームが見せていた線の細さを引きずっている感があったが、以後「まったく練習を変えた」(水落健太監督)ことで選手個々が急成長。黒潮旗大会では桐蔭学園と代表戦にもつれ込む大熱戦を演じ、招待試合シリーズを締める若潮杯では決勝で桐蔭学園最大のライバルと目される大本命・崇徳高(広島)をなんと4-0で下す圧勝、結果桐蔭学園にこれ以上ないほどのプレッシャーを掛けることに成功している。笹谷健と平下麟太郎のポイントゲッター2枚に加え、サイズのある石川智啓に復活なった業師山科良悟いずれも体の芯の強さが増して数か月前とは別人。どの選手も東海大相模伝統の強みである切れ味ある投げ一発で試合を決める力と技を持っており、桐蔭学園の蓋なくば間違いなく全国優勝に絡むだけのチーム力を練りつつある。

リードする桐蔭学園をしかし東海大相模が猛追。この流れを受けた先週末(1月14日)の個人戦では桐蔭学園がほぼすべての局面で東海大相模を凌ぎ、「きちんと戦えば勝てるだけの戦力がある」と確認出来るレベルまで勝ち星を積み上げたという印象。しかし笹谷健が関根聖隆独特の大技ほぼすべてを受け切り、無力化する(「指導2」対「指導1」で関根が勝利)など随所に布石も打っており、まだまだ勝負は予断を許さない。

勝負を決める最大のポイントは、招待試合シリーズで勝ちまくった関根を東海大相模が止めることが出来るのか、止め得るとすればそれは誰か、ということ。桐蔭学園が、位押しは効くが小回り利かぬ千野根有我と、試合力が高いが軽量の佐藤虎太郎(あるいは湯本祥真)のいずれを起用するかも大きく勝敗を左右するはずだ。

ともに母校出身で長年神奈川の戦いを見続けて来た桐蔭学園・高松正裕監督、東海大相模・水落健太監督は申し合わせたかのように「神奈川県の団体戦はまったくの別モノ、やってみるまで全くわからない」と全く同じセリフを語る。一方が強い時ほど劇的なアップセットが起こって来た歴史を、指導者も観客も、そして何より選手が知るこの神奈川の戦い、刮目して見守りたい。


※eJudoではtwitterで決勝の様子を速報、webでは当日にニュース速報、23日(月)にレポート記事を掲載します。

※ eJudoメルマガ版1月21日掲載記事より転載・編集しています。

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