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グランプリ青島・男子7階級ひとこと展望

(2016年11月18日)

※ eJudoメルマガ版11月18日掲載記事より転載・編集しています。
グランプリ青島・男子7階級ひとこと展望
2016年度ワールドツアーを締めくくる「東アジアシリーズ」が、今週末に中国・青島で行われるグランプリ青島大会からスタートする。

例年3戦で構成される年末の東アジアシリーズだが今年は韓国開催の済州大会がなくなり、行われるのはこの青島大会と、2週間後のグランドスラム東京大会の2戦のみ。その分重要度が増しても良いはずであるが、エントリー選手の顔ぶれを見る限りツアー前3戦と様相はさほど変わらず。五輪で活躍した超強豪はこの時期を休養に充てておりほとんど参加せず。スポット的な参戦はあるものの、ジュニア世代の有望選手でチームを構成する国も多く、少なくとも豪華な大会とは呼び難い。

大きな目玉と目されたリオ五輪90kg級銅メダリストのチェン・シュンジャオ(中国)も直前でエントリーを取り消し、見どころ非常に限られる大会となった。

男子にあっては、日本勢の出来が大きなみどころ。10月の全日本学生体重別の優勝者からグランドスラム東京の代表を抜いた(1部重複あり)若手を中心にチームを構成しており、この後の出世のきっかけにすべくモチベーション相当に高いかと思われる。学生王者が昨年派遣された最終大会は地元韓国選手を中心にかなり高い壁が存在したが、今回はそういったハードルは僅少。グランプリ大会優勝という勲章は十分手に届くところにある。

ほか90kg級に階級を上げたキリル・デニソフ(ロシア)、リオ五輪7位でこれも81kg級に階級変更したニコラス・デルポポロ(アメリカ)など、「リオ-東京期」の立ち位置を探る強豪たちの出来にも注目。

女子は強国・中国がエース級を投入したことと日本の若手4人の参戦でかなり活気づいた。78kg超級はユー・ソンとマー・スースーという超一流が地元で覇を競うこととなり、非常に面白い。

■60kg級
(エントリー12名)

エントリー僅か12名。中国選手が4名、台湾選手が2名、韓国と香港から1名ずつというかなりローカルなトーナメントで、かつこの4国はトップ選手を投入していない。

目玉は第1シードのダシュダバー・アマーツブシン(モンゴル)のみ。そしてそのダシュダバーの逆側の山に配された学生王者・林浩平(国士舘大4年)にとっては大チャンス。国際大会優勝、それもダシュダバーを破っての優勝となれば結果、獲得ポイント、内容評価と十分過ぎる戦果となる。少なくとも決勝進出までは確実にことを運びたい。

■66kg級
(エントリー13名)

モンゴルの2番手、現在ワールドランキング5位につけるドフトン・アルタンスフと、五輪後のブレイクシーズン3大会に全て出場し9月のグランプリ・ザグレブでツアー初優勝、16位にまで順位を上げたジェレブ・アンドラッツ(スロベニア)の2人がトーナメントの軸。というよりツアーの基準に照らして他にフォーカスすべき選手が見当たらない。

田川兼三(筑波大2年)はプールCに配置。準決勝でドフトンを破れば一気に優勝までの視界が開けてくる。

■73kg級
(エントリー15名)

第1シードがランキング26位のサイ・インジガラ(中国)。昨年のグランプリ・ウランバートルを制したなかなかの好選手であるが、この順位が最高位とあってはトーナメント全体としての脆弱さ否めず。昨年のグランドスラム・チュメンで優勝した第3シードのウアリ・クルジェフ(ロシア)の2人のみがツアー優勝経験者で、そのまま数少ない優勝候補。日本からは竹内信康(筑波大4年)がエントリー、プールBから頂点を伺う。


■81kg級
(エントリー12名)

この大会から階級を上げたニコラス・デルポポロ(アメリカ)がランキング158位(過去1大会81kg級にスポット参戦経験あり)で第3シードにランクされてしまう、この一時でレベルは推して知るべし。第1シードのニャムスレン・ダグワスレン(モンゴル)とデルポポロのみがツアー参加の水準以上。実相見てみるまではなんともみどころの探しにくいトーナメントとなった。

■90kg級
(エントリー12名)

リオ五輪で左「一本大外」を武器にイリアス・イリアディス(ギリシャ)やクリスチャン・トート(ハンガリー)を撫で切り、見事銅メダルを獲得した地元の雄チェン・シュンジャオ(中国)のエントリーで非常に注目された階級だが、チェンはドロー直前に参加を取り消し。第1シードがランキング41位のマックス・スチュワート(イギリス)という稀に見るローランキング大会となった。日本選手の派遣もなく、81kg級以上にみどころが探しにくい階級。

■100kg級
(エントリー11名)

世界選手権で2度銀メダルを獲得(2009、2015)している90kg級の強者キリル・デニソフ(ロシア)が階級を上げて参戦。第1シードは今年のグランプリ・ブタペストとグランドスラム・アブダビで3位に入賞してツアーの常連に浮上したフィリップ・アウティアルカラッツ(イギリス)だが、デニソフ参戦のインパクトを超える選手ではない。デニソフの出来がそのままこの階級唯一最大の注目ポイントと言って良いだろう。

■100kg超級
(エントリー11名)

もっとも面白い階級。第1シードがアンドレイ・ヴォルコフ(ロシア)、第2シードがウルジバヤル・デューレンバヤル(モンゴル)、第3シードが小川雄勢(明治大2年)というこのシード構図と組み合わせがそのまま階級のみどころに繋がる。

学生体重別選手権を2連覇した小川が、初参加した2014年の世界ジュニア選手権を制しているのがウルジバヤル・デューレンバヤル。その後、同大会に参加していたイアキフ・カモー(ウクライナ)の大出世により双方影が薄くなってしまったが、ともに今後最重量級の様相を左右する期待の若手であることには変わりなし。

そして小川は、7月のグランドスラム・チュメン決勝でヴォルコフに敗れたばかり。今大会は小川とデューレンバヤルの若手2人がヴォルコフの壁に挑む大会と規定して良いだろう。小川とデューレンバヤルが激突する準決勝にまずは注目。

※ eJudoメルマガ版11月18日掲載記事より転載・編集しています。

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