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ワールドマスターズ2016・最終日5階級(90kg級、100kg級、100kg級、100kg超級)レポート

(2016年6月21日)

※ eJudoメルマガ版6月21日掲載記事より転載・編集しています。
ワールドマスターズ2016・最終日5階級(90kg級、100kg級、100kg級、100kg超級)レポート
■ 90kg級・ベイカー茉秋が優勝、異常な闘争心でワールドランキング1位獲得
(エントリー15名)

【入賞者】
1.BAKER, Mashu (JPN)
2.KHALMURZAEV, Khusen (RUS)
3.NYMAN, Marcus (SWE)
3.ZGANK, Mihael (SLO)
5.CLERGET, Axel (FRA)
5.ILIADIS, Ilias (GRE)
7.GROSSKLAUS, Ciril (SUI)
7.MEHDIYEV, Mammadali (AZE)

第1シードに配された五輪日本代表のベイカー茉秋が快進撃。まず1回戦でセバスティアン・テメシ(オーストラリア)を右浮腰と崩上四方固の合技「一本」(1:01)で一蹴、準々決勝はシリル・グロウスクラウス(スイス)を左一本背負投「技有」で危なげなく下す。この試合で肩を負傷するアクシデントに見舞われたがその勢いは止まらず、準決勝ではもと世界王者イリアス・イリアディス(ギリシャ)と大熱戦。「指導2」対「指導1」でビハインドの1分37秒、イリアディスが奥襟を叩いて来る瞬間に合わせて片襟の右大内刈で叩き落し「技有」奪取、さらに2分13秒谷落で「有効」を追加する。しかし直後イリアディスの奥襟圧力に膝を屈してしまい「指導3」失陥。イリアディスは相手の攻撃ポイントで、ベイカーは自身の反則ポイントによってともに後がない状況に追い込まれるが、最後まで前に出て攻めることでこの大消耗戦を凌ぎ切ったベイカーが勝利を収め、決勝進出決定。

アスレイ・ゴンザレス(キューバ)が当日エントリー取り消しの挙に出た逆側の山から勝ち上がったのはクーシェン・カルモルゼフ(ロシア)。こちらは1回戦でティアゴ・カミロ(ブラジル)を右内股「有効」、準々決勝でマーマダリ・メディヨフ(アゼルバイジャン)を「指導3」で下すと、準決勝では会場を驚かす大技を披露。この日好調のアクセル・クルジェ(フランス)を相手に釣り手を肩越しのクロスに入れると、引き手で腰を抱くなりまず腹を合わせて相手を持ち上げ、その高い位置から脚を蹴り上げて引込返。もはや引込返というよりは変形のハバレリ(帯取返)と呼ぶべき豪快な一撃を披露し会場大喝采の「一本」獲得(1:23)。混戦ブロックを勝ち上がってみごとワールドマスターズ決勝という大舞台まで上り詰めた。

決勝はベイカー、カルモルゼフともに右組みの相四つ。カルモルゼフ試合が始まるなり釣り手をクロスに入れ右側にズレながら「変形ハバレリ」の再現を狙う構えを見せるがベイカーは判断早く右大内刈に潰れてこの形をリセット。カルモルゼフがまたもやクロス組み手から今度は明らかに変形ハバレリを狙うとベイカーは今度は釣り手で奥襟、引き手で帯を取る強気の組み手から大内刈を放って撃退。しかしこの帯を握る時間が長くなり過ぎたとの判断で、1分19秒ベイカーに「指導1」。

この後もカルモルゼフが肩越しのクロスを狙い、ベイカーが奥襟と帯へのアプローチを続けながら前進行動、両者が手先を絡ませ、近づき、直しという組み手の攻防が続く。しかしこの駆け引きのさなかにベイカー僅かに場外に出てしまい、主審は2分32秒ベイカーに2つ目の「指導」を宣告。ベイカー、試合中盤にして大きなビハインド。

勢いづいたカルモルゼフ奥襟を叩くが、ベイカー叩き返して左への「やぐら投げ」。ポイントには至らかったがこの大技で場内を大いに沸かす。以後はベイカーの貪欲さがカルモルゼフを圧倒、攻撃の形こそなかなか作れないものの前進に次ぐ前進で相手の体力を削り続ける。3分41秒にベイカーが大外刈で崩すと「待て」が掛かってもカルモルゼフは座り込んだまま立てず。さらに直後の3分51秒に大内刈、支釣込足と足を飛ばすと明らかに自ら伏せて「待て」、ここでようやくカルモルゼフに「指導1」。残り時間は1分強、スコア差は「指導」1つ。ようやくベイカーが相手を射程圏内に捉えた形だが、しかし直後、カルモルゼフのハバレリ狙いの組み手にベイカーが帯を持って対応すると主審は敏感に反応。帯を長く持ったとの咎でベイカーに3つ目の「指導」を宣告する。

試合内容では引けを取らずむしろ優位、しかし組み手のディテールで3つもの「指導」を失って、しかも残り時間が1分を切るという大ピンチ。あと1つでも「指導」を失えば試合が終わってしまう崖っぷちの状況だがベイカーの真価発揮はここから。前進に前進を続けて残り32秒で2つ目の「指導」、残り10秒で3つ目の「指導」を奪還して無理やりスコアをタイに戻す。

この時点でカルモルゼフは既に消耗し切ってフラフラ。しかしあくまで一発狙いの鉾は収めず、延長戦が始まるなり再び「変形ハバレリ」の大技。ベイカーは相手の腹から降りると逆に腹をつけ返して左への「やぐら投げ」、こちらも大技を撃ち返し、さらに大内刈で投げに掛かって一歩も引かず。カルモルゼフは32秒に再び「変形ハバレリ」、ベイカー吹っ飛びかかるが空中で相手の上に被さって回避。再開されると片襟の右大外刈でカルモルゼフを転がし伏せさせ、ひるむ気配などまったくなし。

1分10秒、ベイカーが支釣込足を当てるとカルモルゼフ崩れ伏せる。「待て」が掛かるとカルモルゼフはその場に座り込んで息を整えるがその時ベイカーは既に開始線に身を置き、「はじめ」の声を待たずに歩み寄るというタフっぷり。カルモルゼフはなんとか一発を狙おうと奥襟を叩くがベイカーが迎え入れて右腰車で投げに掛かると、ついに気持ちが切れたか正座の形で畳に座り込んでしまう。続く展開、カルモルゼフは左引き手で帯を掴んで最後の抵抗を見せるがベイカーは外から釣り手でこの左を抱えて殺し、勝負技の右体落。もはや気力体力ともに尽きたカルモルゼフ転がりついに「有効」。通算試合時間は5分54秒、ここにベイカーの逆転勝ちとワールドマスターズ初制覇が決まった。

ベイカーの試合ぶりは圧巻。調子上がり切らぬイリアディスに、試合出場の少なさゆえこの時点でワールドランキング32位のカルモルゼフと対戦相手は決してスーパーハイレベルというわけではなかったが、大会ベスト一本級の破壊力を見せたばかりのカルモルゼフの大技に退くどころか、ひたすら前進、掌握、攻撃と繰り返したスタミナと貪欲さは凄まじかった。どんな選手であってもここまで前に出てくる相手と戦えば精神的にも肉体的にも削られまくるのは必定、おそらく90kg級の強豪たちが現在もっとも戦いたくない相手がこのベイカーではないだろうか。中途で肩を負傷していたことがにわかには信じられない、異常な勝利への執念であった。

強豪が多数ひしめき、日本にとっては厳しい展望が囁かれている90kg級だがこれは十分「ある」かもしれない。周囲にそんな感想を抱かせるに十分のベイカーの奮闘であった。今大会の700ポイント追加でワールドランキングは待望の1位。第1シード選手として乗り込む五輪の活躍を楽しみに待ちたい。

ベイカー以外にトーナメント全体を通して目立った選手は、やはりカルモルゼフ。帯取返(ハバレリ)は片手でズボンを握るゆえ現在は使えない技だが、もともと欧州選手にとっては標準装備の一。ズボンではなく帯を握って仕掛けるこの引込返的な施法は、パワーのある選手であれば微調整のみで十分手が届く位置にある。一大流行となってもおかしくないはずで、日本勢も十分な警戒と研究が必要かと思われる。

もう1人輝いていた選手を挙げるとすればアクセル・クルジェだが、3位決定戦でダークホースのミハエル・ツガンク(スロベニア)にあえなく敗退。同国の代表レースでトップを走り続けるアレクサンドル・イディーを脅かすような成績を得るまでには至らなかった。

イリアディスは3位決定戦を棄権し、最終順位は5位。結果、準々決勝でクルジェに食われた第2シードのマーカス・ナイマン(スウェーデン)が最終戦を戦わずに3位入賞の栄を得ることとなった。

トーナメント全試合の結果は下記。

【1回戦】

ベイカー茉秋○合技[浮腰・横四方固](1:01)△セバスティアン・テメシ(オーストラリア)
シリル・グロスクラウス(スイス)○優勢[指導3]△コルトン・ブラウン(アメリカ)

イリアス・イリアディス(ギリシャ)○反則[指導4]△ヨアキム・ドファービ(スウェーデン)
ミハエル・ツガンク(スロベニア)○優勢[技有・内股]△アブデッラマネ・ベナマディ(アルジェリア)

マーカス・ナイマン(スウェーデン)○横四方固(3:06)△カロリス・バウザ(リトアニア)
アクセル・クルジェ(フランス)○三角絞(2:54)△シェラリ・ジュラエフ(ウズベキスタン)

マーマダリ・メディヨフ(アゼルバイジャン)○不戦△アスレイ・ゴンザレス(キューバ)
クーシェン・カルモルゼフ(ロシア)○優勢[有効・内股]△ティアゴ・カミロ(ブラジル)

【準々決勝】

ベイカー茉秋○優勢[技有・一本背負投]△シリル・グロスクラウス(スイス)
イリアス・イリアディス(ギリシャ)○優勢[技有・払巻込]△ミハエル・ツガンク(スロベニア)
アクセル・クルジェ(フランス)○反則[指導4]△マーカス・ナイマン(スウェーデン)
クーシェン・カルモルゼフ(ロシア)○優勢[指導3]△マーマダリ・メディヨフ(アゼルバイジャン)

【敗者復活戦】

ミハエル・ツガンク(スロベニア)○優勢[技有・一本背負投]△シリル・グロスクラウス(スイス)
マーカス・ナイマン(スウェーデン)○横四方固(2:56)△マーマダリ・メディヨフ(アゼルバイジャン)

【準決勝】

ベイカー茉秋○優勢[技有・大内刈]△イリアス・イリアディス(ギリシャ)
アクセル・クルジェ(フランス)○引込返(1:23)△アクセル・クルジェ(フランス)

【3位決定戦】

ミハエル・ツガンク(スロベニア)○優勢[指導2]△アクセル・クルジェ(フランス)
マーカス・ナイマン(スウェーデン)○不戦△イリアス・イリアディス(ギリシャ)

【決勝】

ベイカー茉秋○GS有効・体落(GS1:32)△クーシェン・カルモルゼフ(ロシア)

■ 100kg級・ガシモフが大会2連覇、13大会ぶりのツアータイトル獲得なる
(エントリー17名)

【入賞者】
1.GASIMOV, Elmar (AZE)
2.MARET, Cyrille (FRA)
3.KRPALEK, Lukas (CZE)
3.PACEK, Martin (SWE)
5.ARMENTEROS, Jose (CUB)
5.BOUYACOUB, Lyes (ALG)
7.DARWISH, Ramadan (EGY)
7.KORREL, Michael (NED)

※日本代表選手の出場なし

現役世界王者の羽賀龍之介やライバルのドイツ勢2人こそ出場していないが、非常に役者の揃った密度の高いトーナメント。序盤からみどころが連続するこの激戦を決勝まで勝ち上がったのはエルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)とシリル・マレ(フランス)。第1シード選手と第3シード選手による対決となった。

比較的戦い易いブロックに配されたガシモフは2回戦でルシアーノ・コヘア(ブラジル)から肩車「技有」による優勢で勝利すると、準々決勝ではレイズ・ボウヤコウブ(アルジェリア)から肩車と横掛の合技「一本」(3:48)で圧勝。準決勝は巴投ファイターのマーティン・パチェック(スウェーデン)を「指導1」対「指導2」でしっかり抑え、優勢勝ちで決勝進出決定。

一方のマレは2回戦でラファエル・ブザカリニ(ブラジル)から小外掛と袈裟固の合技「一本」(3:35)で勝利。準々決勝はラマダン・ダーウィッシュ(エジプト)のパワーを右大腰「技有」で粉砕して優勢勝ちを収め、準決勝は超激戦ブロックを勝ち上がって来た第2シード選手ルーカス・クルパレク(チェコ)を相手に巴投での先制攻撃を繰り返し「指導1」リードのまま逃げ切り。ワールドマスターズでは初めての決勝の舞台へと駒を進めることとなった。

決勝は右相四つ。一貫してガシモフが引き手から、マレが釣り手からまず持って、残るひとつの手で組み手を争うという静かな攻防が続く。そのさなか、2分半過ぎにガシモフが内股巻込。見せ技とも思えるスローな技、マレは空回りさせて抱き止め隅落を狙うがしかしこれが中途半端。空中で伏せる形となってほぼ死に体となっていたガシモフが作用足を外側に引っ掛けて身を捩じると、あっさり巻き込まれたマレは鋭角に畳に落ち外巻込「一本」。意外な形で唐突に試合が終わり、ガシモフの優勝が決まった。

2連覇のガシモフ、実はツアーのタイトルは昨年のワールドマスターズ・ラバト以来。以後は1年間で13の国際大会に出場したが優勝は1度もなし。絶好調だった15年上半期のパフォーマンスはあくまで一時的なものとの観測が生まれかねない状況であったが、五輪を前にしっかり一段上がり目を見せた形となった。

14年世界王者のクルパレクは調子上がらぬながらも結果だけは失わず。2回戦は業師ホルヘ・フォンセカ(ポルトガル)を相手に背負投「有効」を失いながら横四方固「一本」で収拾、準々決勝もこちらもいまだ爆発力を取り戻せぬホセ・アルメンテロス(キューバ)から隅落と浮技で2つの「技有」を奪って勝利。前述の通りマレには「指導1」で屈したが3位決定戦はここまで健闘のレイズ・ボウヤコウブ(アルジェリア)から「指導2」対「指導3」でリードした終盤に背負投「技有」、さらに横四方固で抑え込み合技「一本」。最低限のラインである3位はしっかり確保した。ただし動きは決して良くはなく、かつて猛威を振るったパワーも絶頂時には及ばずその戦いぶりはどこか空回りの印象。パフォーマンスが上がらない中、それでも飴玉の芯である地力と技術の引き出しの多さでなんとか表彰台に留まったという大会だった。気が付けばチェリャビンスクでの戴冠から2年近くついにワールドツアーのタイトルはなし。コンディション調整の出来不出来はあろうが、力に陰りが見え始めたところで五輪を迎えるというキャリアの「下がり目」感は否めない。

ロンドン五輪金メダリスト、注目のタギル・カイブラエフ(ロシア)はマーティン・パチェック(スウェーデン)の前に初戦敗退。久々の試合に体を慣らすかのようにゆったり試合を進めている間にパチェック得意の巴投を食って「有効」失陥、以後もエンジン温まらぬまま「指導」2つを失ってあっさり敗戦となった。後輩アドラン・ビスルタノフも初戦敗退に終わっており、ロシアの代表争いは混沌。

ただしカイブラエフはこの翌週、長躯欧州まで駆け戻ってヨーロッパオープン・マドリッドに参加。対戦相手にハイレベル選手はいなかったが、見事優勝を果たしている。この階級最大の不確定要素のひとつであるカイブラエフの五輪参加、十分あり得る情勢だ。

トーナメント全体を通じて目立っていたのはパチェック。カイブラエフ戦はケンカ四つの相手に引き手を争うと見せて片手の巴投、カイブラエフが畳に手を突こうと腕を伸ばした瞬間その袖を拾って「有効」奪取。マイケル・コレル(オランダ)との準々決勝も手を着いた相手の肘を掬ってポイントに繋ぐなど随所に工夫を見せて巴投専門ファイターの面目躍如。アルメンテロスとの3位決定戦では一転巴投を封印し、ほとんど掛け潰れた体勢から長い手足を利用して巻き直す曲者臭ぷんぷんの外巻込で「一本」を奪うというおまけまで付けて見せた。ほんの少し前までは巴投で手数を稼ぐだけが手立ての戦術派であったが、バリエーションを増やした巴投はいまや展開をコントロールするだけでなく「わかっていても掛かる」具体的な武器に昇華、さらに厄介な巻込技まで積んで階級を代表する伏兵として仕上がりつつある印象。前述のフォンセカもビスルタノフを裏投「一本」で破る業師ぶりを発揮しており、主役級のコンディションがいったいに下降気味の中でダークホース枠の選手2人が持ち味を見せた形となった。

トーナメント全試合の結果は下記。

【1回戦】

ホルヘ・フォンセカ(ポルトガル)○裏投(3:17)△アドラン・ビスルタノフ(ロシア)

【2回戦】

エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)○優勢[技有・肩車]△ルシアーノ・コヘア(ブラジル)
レイズ・ボウヤコウブ(アルジェリア)○棄権(3:10)△アレクシス・エスキベル(メキシコ)
マイケル・コレル(オランダ)○優勢[有効・袖釣込腰]△トマ・ニキフォロフ(ベルギー)
マーティン・パチェック(スウェーデン)○優勢[有効・巴投]△タギル・カイブラエフ(ロシア)
ルーカス・クルパレク(チェコ)○横四方固(3:03)△ホルヘ・フォンセカ(ポルトガル)
ホセ・アルメンテロス(キューバ)○背負投(0:54)△エルカン・ママドフ(アゼルバイジャン)
シリル・マレ(フランス)○合技[小外掛・袈裟固](3:35)△ラファエル・ブザカリニ(ブラジル)
ラマダン・ダーウィッシュ(エジプト)○優勢[技有・内股]△ミクロス・シルジェニック(ハンガリー)

【準々決勝】

エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)○合技[肩車・横掛](3:48)△レイズ・ボウヤコウブ(アルジェリア)
マーティン・パチェック(スウェーデン)○優勢[技有・巴投]△マイケル・コレル(オランダ)
ルーカス・クルパレク(チェコ)○合技[隅落・浮技](4:37)△ホセ・アルメンテロス(キューバ)
シリル・マレ(フランス)○優勢[技有・大腰]△ラマダン・ダーウィッシュ(エジプト)

【敗者復活戦】

レイズ・ボウヤコウブ(アルジェリア)○優勢[指導1]△マイケル・コレル(オランダ)
ホセ・アルメンテロス(キューバ)○背負投(3:25)△ラマダン・ダーウィッシュ(エジプト)

【準決勝】

エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)○優勢[指導2]△マーティン・パチェック(スウェーデン)
シリル・マレ(フランス)○優勢[指導1]△ルーカス・クルパレク(チェコ)

【3位決定戦】

ルーカス・クルパレク(チェコ)○合技[背負投・横四方固](4:41)△レイズ・ボウヤコウブ(アルジェリア)
マーティン・パチェック(スウェーデン)○払巻込(3:17)△ホセ・アルメンテロス(キューバ)

【決勝】

エルマー・ガシモフ(アゼルバイジャン)○払巻込(2:55)△シリル・マレ(フランス)

■ 100kg超級・ナテア意外な大爆発、全試合一本勝ちで優勝攫う
(エントリー17名)

【入賞者】
1.NATEA, Daniel (ROU)
2.SASSON, Or (ISR)
3.HARASAWA, Hisayoshi (JPN)
3.MEYER, Roy (NED)
5.BOR, Barna (HUN)
5.KOKAURI, Ushangi (AZE)
7.JABALLAH, Faicel (TUN)
7.KAMBIEV, Aslan (RUS)

意外や意外、ツアー7位が指定席の第8シード選手ダニエル・ナテア(ルーマニア)が大爆発。1回戦でホセ・クエバエス(メキシコ)を払巻込「一本」(1:04)に仕留めると、準々決勝では大本命原沢久喜(日本)から谷落「技有」、裏投「一本」(4:49)と連取する大金星。準決勝もウサンジ・コカウリ(アゼルバイジャン)を隅落「技有」、浮落「一本」と相手にせず、決勝はこの日ロイ・メイヤー(オランダ)とバルナ・ボール(ハンガリー)の強豪2人を破っているオール・サッソン(イスラエル)から開始するなりの右払巻込「技有」、そのまま袈裟固に抑え込んで合技「一本」。僅か35秒で優勝を決めた。

ナテアのワールドツアー優勝はこれまで2014年11月のグランドスラム・アビダビただ1度のみ。ツアーの常連ではあるが、すぐに息が上がってしまう体が大きいだけの選手という印象に収まる選手であり、これまで危険なパフォーマンスを見せたことなどただの1試合もなかったと言って良い。それが今大会では巨体を生かした突進と思い切った技で畳を席捲、国際大会で1年半以上負けなしの原沢を2度投げるというにわかには信じがたい大活躍。全試合一本勝ちでワールドマスターズというビッグタイトルまで攫ってしまった。

少々解釈に戸惑う事態であるが、ここはナテアという「個」の化学変化という極小的な観察に留めるのではなく、誰もが一段も二段もコンディションを上げて臨む五輪という場に向けて早くも走り始めた選手がいる、その端的な表出がこのナテアであったと捉えておきたい。これまでのワールドツアー、そして過去3回の世界選手権までもが参考にならぬ五輪という場の激戦が早くも想起される、大ダークホースの優勝劇であった。

国際大会7連勝中の原沢は前述の通りナテア相手に陥落。「指導2」対「指導1」でリードされた3分55秒に探るかのように右大内刈、追い込みきれないとみると緩やかに内股方向に身を切り返すが、巻き込もうと引き手を離した瞬間ナテアに首を抱えられて返され「技有」失陥。残り時間僅かとなった4分49秒には取り返そうと小外掛で寄ったところに裏投を食って「一本」まで失ってしまうという、全くらしくない試合ぶり。

原沢は敗者復活戦を手堅く勝利し、3位決定戦は不戦勝で表彰台はしっかり確保。280ポイントを積み上げて無事五輪第2シード確保という今大会のミッションは達成したが、「リネール以外に無敵」という印象的なアドバンテージを失ってしまったことはなんとも痛い。5月上旬に発症したギックリ腰に加え気管支炎を患い試合が出来る状態ではなかったとのことだが、五輪におけるリネール打倒までのシナリオを大きく狂わせてしまった、勿体ないと言うしかない大会であった。この日の試合だけから敷衍すれば「相四つの超大型選手を崩す手立てがない」という観察が為されてしまうことは必至、なんとかまずコンディションを戻してもらいたい。

代表争いが注目されたラファエル・シウバとダビド・モウラのブラジル勢2人はともに不出来のまま初戦敗退。大会終了後、シウバの五輪代表チーム入りが発表された。

トーナメント全試合の結果は下記。


【1回戦】

ウサンジ・コカウリ(アゼルバイジャン)○横四方固(3:00)△アレックス・ガルシアメンドーサ(キューバ)

【2回戦】

原沢久喜○合技[内股・崩袈裟固](2:00)△バトトルガ・テムーレン(モンゴル)
ダニエル・ナテア(ルーマニア)○払巻込(1:04)△ホセ・クエバエス(メキシコ)
ウサンジ・コカウリ(アゼルバイジャン)○横四方固(3:00)△ラファエル・シウバ(ブラジル)
アスラン・カンビエフ(ロシア)○横四方固(0:59)△ダビド・モウラ(ブラジル)
ロイ・メイヤー(オランダ)○GS指導4(GS0:11)△モハメッド・アミン・タイェブ(アルジェリア)
オ-ル・サッソン(イスラエル)○袖釣込腰(0:13)△ダニエル・アレストルフェル(オーストリア)
バルナ・ボール(ハンガリー)○袈裟固(2:09)△アンドレイ・ヴォルコフ(ロシア)
ファイセル・ヤバラー(チュニジア)○支釣込足(2:15)△イスラム・エルシャハビ(イスラム・エルシャハビ(エジプト)

【準々決勝】

ダニエル・ナテア(ルーマニア)○裏投(4:49)△原沢久喜
ウサンジ・コカウリ(アゼルバイジャン)○裏投(1:21)△アスラン・カンビエフ(ロシア)
オ-ル・サッソン(イスラエル)○優勢[指導1]△ロイ・メイヤー(オランダ)
バルナ・ボール(ハンガリー)○反則[指導4](3:07)△ファイセル・ヤバラー(チュニジア)

【敗者復活戦】

原沢久喜○袈裟固(1:56)△アスラン・カンビエフ(ロシア)
ロイ・メイヤー(オランダ)○優勢[有効・支釣込足]△ファイセル・ヤバラー(チュニジア)

【準決勝】

ダニエル・ナテア(ルーマニア)○浮落(2:16)△ウサンジ・コカウリ(アゼルバイジャン)
オ-ル・サッソン(イスラエル)○優勢[有効・袖釣込腰]△バルナ・ボール(ハンガリー)

【3位決定戦】

原沢久喜○不戦△バルナ・ボール(ハンガリー)
ロイ・メイヤー(オランダ)○崩上四方固(1:40)△ウサンジ・コカウリ(アゼルバイジャン)

【決勝】

ダニエル・ナテア(ルーマニア)○袈裟固(0:35)△オール・サッソン(イスラエル)

■ 78kg級・好調のスター2人が豪華競演、ハリソンがアギアール仕留めて連覇達成
(エントリー16名)

【入賞者】
1.HARRISON, Kayla (USA)
2.AGUIAR, Mayra (BRA)
3.POWELL, Natalie (GBR)
3.STEENHUIS, Guusje (NED)
5.GIBBONS, Gemma (GBR)
5.ZHANG, Zhehui (CHN)
7.GALEONE, Assunta (ITA)
7.TURKS, Victoriia (UKR)

※日本代表選手の出場なし


第1シードのケイラ・ハリソン(アメリカ)、第3シードに配されたマイラ・アギアール(ヌラジル)の世界王者2人に加えてフッシェ・ステインハウス(オランダ)、ナタリー・ポウエル(イギリス)、ジェンマ・ギボンス(イギリス)ら旬の選手が揃って参加した魅力的なトーナメント。これら主役たちがほぼ過たず、しかも好内容で勝ち上がり、そしてハリソンとアギアールの対決が決勝で実現するというファンにとってはこたえられない展開となった。

ハリソンは1回戦のヤシマ・ヤミレス(ポルトガル)戦は動き悪く「指導1」対「指導2」の反則累積差による優勢勝ち。しかし準々決勝でアッスンタ・ガレオーニ(イタリア)に浮落と崩袈裟固の合技「一本」(1:51)で勝利すると、勝負どころの準決勝ではポウエルを得意の右腰車で一蹴「一本」(1:06)。まさしく尻上がりの出来で決勝へと駒を進めて来た。

一方のアギアールは1回戦でアナスタシア・デミトリエワ(ロシア)から小外刈「技有」の優勢、準々決勝のヴィクトリア・タークス(ウクライナ)戦は内股から連絡した左小内刈「技有」で勝ち抜け、山場の準決勝はステインハウスから支釣込足「技有」、右小内刈「有効」と連取して圧勝。得意の足技を武器にしっかり決勝まで勝ち上がって来た。

決勝はハリソンが右、アギアールが左組みのケンカ四つ。過去幾度となく戦い、そして成績ほぼ互角というカードだが今回はハリソンが一貫して攻勢。引き手の優位を確保し続けることで釣り手を突いてくるアギアールの守備を無力化、払腰と内股で攻めて「指導」ひとつを得ると、1分34秒に動き鋭く右小内刈。アギアール待っていたかのように得意の左出足払で切り返すが、ハリソンはそれより早く刈り足を戻して右大内刈。予測打点のズレたアギアールは弾き返されて吹っ飛び、これはハリソンの「有効」。

さらに試合時間3分が近くなったところでハリソンが右内股。これは中途半端になったがアギアールが崩れるとハリソンすかさず横について相手を伏せさせたまま左腕を引っ張り出し、腕挫十字固を狙う。釣り手を張っていたことが仇となって、アギアールはハリソンの早い初動に置き去り。なんとか中腰に近いところまで体勢を戻すが、腕が伸び切るとペタリと尻をついてギブアップ「一本」。この瞬間ハリソンのワールドマスターズ2連覇が決まった。

ハリソンは素晴らしい仕上がり。ほぼ1年間実質「お休み」状態であったアギアールもハリソンと堂々撃ち合うところまでコンディションを戻しており、ステインハウスとイギリス勢二人も好調。78kg級上位陣の強さと充実ぶりが改めて確認された大会であり、「この中に入っていくのか」と負傷欠場した梅木との状態の隔絶をあらためて意識せざるを得ない、ハイレベルかつ華やかな戦いであった。

イギリス代表を激しく争うポウエルとギボンスの直接対決はポウエルが左大内刈「有効」からの袈裟固「一本」で圧勝。最終成績もポウエルが3位、ギボンスが5位と明確な差がついた。どうやら五輪代表はポウエルと見ておくべきかと思われる。

ステインハウスはここまで約1年半に渡って素晴らしい成績を残しながら五輪代表からは落選。30歳となった2009年世界選手権の覇者マルヒンデ・フェルケルクがオランダ五輪代表の栄を得ることとなった。

【1回戦】

ケイラ・ハリソン(アメリカ)○優勢[指導2]△ヤシマ・ラミレス(ポルトガル)
アッスンタ・ガレオーニ(イタリア)○崩上四方固(3:16)△ミランダ・ギアムベリ(オーストラリア)
ナタリー・ポウエル(イギリス)○払腰(1:36)△ヤレニス・カスティージョ(キューバ)
ジェンマ・ギボンス(イギリス)○反則[指導4](3:43)△ライア・タラールン(スペイン)
フッシェ・ステインハウス(オランダ)○合技[内股・小内刈](3:34)△マイラム・マザウ・サラ(ガボン)
ジャーン・ジョアホゥイ(中国)○合技[釣込腰・浮腰]△マルタ・トルト メリーノ(スペイン)
マイラ・アギアール(ブラジル)○優勢[技有・小外刈]△アナスタシア・デミトリエワ(ロシア)
ヴィクトリア・タークス(ウクライナ)○優勢[技有・外巻込]△リリアナ・カルデナス(メキシコ)

【準々決勝】

ケイラ・ハリソン(アメリカ)○合技[浮落・崩袈裟固]△アッスンタ・ガレオーニ(イタリア)
ナタリー・ポウエル(イギリス)○袈裟固(3:38)△ジェンマ・ギボンス(イギリス)
フッシェ・ステインハウス(オランダ)○足車(1:23)△ジャーン・ジョアホゥイ(中国)
マイラ・アギアール(ブラジル)○優勢[技有・小内刈]△ヴィクトリア・タークス(ウクライナ)

【敗者復活戦】

ジェンマ・ギボンス(イギリス)○優勢[技有・外巻込]△アッスンタ・ガレオーニ(イタリア)
ジャーン・ジョアホゥイ(中国)○腕緘(1:57)△ヴィクトリア・タークス(ウクライナ)

【準決勝】

ケイラ・ハリソン(アメリカ)○腰車(1:06)△ナタリー・ポウエル(イギリス)
マイラ・アギアール(ブラジル)○優勢[技有・支釣込足]△フッシェ・ステインハウス(オランダ)

【3位決定戦】

フッシェ・ステインハウス(オランダ)○優勢[有効・支釣込足]△ジェンマ・ギボンス(イギリス)
ナタリー・ポウエル(イギリス)○合技[内股・内股](2:37)△ジャーン・ジョアホゥイ(中国)

【決勝】

ケイラ・ハリソン(アメリカ)○腕挫十字固(3:06)△マイラ・アギアール(ブラジル)

■ 78kg超級・強豪相撃つハイレベルトーナメント、王者オルティスが素晴らしい出来で優勝
(エントリー17名)

【入賞者】
1.ORTIZ, Idalys (CUB)
2.MA, Sisi (CHN)
3.CERIC, Larisa (BIH)
3.YAMABE, Kanae (JPN)
5.CHEIKH ROUHOU, Nihel (TUN)
5.IAROMKA, Svitlana (UKR)
7.ALTHEMAN, Maria Suelen (BRA)
7.SAVELKOULS, Tessie (NED)

5月だけで3大会目、キューバからアゼルバイジャンにカザフスタン、そして再び海を渡ってメキシコという強行日程をこなす世界王者イダリス・オルティス(キューバ)が大爆発。「乱取り」状態でまったく本気で戦っていなかった前2大会とは一転、凄まじい出来を披露した。

オルティスはまず2回戦で売り出し中のクセニア・チビソワ(ロシア)を僅か32秒の豪快な横車「一本」で一蹴。準々決勝では積年の仇敵マリア・スエレン・アルセマン(ブラジル)を熱戦の末「指導2」対「指導1」で凌ぎ、準決勝ではこちらもこの日素晴らしい動きを披露しているニヘル・シェイキ ロウホウ(チュニジア)得意の浮技を待ち構えて潰し、横四方固「一本」(3:01)で快勝。問題なく決勝まで勝ち上がった。

マッチアップするのは第2シード選手マー・スースー(中国)。こちらは2回戦でサンタ・パケニテ(リトアニア)を大外刈「一本」(1:55)、準々決勝はテッシェ・サベルコウルス(オランダ)を外巻込と袈裟固の合技「一本」(1:26)で下し、準決勝も五輪日本代表の山部佳苗に「指導4」の反則で快勝。全試合を一本勝ちという形で余裕を持っての決勝進出。

決勝は体格に勝るマーのペースでスタート。しかしオルティスがその圧力を左一本背負投に潰れることで一旦展開をリセットすると、直後マーが自らの襟を隠してしまうミスを犯して「指導1」失陥。以後も前に出るマー、圧力を嫌うオルティスと主導権はマーの側にあったが、オルティスは二本持ち続けてジワジワ前進、マーの払腰を受け止め、足技を出しながらチャンスを待ち続ける。

両者への「指導」を経た2分45秒、マーが釣り手をいったん離して払巻込を狙うと、鋭く反応したオルティス相手の釣り手が降りかかる前に一歩進んでその背を抱え隅落、決定的な「技有」を得る。オルティス動きを止めずに上四方固に抑え込んで3分2秒合技「一本」で試合決着。ムラ気が代名詞のオルティスだが、この試合は不利な展開にも集中力を切らさず、一瞬のチャンスを生かして見事勝利を決めた。

と書き連ねた通りオルティスは素晴らしい出来であったが、脇役たちも負けず劣らず。復活基調にあるアルセマンはオルティスと互いに思わず笑みを漏らす、明らかに強敵と認め合った好試合を披露。なぜか髪の毛を紫色に染めてサイドを刈り上げる女子プロレス風の姿で現れたマーも昨今ないほどのハイパフォーマンス、呼応するかのようにキム・ミンジョン(韓国)も髪先を紫に染めて畳に現れ、「アフリカの浮技女王」ことシェイキロウホウは体の力が増したことと入り方のバリエーションを増やしたことで一頃見切られていた浮技が再爆発。役者揃って非常に「興業」として面白い階級であったが、その中で流れに乗り切れなかったのが山部。準決勝で対峙したマーは序盤大技を仕掛けて「指導」2つのリードを得るとあとは圧殺で双方の「指導」累積を待つという相手との会話ゼロの安全策を採ったが、しかし山部はこの一種舐めたシナリオ進行を全く止められず「指導」ポイント4連続失陥で無念の敗退。スターたちの華やかな撃ち合いに対して有無を言わせぬ実力を以て存在感を示したかったところだが、彼女たちのインナーサークルにそもそも入れてもらえなかったという印象すら残った。走って相手に飛び掛かるが組むと一転大人しくなるという空回り感もバクー大会と変わらず。2つマークした「一本」は上がり目と見るべきだが、2試合とも相手は水準以下の選手で、あくまで金メダルを狙うことがミッションである五輪の助走としてはいささか物足りない。あきらめずに自身の力を発揮するチャンネルを探り続けてほしい。

トーナメント全試合の結果は下記。

【1回戦】

マリーナ・スルツカヤ(ベラルーシ)○優勢[指導2]△メリッサ・モヒカ(プエルトリコ)

【2回戦】

イダリス・オルティス(キューバ)○横車(0:32)△クセニア・チビソワ(ロシア)
マリア・スエレン・アルセマン(ブラジル)○合技[払腰・袈裟固](1:05)△マリーナ・スルツカヤ(ベラルーシ)

ニヘル・シェイキ ロウホウ(チュニジア)○優勢[指導3]△ベルキス ゼラ・カヤ(トルコ)
スヴィタナ・イアロムカ(ウクライナ)○袈裟固(1:12)△ヴァネッサ・ザンポッティ(メキシコ)

マー・スースー(中国)○大外刈(1:55)△サンタ・パケニテ(リトアニア)
テッシェ・サベルコウルス(オランダ)○棄権(1:32)△カイラ・サイエト(トルコ)

山部佳苗(日本)○払腰(1:22)△イリナ・キンザルスカ(ウクライナ)
ラリッサ・セリック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)○優勢[指導2]△キム・ミンジョン(韓国)

【準々決勝】

イダリス・オルティス(キューバ)○優勢[指導2]△マリア・スエレン・アルセマン(ブラジル)
ニヘル・シェイキ ロウホウ(チュニジア)○合技[浮技・横四方固](2:29)△スヴィタナ・イアロムカ(ウクライナ)
マー・スースー(中国)○合技[外巻込・後袈裟固](2:26)△テッシェ・サベルコウルス(オランダ)
山部佳苗(日本)○優勢[指導2]△ラリッサ・セリック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

【敗者復活戦】

スヴィタナ・イアロムカ(ウクライナ)○崩袈裟固(0:52)△マリア・スエレン・アルセマン(ブラジル)
ラリッサ・セリック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)○送襟絞(1:26)△テッシェ・サベルコウルス(オランダ)

【準決勝】

イダリス・オルティス(キューバ)○横四方固(3:01)△ニヘル・シェイキ ロウホウ(チュニジア)
マー・スースー(中国)○反則[指導4](3:21)△山部佳苗(日本)

【3位決定戦】

山部佳苗(日本)○払腰(1:32)△スヴィタナ・イアロムカ(ウクライナ)
ラリッサ・セリック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)○大内刈(1:36)△△ニヘル・シェイキ ロウホウ(チュニジア)

【決勝】

イダリス・オルティス(キューバ)○合技[払腰返・崩上四方固](3:05)△マー・スースー(中国)


文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

※ eJudoメルマガ版6月21日掲載記事より転載・編集しています。

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