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荒れた大会勝ち抜き無印バジーレが驚きの戴冠、海老沼匡はアンバウルとの世界王者対決に敗れ銅メダル・リオデジャネイロ五輪柔道競技66kg級

(2016年8月7日)

※ eJudoメルマガ版8月7日掲載記事より転載・編集しています。
荒れた大会勝ち抜き無印バジーレが驚きの戴冠、海老沼匡はアンバウルとの世界王者対決に敗れ銅メダル・リオデジャネイロ五輪柔道競技66kg級
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カリオカ・アリーナ(ブラジル・リオデジャネイロ)で行われているリオデジャネイロ五輪柔道競技は日程第2日の7日、男子66kg級と女子52kg級の2階級の競技が実施され、66kg級はノーシード選手のファビオ・バジーレ(イタリア)が驚きの初優勝を遂げた。

バジーレは21歳。今年の欧州選手権で3位に入賞したもののワールドツアーでの優勝歴はなく、表彰台すら今年3月のグランプリ・トビリシ大会における2位入賞のみで指定席は5位か7位、あるいは予選ラウンド敗退という全くの無印。この日は2回戦から登場し、3回戦でニジャト・シハリサダ(アゼルバイジャン)を片手絞「一本」で退けるアップセットを演じると、準々決勝では優勝候補のダバドルジ・ツムルクフレグ(モンゴル)から肩車と出足払で2つの「技有」を奪って快勝。準決勝は同じくノーシードのアドリアン・ゴンボツ(スロベニア)を「指導2」で退け、決勝は昨年の世界王者アン・バウル(韓国)を左大外落「一本」に仕留めて金メダル獲得を決めた。

日本代表の海老沼匡(パーク24)は3位。勝負どころの準決勝でアン・バウルから「指導」を先行したが、中盤から連続攻撃を許して流れを失い、GS延長戦で仕掛けた右一本背負投を返され「有効」を失って敗れた。

優勝候補に挙げられていたミハエル・プルヤエフ(ロシア)はまったく覇気がなく、初戦でアントワーヌ・ブシャール(カナダ)とGS延長戦の末、引込返「有効」で敗退。ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)は2回戦でセルジュ・オレイニック(ポルトガル)に肩車「有効」で敗れ、ゴラン・ポラック(イスラエル)は初戦でこれも無名のマシューズ・プンザ(ザンビア)に崩袈裟固「一本」で敗れた。

入賞者と準々決勝のスコア、決勝ラウンド8試合と日本選手全試合の結果および寸評は下記。

■ 66kg級
(エントリー34名)
【入賞者】
1.BASILE, Fabio (ITA)
2.AN, Baul (KOR)
3.EBINUMA, Masashi (JPN)
3.SOBIROV, Rishod (UZB)
5.BOUCHARD, Antoine (CAN)
5.GOMBOC, Adrian (SLO)
7.DAVAADORJ, Tumurkhuleg (MGL)
7.MATEO, Wander (DOM)

【準々決勝】

アン・バウル(韓国)○優勢[技有・背負投]△リショド・ソビロフ(ウズベキスタン)
海老沼匡○合技[横四方固・袖釣込腰](3:17)△マー・ドワンビン(中国)
ファビオ・バジーレ(イタリア)○合技[肩車・出足払]△ダバドルジ・ツムルクフレグ(モンゴル)
アドリアン・ゴンボツ(スロベニア)○外巻込(4:08)△アントワーヌ・ブシャール(カナダ)

【敗者復活戦】

リショド・ソビロフ(ウズベキスタン)○内股(3:02)△ワンダ・マテオ(ドミニカ)
ソビロフ左、マテオが右組みのケンカ四つ。体格と懐のある相手にてこずり「指導2」までソビロフに与えられるが中盤から立ち直り、しっかり組み始めると2分35秒に大内返で投げかけた場面から主導権以降。直後、強引な左内股で最後まで投げ切り「一本」。

アントワーヌ・ブシャール(カナダ)○優勢[技有・浮落]△ダバドルジ・ツムルクフレグ(モンゴル)
ブシャール左、ダバドルジ右組みのケンカ四つ。ダバドルジが「指導」1つをリードした終盤、ダバドルジは腰を抱いて谷落を狙う得意の駆け引き、ブシャールは内股の形で応じる。ダバドルジが体を捨てると、覆いかぶさる形でカウンター、「技有」が宣告されるが自滅と判断され取り消し。しかしダバドルジ再度同じ攻撃を選択、奥脚まで作用足を届かせるがこれが外れ、ブシャール全く同じ形で覆いかぶさり「技有」。優勝候補ダバドルジ最後まで低調から脱せず。

【準決勝】

アン・バウル(韓国)○GS優勢[有効・隅落](GS0:51)△海老沼匡
左相四つ。海老沼序盤積極的に攻めて「指導」のリードを得るも、後半相手の「韓国背負い」連発に付き合ってしまい追いつかれ勝負はGS戦へ。最後は焦って入った右一本背負投を隅落で返され「有効」。

ファビオ・バジーレ(イタリア)○優勢[指導2]△アドリアン・ゴンボツ(スロベニア)
バジーレが左、ゴンボツが右組みのケンカ四つ。徹底した先制攻撃と手数の多さで「指導」2つを獲得し勝利。台風の目バジーレ、ついに決勝進出決定。

【3位決定戦】

リショド・ソビロフ(ウズベキスタン)○片手絞(3:20)△アドリアン・ゴンボツ(スロベニア)
ソビロフが左、ゴンボツが右組みのケンカ四つ。ゴンボツの右背負投を後ろに引っ張り落として「技有」。直後の縦四方固は逃がしてしまったが、伏せて逃げた相手を絞め上げ片手絞「一本」で勝利。

海老沼匡○背負投(4:07)△アントワーヌ・ブシャール(カナダ)
左相四つ。クロスグリップで背中を叩いてくる長身選手にやや手を焼き「指導」を先行されるも、右背負投「有効」で逆転。最後は相手の深い懐に合わせて位置を調整し左背負投、背中で押し込んで回し切り「一本」。2大会連続の銅メダルを決める。

【決勝】

ファビオ・バジーレ(イタリア)○大外落(1:24)△アン・バウル(韓国)
左相四つ。バジーレ終始元気よく動き続け、組み際に相手の上体を背負投の形に固定し左大外刈。まず刈り足を引っ掛けて膝を殺し、座り込んで相手の足首を固定しながら体を捨てて「一本」。完全ノーマークの位置から優勝決定。

【日本代表選手勝ち上がり】

日本代表選手:海老沼匡(パーク24)
成績:3位

[2回戦]

海老沼匡○横四方固(2:02)△チャールス・チバナ(ブラジル)
開始早々相手に絞められ、首に手首を食い込まされてしまう場面現出。ヒヤリとさせられたがここを凌ぐと以降は落ち着いて試合を進め、左大外刈で追い込んで「有効」。そのまま相手を逃さずに横四方固「一本」で勝利。


[3回戦]

海老沼匡○袖釣込腰△(3:17)△マー・ドワンビン(中国)
序盤に潰れた相手を引込返で転がし「有効」。寝技の攻防から肘を抱えられて固定されてしまいまたもやピンチに陥ったが、腕一本呉れたまま巧みに体勢を入れ替え横四方固「技有」獲得。直後の攻防で両袖の豪快な左袖釣込腰「一本」。。

[準々決勝]

海老沼匡○背負投(4:14)△ワンダ・マテオ(ドミニカ)
左背負投で「技有」を得ると以降も幾度となく前技で相手を投げ掛けるが、体格があって身体能力の高い相手の体の外側まで拘束を伝えきることが出来ず、腹ばいで逃す場面が続く。
終盤左袖釣込腰で「有効」を追加。相手の組み際の右大内刈で危うい場面が訪れると直後に怒気を発すと左背負投一閃。準決勝の大一番を前に、少々余計な体力を消費した感あり。

[準決勝]

アン・ボウル(韓国)○GS優勢[有効・隅落](GS0:51)△海老沼匡
左相四つ。序盤積極的に攻めて「指導」のリードを得るも、後半相手の「韓国背負い」連発に付き合ってしまい「指導」を追いつかれ勝負はGSへ。最後は焦って入った右一本背負投を隅落で返され「有効」。GS優勢で敗退。

[3位決定戦]

海老沼匡○背負投(4:07)△アントワーヌ・ブシャール(カナダ)
左相四つ。クロスグリップで背中を叩いてくる相手に手こずり「指導」を先行されるも、右背負投「有効」で逆転。最後は左一本背負投で「一本」を奪い勝利。2大会連続の銅メダルを決める。


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