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グランドスラムパリ2016・日本代表選手採点表

(2016年2月10日)

※ eJudoメルマガ版2月10日掲載記事より転載・編集しています。
日本代表選手採点表
グランドスラムパリ2016
※10点満点

■ 男子
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66㎏級決勝、海老沼匡がダバドルジ・ツムルクフレグから内股「一本」

志々目徹 6.0
評価:→

実力伯仲のダンゴレースを抜け出してしっかり優勝。ただし一貫して見せた仕掛けの遅さに、準決勝で見せたリード後の露骨な掛け潰れなど課題とされていた部分のクリアはならず。順行運転で国際大会を勝ち切る地力の高さを見せた一方で、急激な爆発力アップや悪癖の払拭などこの先の「確変」の可能性の薄さも見せたといえる。高藤直寿を逆転するには手堅さ以上にまさにその点こそが必要だったはずで、評価は現状維持と見る。

海老沼匡 7.5
評価:↑↑

現役世界王者アン・バウル、そしてダバドルジ・ツムルクフレグと今回ターゲットとすべき2人にいずれも内股「一本」で勝利して優勝という出色の出来。ここ一番の強さを改めて証明した。

秋本啓之 5.5
評価:↓

今回も奮闘、3位入賞。相手の「足取り」反則負けという形はともかく当面の敵ライバル中矢に勝利しての表彰台確保は本来一定以上の評価が為されるべきだが、なにしろ今回はアン・チャンリンが強すぎた。完全に、それも2度投げられての一本負けは負のインパクト大。五輪の73kg級は「アンに勝てるかどうか」が最大の焦点とされる中で、この負け方は痛い。勝つべき国際大会に勝ち続けて忍耐強くチャンスを待った秋本だが、非常に厳しい結果となった。

中矢力 5.0
評価:↓↓

2敗の内訳は「足取り」に負傷棄権と実力以外の部分でありその点では理不尽な成績であったが、結果と存在感を示せなかったのは事実。現役世界王者と代表権を争う立場で5位という成績は本人にとっても到底納得の行くものではないだろう。

西山大希 7.0
評価:↑

優勝、それも宿敵で現役世界王者のガクドンハンを投げての勝利ということで今回は当然ながら高評価。グランドスラム東京の糸が切れたような戦いぶりが今更ながら悔やまれる。

ウルフアロン 6.5
評価:↑

難敵を下して3位入賞。グランドスラム東京前の快進撃(2大会連続優勝)に形的には及ばなかったが、難剣遣いのビスルタノフを投げて懲らしめ、世界選手権の覇者クルパレクから具体的なポイントを奪って、とハイランカーと堂々渡り合っての勝利は高く評価されるべき。


原沢久喜 7.5
評価:↑↑

見事優勝、国際大会7連勝という最高の結果で大会を終えた。絶好調サッソンを警戒し過ぎた決勝の慎重さは関係者をやきもきさせたに違いなく、一貫して攻めの遅さという課題も見せた5戦ではあったが、勝つべき大会をしっかり勝ち抜いたことはなにより高く評価されるべき。

七戸龍 4.0
評価:↓↓

まさかの5位陥落。準決勝、サッソンに思い切り担がれた場面は受けの脆さというかつての七戸の課題を久々思い起こさせるものがあった。これは出会い頭のアクシデントと解釈される余地も十分ある一撃であったが、次戦でメイヤーに食らった大内刈「有効」はまさしく余計。リネール追撃の一番手としてその一挙手一投足がライバル達に注視される中、一言で言って「見せてはならぬものを見せてしまった」大会だった。

■ 女子
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難敵退け、78kg超級は田知本愛が見事優勝

近藤亜美 2.0
評価:↓

初戦敗退、明らかなポカ負け。ガルバトラフが面倒な選手であるのは織り込み済みであったはずで、絞技を食らった場面の寝際の対応は頂けなかった。最高到達点の高さは証明済みだが、合わせ鏡の不安定さを印象付けてしまった大会。

浅見八瑠奈 3.5
評価:↓↓

近藤の初戦敗退という選考レース上の大チャンスを生かせず、連敗を喫して最終成績は5位。安定感が最大の売りである浅見が1大会で2度投げられたという事実は重い。浅見はこれでパレト、近藤、ムンクバット、メネゼスと世界王者相手に4連敗。長く続くツアーで繰り広げられるトップ選手同士の「勝ち負け」というやりとりがたまたま今回裏の目に出た、と好意的に解釈するのは少々難しく、日々進行する力の衰えを止められないという印象が残るのは否めない。代表選考レースにおいては順位以上の痛手とみる。

芳田司 3.0
評価:→

前回勝利しているパヴィアとGS延長戦の末敗退で、入賞に絡めず。一気に突き抜けることは出来なかったが、強豪として認知された上でいよいよライバルたちとの「やりとり」が始まった感。今回は階段を上がったばかりの第1ラウンドという印象で本当の勝負はこれから。予選ラウンド敗退という成績から点は辛くならざるを得ないが、決して評価を落とした大会とは思えない。ただし、代表レースという文脈で大きく後退したことは受け入れざるを得ないだろう。


田代未来 7.0
評価:↑

世界王者トルステニャクを翻弄して決勝進出。ターゲットであったアグベニューには全く敵わなかったが、気後れして「はじめ」がかかった直後から委縮していた前回対戦に比べると非常に良い顔で戦っており、自分のパフォーマンスを全うせんとする様には精神的な成長が見られた。選手キャリアというマクロな視点でも、これから半年という短いスパンで考えても、明らかな上り調子で五輪を迎え得る貴重な存在であることを再認識。

田知本遥 6.5
評価:→

グランドスラム3連勝はならずも、逞しい戦いを披露。世界と戦える状態にあることを改めて証明した。東京大会の欠場のディスアドバンテージはリセット、勝負出来る立場で選抜体重別に乗り込む。

梅木真美 3.0
評価:↓

気合十分に戦ったが、今回はやや空回りの感あり。世界選手権で無印から一気の優勝を果たした梅木だが、以降の2大会で表彰台なしという結果は「確変」状態が落ち着き、階級の序列に再吸収されたと捉えられるべき。厳しい現実を突き付けられた大会だった。ただし五輪代表レースという観点では梅木の傷は最小限、国内の状況からして第一候補の座はゆるぎなし。

田知本愛 7.5
評価:↑↑

現役世界王者のユー・ソン、アジア大会王者のマー・スースと中国が誇る2トップをいずれも打倒して見事優勝。何より結果を出すことが大事な大会でしっかり仕事を全うした。世界選手権での銀メダル獲得と今回の優勝、さらにライバル山部佳苗の失速の合わせ技で五輪代表はほぼ確定とみる。

山部佳苗 2.0
評価:↓↓

衝撃の初戦敗退。一発食った場面は悪い姿勢を受け入れたままとりあえず試合を進めた結果であり、そこにエクスキューズは見出し難し。世界選手権2大会で見せた勝負どころで力を発揮できない悪癖をまたも露呈したと解釈されても仕方がないところ。グランドスラム東京7位、そしてこのパリは初戦敗退と退潮機運は隠せない。この先の試合は国内のみであり、国際大会での強さをアピールする機会はここに終了。失意の大会だった。

写真提供:Gabi Juan

※ eJudoメルマガ版2月10日掲載記事より転載・編集しています。

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