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地元開催に発奮、“ムラ気の天才”シウバが母国ブラジルに今大会初の金メダルもたらす・リオデジャネイロ五輪柔道競技57kg級

(2016年8月8日)

※ eJudoメルマガ版8月8日掲載記事より転載・編集しています。
地元開催に発奮、“ムラ気の天才”シウバが母国ブラジルに今大会初の金メダルもたらす・リオデジャネイロ五輪柔道競技57kg級
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カリオカ・アリーナ(ブラジル・リオデジャネイロ)で行われているリオデジャネイロ五輪柔道競技は日程第3日の8日、男子73kg級と女子57kg級の2階級の競技が行われ、57kg級は2013年リオ世界選手権の覇者ラファエラ・シウバ(ブラジル)が優勝、地元開催の母国ブラジルに全競技通じて大会初となる金メダルをもたらした。

試合ごとに出来不出来の差が激しいシウバはこのところワールドツアーで成績を残せておらず、ノーシードからのスタート。しかし会場の大声援を勢いに変えてこの日は本領を発揮、
一貫して集中力を切らさず1回戦でミリアム・ローパー(ドイツ)を内股「一本」(0:45)で秒殺、2回戦で第2シードのキム・ジャンディ(韓国)から小外刈「技有」の優勢と強豪を連続撃破。準々決勝はヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)を小外掛「技有」、準決勝はコリナ・カプリオリウ(ルーマニア)との試合時間8分に迫る熱戦を大外刈「技有」で勝ち抜け、決勝はドルジスレン・スミヤ(モンゴル)の支釣込足を呼び込んでの浮落「技有」で快勝。出色の出来で金メダルを手にした。

五輪2連覇を狙った松本薫(ベネシード)は準決勝でドルジスレン・スミヤ(モンゴル)に左背負投で一本負け。3位決定戦に勝利して銅メダルを確保した。

入賞者と準々決勝の結果、決勝ラウンド8試合と日本代表選手全試合の結果および寸評は下記。

■ 57kg級
(エントリー23名)
【入賞者】
1.SILVA, Rafaela (BRA)
2.DORJSUREN, Sumiya (MGL)
3.MATSUMOTO, Kaori (JPN)
3.MONTEIRO, Telma (POR)
5.CAPRIORIU, Corina (ROU)
5.LIEN, Chen-Ling (TPE)
7.KARAKAS, Hedvig (HUN)
7.PAVIA, Automne (FRA)

【メダリスト】
優 勝:ラファエラ・シウバ(ブラジル)
準優勝:ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)
第3位:テルマ・モンテイロ(ポルトガル)、松本薫(日本)

【準々決勝】

ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)○優勢[指導2]△テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
松本薫○GS技有・袖釣込腰(GS3:50)△オトーヌ・パヴィア(フランス)
ラファエラ・シウバ(ブラジル)○優勢[技有・小外掛]△ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)
コリナ・カプリオリウ(ルーマニア)○大内刈(0:38)△レン・チェンリン(台湾)

【敗者復活戦】

テルマ・モンテイロ(ポルトガル)○腕挫十字固(1:03)△オトーヌ・パヴィア(フランス)
階級を代表する美女柔道家2人がマッチアップ。右組みの相四つ。モンテイロが立て続けに切れ味鋭い巴投、3度目をひときわ深く、作用足を相手の股中に入れて蹴り上げると放つとパヴィアは一回転して腹這いで畳に落ちる。モンテイロは流れるような動きで頭上を通過したパヴィアを追い、腕挫十字固に繋いで「一本」。今大会で競技の一線を退くと伝えられるパヴィアは落涙ししばし立てず、モンテイロと抱き合って畳を後にする。

レン・チェンリン(台湾)○優勢[有効・内股]△ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)
リンが左、カラカスが右組みのケンカ四つ。リンが組み手争いから相手の背中を抱いた左内股で「有効」を奪って勝利。

【準決勝】

ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)○背負投(0:25)△松本薫
両者右組みの相四つ。試合開始直後、場外際でドルジスレンが片襟の右背負投を放つと棒立ちで受けてしまった松本あっという間に一回転。まさかの「一本」失陥で松本は3位決定戦へ。

ラファエラ・シウバ(ブラジル)○GS優勢[技有・大外落](GS3:05)△コリナ・カプリオリウ(ルーマニア)
両者左組みの相四つ。地力に勝るシウバをカプリオリウが袖の絞り合いと巴投で凌ぎ、「指導」1つずつを取り合って勝負はGSへ突入。最後は勝負を賭けたシウバの左大外刈とカプオリウの裏投の打ち合いとなり、シウバがケンケンで相手の裏に回り込むとついに力尽きたカプリオリウの膝がカクリと折れ、シウバの左大外刈「技有」で決着。お互いが持ち味を出しあった好勝負。釣り手を低く落とされている不利にも関わらず乾坤一擲の勝負に出たシウバの勇気、自身の投げで迎え撃ったカプリオリウの強気に拍手。

【3位決定戦】

テルマ・モンテイロ(ポルトガル)○優勢[有効・巴投]△コリナ・カプリオリウ(ルーマニア)
モンテイロが右、カプリオリウが左組みのケンカ四つ。開始早々、モンテイロが場外際の巴投で「有効」を獲得。一方のカプリオリウは伏せたモンテイロの肩に膝を落として相手を負傷させるヒールぶりを発揮。試合は抱き着きで最後の攻撃を試みたカプリオリウの猛アタックをモンテイロが凌ぎ切り、しぶとく「有効」アドバンテージを守って勝利。

松本薫○優勢[有効・小内刈]△レン・チェンリン(台湾)
松本が右組み、レンが左組みのケンカ四つ。背中を叩いて左内股を狙いたいレンに対して、松本は釣り手で奥襟を突いて足技で攻める。レンの頭に右技のイメージが染み渡った試合終盤、松本は組み際に相手の腕を抱えた左小内巻込で「有効」を奪い勝利。

【決勝】

ラファエラ・シウバ(ブラジル)○優勢[技有・浮落]△ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)
両者左組みの相四つ。左横変形の形からシウバがドルジスレンの支釣込足を呼び込んで切り返し、切れ味鋭い左浮落「技有」。以降幾度と無くドルジスレンの技が決まりかける場面があるが、その度にシウバが異常な身体能力で回避。「技有」ポイントを守りきりついに開催国ブラジルに待望の金メダルをもたらした。敗れたドルジスレンも普段とは一味違う技のキレを披露。モンゴル女子柔道初のメダルを獲得した。

【日本代表選手勝ち上がり】

日本代表選手:松本薫
成績:3位

[2回戦]

松本薫○横四方固(1:19)△ゾウレイハ・アブセタ・ダボンネ(コートジボワール)
両者右組みの相四つ。開始早々、松本が相手の右小内刈を潰して寝技に移行、横四方固で抑え込む。一度は逃がすが粘り強く抑え直し横四方固「一本」。

[準々決勝]

松本薫○GS優勢[技有・袖釣込腰](GS3:50)△オトーヌ・パヴィア(フランス)
松本が右組み、パヴィアが右組みの相四つ。奥襟を狙うパヴィアの釣り手を終始噛み殺し、組み負けてもなお腰を差してくるパヴィアに対して辛抱強く前に出続ける。攻めては右小内刈、左袖釣込腰、そして体格に勝るパヴィアに対して腰を抱えてと変幻自在に攻め続ける。一方のパヴィアも際では譲らず、両者の気持ちと気持ちがぶつかり合う大熱戦。GS含め8分に及ぼうかという試合は松本の左袖釣込腰「技有」で決着。

※準決勝以上は上記競技記録と重複するため割愛

※ eJudoメルマガ版8月8日掲載記事より転載・編集しています。

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