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朝飛道場が2年ぶり6度目の優勝、決勝は雄武館山中道場を逆転で下す・第36回全国少年柔道大会

(2016年5月5日)

※ eJudoメルマガ版5月5日掲載記事より転載・編集しています。
朝飛道場が2年ぶり6度目の優勝、決勝は雄武館山中道場を逆転で下す
第36回全国少年柔道大会
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決勝、タイスコアで迎えた大将戦で朝飛道場・小田優雅が雄武館山中道場・佐藤光希に袈裟固で一本勝ち

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決勝、朝飛道場の中堅服部辰成が川辺涼夏から小外刈「有効」

五人制団体戦(5年・5年・6年・6年・6年)で少年柔道日本一を争う第36回全国少年柔道大会が5日、講道館大道場で全国の予選を勝ち抜いた48チームが参加して行われ、朝飛道場(神奈川)が2年ぶり6度目の優勝を飾った。

朝飛道場は中堅服部辰成、副将小泉孝介、大将小田優雅と後衛に並んだ6年生3人の得点力と試合力の高さを武器に、準々決勝と準決勝の大接戦を制して決勝進出。

決勝の相手は雄武館山中道場(秋田)。こちらは先鋒若崎喜志と次鋒畠山凱の5年生コンビが全試合を1分掛からずに一本勝ちと圧倒的な強さを披露、この前衛2枚の得点力をテコにハイスコアゲームを続けての勝ち上がり。

決勝は先鋒戦で雄武館山中道場の若崎喜志が朝飛道場・青山堅太郎の連続攻撃に体格差を生かして冷静に対応、56秒に小外刈「一本」で勝利。次鋒戦も雄武館山中道場・畠山凱が払腰「一本」で勝利して朝飛道場は2点のビハインドとなったが、中堅戦では朝飛道場・服部辰成が小外刈「有効」から横四方固に繋いで一本勝ち。副将戦は不戦勝で朝飛道場に1点が入り、2-2のタイスコアで迎えた大将対決では朝飛道場・小田優雅が佐藤光希に袈裟固で一本勝ち。結果最終スコアは3-2、朝飛道場がこの大会3試合目となる逆転勝ちで優勝を決めることとなった。

朝飛道場・朝飛大監督は「苦戦続きでいつ負けてもおかしくないシーソーゲームばかり。なぜここまで力を出してくれるのか、選手たちには本当に頭が下がります」とコメント。続けて「前の5年生2人が本当に頑張ってくれて、ああいう姿勢を見せつけてくれると後ろも『いくぞ!』と奮い立たざるを得ない。形的に取っているのは後ろですが、間違いなく5人の勝利です。」と嬉しそうに語り、チーム全体の勝利を強調していた。

朝飛道場の柔道は今年も進化を見せていた。取り味のある寝勝負や組み手の戦術性など即効性のある手立てに頼り過ぎず、二本持っての投技を中心に為すべきことをしっかり積んだ結果、競技力がそこに付随して高まっているという印象。勝ちぶりこそ爆発的ではなかったが、指導力という観点から残したインパクトは歴代優勝チームより上、他から頭ひとつ抜け出した柔道の質の高さを見せつけた勝利だった。

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準々決勝、雄武館山中道場の先鋒若崎喜志が福川柔道スポーツ少年団・中村束琉から払腰で一本勝ち。

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決勝、雄武館山中道場の次鋒畠山凱が朝飛道場・北尾美樹から払腰「一本」で勝利。若崎と北尾の2人は6試合全てで1分掛からずに一本勝ちを収めた。

一方決勝で敗れた雄武館山中道場も大型選手を揃えながら体格に頼り過ぎず、しっかりした投技を軸に二本持って柔道を展開する正道ぶりが躍進の因。準決勝で副将小斎恭吾が自身が技を仕掛けた際に縺れて脚を負傷、前戦まで4戦全勝の主力選手をここで失ったこともあって惜しくも頂点には届かなかったが、地方道場の稀に見る快進撃に会場からは大きな拍手が送られていた。

山中晶史監督は「準々決勝からは開き直ってやれて、どの選手も波に乗っていた。悔しさよりは選手が楽しく試合をやれた充実感の方がありますし、全国の舞台で面白い試合を見せられたと思います」と選手の試合ぶり同様潔くコメント。
秋田県勢の全国少年大会入賞は、山中監督が選手として参加した第4回大会(松橋道場が3位入賞)以来実に32年ぶり。インタビュー時にこのことを問われると「うちだけでなく、秋田県の少年柔道は頑張っている。次は中学、高校にも頑張ってもらいたいですね」とはにかみながら、自県の柔道にエールを送っていた。

入賞者と決勝トーナメント1回戦以降のスコア、準々決勝以降の対戦詳細と朝飛監督のコメントは下記。

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2年ぶりの優勝を飾った朝飛道場

【入賞者】

優 勝:朝飛道場(神奈川)
準優勝:雄武館山中道場(秋田)
第三位:松前柔道塾(東京)、二見少年柔道クラブ(兵庫)

優秀選手賞:小田優雅、服部辰成、小泉孝介(朝飛道場)、佐藤光希、畠山凱、若崎喜志(雄武館山中道場)、福田大和、浮田桜史朗(二見少年柔道クラブ)、田中詩音、大木羅王(松前柔道塾)

朝飛道場・朝飛大監督のコメント
「なんでここまで皆やってくれるのか、頭が下がる思いで一杯です。苦戦続き、いつ負けてもおかしくないシーソーゲーム続きでしたが、私が教えてくれた以上のことをやってくれました。先鋒と次鋒の5年生2人が本当に良い試合をしてくれて、あれを見ると『いくぞ!』と後ろも奮い立たざるを得ない。形的には後ろが取っていますが、間違いなく5人全員の勝利です。(-準決勝の代表戦の最中、ずっと笑顔でしたね?)緊張でガチガチだったので、思い切ってやってほしいと思って、まず自分から笑ってみました(笑)。いつも、緊張は一生懸命やっていることの表れだぞ、いいことなんだぞ、嘘なく真剣にやっている証拠だぞと話していますが、今日の小田君や代表戦で出た小泉君のプレッシャーは大変なものだったと思います。自分の力を表現できればそれで良いと思うのですが、小田君は低学年の頃に試合で緊張して吐いて負けにされたりしたこともある子。それがこの大舞台でここまでやるんだから大したものです。指導してくださった先生方、お父さんお母さんに心から感謝、とにかく感謝の気持ちです。」

【決勝トーナメント1回戦】

二見少年柔道クラブ(兵庫) 4-1 行動館田島道場(群馬)
春日柔道クラブ(東京②) 4-0 三林柔道育成会(大阪)
朝飛道場(神奈川) 4-1 県営富山武道館(富山)
有朋柔道塾(広島) 5-0 伊豆長岡柔道会(静岡)
雄武館山中道場(秋田) 4-1 鶴来坂田道場(石川)
福川柔道スポーツ少年団(山口) 3-2 土浦市体育協会柔道部(茨城)
東方館(京都) 3-2 宝道場(新潟)
松前柔道塾(東京①) 3-0 五十嵐道場(埼玉)

【準々決勝】

二見少年柔道クラブ 2-0 春日柔道クラブ
(先)福田大和○縦四方固(0:45)△石渡壮堅
(次)浮田桜史朗×引分×大村丈
(中)古川葉結×引分×中野翔太
(副)中村乾渡○袈裟固△大峯光生
(大)村瀬浩樹×引分×斉藤美優

朝飛道場 3-2 有朋柔道塾
(先)青山堅太郎△上四方固(1:40)○都市太利
(次)北尾美樹△大外刈(0:20)○木原慧登
(中)服部辰成○合技(0:46)△今岡そら
(副)小泉孝介○優勢[技有・小外掛]△川口勇気
(大)小田優雅○横四方固(2:21)△高原健伸

雄武館山中道場 4-1 福川柔道スポーツ少年団
(先)若崎喜志○払腰(0:16)△中村束琉
(次)畠山凱○払腰(0:10)△岡村颯馬
(中)川辺涼夏△合技(1:30)○澤一樹
(副)小斎恭吾○払腰(0:36)△貞廣七夏
(大)佐藤光希○払腰(0:09)△佐々木伊織

松前柔道塾 5-0 東方館
(先)櫻井柔士○合技(0:37)△山田愁太
(次)佐々木勇翔○内股(1:14)△石原求道
(中)安藤吉平○横四方固(1:31)△大津泰成
(副)田中詩音○合技(0:37)△溝口朔空
(大)大木羅王○合技(2:40)△中川凱斗

【準決勝】

朝飛道場 ②代-2 二見少年柔道クラブ
(先)青山堅太郎△小内刈(1:22)○福田大和
(次)北尾美樹△優勢[僅差]○浮田桜史朗
(中)服部辰成○大外返(1:20)△古川葉結
(副)小泉孝介×引分×中村乾渡
(大)小田優雅○優勢[僅差]△村瀬浩樹
(代)小泉孝介○優勢[僅差]△中村乾渡

雄武館山中道場 3-2 松前柔道塾
(先)若崎喜志○払腰(0:22)△櫻井柔士
(次)畠山凱○払腰(1:09)△佐々木勇翔
(中)川辺涼夏△袈裟固(1:39)○安藤吉平
(副)小斎恭吾△大外刈(0:53)○田中詩音
(大)佐藤光希○優勢[有効・払巻込]△大木羅王

【決勝】

朝飛道場 3-2 雄武館山中道場
(先)青山堅太郎△小外刈(0:56)○若崎喜志
(次)北尾美樹△払腰(0:42)○畠山凱
(中)服部辰成○横四方固(0:36)△川辺涼夏
(副)小泉孝介○不戦△小斎恭吾
(大)小田優雅○袈裟固(0:53)△佐藤光希

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