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「自主性とまとまりがチームの強み、念願の日本一を狙います」金鷲旗&インターハイ男子有力校監督インタビュー⑤作陽高・川野一道監督

(2016年7月19日)

※ eJudoメルマガ版7月19日掲載記事より転載・編集しています。
「自主性とまとまりがチームの強み、念願の日本一を狙います」
金鷲旗&インターハイ男子有力校監督インタビュー⑤作陽高・川野一道監督
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作陽高・川野一道監督

―3月の高校選手権ではベスト8入賞、直後の「ますらお杯」では並み居る強豪の中みごと優勝を果たしました。その後のチームはいかがですか?

実は、4月から私が学校の生徒指導部長になり、非常に忙しくなってしまいました。それが良い方向に出ていますね。「ますらお杯」でも既に同じようなことをやっていたのですが、とにかく生徒に目標を決めさせて、極力自分たちでやらせる。校務が忙しくて稽古を見れないときも増えてしまったのですが、そこは開き直って。手を出さずに、生徒に目標を決めさせて、とにかく自分たちでやらせています。

―昨年から「あと一歩必要なものは自主性」と仰っていました。その方向性に適いますね?

そうなんです。教室を使って子どもたちにミーティングをやらせると、もう2,3時間とぶっ続けで話し合う。この間ちょっと見に行ったのですが、バンバン意見が出て黒板がびっしり文字で埋まっていて、私のほうが驚きました(笑)

―もう少しその話をお願いします。

「企業理念」ってあるじゃないですか。作陽高校の理念を考えろ、自分たちの存在意義を考えろというのを課題にしてみたんです。理念がしっかりしていると、勝ったり負けたりする中でも自分がブレない。目標というのはその都度変わるかもしれませんが、理念はブレませんから。この課題を与えたら半日近く使って素晴らしい議論をしているわけです。日本一になるために「和の心」を大事にするとか、仲間を信じる心とか、どんなときでもあきらめない心とか、今はまだできないけど将来社会貢献が出来るような人間力を養うとか、なかなか凄い。自分たちで決めた理念があるとやっぱりいいんですよ。インターハイの組み合わせ(編集注:初戦で国士舘高と対戦)が出て、選手が「どうするべきか?」となるわけですが、こちらとしては「あそこに書いてある通りにやればいいんじゃないの?」と言えるんですよね。

―組み合わせの話が出ましたので。インターハイで度々大熱戦を演じて来た国士舘高が初戦の相手です。2013年大会ではアップセット劇を演じ、昨年は圧勝優勝した相手にまさしく食らいつきました。

去年も3回戦で国士舘さんと戦わせて頂いたのですが、正直「全く隙がない」というくらいの凄い戦力でした。どうにかして食らいついていかなければとバタバタ色々考えたわけですが、今年のアプローチは違います。「普通に戦って」勝ちたい。もちろん物凄く強いチームですが、「どうにかしよう」という方向の発想には持って行かないです。普通に倒しに行きます。

―その心は?

どっちが嫌なのか、ということですよね。あちらはうちと対戦せずに日本一まで辿りつくかもしれないけど、うちは日本一を目指したら絶対に国士舘さんとの対戦は避けられないわけです。その、やらなくても済むかもしれないカードを1回戦で引いたのはなかなか面倒なんじゃないかなと思います。こちらはハナから腹を括っていますから。チームに、行ける雰囲気はありますよ。ただ私のほうが例年になく物凄く緊張していますけど(笑)。

―チームの仕上がりはどうですか?

とても良いと言っていいかと思います。去年の9月からレギュラークラスで1人も大きな怪我をした選手がいない。誰も稽古を休まない。中国ジュニアで星野(太駆)が優勝して、いますごく伸びているのですが、彼は本当にこの1年間ただの1回も稽古を休まずにガンガン稽古していますから。今の高校柔道ではなかなか凄いことだと思いますよ。

―稽古のありかたが変わったことも、影響しているのでしょうか?

先ほど自主性の話をしましたが、もう私もギャーギャー言わない。自分たちでやらないとどこまで行っても出来ないことがあることが良く分かりましたから。勿論自主性ゆえの、私の見えないところでの甘さがあるかもしれません。ただ、今までにやっていない新しいことを敢えてやらないと日本一にはなれないですから。この数年間、全国大会2位になった時のやり方、その成功体験を追いかけてしまっていました。本当はその時々に、いま必要だと思うことを考えて都度向き合っていかなければならない。今は、それが「自主性」だと思います。合宿に行ってもわざと外出して子供たちの時間を作るようにしていますし、こいつらはなかなか信用できるということがわかったので、これも新しいことで、春に個別に大学や強豪校に武者修行に出したんです。チームで動くのではなく1人で孤独にやってきなさいと。かなり良い稽古をしてきたようですよ。

―面白いです。そうやって鍛え上げた中で、この夏カギになる選手は?

うちの軸は星野、久野(壱虎)、安田(夢飛)の3枚ですが、これはやはり警戒されます。色々考えているところもありますが、「他の2人の活躍がカギを握る」というのはひとつ言っておいて良いかなと思います。うちはチームのまとまりで勝負、ハートの強さで勝負。選手はそれを私以上に感じていると思いますよ。

―最後に一言、夏に向けての思いをお願いします。

日本一目指して、3年間準備して来た子たちです。ブレずに、日本一を狙います。


※インタビューは7月19日に行われました

※ eJudoメルマガ版7月19日掲載記事より転載・編集しています。

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