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女子各階級五輪代表争い、トーナメントひとこと展望・全日本選抜体重別選手権

(2016年4月1日)

※ eJudoメルマガ版4月1日掲載記事より転載・編集しています。
女子各階級五輪代表争い、トーナメントひとこと展望
全日本選抜体重別選手権
■ 48kg級
【シード選手】
第1シード:近藤亜美(三井住友海上)
第2シード:浅見八瑠奈(コマツ)

【五輪代表争い】
代表争いの行方が既にほぼ決している階級が多い中にあって、この階級は最後までわからない。グランドスラム東京決勝の直接対決で近藤亜美が一歩抜け出した状況ではあるが、考慮すべき変数多し。最終的には近藤と浅見八瑠奈、いずれか勝って優勝した方が五輪代表に選ばれる可能性は高い。
バックグラウンドとして頭に入れておくべきは近藤のアドバンテージとともに、浅見が国際大会(アスタナ世界選手権含む)で昨年から世界王者4人(パレト、近藤、ムンクバット、メネゼス)にいずれも破れていること。浅見は優勝は勿論、このディスアドバンテージを払拭するレベルのパフォーマンスが必要と見る。

【トーナメント】
好選手が揃ったが、近藤と浅見の決勝進出は既定路線。山場があるのは浅見の方で、準決勝の渡名喜風南(帝京大3年)との対決は油断がならない。

■ 52kg級
【シード選手】
第1シード:中村美里 (三井住友海上)
第2シード:志々目愛(了徳寺学園職)

【五輪代表争い】
志々目愛がグランプリ・デュセルドルフに優勝して2番手評価を受けることろまで序列を上げたが、過去の実績からも直近の国際大会の成績からも、現役世界王者である中村美里を脅かすところまでは届いていない。事実上既に代表レースは閉じられている階級であり、たとえトーナメントの中途で倒れたとしても代表は中村となる可能性が非常に高い。

【トーナメント】
現時点の階級序列上、中村のキャリア上最大のライバルである西田優香(了徳寺学園職)が同側に配された。下側ブロックでは志々目愛と橋本優貴が同居しており、中村-西田、志々目-橋本で争われる準決勝が大きな山場。

■ 57kg級
【シード選手】
第1シード:松本薫(ベネシード)
第2シード:芳田司(コマツ)

【五輪代表争い】
実績、直近の成績ともに代表候補の俎上に上がるのは現役世界王者にしてロンドン五輪の覇者・松本薫のみ。好選手揃う階級だが、既に選考レースは事実上終了している。

【トーナメント】
国内大会ではポカ負けも多い松本の「勝負の大会で勝つ」ミッション達成能力が試される機会。初戦は2014年大会の初戦で一本負けを喫した来歴のある大友真貴子(コマツ)、準決勝は山本杏(国士舘大4年)と石川慈(コマツ)の勝者と対戦。

下側の山はシード選手芳田と宇高菜絵(コマツ)を軸にした大激戦区。鮮やかな技でグランドスラム東京を制し次代のエースに名乗りを上げた芳田がその座を保ったまま「リオ後」に臨めるかどうかの試金石となるトーナメント。

■ 63kg級
【シード選手】
第1シード:田代未来(コマツ)
第2シード:津金恵(筑波大3年)

【五輪代表争い】
世界選手権で2大会連続銅メダル獲得の田代未来と、他選手との実績成績の差があまりにも大きい。かつては田代と近い世代に人材が非常に揃った豊作階級であったが、現状田代と代表を争う権利を持った選手はいない。五輪代表は田代で確定、既に選考レースは閉じられている。

【トーナメント】
田代は初戦で米澤夏帆(龍谷大2年)、準決勝は能智亜衣美(筑波大3年)と塩瀬絢子(三井住友海上火災)の勝者と戦う。米澤は担ぎ技主体でこの階級にいないタイプ、成長曲線も他選手とは異なる印象でなかなか面白い顔合わせ。下側の山では鍋倉那美(三井住友海上)と津金恵(筑波大3年)が若い世代の田代追撃一番手の座を巡って激突する。

■ 70kg級
【シード選手】
第1シード:新井千鶴(三井住友海上)
第2シード:田知本遥(ALSOK)

【五輪代表争い】
48kg級と同じく、この階級も代表争いはギリギリのつばぜり合い。アスタナ世界選手権で代表を務めたのは新井千鶴だが、田知本遥の昨年来の国際大会の成績は結果、内容ともに素晴らしいものがある。むしろ田知本の出来栄えの良さに対し、新井が成績を残し続けていることでなんとか形上の拮抗を保っているという印象。試合内容が良いのは明らかに田知本ではないかと考えるが、これが客観的な選考理由としてどこまで機能するかは未知数、やはり直接対決の勝敗という誰の目にも明らかな「結果」が非常に大きな要素になるだろう。

【トーナメント】
新井の山には大野陽子(コマツ)あるいは安松春香(ALSOK)というパワー派2名、田知本の準決勝にはヌンイラ華蓮(了徳寺学園職)と急成長の池絵梨菜(国士舘大2年9が配された。国際大会に適性があるのは明らかに新井と田知本だが、そのアドバンテージほど差のある争いではない。すんなりトーナメントが進まない可能性も十分。

■ 78kg級
【シード選手】
第1シード:梅木真美(環太平洋大4年)
第2シード:佐藤瑠香(コマツ)

【五輪代表争い】
アスタナ世界選手権で優勝という歴史的なレベルの実績を残した梅木真美が頭一つも二つもリード。梅木は以後国際大会で決して良い成績を収めているわけではくむしろ壁に当たっている印象だが、対抗馬になり得る選手に梅木に挑むだけの成績を上げている選手がいない。
世界選手権代表経験のある佐藤瑠香、緒方亜香里(了徳寺学園職)を差し置き対抗馬1番手、かつ大ダークホースの位置に座るのは第3シード扱いの濱田尚里(自衛隊体育学校)だが、強化陣が「異常なプレッシャーの中でどこまで出来るか観察する」ことをテーマに挙げている今大会の選考、畳上以外でおとなし過ぎる濱田をいきなりの五輪代表として評価し得るだけの抵抗器はこのイベントにはそもそも用意されていない。代表はほぼ間違いなく梅木だろう。

【トーナメント】
梅木は泉真生(山梨学院大2年)と1回戦を戦い、準決勝では緒方亜香里(了徳寺学園職)と髙山莉加((三井住友海上)の勝者と対決するというタフな組み合わせ配置。逆側の準決勝では佐藤と濱田尚里による注目対決がある。

■ 78kg超級
【シード選手】
第1シード:田知本愛(ALSOK)
第2シード:山部佳苗(ミキハウス)

【五輪代表争い】
世界選手権銀メダル獲得の実績とその後の国際大会の好成績、そしてライバルたちの失速という乗算でもはや田知本愛の代表選出が確定的な状況。山部佳苗が選抜体重別と皇后盃の連勝に僅かな望みを掛ける。

【トーナメント】

下側、山部の山は山本沙羅(大阪体育大4年)、そして稲森奈見(三井住友海上)と市橋寿々華(大阪府警)が同居する非常にタフなブロック。上側の山の山場は田知本と朝比奈沙羅(東海大2年)が戦う準決勝。

※ eJudoメルマガ版4月1日掲載記事より転載・編集しています。

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