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グランドスラム東京第1日5階級ひとこと展望

(2015年12月3日)

※ eJudoメルマガ版12月3日掲載記事より転載・編集しています。
第1日5階級(男子60kg級、66kg級、女子48kg級、52kg級、57kg級)ひとこと展望
グランドスラム東京
■ 60kg級・高藤直寿を軸に強豪ズラリ、高藤、志々目とも最初の山場は準々決勝
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5月のワールドマスターズ、10月のグランドスラム・パリを制した高藤直寿

(エントリー44名)

【階級概況・有力選手】

13年リオ世界選手権の覇者高藤直寿、現在ワールドランキング1位をひた走るキム・ウォンジン(韓国)、リオ世界選手権銀メダリストのダシュダバー・アマーツブシン(モンゴル)、チェリャビンスク世界選手権2位のベスラン・ムドラノフ(ジョージア)にグランドスラム・アブダビを制したばかりのアミラン・パピナシビリ(ジョージア)ら世界大会の上位常連選手がトーナメントの軸。これにアスタナ世界選手権2位のルスタン・イブラエフ(カザフスタン)と同3位の志々目徹という今季躍進した2選手が絡むというのがトーナメント大枠の様相。主役級がズラリ揃ったハイレベルトーナメントだ。

中心人物は間違いなく高藤。冬季欧州シリーズと選抜体重別の不調で世界選手権の代表こそ逃したが、5月のワールドマスターズは当たり前のように優勝。10月のグランドスラム・パリでは勝負への渇望溢れる貪欲、かつ集中した戦いぶりで肩車、足車と鮮やかな「一本」を連発。今のところ五輪後、アスタナの欠場を「結果的にはあの休みが良かった」と振り返る、そんなレールに乗りつつある印象だ。強豪多士済済の階級だが、勢いを考るなら最大のライバルは2週連続優勝を狙うキム・ウォンジンか。

五輪代表争いという視点からは、世界選手権で3位入賞、かつ課題の攻め手の遅さを克服して安定感をアピールした志々目徹が高藤の唯一のライバル。優勝を果たした場合のみ、その権利を持ったまま次のステージに進める立場であり、その覚悟の決まりっぷりは想像するにあまりある。世界選手権では「技、形のバリエーションを増やす」というベクトルをハッキリ見せており、であればこの大勝負に向けて新たに積んだものも必ずあるはず。何を見せてくれるのか、大いに期待したいところ。

【組み合わせ】

【プールA】
Aシード選手(第1シード):キム・ウォンジン(韓国)
Bシード選手:フェリペ・キタダイ(ブラジル)
有力選手:ツァイ・ミンエン(台湾)
日本選手:山本浩史(ALSOK)

ロンドン五輪銅メダリストのキタダイは比較的柔道が綺麗で、地力あるキム、あるいは技の切れ味抜群の山本を止めるには至らないと見る。キム-山本は有無を言わさぬ強引な組み手でキムが優位に試合を進めそうだが、左相四つながらその間合いの詰まった状態は山本の内股一発が効く状態とも言えるはず。勝ち上がり候補はキム、大穴は山本。

【プールB】
Aシード選手(第4シード):高藤直寿(東海大4年)
Bシード選手:ダシュダバー・アマーツブシン(モンゴル)

強者二人の一騎打ちと言って良いブロック。今季戦いに波のありすぎたダシュダバーも最近は戦いぶりが安定してきており、周囲の面子から見ても波乱の可能性は僅少だ。

【プールC】
Aシード選手(第2シード):アミラン・パピナシビリ(ジョージア)
Bシード選手:ベスラン・ムドラノフ(ロシア)
有力選手:エリック・タカバタケ(ブラジル)、ソフィアン・ミルス(フランス)
日本選手:青木大(日体大3年)

パピナシビリとムドラノフ、比較的似たタイプの2人による一騎打ちと見る。
青木は2試合を勝ち抜けばパピナシビリに挑戦可能。グランプリ済州では相手が相四つということもあり意外な優等生ぶりで初戦敗退に終わっているが、パピナシビリも同じ右相四つ。前回の失敗を糧に、相手を引っ掻き回す青木らしい面白い試合に期待したい。

【プールD】
Aシード選手(第3シード):ルスタン・イブラエフ(カザフスタン)
Bシード選手:志々目徹(了徳寺学園職)
有力選手:フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)

ここもイブラエフと志々目、2人のシード選手の一騎打ちと見る。イブラエフは爆発力のあるタイプではなく、大躍進したアスタナ以外のツアーの戦いぶりから延長線を引けば勝ち上がり候補は志々目。

■ 66kg級・海老沼とアン、新旧世界王者の激突なるか
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世界選手権3連覇の海老沼匡

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アスタナ世界選手権で優勝、新進気鋭のアン・バウル(韓国)

(エントリー45名)

【階級概況・有力選手】

世界選手権3連覇の海老沼匡と、その海老沼が敗れたアスタナ世界選手権で一気に頂点を極めた21歳のアン・バウル(韓国)。2人の新旧世界王者による「王座決定戦」というのが階級全体を貫く大きなテーマだ。最強無敗のイメージ、大会ごとに新しい手立てを繰り出してその戦いぶりが読めない「怖さ」に傷をつけてしまった海老沼が地元で迎える復帰戦でどのような戦いを見せるのかは来年のリオ五輪の様相に直結する、世界が注視する一大注目ポイントだ。

その海老沼は初戦でアスタナ世界選手権5位入賞のエリオ・ヴェルデ(イタリア)、そして3回戦では今季もっとも伸びた選手の1人であるゴラン・ポラック(イスラエル)との対戦が控える。ポラックは長身を利して思い切りの良い柔道を展開、アスタナ世界選手権では初戦で第1シードのゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)を大腰「技有」で破り、3位決定戦ではダバドルジ・ツムルクフレグ(モンゴル)を終盤の大内刈「有効」で下して銅メダル獲得と躍進している。阿部一二三に敗れ2位に甘んじた昨年大会とは一段も二段も違うステージにおり、まったく油断できる相手ではない。

海老沼はここを勝ってもダバドルジ、さらに準決勝でアンと続く非常に厳しい組み合わせ。ここぞという勝負どころでは必ず、それも豪快な「一本」で勝ってキャリアを積み上げてきた海老沼、その真骨頂発揮に期待したい。

【組み合わせ】

【プールA】
Aシード選手(第1シード):ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)
Bシード選手:アントーニ・ブシャード(カナダ)

ザンタライア以外に強豪、あるいは曲者の影はなし。余程のことがない限り勝ち上がりはザンタライア。

【プールB】
Aシード選手(第4シード):髙上智史(旭化成)
Bシード選手:高市賢悟(東海大4年)
有力選手:スゴイ・ウリアルテ(スペイン)

日本の強豪2人が同居する厳しいブロック。高市は3回戦で世界選手権で敗れたスゴイ・ウリアルテ(スペイン)との再戦が待ち構える。その後ウリアルテはグランドスラム・パリで高上に、グランプリ済州で藤阪太郎(国士舘大3年)に敗れており、高市はハッキリとした形で勝利して汚名返上といきたいところ。

【プールC】
Aシード選手(第2シード):ダバドルジ・ツムルクフレグ(モンゴル)
Bシード選手:ゴラン・ポラック(イスラエル)
有力選手:海老沼匡(パーク24)

前述の通り大激戦区。海老沼はまず初戦をしっかり勝ち、ポラック、ダバドルジ、そしてアン(あるいは竪山)と続く厳しい戦いに向けて体勢を整えたい。

【プールD】
Aシード選手(第3シード):アン・バウル(韓国)
Bシード選手:コリン・オーツ(イギリス)
有力選手:アルセン・ガルスチャン(ロシア)
日本選手:竪山将(鹿屋体育大4年)

シード選手扱いのオーツはこの陣容下ではアウトサイダー。アンが2回戦でガルスチャンと戦い、そして次戦で講道館杯王者竪山将と相まみえるという超激戦区だ。一戦一戦明らかに66kg級の対応度を高めるガルスチャンと若き王者アンがマッチアップする2回戦は前半戦の山場。
竪山は昨年のグランプリ済州決勝でアンに勝利し、今年6月のユニバーシアードでは敗れているという対戦履歴あり。講道館杯での好調ぶりからして、大いに期待して良いのではないかと思われる。

■ 48kg級・世界王者4人が競演、強力日本勢はベスト4独占目指す
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アスタナ世界選手権で銀メダル獲得、復活を印象付けた浅見八瑠奈

(エントリー24名)

【階級概況・有力選手】

浅見八瑠奈、近藤亜美、ムンクバット・ウランツェツェグ(モンゴル)、サラ・メネゼス(ブラジル)と4人の世界王者が同時出場する非常に贅沢なトーナメント。

しかしもともとスーパートップと「それ以外」の選手に少々差があるこの階級の特性、メネゼスの出口の見えない不調、日本勢の配置が綺麗に4人分かれたこととムンクバットの山に配された渡名喜風南が2週間前のグランプリ青島決勝の直接対決で勝利していること等を考え合わせると、ベスト4を日本勢が独占する可能性も大いにある。日本のファンにとっては非常に楽しみなトーナメント。

アスタナ世界選手権で完全復活と言って良い出来栄えを見せた浅見にとっては、ポウラ・パレトとの決勝で見せた意外な脆さ、最後の最後で完成し損ねたパズルのピースを再び拾い、嵌め直すべき大会。あの素晴らしい内容が一過性のものなのか、それとも地力ベースで考えて良いのかを証明する貴重な機会だ。

一方アスタナでは得意の払腰が不発、現場で見つけた寝技という活路をもって銅メダル獲得に事態を収拾した近藤にとっても、今回は同じく力を証明する機会。アスタナの敗戦と寝技によるリカバーを受けて、今大会は戦闘スタイルをどう定めるのか、このあたりに注目したい。

【組み合わせ】

【プールA】
Aシード選手(第1シード):ムンクバット・ウランツェツェグ(モンゴル)
Bシード選手:サラ・メネゼス(ブラジル)
有力選手:渡名喜風南(帝京大2年)

メネゼスは今シリーズもトンネルから抜け出す気配なく、推すことが難しい状態。ムンクバットと渡名喜が争う2回戦がこのブロック最大の山場となるだろう。渡名喜の先手攻撃を警戒するムンクバットはその組み手を塗りつぶし、徹底して寝技を狙ってくることが濃厚。渡名喜は動かして先手の担ぎ技、足技を徹底して、「指導」差をつけられないように試合を進めたい。

【プールB】
Aシード選手(第4シード):マリナ・チェルニアク(ウクライナ)
Bシード選手:浅見八瑠奈(コマツ)
有力選手:ナタリア・コンドラチェワ(ロシア)

浅見の実績とアスタナの出来を考えればアップセットは考え難い。勝ち上がりは浅見。

【プールC】
Aシード選手(第2シード):ジュリア・フュギロア(スペイン)
Bシード選手:エブル・サヒン(トルコ)
有力選手:山﨑珠美(山梨学院大4年)

山﨑最大の山場は2回戦のエブル・サヒン(トルコ)戦。良くも悪くもパワー勝負を挑むしかない山﨑、思い切りの良い試合に期待したい。

【プールD】
Aシード選手(第3シード):近藤亜美(三井住友海上)
Bシード選手:モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)
有力選手:ガルバトラフ・オトコンツェツェグ(カザフスタン)、ディストリア・クラスニキ(コソボ)

プールAと並ぶ最激戦区。近藤の直下ではガルバトラフ・オトコンツェツェグ(カザフスタン)とディストリア・クラスニキ(コソボ)が対戦し、これはなかなか興味深い対決。
ガルバトラフはムンクバットが君臨するモンゴルから今季国籍変更、グランプリ青島で3位、先週のグランプリ青島ではついに優勝とこの東アジアシリーズでブレイク中で勢いに乗っている。一方のクラスニキも52kg級で先輩マイリンダ・ケルメンディの不在中に躍進した選手で、19歳という若さながら3月のグランプリ・サムスン優勝、さらにツアー2大会で3位獲得と今年前半戦旋風を巻き起こしている。48kg級転向初戦のグランプリ済州は地元のジョン・ボキョンに敗れて予選ラウンド敗退だったが、間違いなく表彰台を狙う力のある選手。いずれが上がってくるにしても、今大会の近藤の出来を測るには十分な実力者である。

■ 52kg級・強豪ことごとく出場取り消し、主役は4人の日本勢
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世界選手権で優勝、もっか五輪代表候補一番手の中村美里

(エントリー27名)

【階級概況・有力選手】

一次エントリーに名を連ねていたアンドレア・キトゥ(ルーマニア)とナタリア・クズティナ(ロシア)が出場回避。アスタナ世界選手権で中村美里と史上に残る激戦を繰り広げた招待選手エリカ・ミランダ(ブラジル)も直前でエントリーを取り消し、この階級はハッキリ強豪の影が薄い。フランス勢は一線級2人を送り込んだがアナベール・ウラニーとプリシラ・ネトは上記のメンバーに比べると明らかに迫力不足。52kg級は日本人対決がトーナメントの主眼となるだろう。

スコアだけでは測り切れない素晴らしい内容でアスタナ世界選手権を制した中村だが、その序列と威光は日本のライバル達に素直に通電しにくいところがある。準決勝で実現濃厚な積年のライバル・西田優香戦はまさしく大山場だ。

【組み合わせ】

【プールA】
Aシード選手(第1シード):アナベール・ウラニー(フランス)
Bシード選手:ギリ・コーヘン(イスラエル)
有力選手:志々目愛(帝京大4年)、イルゼ・ヘイレン(イスラエル)

ウラニーにはイルゼ・ヘイレン(ベルギー)、志々目にはギリ・コーヘン(イスラエル)とそれぞれ刺客となり得る選手が初戦で配されたが、アップセットには役不足。ウラニー対志々目の準々決勝が唯一最大の山場となるはずだ。勝負どころの見分けが巧いウラニーに、一方地力をなかなか展開に反映できないタイプの志々目がどう試合を作っていけるかがポイント。

【プールB】
Aシード選手(第4シード):橋本優貴(コマツ)
Bシード選手:プリシラ・ネト(フランス)

シード選手の2人が突出。ネトの山にはグランドスラム・パリで驚きの2位入賞を果たしたエヴェリン・チョップ(スイス)がいるが、プールファイナルのカードは動かし難い。ともに順行運転であれば、固技を以て橋本が勝利すると見る。

【プールC】
Aシード選手(第2シード):中村美里(三井住友海上)
Bシード選手:オデット・ジュッフリダ(イタリア)
有力選手:ローラ・ゴメス(スペイン)

中村の敵は見当たらない。平均値の戦いで勝ち上がりは確実、準決勝に向けてどう態勢を整えるかのみが課題。

【プールD】
Aシード選手(第3シード):マレーン・クラエー(ドイツ)
Bシード選手:グルバダム・ババムラトワ(トルクメニスタン)
有力選手:西田優香(了徳寺学園職)

西田の勝ち上がりを推しておきたい。中堅選手のヤーナ・スンドベルグ(フィンランド)を皮切りに、ババムラトワ、そしてクラエーと対戦者の格は尻上がりだが、西田本来の力を出せれば勝ち上がり自体に問題はないはず。

■ 57kg級・松本薫が見せた圧倒的強さ、その再現に期待
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完璧な強さを披露、3度目の世界タイトルを獲得したばかりの松本薫

(エントリー30名)

【階級概況・有力選手】

松本薫と宇高菜絵、この階級も日本の世界王者2人が揃って出場。ファンにとっては非常に楽しみな階級だ。

優勝候補筆頭は間違いなく松本。
かつて、何ゆえ勝つのか言葉で説明しがたいアドリブ性を持って階級を席巻、今日圧倒的な強さを発揮しても明日同じやり方で勝てるのかどうかわからない、どんなに勝っても安心できない一種の危うさのあった松本の柔道だが、アスタナ世界選手権ではついに自分のスタイルを見つけた感あり。階級ナンバーワンの地力を生かすにはこうすればいいのだ、とばかりにあくまで組んで相手を揺さぶりで相手を追い詰め、鈴木桂治ばりの複数種の小外刈に右の差し込み小内刈と取り味のある足技で具体的なポイントを挙げるという素晴らしい完成度の高さで優勝を決めて見せた。体内で爆発し続ける燃料、時折スパークして光を放つのみであったその有り余るエネルギーを通電させる「回路」をついに獲得したという印象だ。地力ナンバーワンの選手が王道の柔道を繰り広げれば、当然ながらそこに隙を見出すのは難しい。いま松本は、そのキャリアで最も強い時期にあると言っても良いのではないだろうか。

それでも「新しいことをやらなければ勝てない」と明言する松本が今大会どのような柔道を繰り広げるのか。来年8月の松本の姿を描くにあたり、今大会はまたとないマイルストーン。全試合目が離せない。

追う勢力はドルジスレン・スミヤ(モンゴル)とコリナ・カプリオリウ(ルーマニア)、そして日本の宇高菜絵。57kg級は強豪と言える選手の数が多い階級でもあり上位進出候補には事欠かないが、それでも松本の力は一段上にあると見る。

【組み合わせ】

【プールA】
Aシード選手(第1シード):ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)
Bシード選手:ミリアム・ローパー(ドイツ)
日本選手:石川慈

ワールドマスターズ2連覇者のドルジスレンが勝ち上がり候補筆頭、唯一の不確定要素は石川と見る。石川の武器は間違いなく寝技だが、その技術を生かす前提条件は優位な体勢で寝勝負をスタートさせること。ツアー上位常連の強豪たちの駆け引きを体幹の強さで塗りつぶし、そして勝ってきたドルジスレンを、線の細さが弱点である石川がどう捌き、チャンスを作るのか。意外に掛け潰れが多いドルジスレンを、その「背を向けて伏せる」形に誘うべく、序盤で恐怖させておくことがまず肝要。

【プールB】
Aシード選手(第4シード):マーティ・マロイ(アメリカ)
Bシード選手:サブリナ・フィルツモザー(オーストリア)
日本選手:芳田司(コマツ)

実績のある強豪2人がシード選手に名を連ねるが、勝負強く一発もある芳田にも勝ち上がりの可能性は十分。リオ後を睨めばここを連勝して表彰台に絡むところまではなんとか勝ち抜いておきたいところ。

【プールC】
Aシード選手(第2シード):コリナ・カプリオリウ(ルーマニア)
Bシード選手:ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)
有力選手:宇高菜絵(コマツ)

宇高は初戦からヴィオラ・ベヒター(ドイツ)、2戦目でカラカス、そして準々決勝でカプリオリウという極めて厳しい組み合わせ。順行運転で準々決勝進出までは濃厚、カプリオリウ戦が最初の勝負どころだ。良い時は良いが受けに回ると脆い、カプリオリウの弱点であるメンタルの揺れを引き出したい。

【プールD】
Aシード選手(第3シード):松本薫(ベネシード)
Bシード選手:連珍羚(台湾)
有力選手:ラファエラ・シウバ(ブラジル)

世界王者2人が同居する、ネームバリューで考えれば紛うことなき「死の山」。ただしリオ世界選手権王者の足業師シウバは今季その短所であるメンタルの弱さがまさしく全開、アスタナ世界選手権(初戦敗退)以後もパフォーマンスは冴えず、この東アジアシリーズでも上がり目が全く見えない。松本は2回戦で早くもシウバと戦うが、現状であれば松本の負けを想像するのは極めて難しい。勝負どころは27歳となった今年ついにワールドツアー初優勝、現在乗っている連との準々決勝だろう。

※ eJudoメルマガ版12月3日掲載記事より転載・編集しています。

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