PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

グランドスラム・アビダビ第2日4階級ひとこと展望

(2016年10月28日)

※ eJudoメルマガ版10月28日掲載記事より転載・編集しています。
グランドスラム・アビダビ第2日4階級ひとこと展望
■73kg級
(エントリー13名)

第1日プレビューののっけに書かせて頂いた通り、ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)、ムサ・モグシコフ(ロシア)、アレックスウィリアム・ポンポシウバ(ブラジル)、そして地元の雄ヴィクター・スクボトフ(UAE)と非常に役者の揃った階級。

今季の欧州王者オルジョフはリオ五輪でみごと銀メダル獲得。大野将平の数少ないライバルとして戦前から注目され、そしてその力を証明して見せたばかりだ。今大会は五輪後初試合。

世界選手権銅メダリストのスクボトフは2月のグランドスラム・パリでの怪我が響いて以後シード順が伸びず、五輪では2戦目で大野と対戦することになってしまい予選ラウンド敗退に終わった。今大会は地元でパトロンである王族たちに、その価値をあらためて証明してみせる絶好の機会となる。同ブロックに置かれたポンポシウバはキャリアを狂わせることとなった負傷時の対戦相手。これはスクボトフの足技が鋭すぎるゆえ、両足を宙に上げて投げられたポンポシウバの体が自身の脚に落ちて来たという不運な形ではあったが、因縁対決には間違いない。注目して見守りたい。

【プールA】
第1シード:ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)
第8シード:ファガン・グルザダ(アゼルバイジャン)

【プールB】
第4シード:アレックスウィリアム・ポンポシウバ(ブラジル)
第5シード:ヴィクター・スクボトフ(UAE)

【プールC】
第2シード:ムサ・モグシコフ(ロシア)
第7シード:マルセロ・コンチーニ(ブラジル)

【プールD】
第3シード:トミー・マシアス(スウェーデン)
第6シード:サム・ファンテウェステンド(オランダ)


■81kg級
(エントリー20名)

73kg級と並ぶ最注目階級。というわけで2日目男子2階級はどちらも非常に面白い。贅沢な1日である。

注目はなんといっても五輪で永瀬貴規を倒す快挙を演じ、みごと銅メダルを獲得したトマ。今大会は堂々第1シード、まさしく凱旋大会にふさわしい主役位置からのスタートだ。トマが勝ち、王族が拍手し、会場が盛り上がることこそが胴元たるIJFがイメージする今大会の最良シナリオだろう。その戦いぶりに大いに注目。

同プールには小外刈ファイターのイワン・ヴォロベフ(ロシア)が配された。抱き着いて、二段で、前技のフェイントで、掛けて、刈って、抜き上げてと複数種の小外刈(掛)を駆使する面白い選手だが、ここ2年ほどは元気がない。マッチアップ予定のトマは五輪後初試合、その調整具合は未知数でありここは久々名を揚げるチャンスだ。

第4シードを張る2015年世界ジュニア王者フランク・デヴィト(オランダ)にも大いに注目しておきたい。今年のグランドスラム・バクーでは永瀬を相手に終了間際までリードする惜しい戦いを演じ、グランプリ・アルマティではロイック・ピエトリを小内刈「一本」で破って潜在能力を大いにアピールした。出場資格ギリギリで滑り込んだ五輪はイヴァリョ・イヴァノフ(ロシア)に初戦敗退だったが、これから一段伸びる可能性大いにあり。

ヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)への目線はもちろん維持。先日のグランプリ・タシケントで3位に入り本当に久しぶりに存在感を示したスルジャン・ムルバルジェビッチ(モンテネグロ)にも注意を払っておきたい。

【プールA】
第1シード:セルジュ・トマ(UAE)
第8シード:イワン・ヴォロベフ(ロシア)

【プールB】
第4シード:フランク・デヴィト(オランダ)
第5シード:アッチラ・ウングバリ(ハンガリー)


【プールC】
第2シード:ヴィクトール・ペナウベル(ブラジル)
第7シード:ヤロミール・ムシル(チェコ)

【プールD】
第3シード:ラズロ・チョクナイ(ハンガリー)
第6シード:スルジャン・ムルバルジェビッチ(モンテネグロ)

■63kg級
(エントリー12名)

カトリン・ウンターブルツァハー(オーストリア・第1シード)とユール・フランセン(オランダ・第2シード)の実力派2名が優勝候補という非常に渋いトーナメント。ほぼ全員がツアーの常連、かつ上位のスター達に弾き返されているというニッチにある、サバイバル大会だ。どの選手にとっても大チャンス。

【プールA】
第1シード:カトリン・ウンターブルツァハー(オーストリア)
第8シード:アガタ・オズドバ(ポーランド)

【プールB】
第4シード:マリアナ・ミスコビッツ ハサンベゴビツ(クロアチア)
第5シード:マルゴ・ピノ(フランス)

【プールC】
第2シード:ユール・フランセン(オランダ)
第7シード:ケトレン・クアドロス(ブラジル)

【プールD】
第3シード:マリアナ・シウバ(ブラジル)
第6シード:カロリナ・タラク(ポーランド)

■70kg級
(エントリー9名)

実績上の優勝候補はマリア・ポーテラ(ブラジル)とアンナ・ベルンホルム(スウェーデン)だが両者とも絶対的な強さがあるわけでなく、戦いぶりに安定感を欠く。両者ともに一定の強さがある一方、誰にでも食われる脆弱さがあるタイプだ。また、たとえ勝ったとしても今後の出世が想像しにくい、スポット的な勝利に終わる可能性が高い。

というわけで最大の注目株は19歳のマリーイヴ・ガヒエ(フランス)。2013年の世界カデを制し、2014年には「年齢落ち」ながら世界ジュニアで3位に入賞しているフランス期待の新星である。この選手がどのような内容で勝ちあがるのか、どの選手も戦術に嵌って若手の成長が停滞気味のフランスにあって伸びしろはどのくらいあるのか。この視点を以て試合を見守りたい。

【プールA】
第1シード:マリア・ポーテラ(ブラジル)
第8シード:アムナ・アティク(UAE)

【プールB】
第4シード:アンナ・ベルンホルム(スウェーデン)
第5シード:リン・モッソン(ルクセンブルグ)

【プールC】
第2シード:マリーイヴ・ガヒエ(フランス)
第7シード:スクラン・バカジャク(トルコ)

【プールD】
第3シード:ケティジェミマ・イエーツブラウン(イギリス)
第6シード:バーバラ・ティモ(ブラジル)




文責:古田英毅

※ eJudoメルマガ版10月28日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る
→「書評・DVD評」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.