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トルステニャクが初優勝、決勝はライバルのアグベニューに「一本」で完勝・リオデジャネイロ五輪柔道競技63kg級

(2016年8月9日)

※ eJudoメルマガ版8月9日掲載記事より転載・編集しています。
トルステニャクが初優勝、決勝はライバルのアグベニューに「一本」で完勝・リオデジャネイロ五輪柔道競技63kg級
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カリオカ・アリーナ(ブラジル・リオデジャネイロ)で行われているリオデジャネイロ五輪柔道競技は日程第4日の9日、男子81kg級と女子63kg級の2階級の競技が行われ、63kg級は昨年の世界選手権の覇者であるティナ・トルステニャク(スロベニア)が初優勝した。

第1シードのトルステニャクは順調にトーナメントを勝ちあがり、決勝で最大のライバルとされるクラリス・アグベニュー(フランス)と対戦。激しい組み手争いから得意の左一本背負投を連発して相手の焦りを誘うと、相手が仕掛けた強引な左小外掛を浮落に切り返して「有効」奪取、そのまま横四方固に抑え込んで勝利を決めた。ロンドン五輪を制したウルスカ・ゾルニールに続き、スロベニアは2大会連続でこの階級を制した。

日本代表の田代未来(コマツ)は5位。準決勝でアグベニューに「指導1」差の接戦を演じて健闘したが、3位決定戦でヤーデン・ゲルビ(イスラエル)に敗れた。3位にはゲルビと、アニカ・ファンエムデン(オランダ)が入賞した。

入賞者と準々決勝の結果、決勝ラウンド8試合と日本代表選手全試合の結果および寸評は下記。

■ 63kg級
(エントリー26名)

【入賞者】
1.TRSTENJAK,Tina(SLO)
2.AGBEGNENOU,Clarisse(FRA)
3.GERBI,Yarden(ISR)
3.VAN EMDEN,Anicka(NED)
5.TASHIRO,Miku(JPN)
5.SILVA,Mariana(BRA)
7.YANG,Junxia(CHN)
7.UNTERWURZACHER,Kathrin(AUT)

【メダリスト】

優勝:ティナ・トゥルステニャック(スロベニア)
準優勝:クラリス・アグベニュー(フランス)
第3位:ヤーデン・ゲルビ(イスラエル)、アニカ・ファンエムデン(オランダ)

【準々決勝】

ティナ・トゥルステニャック(スロベニア)○(3:23)△ヤン・ジュインシア(中国)
マリアナ・シウバ(ブラジル)○GS優勢[有効・](GS2:03)△ヤーデン・ゲルビ(イスラエル)
クラリス・アグベニュー(フランス)○裏投(3:53)△アニカ・ファンエムデン(オランダ)
田代未来(日本)○優勢[有効・小外刈]△カトリン・ウンターヴルツァハー(オーストリア)

【敗者復活戦】

ヤーデン・ゲルビ(イスラエル)○優勢[技有・腰車]△ヤン・ジュインシア(中国)
両者共に右組みの相四つ。共に奥襟を狙いつつ袖を絞り合う展開が続く。ヤンが先に奥襟を得てがっぷり四つとなった直後、ゲルビが得意の右腰車。突如いきなりスピードを上げたこの技に対応出遅れたヤンは完全に腰に乗ってしまい、畳に叩きつけられ「技有」。以降ゲルビは深くは組み合わず「技有」を守り切る。

アニカ・ファンエムデン(オランダ)○優勢[有効・大内刈]△カトリン・ウンターヴルツァハー(オーストリア)
両者左組みの相四つ。ファンエムデンが中盤に右一本背負投を仕掛けながら斜めに落とす独特の右大内刈で「有効」を奪う。以降は泥臭く戦い、このポイントを守りきって勝利。

【準決勝】

ティナ・トゥルステニャック(スロベニア)○縦四方固(3:38)△マリアナ・シウバ(ブラジル)
トルステニャクが両組み、シウバが右組み。トルステニャクは右背負投で逆方向に相手の意識を向けさせ、直後に本命の左一本背負投で「有効」を獲得。最後は相手の右内股を潰し、横に引き込んで縦四方固「一本」。順当に決勝進出を決める。

クラリス・アグベニュー(フランス)○優勢[指導1]△田代未来(日本)
両者左組みの相四つ。田代は過去全く歯の立たなかったアグベニューに対して、引き手で相手の襟から持ち、脇を突き、袖を絞り、要所で足技を効かせてと組み手で完封。終始優位に試合を進めるが、場外際の攻防で奥襟を持たれた際に思わず場外に出てしまい「指導」を失陥。残りの試合時間攻め続けるもあと一歩及ばず。紙一重の差で敗れて3位決定戦へ。

【3位決定戦】

ヤーデン・ゲルビ(イスラエル)○優勢[技有・内股透]△田代未来(日本)
田代が左組み、ゲルビが右組みのケンカ四つ。序盤はお互いに腰を差しての投げの打ち合い。ゲルビが田代の背中を持っての豪快な右腰車で「有効」を先行。直後の展開で田代が左小外刈から相手に抱きついての左大内刈を仕掛けると、ゲルビは内股透の形(ゲルビは相手の内股を誘って股中で回すのを得意としている)で田代に覆いかぶさり「技有」。以降は田代が果敢に攻め続けるも、守りに入ったゲルビからポイントを奪うことは出来ずに試合終了。ゲルビが持ち味を存分に発揮し銅メダルを獲得した。

アニカ・ファンエムデン(オランダ)○優勢[有効・背負投]△マリアナ・シウバ(ブラジル)
ファンエムデンが左組み、シウバが右組みのケンカ四つ。地元の大声援を受けたシウバが終始優位に試合を進めるが、ファンエムデンが得意の右一本背負投で強引に巻き込んで「有効」を獲得。このポイントを守り切り、29歳にして五輪のメダル獲得の悲願を達成した。

【決勝】

ティナ・トゥルステニャック(スロベニア)○上四方固(1:45)△クラリス・アグベニュー(フランス)
トルステニャクが両組み、アグベニューが左組み。勝負は意外にも早く決着。激しい組み手争いからアグベニューが奥襟を得て抱きつきながらの左小外掛を放つと、トルステニャクはアグベニューの作用足を外して浮落に切り返し「有効」。そのまま横四方固に抑えこみ、一度は逃すも再度抑えこみ上四方固の形でフィニッシュ。強敵アグベニューから見事「一本」を奪い優勝を決めた。スロベニアはロンドンでのゾルニールに続いて、2大会連続となる同階級での金メダルを獲得した。

【日本代表選手勝ち上がり】

日本代表選手:田代未来(コマツ)
成績:第5位

[2回戦]

田代未来○優勢[技有・小外刈]△カタリナ・ヘッカー(オーストラリア)
田代が左組み、ヘッカーが右組みのケンカ四つ。田代は自らの膝で相手の膝を押し上げるような左小外刈で「技有」を先行。続いて場外際の左小外刈で相手を押し込み「有効」を追加。最後は左小外刈で相手の背中をしっかりと畳につけて「一本」。相手を三度投げつける圧勝で1回戦を突破。

[準々決勝]

田代未来○優勢[有効・小外刈]△カトリン・ウンターブルツァハー(オーストリア)
両者共に左組みの相四つ。田代は開始早々左大内刈で相手を大きく崩す。途中強引な左払腰を返されかけるも尻餅でなんとか凌いでノーポイントに収め、試合中盤に左横変形組み手から左小外刈で押し込み「有効」を獲得。以降、相手の強引な左払巻込に巻き込まれかける危ういシーンも有ったが、紙一重で凌いで準決勝進出を決めた。

※以降は上記競技記録と重複するため割愛


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