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グランドスラム・アブダビ第1日5階級レポート

(2015年11月4日)

※ eJudoメルマガ版11月4日掲載記事より転載・編集しています。
第1日5階級(男子60kg級、66kg級、女子48kg級、52kg級、57kg級)レポート
グランドスラム・アブダビ
■ 60kg級・スメトフは初戦敗退、パピナシビリ優勝もベストプレイヤーはツェンドチル・ツォグトバータル
【入賞者】
(エントリー44名)
1.PAPINASHVILI, Amiran(GEO)
2.TSENDOCHIR, Tsogtbaatar(MGL)
3.IBRAYEV, Rustam(KAZ)
3.UROZBOEV, Diyorbek(UZB)
5.DAVTYAN, Hovhannes(ARM)
5.OZLU, Bekir(TUR)
7.CHKHVIMIANI, Lukhumi(GEO)
7.LIMARE, Vincent(FRA)

8月のアスタナ世界選手権で優勝、今大会がワールドツアーへの凱旋復帰試合となるイェルドス・スメトフ(カザフスタン)があっさり初戦(2回戦)で敗退。ベテランのベキル・オズルとのケンカ四つの対戦で、釣り手一本を持った体勢から肩車。相手の外から内に頭を突っ込んでの一撃だったが中空で切り返され、投げ切ろうと背を反らしたまま激しく畳に落ち「一本」(1:51)。入賞に全く絡めないまま早々に大会から姿を消した。

昨年は世界選手権を欠場してまで奪取に賭けたアジア大会で見事優勝、そして今年は世界選手権も制覇と「狙った大会」を逃さない昨今のスメトフだが、試合通じて動きが悪く、敗退の直接の因となった肩車はスピード足りず、ひとまず小さく入って投げてしまおうというリスクを負う覚悟のない、返されてしかるべき技だった。コンディション、覚悟ともに悪し。今回は「狙っていない」大会であったのだろうと理解しておくしかないだろう。

第1シードのキム・ウォンジン(韓国)もルークミ・チュクヴィミアニ(ジョージア)に左背負投で2つの「技有」を失う完敗で3回戦で脱落。第3シードのチェリャビンスク世界選手権王者ガンバット・ボルドバータル(モンゴル)も古豪ホヴァネス・ダフチャン(アルメニア)に「指導2」対「指導3」で敗れ予選ラウンド敗退、先日のパリ大会で2位と躍進したヴィンセント・リマール(フランス)も準々決勝でオズルに「指導2」対「指導1」で敗れて本戦トーナメントから脱落した。

決勝に進出したのはアミラン・パピナシビリ(ジョージア)とツェンドチル・ツォグトバータル(モンゴル)の2名。

チェリャビンスク世界選手権の銅メダリスト、27歳となったパピナシビリは2回戦でパヴェル・ピエトリコフ(チェコ)から大外刈「有効」による優勢、3回戦は14年世界ジュニア王者のフランシスコ・ガリーゴス(スペイン)から右体落「技有」を奪っての優勢、準々決勝はホヴァネス・ダフチャンから後袈裟固「一本」(1:04)、準決勝は右相四つのベキル・オズルを左袖釣込腰「一本」(1:40)に下して決勝進出。

一方、前週の世界ジュニア選手権(2位)から開催地アブダビにそのまま居残ってグランドスラムカテゴリ初出場を果たした19歳、ツェンドチル・ツォグトバータルの勝ち上がりは出色。1回戦でヤニスラフ・ゲルチェフ(ブルガリア)を小外刈「技有」、背負投「一本」(3:11)と立て続けに投げつけると、2回戦ではベスラン・ムドラノフ(ロシア)に「技有」を先制されるも攻めに攻め続け4つの「指導」を奪って逆転勝ち(4:56)。優勝候補ムドラノフ打倒に気を良くしたか3回戦は強豪イルガー・ムシュキエフ(アゼルバイジャン)を小外掛「一本」、準々決勝はアスタナ世界選手権2位のルスタン・イブラエフ(カザフスタン)を左小内刈「技有」で退け、準決勝はキム・ウォンジンの消えたプールAの覇者ディヨーベク・ウロズボエフ(ウズベキスタン)に「指導1」で競り勝って見事決勝の畳へと駒を進めることとなった。

決勝は大激戦。パピナシビリが右、ツェンドチル・ツォグトバータルが左組みのこの試合、序盤はベテランのパピナシビリが体を捨てての小外掛「技有」、さらに相手の小外掛を切り返しての「有効」でスコア上はリード。しかし試合は以後攻めに攻めまくるツェンドチル・ツォグトバータルのペース。2分40秒には手が詰まったパピナシビリの「やぐら投げ」を切り返して「有効」(一時は「技有」が宣告された)、続けて2つの「指導」、さらに4分21秒には左小外掛「有効」と、終盤は相手を引きずり回し続けて猛攻。残り17秒でパピナシビリに3つ目の「指導」が宣告され、以降も腰を引き、膝を着いていつ反則負けになってもおかしくない状況だったが主審は判断を流してタイムアップ。結果、最序盤1分17秒の「技有」が生きてパピナシビリの優勝が決まった。パピナシビリは2014年6月のグランプリ・ハバナ以来となる久々のワールドツアー大会制覇。

結果はパピナシビリの勝利だが、試合経過を見てわかる通りより評価されるべきは19歳のツォグトバータル。この階級のモンゴル勢はダシュダヴァー・アマーツブシンとガンバット・ボルドバータルの2トップにガンボルド・ケーレンと強力3枚が揃っているが、ここ1年間は結果、内容とも芳しいものではない。尽きぬスタミナと闘争心でグランドスラム大会2位という成果を挙げたツェンドチル・ツォグトバータルの活躍はこの「3強構造」に風穴を開ける可能性を感じさせるものであった。

そしてこのツォグトバータル、前週の世界ジュニア選手権決勝では永山竜樹に両者もろとも浮き上がる豪快な一本背負投で叩き付けられ、救護班に運び出される屈辱を味わっている。この難敵を投げた永山の存在感まで一段上がる、ツォグトバータルの大活躍だった。

【準決勝】

アミラン・パピナシビリ(グルジア)〇袖釣込腰(1:40)△ベキル・オズル(トルコ)
ツェンドチル・ツォグトバータル(モンゴル)〇優勢[指導1]△ディヨーベク・ウロズボエフ(ウズベキスタン)

【3位決定戦】

ルスタン・イブラエフ(カザフスタン)〇優勢[技有・浮技]△ベキル・オズル(トルコ)
ディヨーベク・ウロズボエフ(ウズベキスタン)〇GS反則[指導4](GS0:33)△ホヴァネス・ダフチャン(アルメニア)
【決勝】

アミラン・パピナシビリ(グルジア)〇優勢[技有・小外掛]△ツェンドチル・ツォグトバータル(モンゴル)

■ 66kg級・アン順当に優勝、2位は遂に成果残し始めたガルスチャン
【入賞者】
(エントリー42名)
1.AN, Baul(KOR)
2.GALSTYAN, Arsen(RUS)
3.SOBIROV, Rishod(UZB)
3.ZANTARAIA, Georgii(UKR)
5.KHAN-MAGOMEDOV, Kamal(RUS)
5.SEIDL, Sebastian(GER)
7.BOUCHARD, Antoine(CAN)
7.OLEINIC, Sergiu(POR)

決勝に残ったのは21歳のアン・ボウル(韓国)と26歳のアルセン・ガルスチャン(ロシア)。今年の世界選手権を制したばかりの若手のホープと今春の階級変更以来ようやく結果を残し始めたもと五輪王者という、対照的な来歴を持つ世界チャンピオン同士の対決となった。

第2シードに配されたアンの勝ち上がりは2回戦でガブリエル・ピニェイロ(ブラジル)
を肩固「一本」(3:51)、3回戦はズハンサイ・スマグロフ(カザフスタン)から背負投を切り返しての浮落「技有」、さらに左背負投「技有」と連取しての合技「一本」(2:52)、勝負どころの準々決勝はカマル・カン・マゴメドフ(ロシア)に低く潜り込む左袖釣込腰で一本勝ち(2:35)、準決勝はセバスティアン・ザイドル(ドイツ)を「指導2」対「指導1」の優勢というもの。

ガルスチャンは60kg級時代のライバルであるもと世界王者2人に勝利しての決勝進出。2回戦はニジャット・シカリザダ(アゼルバイジャン)を大外返「一本」(2:02)、3回戦はイェルドス・ズーマカノフ(カザフスタン)から左体落「技有」、左外巻込「有効」、腕挫十字固「一本」(1:36)と連取して快勝。そして準々決勝ではリショド・ソビロフ(ウズベキスタン)を試合終了間際の左大外刈「有効」で退け、準決勝は積年のライバルであるゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)とのファーストコンタクトで組み際の左大外刈を決めて「一本」(0:23)。素晴らしい内容で階級変更後初のワールドツアー決勝の畳へと勝ち上がることとなった。

しかし決勝はアンが2分6秒、2分47秒と立て続けに「指導」を奪取。以後も得点の予感薄いまま双方1つづつの反則が積み重なり、「指導2」対「指導3」の優勢でアンの勝利が決まった。

アスタナで輝いた大物選手が軒並みエントリー、かつ多くがコンディション不良でディティールのパンチが効かない「地力のみ」の勝負を繰り広げて敗れる中でしっかり結果を残したアンは見事。ガルスチャンも66kg級で活躍するかつてのライバル2人を立て続けに破り、「ついに来た」という感がある。決勝はエキサイティングな試合とは言い難かったが、全体として非常に面白い階級であった。

【準決勝】

アン・ボウル(韓国)〇袖釣込腰(2:35)△カマル・カン・マゴメド(ロシア)
アルセン・ガルスチャン(ロシア)〇大外刈(0:23)△ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)

【3位決定戦】

リショド・ソビロフ(ウズベキスタン)〇GS一本(GS1:05)△セバスティアン・ザイドル(ドイツ)
ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)〇優勢[指導2]△カマル・カン・マゴメドフ(ロシア)

【決勝】

アン・ボウル(韓国)〇優勢[指導3]△アルセン・ガルスチャン(ロシア)

■ 48kg級・メネゼスまたも初戦敗退、優勝はドルゴワ
【入賞者】
(エントリー23名)
1.DOLGOVA, Irina(RUS)
2.SAHIN, Ebru(TUR)
3.LOKMANHEKIM, Dilara(TUR)
3.XIE, Shishi(CHN)
5.CSERNOVICZKI, Eva(HUN)
5.UNGUREANU, Monica(ROU)
7.FIGUEROA, Julia(ESP)
7.LIMA, Taciana(GBS)

注目されたロンドン五輪王者サラ・メネゼス(ブラジル)は初戦敗退。ケンカ四つのエブル・サヒン(トルコ)を相手に58秒左内股で「技有」失陥、以後双方1つずつの「有効」取り消しがあったがスコアは動かずそのまま試合終了となった。

メネゼスはアスタナ世界選手権初戦敗退の悪夢を払拭出来ず。これでチェリャビンスク世界選手権(初戦敗退)以降はワールドツアー4大会でいずれも表彰台なくうち2大会が初戦敗退。4月のパンナム選手権と10月の世界軍人選手権ではスポット的に優勝を飾っているが、地元開催の五輪に向けて、上昇のきっかけがなかなか掴めない状態にある。大会後のワールドランキングは変わらず14位、五輪出場ランクは16位で同国のナサリア・ブリヒダ(14位)の後塵を拝するという状況。自国開催のためブラジルの出場枠獲得自体は問題ないが、少なくとも表彰台以上の成績を数回残しておかないといけない窮地だ。

決勝に進んだのはサヒンと、シード選手のイリーナ・ドルゴワ(ロシア)

サヒンは1回戦でタチアナ・オショイアヌ(モルドバ)を相手の「足取り」によるダイレクト反則、2回戦は前述の通りメネゼスを下し、準々決勝では第1シードのタシアナ・リマ(ギニアビサウ)から裏投で「技有」「有効」と2つのポイントを獲得して勝利。勝負どころの準決勝はエヴァ・チェルノビスキ(ハンガリー)を左払巻込で転がし「技有」を獲得しての優勢勝ち。メネゼス、チェルノビスキと2つの大将首を引っ提げて決勝の畳に乗り込む。

一方のドルゴワは2回戦でソニア・ヴィルト(ドイツ)を送襟絞「一本」(1:39)、準々決勝では前戦でマリナ・チェルニアク(ウクライナ)を下したシエ・シーシー(中国)を「指導2」対「指導1」の優勢で下し、準決勝は難敵ディアラ・ロクマンヘキムから左背負投「有効」を奪って決勝進出決定。

ここまでの勝ち上がりの内容、倒した相手ともにサヒンが上であったが、決勝を制したのはドルゴワ。左相四つ、横変形に構えあったところからサヒンが無理やり仕掛けた体落を潰すと、伏せ手の形で残った相手の釣り手に食いつき腕挫十字固。巧みに相手をコントロールしながら拘束を強め「参った」獲得で優勝を決めた。

勝利を決めたドルゴワは感激のあまり、両手で顔を覆って畳に突っ伏す。
ドルゴワは20歳、2013年の世界ジュニア選手権王者。既にワールドツアーの優勝歴も1回(2014年グランプリ・サムスン)あり、今年は5月のワールドマスターズなど既に4大会で3位を獲得しているが、一段存在感を上げた大会であった。


【準決勝】

イリーナ・ドルゴワ(ロシア)〇優勢[有効・背負投]△ディアラ・ロクマンヘキム(トルコ)
エブル・サヒン(トルコ)〇優勢[技有・払巻込]△エバ・チェルノビスキ(ハンガリー)

【3位決定戦】

ディアラ・ロクマンヘキム(トルコ)〇優勢[有効・大内刈]△モニカ・ウングレアヌ(ルーマニア)
エバ・チェルノビスキ(ハンガリー)〇優勢[指導3]△シエ・シーシー(中国)

【決勝】

イリーナ・ドルゴワ(ロシア)〇腕挫十字固(1:07)△エブル・サヒン(トルコ)

■ 52kg級・ケルメンディの連勝ストップ、強者ミランダ倒したウラニーが優勝飾る
【入賞者】
(エントリー26名)
1.EURANIE, Annabelle(FRA)
2.MIRANDA, Erika(BRA)
3.GNETO, Priscilla(FRA)
3.KELMENDI, Majlinda(KOS)
5.KRAEH, Mareen(GER)
5.PIENKOWSKA, Karolina(POL)
7.CHITU, Andreea(ROU)
7.COHEN, Gili(IJF)

先日のグランドスラム・パリで復帰、見事優勝を遂げたばかりの世界選手権連覇者マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)が陥落。準決勝でエリカ・ミランダ(ブラジル)に一本負けで本戦トーナメントから脱落した。

この試合はミランダがケルメンディの強引な組み手を頭を下げずに耐えながらチャンスを伺い、2分を過ぎたところでケルメンディが左釣り手で奥を叩いてくるところを狙って左一本背負投。回転に必要な間合いがなく苦しい体勢だったが逆側に抜け落とすことに成功し「技有」を獲得する。投げられて一旦伏せ、バウンドするように顔を起こしたケルメンディが中途半端な姿勢で主審を見やった瞬間ミランダはその背に食いつき片手絞。初動があまりに悪すぎたケルメンディ耐え切れず「参った」を表明し、2分11秒この大一番はミランダの一本勝ちに終着した。ケルメンディが2013年4月の欧州選手権以来続けていた国際大会の連勝は51でストップ。

ケルメンディ、動き自体は悪いわけではなかったが投げられて動揺したか明らかに油断があった。世界選手権で厳しい戦いを潜り抜けて研ぎ澄まされていたミランダの仕上がりと勝負勘が勝ったという一番だったと総括すべきだろう。ケルメンディは3位決定戦でマレーン・クラエー(ドイツ)を破って表彰台は確保、ワールドランキングは大会前と変わらず4位をキープ。

決勝に進んだのはアナベール・ウラニー(フランス)とミランダの2人。

ウラニーは2回戦でキム・ミリ(韓国)に「指導2」ビハインドも左内股「有効」で逆転勝利、準々決勝はマレーン・クラエーに大内刈「一本」(0:28)で勝利し、唯一最大の勝負どころとなった準決勝のプリシラ・ネト(フランス)戦は左内股から大内刈に繋いで「有効」獲得、このポイントを持ったまま試合を終えて決勝進出決定。

一方のミランダは2回戦でアンジェリカ・デルガド(アメリカ)を左腰車「技有」、準々決勝はギリ・コーエン(IJF)を裏投「一本」で破り、準決勝は前述の通りケルメンディを片手絞「一本」に仕留めて決勝の畳に臨む。

決勝は意外な決着。開始から僅か26秒、ミランダの左大外刈をウラニーが思い切り返して大外返「一本」。文句なしの一撃でウラニーの勝利が決まった。33歳のウラニーは2014年の国際大会復帰以来これで3つ目のワールドツアータイトル獲得。

第1シードのアンドレア・キトゥ(ルーマニア)は準々決勝でネトを相手に早々に「有効」を失い、「指導3」まで追いすがるも肝心のところで集中力を欠く。結果、残り4秒で自身が4つ目の「指導」を貰って反則負けとなった。敗者復活戦はあっさり棄権して最終結果は7位。この試合に勝った場合畳に待ち受けるのは天敵ケルメンディであり、またも勝負を避けたかと邪推したくなる、いかにもキトゥらしい選択と結末だった。


【準決勝】

アナベール・ウラニー(フランス)〇優勢[有効・大内刈]△プリシラ・ネト(フランス)
エリカ・ミランダ(ブラジル)〇片手絞(2:11)△マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)

【3位決定戦】

マイリンダ・ケルメンディ(コソボ)〇優勢[指導3]△マレーン・クラエー(ドイツ)
プリシラ・ネト(フランス)〇優勢[指導2]△カロリナ・ピンコフスカ(ポーランド)

【決勝】

アナベール・ウラニー(フランス)〇大外返(0:26)△エリカ・ミランダ(ブラジル)

■ 57kg級・大荒れ階級の勝者はキムジャンディ、連珍羚は惜しくも2位
【入賞者】
(エントリー30名)
1.KIM, Jan-Di(KOR)
2.LIEN, Chen-Ling(TPE)
3.OHAI, Loredana(ROU)
3.WAECHTER, Viola(GER)
5.BEAUCHEMIN-PINARD, Catherine(CAN)
5.ROGIC, Jovana(SRB)
7.BLOT, Laetitia(FRA)
7.FILZMOSER, Sabrina(AUT)

トーナメントは荒れ模様となり、第1シードのコリナ・カプリオリウ(ルーマニア)と第2シードのオトーヌ・パヴィア(フランス)の2人が予選ラウンド敗退。
コマツ所属の連珍羚(台湾)とキム・ジャンディ(韓国)によって優勝が争われることとなった。

蓮は1回戦でノラ・ジャコヴァ(コソボ)に左内股「有効」で勝利し、2回戦はルゥ・トーンジュエン(中国)に三角絞から崩上四方固に繋いで一本勝ち(1:53)。準々決勝は前戦でカプリオリウを下したヨヴァナ・ロギッチ(セルビア)を「指導1」の優勢で振り切り、準決勝は第4シード選手のキャサリン・ブーシュミン ピナード(カナダ)を振り回し続けて得意の左内股「有効」で勝利。6月のグランプリ・ブダペスト以来2度目のワールドツアー制覇を狙って決勝の畳に立つ。

一方のキムは1回戦でジェシカ・クリムカイト(カナダ)を左大腰「一本」に仕留め、勝負どころの2回戦ではオトーヌ・パヴィア(フランス)からも同じく左大腰「有効」で先制。戦術派パヴィアの猛攻を「指導3」までにとどめてこの大一番を制すると、準々決勝はヴィオラ・ベヒター(ドイツ)から左内股「有効」、続いての袈裟固は19秒で逃げられたが「技有」を獲得して優勢勝ち。準決勝は前戦で第3シードのサブリナ・フィルツモザー(オーストリア)をGS大外刈「技有」で下したロレダナ・オハイ(ルーマニア)を「指導1」で振り切り決勝進出決定。

迎えた決勝は双方決定打なく、1分53秒の段階で連に「指導1」、キムに2つ目の「指導」が与えられて一時は連がリード。しかし2分33秒、2分46秒と立て続けに連に「指導」が与えられ、結果「指導3」対「指導2」でキムの優勝が決まった。

【準決勝】

キム・ジャンディ(韓国)〇優勢[指導1]△ロレダナ・オハイ(ルーマニア)
リエン・チェン・リン(台湾)〇優勢[有効・内股]△キャサリン・ブーシュミン ピナード(カナダ)

【3位決定戦】

ロレダナ・オハイ(ルーマニア)〇腕挫十字固(1:58)△ヨヴァナ・ロギッチ(セルビア)
ヴィオラ・ベヒター(ドイツ)〇優勢[指導2]△キャサリン・ブーシュミン ピナード(カナダ)

【決勝】

キム・ジャンディ(韓国)〇優勢[指導3]△リエン・チェン・リン(台湾)

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