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81kg級で渡邉勇人が復活V、激戦66kg級は意地見せた髙市賢悟が制す・第46回全日本実業柔道個人選手権大会第1日男子5階級即日レポート

(2016年8月27日)

※ eJudoメルマガ版8月27日掲載記事より転載・編集しています。
81kg級で渡邉勇人が復活V、激戦66kg級は意地見せた髙市賢悟が制す
第46回全日本実業柔道個人選手権大会第1日男子5階級即日レポート
■ 60kg級・得意の小内巻込冴え、宮本拓実が混戦制す
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60kg級決勝、宮本拓実が仲村茂樹から小内巻込「一本」

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(エントリー53名)

決勝で相まみえたのは宮本拓実(自衛隊体育学校)と仲村茂樹(アール・はっとり鍼灸接骨院)の2人。ともに技が多彩で「一本」を取る力の高い両者の対戦は序盤から激戦となり、仲村が先んじて背負投と体落で攻め、宮本が鋭い出足払で対抗するという展開。

1分20秒に宮本が小内巻込で「技有」を獲得するが、仲村の攻撃意欲も止むことなく2分10秒には小内刈「有効」を奪回し勝負は予断を許さない。両者あくまで投げを狙っての攻防は2分40秒に決着、宮本が得意の小内巻込を決めて「一本」。うれしい初優勝を達成した。

3位には澤田涼(日本エースサポート)と齋藤昂矢(日本エースサポート)が入賞。

シード権を持っていた川端龍(センコー)は畳に姿を現さず、ただし既に講道館杯出場権を得ているため今後の戦いへの影響は僅少。昨年度大会で野村忠宏に勝利して2位に食い込んだ椿龍憧(ALOSK新潟綜合警備保障)はシード権を得ていたが、初戦で破れた。

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60kg級優勝の宮本拓実

【入賞者】
優 勝:宮本拓実(自衛隊体育学校)
準優勝:仲村茂樹(アール・はっとり鍼灸接骨院)
第三位:澤田涼(日本エースサポート)、齋藤昂矢(日本エースサポート)

宮本拓実選手のコメント
「膝を怪我して4ヶ月練習が出来ていませんでした。乱取りを始めたのは5月から。その中でもずっと諦めずに、優勝したいという気持ちが本当に強かった。練習してきたことは3割くらいしか出せませんでしたが、勝ち切ることができて良かったです。試合になると怖くなってしまうので、もっと多くの試合に出て経験を積んで、世界で戦えるような選手になりたいです。」

【準決勝】

宮本拓実○小内巻込(1:53)△齋藤昂矢
仲村茂樹○棄権勝(2:06)△澤田涼

【決勝】

宮本拓実○小内巻込(2:32)△仲村茂樹

■ 66kg級・髙市賢悟が意地の優勝、髙上智史と竪山将はともに決勝進出ならず
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決勝、髙市賢悟が石黒亮太の左払腰を返して「有効」

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(エントリー75名)

決勝に進んだのは髙市賢悟(旭化成)と石黒亮太(自衛隊体育学校)のシード選手2名。本命視されていた髙市は準々決勝で組まれたシード選手青木勇介(パーク24)戦を「有効」優勢で乗り切っての決勝進出。昨年2位で同じく今大会シード選手の栄を得た石黒は準決勝で、前戦で髙上智史(旭化成)を「指導1」で破って意気揚がる竪山将(パーク24)をGS延長戦「有効」で倒す金星をマークしての勝ち上がり。

決勝は髙市が右、石黒が左組みのケンカ四つ。両者引き手争いから巴投、浮技と繰り出すがいずれも取り切れずあっという間に5分間が終了、試合はGS延長戦へ。

延長開始早々に石黒が左払腰、これを髙市が隅落の形で巧みに返して「有効」奪取。試合時間は5分24秒、この一撃で髙市の優勝が決まった。

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66kg級優勝の髙市賢悟

【入賞者】

優 勝:髙市賢悟(旭化成)
準優勝:石黒亮太(自衛隊体育学校)
第三位:竪山将(パーク24)、六郷雄平(了徳寺学園職)

髙市賢悟選手のコメント
「優勝しようと思っていました。調子はあまり良くなかったですし、6月の延岡合宿で右肘を負傷)していて担ぎ技が出し辛かったのですが、なかなかペースを作れない中、担ぎ技が出来ない状態でも勝てたのは収穫です。逆にこういう時こそ他の技、担ぎ以外もできるように技の研究をしていきたいと思います。今日は最後までしぶとく戦えて、良かったです。」

【準決勝】

髙市賢悟○不戦△六郷雄平
石黒亮太○GS有効(GS0:24)△竪山将

【決勝】

髙市賢悟○GS有効・払腰返(GS0:22)△石黒亮太

■ 73kg級・岩渕侑生がジュニア以来のタイトル奪取
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73kg級決勝、岩渕侑生が西山雄希を攻める

(エントリー112名)

エントリー者実に112名、大会最大のトーナメントを決勝まで勝ち上がったのはともにノーシード、1回戦からここまで実に6戦を戦った岩渕侑生(センコー)と西山雄希(了徳寺学園職)。

決勝は組み手争いが激しく、序盤は岩渕、西山ともに十分に持つ場面はほとんどなし。1分20秒両者に「指導」が宣せられるとがっぷり組み合う時間帯が生まれ始めるが、その際に先んじて技を出すのは常に岩渕。手数に明らかに差が付き始めた2分0秒には西山にのみ2つ目の「指導」が宣告される。

アドバンテージを得た岩渕は技を仕掛けては離れ、要所を押さえた巧みな試合運び。西山は出足払に背負投と攻め込むが決め切れず、岩渕の的確な反撃に遭って山場を作ることも叶わず。結果「指導2」対「指導1」の優勢で岩渕の初優勝が決まった。岩渕は2013年に全日本ジュニア選手権を制して以来の全日本タイトル獲得。

3位には本間大地(ALSOK)と前野将吾(旭化成)が入賞。昨年2位の太田慶一(了徳寺学園職)は4回戦で本間に「指導1」で敗退、昨年3位の下山徳大(了徳寺学園職)は準々決勝で前野に合技「一本」で敗れ、同じく昨年3位の田村和也(パーク24)は欠場(※講道館杯の出場権あり)して記録上は初戦敗退だった。

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73kg級優勝の岩渕侑生

【入賞者】

優 勝:岩渕侑生(センコー)
準優勝:西山雄希(了徳寺学園職)
第三位:本間大地(ALSOK)、前野将吾(旭化成)

岩渕侑生選手のコメント
「減量がうまくいき最後まで我慢強く戦うことができたと思います。大学2年生で全日本ジュニア優勝してこれが2度目のタイトルです。これをきっかけにまずは講道館杯で勝つことを目標に、国際大会でも勝てるようにしたい。」

【準決勝】

西山雄希○優勢[指導1]△前野将吾
岩渕侑生○優勢[技有]△本間大地

【決勝】

岩渕侑生○優勢[指導2]△西山雄希

■ 81kg級・渡邉勇人復活V、海老泰博と川上智弘をともに「一本」で撃破
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81kg級決勝、渡邉勇人が川上智弘から左背負投「一本」

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場内からどよめきが起こる豪快な一撃だった

(エントリー99名)

昨年4月の全日本選抜体重別で膝を負傷、手術を経て6月の全日本実業団体対抗大会で畳に復帰したばかりの渡邉勇人(了徳寺学園職)が好内容で優勝を飾った。

山場と目された準決勝では3連覇を目指した大学の先輩・海老泰博(旭化成)を僅か12秒の背負投「一本」に屠って快勝。迎えた決勝では昨年2位の難敵・川上智弘と対戦する。この試合は左相四つの相手とガップリ組み合って間合いを測り合う比較的静かな展開だったが、渡邉は「指導1」をリードした中盤の組み際に一気に加速。組み勝つなり釣り手を振り立てて打点の高い左背負投に入り込めば腰に引っ掛かった川上は耐える間なく宙を舞い、バウンドする勢いで畳に落ちて文句なしの「一本」。投げ捨てた、と表現すべき鮮やかな一撃で渡邉の勝利が決まった。

新卒2年目の渡邉は今大会初出場、初優勝。永瀬貴規に続く代表有力候補の位置を得掛けながら負傷でキャリアに穴を空けてしまった形だったが、今大会の勝ちぶりの良さはその復帰の狼煙としては十分以上。講道館杯での活躍に注目したい。

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81kg級優勝の渡邉勇人

【入賞者】

優 勝:渡邉勇人(了徳寺学園職)
準優勝:川上智弘(國學院大職)
第三位:海老泰博(旭化成)、春山友紀(自衛隊体育学校)

渡邉勇人選手のコメント
「久しぶりの個人戦、緊張しました。1、2回戦で試合勘を取り戻して行こうと思っていて、試合を重ねるうちに徐々に調子が上がってきているなという感触がありました。。準決勝以降も緊張することもなく挑めましたが、海老さんとの対戦は大学の先輩で手の内もわかっているので意識していました。一発は狙っていました(※開始12秒で一本勝ち)。海老さんに勝てたことで、決勝は相手が誰であろうと勝てるなと自信になりました。今後は個人としてはもちろんですが、今年了徳寺学園として初めて団体戦(※全日本実業柔道団体対抗大会)に出場して3部で優勝出来たので次は2部で優勝したいと思います。監督や、応援してくださっている皆さんの期待に応えられるような選手になりたいです。」

【準決勝】

川上智弘○優勢[技有]△春山友紀
渡邉勇人○背負投(0:12)△海老泰博

【決勝】

渡邉勇人○体落(2:41)△川上智弘

■ 22歳未満・叶内大誠が初優勝、田中力也は昨年に続き決勝で涙
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叶内大誠と田中力也による22歳未満カテゴリ決勝戦

(エントリー45名)

決勝に進んだのは叶内大誠(自衛隊体育学校)と昨年準優勝の田中力也(アイシン)の2名。

決勝は叶内が左、田中が右組みのケンカ四つ。両者ともになかなか技が出ないまま刻々時計の針のみが進む。背負投の応酬が数度あったがいずれも決まらず、本戦5分は双方に「指導」2つが与えられたのみで終了。勝敗の行方はGS延長戦へと持ち込まれる。

ここから叶内が徐々に押し始め、幾度も背負投に入り込んで田中を崩す。田中は手数でも後手を踏み、GS1分19秒ついに田中に2つ目の「指導」宣告。叶内がうれしい全日本実業個人初優勝を飾ることとなった。

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22歳未満優勝の叶内大誠

【入賞者】

優 勝:叶内大誠(自衛隊体育学校)
準優勝:田中力也(アイシン)
第三位:倉岡勇人(東レ・愛媛)、大西勇気(東レ・滋賀)

叶内大誠選手のコメント
「GSになった時、ここからもう一つ攻めるんだと、気持ちが入りました。右膝を怪我して1週間練習ができず背負投に入ることがなかなか出来なかったのですが掛け切るということを徹底しました。講道館杯では1回でも多く勝てるように頑張ります。」

【準決勝】

田中力也○合技(2:10)△大西勇気
叶内大誠○合技(2:37)△倉岡勇人

【決勝】

叶内大誠○GS指導3(GS1:19)△田中力也

※ eJudoメルマガ版8月27日掲載記事より転載・編集しています。

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