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講道館杯全日本柔道体重別選手権大会・第1日女子3階級展望

(2015年11月5日)

※ eJudoメルマガ版11月5日掲載記事より転載・編集しています。
第1日女子3階級(70kg級、78kg級、78kg超級)展望
講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
■ 70kg級・本命なき混戦階級、実業王者大野陽子と学生王者池絵梨菜に注目
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今季の実業個人決勝、GS延長戦の一撃で優勝を決めた大野陽子

【階級概況・有力選手】

アスタナ世界選手権で代表を務めた新井千鶴、直近のグランドスラム2大会で連続優勝を飾って激しく新井を追う田知本遥、昨年チェリャビンスク世界選手権で銀メダルを獲得し、先日のグランドスラムパリに派遣されて代表「候補」の座をひとまず保障された形のヌンイラ華蓮は出場免除。リオ五輪代表争いでは現状この3名が別格扱いであるが、いずれも絶対的な実績を残したというわけではない。僅かながら残る「残り全勝」によるゴボウ抜きの可能性に掛けて、今大会はグランドスラム東京進出の残り1枠を争う大会。

第1シードの安松春香(ALSOK)以下、実業個人を制した大野陽子(コマツ)、1年生にして圧倒的な強さで大学カテゴリを制した池絵梨菜(国士舘大1年)など強豪たちの立場は横一線。力的にも誰が勝ってもおかしくない混戦階級だ。

【組みあわせ】

[Aブロック]

安松春香の山。下側の山に高校カテゴリの主役級中江美裕(大成高3年)、14年学生王者佐俣優依(帝京大2年)らが配されたが、安松がしっかり力を出せば勝ち上がり自体は問題ないかと思われる。勝ち抜けは安松としておきたい。

[Bブロック]

宇野友紀子(環太平洋大3年)の山。下側の山にジュニア王者青柳麗美(鹿児島情報高3年)、そして大野陽子(コマツ)、橋高朱里(金沢学院大2年)が配された。普通に考えれば勝ち上がりは大野。青柳は足技も切れ、一言で言って柔道の巧い選手だがその源泉はパワー。しかしまさしくストロングポイントであるこの点において大野に一日の長があるはずだ。

[Cブロック]

長内香月(山梨学院大3年)の山。下側には高校カテゴリの王者新森涼(敬愛高2年)と福嶋千夏(環太平洋大2年)が配された。潜在能力と最高到達点の高さでは文句なく長内だが、この選手は大学入学後の不安定さが年々加速、今季も実力を発揮出来ているとは到底言い難い。上記選手で上向きベクトルにあるのは新森のみで、勝ち上がりの行方は混沌。

[Dブロック]

池絵梨菜の山。下側の山に新添左季(山梨学院大1年)、千葉英里子(環太平洋大3年)、前田奈恵子(JR東日本)と強豪が詰め込まれた。いずれも柔道の骨が太い実力者であり誰が勝ってもおかしくないブロックだが、勢いを買って池の勝ち上がりを推しておきたい。

■ 78kg級・今季3タイトル目を狙う濵田尚里の勢い続くか
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実業個人準決勝、岡村智美を得意の腕挫十字固に沈めた濵田尚里

【階級概況・有力選手】

第1シードに配された濵田尚里(自衛隊体育学校)の出来が最大のみどころ。インパクト抜群の関節技を中心とした寝技という絶対的な武器に加えて最近は投げの威力も上積みし、4月の選抜体重別、8月の実業個人と立て続けに制してもっか国内では無敵の感がある。世界選手権優勝を果たした梅木真美をはじめ代表の陣容が強力ゆえまだ国際大会では陽の目を見ていないが、本来ならば海外の強豪と連戦して力を養う機会を得て然るべき、圧倒的な内容と実績だ。

濵田を中心にこちらも進境著しい高山莉加(三井住友海上)、吉村静織(三井住友海上)らの若手、岡村智美(コマツ)らベテランが優勝戦線に絡み得る選手。なかなかシニアで結果を残せない学生カテゴリ勢の奮起にも期待したい。

【組みあわせ】

[Aブロック]

濵田の山。準々決勝で学生カテゴリの強者泉真生(山梨学院大1年)との対決が待ち受けるが、きちんと状況を作ってから勝負するタイプの泉にとっては一種柔道が噛み合わないまま、濵田が勝ち抜けるのではないかと見ておきたい。

[Bブロック]

所属変わった高橋ルイ(オージー技研)を中心に、吉村静織と佐藤杏香、そして岡村智美が上位を伺う山。吉村と岡村の準々決勝対決を支持しておく。

[Cブロック]

高山がシード配置。下側の山にジュニア王者山本絵玲奈(帝京科学大1年)、浜未悠(淑徳高3年)、西田香穂(山梨学院大3年)と若手の好選手3枚が配された。勝ち上がり候補の第一は高山。

[Dブロック]

堀歩未(鹿屋体育大2年)の山。下側の山に鈴木伊織(大成高3年)、下田美沙季(自衛隊体育学校)、学生王者赤嶺麻祐(帝京大4年)、そして高松彩香(山梨学院大4年)と高密度で面白い選手が配された。

今季まだその潜在能力に見合った成績を残しきれていない堀の奮起に期待したい。

■ 78kg超級・稲森奈見と朝比奈沙羅の再戦に期待
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14年グランドスラム東京78kg超級決勝を争った朝比奈沙羅(左)と稲森奈見

【階級概況・有力選手】

世界選手権で銀メダルを獲得した田知本愛と同じく銅メダル獲得の山部佳苗が出場免除。

昨年グランドスラム東京で決勝を争った稲森奈見(三井住友海上)と朝比奈沙羅(東海大1年)がトーナメントの軸だ。当然のようにシード配置された2人の決勝対決あるか、そしてその内容はいかに、というのがこの大会最大の興味。

稲森は力比べを厭わない近接戦闘が何よりの持ち味だが、ここに嵌って今季は成績を残しきれていない。足技と寝技という従来の武器をどう使っていくかが勝ち上がりのカギ。

朝比奈は相変わらずの地力の高さで今季のユニバーシアードと全日本ジュニアを制しているが、かつてほどの技の切れ味を発揮出来ていない。大人しい選手が多い重量級選手の中で貴重な「腹を括った勝負が出来る」人材であるが、このあたりで圧力ファイターの域に収まらない尖った個性を見せて欲しいところ。

両者の対戦は一発の稲森に、インサイドワークの朝比奈という構図になりがち。直接対決あればここを踏まえて試合を見守りたいところ。稲森が試合を動かしていけるようなら勝機あり、動的膠着に陥れば朝比奈が勝ちを拾うと見る。

【組みあわせ】

[Aブロック]

稲森の山。滝川真央(日本大2年)、井坂希望(山梨学院大4年)、月波光貴穂(帝京大2年)、烏帽子美久(JR東日本)と揃った下側の山の強豪たちの中で最も怖いのはもちろん烏帽子。実業個人決勝では最終盤の一発で烏帽子が逆転勝利を飾っている。稲森の弱点である仕掛けの遅さが出た恰好の一番だったが、この対戦を踏まえて様相どう変化するか。興味深い一番。

[Bブロック]

井上愛美(JR九州)の山。世界ジュニアを制したばかりの冨田若春(埼玉栄高3年)と斉藤芽生(東大阪大敬愛高3年)の高校生コンビの活躍に期待したいところだが、門番役として井上と橋口ななみ(大阪府警)がガッチリ鎮座する。勝ち上がり候補は橋口、ダークホースは冨田。

[Cブロック]

朝比奈の山。

下側ブロックは皇后盃で素晴らしい柔道を披露、3位入賞した山本沙羅(大阪体育大3年)の山。以後あれほどのインパクトある試合は出来ていないが皇后盃の「確変」からペースを取り戻し、地に足をつけて力を発揮できるようになりつつある。準々決勝の朝比奈戦は若手のホープ対決という文脈でも、本格派相手に現時点で朝比奈がどう戦うかを見極める上でもみものの一番。

[Dブロック]

市橋寿々華(大阪府警)の山。下側の山には後藤美和(日本エースサポート)らが控えるが、どっしり構えて自分のペースで試合を塗りつぶす市橋を崩すのは難しいという印象。勝ち上がりは市橋と見て間違いないかと思われる。

※ eJudoメルマガ版11月5日掲載記事より転載・編集しています。

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