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国士舘が崇徳の粘り振り切る、日体荏原は長井晃志の3人抜きで勢い増して準決勝へ・第38回全国高等学校柔道選手権男子団体戦レポート④準々決勝

(2016年3月30日)

※ eJudoメルマガ版3月30日掲載記事より転載・編集しています。
国士舘が崇徳の粘り振り切る、日体荏原は長井晃志の3人抜きで勢い増して準決勝へ
第38回全国高等学校柔道選手権男子団体戦レポート④準々決勝
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準々決勝が開始される

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第1シード・国士舘高に挑むのは中国ブロック王者の崇徳高

いずれも注目の準々決勝4試合がスタート。シード校が全て残ったA、B、Cブロックは「四つ角」ピックアップを受けた国士舘、埼玉栄、日体荏原の関東勢3校がそれぞれ崇徳、大牟田、天理と並んだ西日本の強豪たちの挑戦を受ける。対照的にシード校が全滅したDブロックでは木更津総合と作陽の大型2チームが栄光のベスト4を掛けて食い合い。どちらのチームも昨夏は全国大会で大暴れと評して然るべき戦いを披露しながら残った成績はそのインパクトに及ばず、ついに得たこのチャンスを譲るわけにはいかない。

【Aブロック】

国士舘高○二人残し△崇徳高
(先)稲垣由生△横四方固(2:23)○空辰之輔(先)
(次)本間壘○横四方固(1:32)△空辰之輔(先)
(次)本間壘×引分×長岡季空(次)
(中)磯村亮太×引分×福永矩宣(中)
(副)飯田健太郎○内股(1:12)△神垣和也(副)
(副)飯田健太郎○優勢[僅差]△森近唯(大)
(大)河田闘志

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崇徳高の先鋒空辰之輔が国士舘高・稲垣由生から右内股「有効」

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国士舘高の次鋒本間壘が得意の裏投で空を崩す

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本間は落ちた形を生かして肩固に持ち込む

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磯村亮太が福永矩宣を攻め込むが取り切れず、引き分け

崇徳は先鋒に空辰之輔、次鋒に長岡季空の抜き役2枚、そして中堅に体重135キロの大型・福永矩宣と前衛に勝負カードを3つ並べる前掛かりの布陣。国士舘の巨大戦力を崩すには先行するしかないと肚を括っての策と推察される。しかもここで手札を切り切らずインターハイ81kg級2位で攻守の出し入れの効く森近を大将に置いてまとめを図るという練れたオーダーだ。崇徳の戦力の厚さを改めて感じさせる面白い戦型。

一方の国士舘は稲垣、本間の2人が順に前衛を務めるという今代メンバーの「本命」の戦型に近い布陣。ただし今日ここまでまだ1試合も出場していないエース飯田健太郎を1ポジション前に出して副将に置いた。全員がしぶとさと勝負強さを兼ね備えた崇徳に対してまさかの際のスクランブルに備えた積極的警戒布陣とも、飯田に出来ればここで1度試合をさせておきたいと次を見据えた布陣とも解釈できる。いずれにせよ大将に大型の河田を残し、オーダーそれ自体に不安定感はなし。

注目の先鋒戦は空の快勝。右内股から体を捨てるとくっついて来た稲垣の体を脚でフォローして上げ回しめくって「有効」、さらにその形を生かして後袈裟固。これは逃げれられたが最終的には横四方固とで一本勝ち。先制点は崇徳のものとなる。

空はさらに続く試合も巧みに試合を構成。脇を差して密着勝負に持ち込みたいパワーファイター本間に対し、ここぞというところで位置関係を横にずらした相四つ横変形に持ち込み、なかなか本間が狙う脇を見せない。双方「指導1」を失ってあるいは長い膠着があり得るかと思われた試合だが、結果的には本間が体を寄せて得意の裏投、畳に落ちた形を生かして肩固、横四方固と繋いで「一本」。国士舘がスコアをタイに戻す。

続いて畳に上がった崇徳・長岡も同様に位置関係をずらし続けて本間に脇を差す隙を与えない。本間は再び寝技に持ち込み抑え込む場面(8秒)を作るが長岡逃れてこれはポイントに届かず。この試合は引き分けに終わる。

第4試合は福永矩宣が磯村亮太を支釣込足で大きく崩し、磯村も大内刈であわやポイントという良い場面を作るが、双方譲らず引き分け。

4戦を消費してスコアはタイ。大本命の国士舘に対してさすがは崇徳というところだが、空と長岡の2枚を消費した末の後半戦でリードなしは勝利を得るところまでには不十分。

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副将同士の対決、国士舘高の飯田健太郎が神垣和也から内股「一本」

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神垣和也は飯田に対し、離れ、担ぎ、大外落に座り込んで攻めてと粘り続ける

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第5試合は飯田健太郎が神垣和也と対峙。ケンカ四つの神垣は脇を付き、小外刈に座り込み、担ぎ、担ぎながらの大外落を試み、平行位置に体を開いてとあらゆる手立てを使って時間の消費を図る。飯田は落ち着いて試合を進めるが積極的な打開策も敢えて採る気配なく、鷹揚に組み続けようとすることで前半戦は推移。1分28秒掛け潰れた神垣に対し偽装攻撃の咎による「指導」。ここまでは神垣が大健闘。

直後の展開、再び体を開いて距離を遠ざけようとする神垣を飯田が両襟を握って捕まえる。間合いを図るなり無造作に作用脚を突っ込んで右内股、上げさえすればこちらの勝ちとばかりに持ち上げ、相手の落ち際に体を乗り越えることで回旋を呉れると「一本」。

試合時間1分12秒、飯田がファーストアタックを見事に決めて国士舘は5戦を消費し始めて1人差リードを得る。

第6試合で飯田の前に立ちはだかるのは崇徳の大将・森近唯。森近もまた飯田に力を出させず粘りに粘る。数少ない飯田がしっかり持った場面も森近が先に掛け、あるいは潰れて見せ場は訪れず。結果、飯田が「指導2」を得てこの試合は終了。国士舘が2人残しで準決勝進出を決めることとなった。

結果的だけ見ればこの試合も国士舘の順当勝ち。スコアも危なげのないものであった。しかし期待の上積み要素である稲垣がいまだ大会未勝利、本間も相手が崇徳の抜き役という難敵2枚とはいえ、冬季シリーズでの爆発的な出来は発揮できず得意の脇を差す形を封じられて少々嫌な予感が漂う試合。磯村は再び手堅く破綻のない試合というステージを抜け出すことは出来ず引き分け、初登場の飯田も凄まじい地力は見せたものの森近に粘られるだけ粘られ今大会期待される「天井の測れない大駒」としての職能に観測点を与えてしまった感もあり。どうやっても、どこまで行っても結局「一本」取られてしまうという周囲にとっての絶望感に傷がついたのは実は非常に痛い。

つまりは、この試合も国士舘がその圧倒的な地力をテコに「平均点の出来」で勝利したが、崇徳がその実力を持って国士舘の勢いを削ぐだけ削いだという試合。国士舘はまたもや走りだすところには至らず、リスタートを期すたびに走り出し一歩目のアクションで押しとどめられた、あるいは回路の通電に際して思わぬ抵抗器が中途に存在したという印象。この豪華メンバーが生み出すはずの電圧に比して、流れる電流が正当に得られていない。強いが走りだせない国士舘、しかしその強さゆえにベスト4入り決定。

崇徳は個人無差別で3位に入賞した長岡を筆頭に今大会非常に良い出来。2013年のインターハイ制覇以後、強大チームを輩出した後の凹みというこの業界にままある苦しい時期に嵌った印象もあったが早くも完全にこれを抜け出し、チーム全体として上げ潮に乗ったと観察される。むしろ5人総体での図太さは2013年チーム輩出以前より上、この期間を経たことで育成のレベルが一段上がったのではとすら思われる。夏にもう一段上で暴れる可能性十分の、骨の太いチームであった。

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今入晃也が友清光を攻める

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大牟田高の副将久保大喜が今入晃也から背負投「一本」

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久保は大内返「一本」で長濱快飛も抜き去る

【Bブロック】

埼玉栄高○一人残し△大牟田高
(先)焼谷風太○優勢[有効]△田中優大(先)
(先)焼谷風太△合技(1:30)○友清光(次)
(次)今入晃也○優勢[有効]△友清光(次)
(次)今入晃也○大内刈(1:26)△谷所郁海(中)
(次)今入晃也△背負投(2:17)○久保大喜(副)
(中)長濱快飛△大内返(2:01)○久保大喜(副)
(副)岩田歩夢○足車(1:26)△久保大喜(副)
(大)岩田歩夢△優勢[僅差]○西田将樹(大)
(大)蓜島剛○支釣込足(1:28)△西田将樹(大)

四つ角シード校埼玉栄に対し大牟田が堂々の殴り合い。大牟田にとって最大のハイライトは久保大喜が埼玉栄の今入晃也と長濱快飛のポイントゲッター2枚をいずれも「一本」で抜いた中盤戦。今入相手にはかわされ、潰され、それでも仕掛け続けてタイミングを得た背負投で潜り込んで執念の一本勝ち、取り口の合う長濱からは小内刈「有効」を奪うとさらに大内返で2度転がし、そして長濱の焦りに漬け込んで閃かせた大内返は3度目の正直「一本」。久保登場まで1勝3敗の2人差ビハインドであった試合を一気にタイスコアまで引き戻した。

そして最大の分水嶺は続く第7試合。埼玉栄は5番手戦力の岩田歩夢が足車「一本」で久保を抜き返す大殊勲の1勝。岩田は続く大牟田の大将・体重130キロの西田将樹相手にもフルタイム畳に居残り続け、大内返であわや得点という場面も作り出す。結果敗れはしたが「指導」差優勢まで粘って退場。大将同士の対決に襷を託す。

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蓜島剛が西田将樹から払巻込「技有」

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蓜島は支釣込足「一本」でフィニッシュ、埼玉栄がベスト4入りを決める

埼玉栄は前日の個人無差別を制した大駒・蓜島剛がこの日初めて畳に登場。相手が後の先が得意でサイズのある西田、それも後のない大将対決とシチュエーションはエキサイティングそのものであったが蓜島は落ち着いて試合を進め1分4秒にまず打点の高い右払巻込で「技有」奪取。そのまま移行した抑え込みは西田の鉄砲返しで返されて「待て」となったが、ここで見せた西田のパワーにも同様はなし。さらに1分30秒、体捌き抜群の支釣込足で完全に西田を転がし「一本」。

埼玉栄、準決勝進出決定。この大牟田戦の内容は実に5勝4敗0分けという凄まじいもの。2回戦からここまで3戦を戦って勝利の上限数である5勝を挙げたゲームが2戦、通算成績12勝8敗3分けとまさしく「殴り合い」を制し、いかにもこのチームらしい内容でのベスト4入りだ。

大牟田は大健闘、秋の九州ブロック大会では上位進出ならなかったが今大会は素晴らしい出来。全戦通じて力以上のものを出している印象で、肚の括りようで言えばベスト8進出チームの中でも一、二を争うものがあったのではないだろうか。西田、友清、久保が得点したこの試合のみならず、全戦通じてしっかり全国レベルの力を見せた大会であったと総括するべきだろう。

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日体荏原高・百々雄也と天理高・冨安一真による先鋒戦

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日体荏原高の次鋒長井晃志が天理高・仲尾航介から背負投「一本」

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長井は天理の大将田中慎太郎と引き分け、1人で4人を賄って試合を終わらせる。

【Cブロック】

日体荏原高○三人残し△天理高
(先)百々雄也×引分×冨安一真(先)
(次)長井晃志○背負投(1:07)△仲尾航介(次)
(次)長井晃志○合技(0:37)△矢野真我(中)
(次)長井晃志○優勢[有効]△笠原大雅(副)
(次)長井晃志×引分×田中慎太郎(大)
(中)大吉賢
(副)ハンガルオドバートル
(大)藤原崇太郎

天理は先鋒に超大型の冨安一真を突っ込み、後衛には副将に81kg級で個人戦2年連続決勝進出の笠原大雅、大将にはエースの近畿ブロック100kg超級王者・田中慎太郎を並べて配置し攻撃ブロックを2つ形勢。間を仲尾航介と矢野真我の好選手2枚で固める分厚い布陣を敷いた。

一方の日体荏原は2回戦で5試合を戦った百々雄也、前戦で3人抜きを果たした長井晃志を揃って前衛に起用。「もう1度仕事をしてこい」とばかりに準々決勝の畳に送り出す。

この試合は日体荏原の前衛2枚が見事ベンチの期待に応える。百々は身長195センチ体重150キロの冨安を引き分けでしっかり止め、長井は仲尾を両足が浮くところまで完全に持ち上げた右背負投「一本」、矢野を右大外刈と袈裟固の合技「一本」といずれも早い時間で片付けあっという間に2人抜き。さらに笠原に「有効」優勢、最後に立ちはだかった超級選手田中に堂々引き分けてとまさしく大車輪の活躍。疲労困憊になりながらも1人で4人を賄い、結果日体荏原は3人残しという大差でこの試合の勝ち抜けに成功する。

サイズも地力もある天理は普通に相手をすれば自軍戦力の損耗必至の難敵。サイズに欠ける日体荏原としてはどこまでダメージを減殺して準決勝以降に備えるかが一大課題であったが、この試合は百々と長井が再び抜き役を務めて一手にこれを引き受けた形。つまりは準々決勝までの序盤3戦の消耗損耗をこの2人がほぼ全て賄った形だ。全軍に掛かるはずの損耗を分散するのではなく個別集中することで乗り切ったこの策と結果がどう出るか、日体荏原は決戦兵器の藤原崇太郎と本来序盤に突き入れる「槍」であるはずの大吉賢に1試合もさせぬまま取り置き、ベスト4入り決定。

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木更津総合高の先鋒長澤大雅が作陽高・宇都宮唯人の左内股を透かし右体落「有効」

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作陽高は次鋒村田大征が黒部健太から袖釣込腰「有効」を奪って2人抜き達成

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大淵泰志郎が村田を「一本」で退け、スコアはタイとなる

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大将同士の対決、山下魁輝が隅落で星野太駆を崩す

【Dブロック】

木更津総合高○一人残し△作陽高
(先)長澤大雅○優勢[有効]△宇都宮唯人(先)
(先)長澤大雅△優勢[僅差]○村田大征(次)
(次)黒部健太△優勢[有効]○村田大征(次)
(中)大淵泰志郎○合技(1:55)△村田大征(次)
(中)大淵泰志郎×引分×久野壱虎(中)
(副)兼原潤×引分×安田夢飛(副)
(大)山下魁輝○優勢[僅差]△星野太駆(大)

木更津総合は大淵泰志郎、兼原潤の大駒格2枚のいずれかを前に突っ込んで来るのではとも予測されたが、採った策は大淵、兼原、そしてエース山下魁輝を後ろに3枚纏める重厚布陣。先鋒には長澤大雅を起用した。

一方の作陽、こちらも久野壱虎、安田夢飛、そして個人戦無差別ベスト8の星野太駆と3枚を並べて後衛に置く鏡合わせの布陣。悩ましい前衛には先鋒に身長185センチ体重137キロの大型選手宇都宮唯人を抜擢、次鋒にはこの日好調の1年生・村田大征を置いた。大型が先鋒に入るか次鋒に置くかの違いはあるが両軍ほぼ近似の陣形と言える。

前衛は防壁に脆さのある巨漢を体重が下の選手が攻略するという試合を双方が1つずつ演じることとなり、結果は長澤が1人抜き、村田が畳に残った長澤に引き続き身長195センチ体重140キロの黒部健太を抜いて2人抜き達成。長澤は宇都宮の左内股を右体落に切り返しての「有効」、村田は長澤に「指導2」優勢、黒部には袖釣込腰「有効」を得ての勝利だった。

結果、作陽が1人差リードで木更津総合の後衛3枚の一の矢である大淵を畳に引っ張り出す。

大淵は村田から大外刈「技有」、そのまま横四方固に抑え込んで一本勝ち。タイスコアとなった第5試合は大淵が久野と、続いて畳に上がった兼原が安田と対峙した第6試合も引き分けに終わり勝負の行方は大将同士の対決へと持ち込まれる。

この試合は双方右相四つ。序盤、双方の組み手がリセットされたところ、互いが離れて立っている場面で星野自ら柔道衣をはだけて帯から引っ張り出して緩めてしまい、主審これを見逃がさず「指導」。星野は痛恨の失点。

以後は大枠拮抗。双方ガップリ組み合い、山下は腕を半ば極めながらの支釣込足、応じた星野は右ハンドルの前技で対応して時間が推移。

終盤になってもスタミナが切れない山下は小外刈に支釣込足と積極的に攻め、星野も支釣込足にこれはあわやポイントという大内返一発で攻め返すが試合は徐々に山下優位に。山下が星野の反転を先んじて押し込んだ隅落、星野がもう一段巻き込み直して展開を切ったところで星野に2つ目の「指導」が宣告される。

試合はそのままポイントの積み上げなく終了。この試合は山下が「指導」差による優勢で勝利し、結果スコア1人残しを以て木更津総合がベスト4入りの栄を得ることとなった。シードチーム2校がいずれも敗退、功名地獄と化したDブロックからのベスト4入りは木更津総合。

どちらが勝ってもおかしくない試合であったが、後ろに3枚を纏めた布陣の厚さと山下の驚異的なスタミナをテコに木更津総合が勝利。作陽にもチャンス十分の試合であったが、双方図太い選手が揃う中にあってより攻撃志向型が揃った木更津総合の後衛が大枠としては前にのめった試合を展開、木更津総合が攻め作陽が受け止めながらチャンスを狙ったという盤面後半の傾きわずかな「概況」がそのままスコアに跳ね返った試合と総括したい。


結果決まった準決勝カードは、いずれも関東勢同士の対決。

国士舘高 - 埼玉栄高
日体荏原高 - 木更津総合高

の2試合となった。


文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta

※ eJudoメルマガ版3月30日掲載記事より転載・編集しています。

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