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四度目の正直で世界を制覇、田知本遥が肚の据わった柔道見せて金メダルの高みに到達・リオデジャネイロ五輪柔道競技70kg級

(2016年8月9日)

※ eJudoメルマガ版8月9日掲載記事より転載・編集しています。
四度目の正直で世界を制覇、田知本遥が肚の据わった柔道見せて金メダルの高みに到達・リオデジャネイロ五輪柔道競技70kg級
カリオカ・アリーナ(ブラジル・リオデジャネイロ)で行われているリオデジャネイロ五輪柔道競技は10日、競技第5日の男子90kg級と女子70kg級の競技が行われ、70kg級は日本代表の田知本遥(ALSOK)が初優勝を飾った。

田知本は2回戦で組まれた第1シード選手キム・ポリング(オランダ)の大熱戦をGS延長戦の大外刈「有効」で勝利。以降は順調に一本勝ちを積み重ね、決勝ではユリ・アルベール(コロンビア)を小外掛と横四方固の合技「一本」で下して優勝を決めた。

田知本はこれが2度目の五輪出場、4度目の世界大会(世界選手権含む)参加。全てメダルなしに終わって来た苦い経験を活かし、見事今大会日本女子初の金メダルを獲得した。

入賞者と準々決勝の結果、決勝ラウンド全8試合と日本代表選手の結果と寸評は下記。

■ 70kg級
(エントリー24名)

【入賞者】
1.TACHIMOTO, Haruka (JPN)
2.ALVEAR, Yuri (COL)
3.CONWAY, Sally (GBR)
3.VARGAS KOCH, Laura (GER)
5.GRAF, Bernadette (AUT)
5.BERNABEU, Maria (ESP)
7.ZUPANCIC, Kelita (CAN)
7.BOLDER, Linda (ISR)

【メダリスト】

優勝:田知本遥(日本)
準優勝:ユリ・アルベール(コロンビア)
第3位:サリー・コンウェイ(イングランド)、ラウラ・ファルカス・コッホ(ドイツ)

【準々決勝】

田知本遥○GS優勢[技有・大外刈](GS0:28)△ケリタ・ズパンシック(カナダ)
ラウラ・ファルカス・コッホ(ドイツ)○(1:20)△ベルナデッテ・グラフ(オーストラリア)
ユリ・アルベール(コロンビア)○(1:58)△マリア・ベルナベウ(スペイン)
サリー・コンウェイ(イングランド)○(2:52)△リンダ・ボルダー(イスラエル)

【敗者復活戦】

ベルナデッテ・グラフ(オーストラリア)○優勢[技有・裏投]△ケリタ・ズパンシック(カナダ)

グラフが右、ズパンシックが左組みのケンカ四つ。後の先の得意なグラフがズパンシックのクロスグリップでの左小内巻込を裏投で返して「技有」獲得。ズパンシックは三角絞からの崩上四方固に逆転を懸けるが、14秒で相手に逃げられてしまい「有効」止まり。共に持ち味を発揮し、1秒が勝敗を分けた好試合だった。

マリア・ベルナベウ(スペイン)○優勢[指導1]△リンダ・ボルダー(イスラエル)

両者右組みの相四つ。地力に勝るベルナベウがパワーを活かしてボルダーを完封。ボルダーの釣り手を制して圧をかけ続ける。終盤に山場を作り「指導」を奪ったベルナベウの勝利。

【準決勝】

田知本遥○優勢[技有・大外刈]△ラウラ・ファルカスコッホ(ドイツ)

両者左組みのケンカ四つ。田知本の左大外刈とファルカスコッホの左大内刈の打ち合い。ファルカスコッホの左大内刈を田知本が剛体で受けてしまう危うい場面があるも、直後の展開で田知本が得意の左大外刈で「技有」を獲得。田知本は相手の釣り手を落とす丁寧な組み手で試合終盤を凌ぎタイムアップ。日本女子チームが今大会なかなか辿りつけなかった決勝の畳へと駒を進めた。

ユリ・アルベール(コロンビア)○GS優勢[技有・](GS0:41)△サリー・コンウェイ(イングランド)

両者右組みの相四つ。コンウェイが優位に試合を進め、腕挫十字固や裏投で惜しい場面を作る。両者ポイントのないまま勝負はGSへ。最後はコンウェイが仕掛けた背中を抱いての右小内刈を、アルベールが岡田弘隆式「掛け倒す」小内刈の要領で返して浮落「技有」。早川憲幸コーチとの二人三脚で、ついに念願の五輪決勝戦の舞台へと辿り着いた。

【3位決定戦】

サリー・コンウェイ(イングランド)○優勢[技有・横掛]△ベルナデッテ・グラフ(オーストラリア)
コンウェイが右、グラフが左組みのケンカ四つ。体格と地力に勝るグラフが奥襟を持って圧をかける。コンウェイは釣り手で脇を突いてしのぎ続け、場外際でグラフが仕掛けた牽制の左小内刈を横掛に切り返して「有効」獲得。以降はこのポイントを守りきり見事銅メダルを獲得した。

ラウラ・ファルカスコッホ(ドイツ)○GS優勢[技有・小内巻込]GS[1:03]マリア・ベルナベウ(スペイン)
ファルカスコッホが左、ベルナベウが右組みのケンカ四つ。ファルカスコッホがパワーで大きく優位に立つベルナベウの猛攻を紙一重でしのぎ続けて本戦が終了。勝負はGSへ。GS突入後はファルカスコッホが組み負けつつも左大内刈で果敢に前に出続け、抱きつきの左大内刈から左小内刈に連絡して「技有」。ワールドツアー限定の「番人」ファルカスコッホがその定位置を抜け出し、五輪でも見事銅メダルを獲得した。

【決勝】

田知本遥○合技[小外掛・横四方固](2:15)△ユリ・アルベール(コロンビア)

田知本が左、アルベールが右組みのケンカ四つ。釣り手を突いて技に入る距離を取りたい田知本と、背中を抱いて密着したいアルベールという構図。アルベールはまず左で田知本の襟を高く保ち、右で袖を持つ完全な左組み。そこから右を持ち替えて得意の右構え奥襟、あるいはクロスグリップを作り出そうという手順を企図。
アルベールが組み際に脇を差し、田知本が伏せたところで田知本のみに「指導」が宣告される。しかし、ポイントに差がついて以降も両者は攻めの姿勢を継続。最後は田知本がアルベールの腰を切る動きに合わせて左小外掛に深く飛び込み、右大腰で迎え撃ったアルベールを背中から畳に叩き落として「技有」獲得、そのまま横四方固に抑え込んで合技「一本」。第1シードの直下というノーシード位置から見事にトーナメントの頂点へと上り詰めた。

【日本代表選手勝ち上がり】

日本代表選手:田知本遥
成績:優勝

[1回戦]

田知本遥○合技[小外掛・横四方固](0:48)△ジョウ・チャオ(中国)

田知本が左組み、ジョウが右組みのケンカ四つ。開始早々、田知本が前技フェイントを入れての左小外掛で「技有」を奪うとそのまま横四方固で抑え込み「技有」、合技「一本」。上々の滑り出し。

[2回戦]

田知本遥○GS優勢[有効・大外刈](GS1:35)△キム・ポリング(オランダ)

田知本が左組み、キムが右組みのケンカ四つ。開始直後、キムが左一本背負投で「有効」を先取する。しかし田知本上から釣り手を入れて右大外刈で「有効」を奪い追いつく。スコアはタイのままGS突入。田知本が両襟で距離を詰め左大外刈「有効」を奪って熱戦決着。粘り強く戦い第1シードのキム・ポリングを破り準々決勝へと駒を進める。

[準々決勝]

田知本遥○GS優勢[技有・大外刈](GS0:28)△ケリタ・ズパンシック(カナダ)

両者ともに左組みの相四つ。互いに相手の釣り手を警戒し、絞り合いから左大外刈の撃ち合い。互いにポイントはなくGSへ。展開は変わらず、最後は田知本が左大外刈で「技有」を奪い優勢勝ち。

※以降は競技記録と重複するので割愛します

※ eJudoメルマガ版8月9日掲載記事より転載・編集しています。

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