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圧倒的戦力誇る敬愛が優勝候補筆頭、以降の混戦を頭ひとつ引き離す・金鷲旗高校柔道大会女子展望

(2016年7月21日)

※ eJudoメルマガ版7月21日掲載記事より転載・編集しています。
圧倒的戦力誇る敬愛が優勝候補筆頭、以降の混戦を頭ひとつ引き離す
金鷲旗高校柔道大会女子展望
■ 有力校
eJudo Photo
優勝候補筆頭は
敬愛。写真は高校選手権優勝直後。

高校選手権を制した地元の星・敬愛高(福岡)の陣容と実力が他を大きく引き離している。

同大会の個人無差別を圧勝で制した児玉ひかるをエースに、副将格には70kg級の高校選手権王者新森涼、その脇を三苫桃子と中原爽の超級選手が固め、78kg級の福岡県代表太郎丸夏帆と63kg級で高校選手権優勝に貢献した小柳穂乃果が補欠として投入どころを探る。まさしく他を圧する選手層の厚さ。

そもそも敬愛本来の戦力とはまったく噛み合わないレギューレーション(体重別3人制、52kg、57kg、無差別)の高校選手権ですらしっかり優勝しているわけで、今大会の敬愛の圧倒的優位は揺るぎなし。金鷲旗の勝利要件は「絶対的エースの存在」「戦える選手の絶対量」。敬愛はエースの存在、選手層の厚さという二項をしっかり見たし、そして背には地元の熱い声援までがある。少なくとも事前評のレベルで考える限り、今代の敬愛に死角はまったく見当たらない。

さらにこう言ってはなんだが、今年の高校女子柔道界は全国的に役者不足。なんのかんので各地にキャラクターの立った個性派が揃い、競り合って来たここ数年の面白さは明らかに失速。敬愛に噛みつくラインまでの重量級エースと枚数の保有のあるチームが見当たらない。自軍の充実に他校の失速、これをクロスさせれば、敬愛の優勝自体はほぼ確実。

上位候補は埼玉栄高(埼玉)、大成高(愛知)、富士学苑高(山梨)ら。

埼玉栄は抜き役を担うべき重量級の石塚早稀と都結乃が不安定に過ぎるが、富沢佳奈を中心に軽いクラスの選手はメンタル的にも力的にも戦闘力が高い。重量エース1枚の保有さえなれば十分頂点を伺えたチームである。

大成は粂田晴乃、松井絵名、和田梨乃子らが揃い、駒数で唯一敬愛と比較し得るチーム。どの選手も自身の力が上の時には大勝するが、競り合いの中でどこまで具体的に結果を残せるかどうかが厳しく問われる大会。

富士学苑は抜き役を担う舟久保遥香が57kg級と軽量で、しかも寝技ファイターということで金鷲旗のレギュレーションは過酷。しかし1年生の結城彩乃の加入で戦力一段アップ、チーム全体でしぶとい戦いが出来れば面白い存在。

ほか、淑徳高(東京)、東大阪大敬愛高(大阪)、桐蔭学園高(神奈川)などの名が挙がる。敬愛以下は大混戦の「功名地獄」と捉えて差し支えない大会だろう。

■ 組み合わせ
【Aパート】

シード校:敬愛高(福岡)

優勝候補筆頭の敬愛高に帝京高(東京)が挑む4回戦が山場。敬愛の巨大戦力に対して1年生で東京都予選78kg超級を制した高橋瑠璃を中心とする帝京大が食らいつく。総合戦力差から敬愛の勝ち自体は揺るがないと思われるが、帝京がどこまで健闘出来るかに注目したい。

【Bパート】

シード校:川口総合高(埼玉)

実力校川口総合高が、やや意外なシードピックアップを受けた。鹿児島情報高(鹿児島)との4回戦の勝者が進む、創志学園高(岡山)との5回戦がパート最大の山場。勝ち上がりの行方は混沌。

【Cパート】

シード校:藤枝順心高(静岡)

藤枝順心に国士舘高(東京)、そして逆側では熊本西高(熊本)に、スーパー1年生素根輝を擁する南筑高(福岡)が配されたブロック。ピックアップは藤枝順心だが、実は九州勢2校を配して地元への期待強き山。素根の活躍に期待して南筑の勝ち上がりを推す。

【Dパート】

シード校:長崎明誠高(長崎)

東北高(宮城)、紀央館高(和歌山)が配されたが勝ち上がり候補の一番手は九州の強豪・長崎明誠高。ここまでの4パートのうち、3パートが九州勢の勝ち上がり濃厚である。

【Eパート】

シード校:大成高(愛知)

決勝で高校選手権のリベンジを企図する大成高の山。勝ち上がり自体はほぼ確実。
対抗馬として、1年生の重量級選手2枚を加えた夙川学院の出来に注目。

【Fパート】

シード校:富士学苑高(山梨)

世界ジュニア選手権57kg級王者舟久保遥香を擁する富士学苑の勝ち上がりが濃厚。4回戦で組まれた横須賀学院高(神奈川)との対戦は序盤戦屈指の好カードだ。

【Gパート】

シード校:東大阪大敬愛高(大阪)

最激戦区。シード評価を受けた東大阪大敬愛高に対し、逆側の山に東京都代表の淑徳高、神奈川県代表の桐蔭学園高と強者がまとめて配された。桐蔭学園は朝飛七海の仕事力の高さで全国大会進出権を得たが、淑徳にはこの手の「仕事」を無力化することに長けた西願寺里保がおり、かつ周辺の戦闘力では淑徳が上。難しいパートだが、ここでは淑徳を推しておきたい。

【Hパート】

シード校:埼玉栄高(埼玉)

ネームバリューのあるチームとしては渋谷教育学園渋谷高(東京)の配置があるが、今代は軽量で埼玉栄の牙城を崩すのは難しい。勝ち上がりは埼玉栄。

【準々決勝以降】

敬愛が崩れるシナリオあるとすれば、この段階から一度、二度と歯車噛み合わない試合をしてしまい、決勝までに精神的なダメージを負ってしまうこと。しかし、敬愛の戦力の厚さと他校の陣容を考えれば、多少のトラブルはその試合の中で収拾し、飲み込んでしまうものと思われる。敬愛の優勝を、推す。

※ eJudoメルマガ版7月21日掲載記事より転載・編集しています。

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