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稲森奈見がオルティス下して大会連覇、78kg級はハリソンが今季5度目のワールドツアータイトル獲得・グランドスラム東京最終日女子

(2015年12月6日)

※ eJudoメルマガ版12月6日掲載記事より転載・編集しています。
稲森奈見がオルティス下して大会連覇、78kg級はハリソンが今季5度目のワールドツアータイトル獲得
グランドスラム東京最終日女子
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78kg超級決勝、稲森奈見がイダリス・オルティスから右内股で「技有」を奪う

今季IJFワールドツアーの最終戦となるグランドスラム東京大会は6日、東京体育館で最終日の競技が行われ、女子は78kg級と78kg超級の2階級が行われた。

78kg超級は稲森奈見(三井住友海上)が2年連続の優勝。準々決勝で今季の世界選手権銅メダリスト山部佳苗(ミキハウス)を「指導2」で下すと、決勝では2012年ロンドン五輪から3年連続で世界王座を獲得したイダリス・オルティス(キューバ)と対戦。1分過ぎに崩上四方固で抑えこまれるピンチを迎えたが9秒で脱出して命拾い、粘り強く戦い続けて3分3秒には「指導」ひとつを奪いついにリードすることに成功する。
稲森は試合が動き始めたこのタイミングを逃さず、直後右内股を押し込んで「技有」奪取、そのままオルティスを立たせることなく横四方固に抑え込んで合技の一本勝ち。完勝で優勝を決めてみせた。

稲森は「優勝しないと意味のない大会、抑えられた時も最後まであきらめず、気持ちを強く持って戦った」とコメント。階級一番手の田知本愛(ALSOK)が欠場する中で、追撃勢力として大きく存在感を示した大会となった。

稲森に敗れた山部は敗者復活戦も落として最終成績は失意の7位。昨年稲森と決勝を争った世界ジュニア王者・朝比奈沙羅(東海大1年)は準々決勝でマリーン・エルブ(フランス)を相手に仕掛けた技が、腕挫脇固で体を捨てたと判断されてダイレクト反則負け。この反則により以降の出場権も失って7位に終わった。冨田若春(埼玉栄高3年)は3位に入賞した。

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78kg級決勝、ケイラ・ハリソンがフッシェ・ステインハウスから大内刈「技有」

78kg級はロンドン五輪王者のケイラ・ハリソン(アメリカ)と今季の世界選手権覇者の梅木真美(環太平洋大3年)の新旧チャンピオン2人が準決勝で激突。この大一番を「指導1」で制したハリソンが、決勝でフッシェ・ステインハウス(オランダ)を大内刈「有効」で破って優勝を決めた。

ハリソンはグランプリ青島(3位)、グランプリ済州(2位)に続く3週連続の大会出場で、今季IJFワールドツアーはこれが5度目の優勝。先週の試合で肩を怪我したばかりだが「五輪を睨んで、その状況でもどこまで戦えるかを試すために出場した」とエントリーの目的を語り、「東アジアシリーズは苦しい戦いだったが、今年最後の大会で優勝出来てとてもうれしい」と終始笑顔でインタビューに答えていた。

梅木は、準々決勝でもと世界王者マイラ・アギアール(ブラジル)を倒し、敗れた準決勝も内容ではハリソンを圧倒。ここまでは決して評価が下がる内容ではなかったが3位決定戦でアナマリ・ヴェレンチェク(スロベニア)に敗れて最終成績は5位、まとめに失敗して表彰台を確保することは出来ず。

講道館杯とグランプリ青島の圧勝で注目を集めた濵田尚里(自衛隊体育学校)は前評判にたがわぬ出来で勝ち上がっていたが、準々決勝でフッシェ・ステインハウス(オランダ)に僅か6秒の出足払「一本」で敗れると完全失速。敗者復活戦ではアナマリ・ヴェレンチェク(スロベニア)を相手に同一人物とは思えぬ元気のない試合を展開し、得意のはずの寝技で抑え込まれて一本負け。最終成績は7位だった。佐藤瑠香(コマツ)も5位に終わり、この階級の日本代表4人は1人も表彰台に立つことが出来なかった。

各階級の入賞者と日本代表選手の成績、準決勝以降の結果は下記。

■ 78kg級
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78kg級入賞者。左からステインハウス、ハリソン、ギボンス、ヴェレンチェク。

【入賞者】
(エントリー28名)
1.HARRISON, Kayla(USA)
2.STEENHUIS, Guusje(NED)
3.GIBBONS, Gemma(GBR)
3.VELENSEK, Anamari(SLO)
5.SATO, Ruika(JPN)
5.UMEKI, Mami(JPN)
7.AGUIAR, Mayra(BRA)
7.HAMADA, Shori(JPN)

【日本代表選手成績】
梅木真美(環太平洋大3年):5位
佐藤瑠香(コマツ):5位
濵田尚里(自衛隊体育学校):7位
緒方亜香里(了徳寺学園職):2回戦敗退

【準決勝】

ケイラ・ハリソン〇優勢[指導1]△梅木真美
フッシェ・ステインハウス〇優勢[有効・大内刈]△佐藤瑠香

【3位決定戦】

佐藤瑠香△優勢[有効・横車]△ジェンマ・ギボンス(イギリス)
アナマリ・ヴェレンチェク(スロベニア)〇優勢[指導3]△梅木真美

【決勝】

ケイラ・ハリソン(アメリカ)〇優勢[有効・大内刈]△フッシェ・ステインハウス(オランダ)

■ 78kg超級
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78kg超級入賞者。左からオルティス、稲森、キンザルスカ、アンドル。

【入賞者】
(エントリー20名)
1.INAMORI, Nami(JPN)
2.ORTIZ, Idalys(CUB)
3.ANDEOL, Emilie(FRA)
3.KINDZERSKA, Iryna(UKR)
5.ERB, Marine(FRA)
5.TOMITA, Wakaba(JPN)
7.ASAHINA, Sarah(JPN)
7.YAMABE, Kanae(JPN)

【日本代表選手成績】

稲森奈見(三井住友海上):優勝
冨田若春(埼玉・埼玉栄高3年):5位
朝比奈沙羅(東海大1年):7位
山部佳苗(ミキハウス):7位

【準決勝】

イダリス・オルティス〇横四方固(0:39)△マリーン・エルブ(フランス)
稲森奈見〇横四方固(2:27)△イリナ・キンザルスカ(ウクライナ)

【3位決定戦】

イリナ・キンザルスカ(ウクライナ)〇大外落(3:02)△冨田若春
エミリー・アンドル(フランス)〇不戦△マリーン・エルブ(フランス)

【決勝】

稲森奈見〇合技[内股・横四方固](4:10)△イダリス・オルティス(キューバ)

※ eJudoメルマガ版12月6日掲載記事より転載・編集しています。

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