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グランドスラム・アビダビ第2日4階級ひとこと展望

(2015年10月30日)

※ eJudoメルマガ版10月30日掲載記事より転載・編集しています。
第2日4階級ひとこと展望
グランドスラム・アビダビ
■ 73kg級・主役級ズラリ、注目すべきは成長著しい韓国のアン
(エントリー56名)

世界選手権では日本勢が独走し続ける73kg級だが、これを追撃すべき主役級の役者がズラリと顔を揃えた。

アスタナ世界選手権銅メダリストのアン・チャンリン(韓国)を筆頭に、現在ワールドランキング1位のルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)と同2位のセージ・ムキ(イスラエル)というワールドツアーの主役2人、ロンドン五輪金メダリストのマンスール・イサエフとムサ・モグシコフの強力ロシア勢、同じくロンドン五輪66kg級の覇者ラシャ・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)、地元UAEからはチェリャビンスク世界選手権銅メダリストのヴィクター・スクボトフと、秋季シーズンとしては異例の充実陣容だ。

特に注目しておきたいのはアン。アスタナでは圧倒的な強さを見せた王者大野将平に唯一一太刀浴びせる(大外刈を返して「技有」)ことに成功しており、世界ジュニア選手権を獲った昨年来ここ一年間の成長には括目すべきものがある。配置は第3シードのプールD、準々決勝でシャフダトゥアシビリ、準決勝ではモグシコフかムキとの対戦が濃厚。

【プールA】
Aシード選手(第1シード):ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)
有力選手:ディルク・ファンティシェル(ベルギー)、イゴール・ヴァンドケ(ドイツ)

【プールB】
Aシード選手(第4シード):ミクロス・ウングバリ(ハンガリー)
有力選手:マンスール・イサエフ(ロシア)、ヴィクター・スクボトフ(UAE)

【プールC】
Aシード選手(第2シード):セージ・ムキ(イスラエル)
有力選手:ムサ・モグシコフ(ロシア)

【プールD】
Aシード選手(第3シード):アン・チャンリン(韓国)
有力選手:ラシャ・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)、ダスタン・イキバエフ(カザフスタン)

■ 81kg級・中堅の強豪こぞって参加のサバイバルトーナメント
(エントリー53名)

アヴタンディル・チリキシビリ(ジョージア)が直前で出場回避。アスタナ世界選手権で銅メダルとようやく結果を出した実力者ヴィクター・ペナウベル(ブラジル)を筆頭に、アントワーヌ・ヴァロアフォルティエ(カナダ)、スヴェン・マレシュ(ドイツ)、セルジュ・トマ(UAE)らワールドツアーの主役級がAシードを張るサバイバルトーナメントとなった。

再混戦ブロックはペナウベルの配されたプールC。決勝に進んで良いクラスの選手が2人、3人と詰め込まれて楽しみなカードが続く。

上記以外で注目しておきたい選手はキム・ジェブン(韓国)とフランク・ダビド(オランダ)の2人。

ロンドン五輪で世界大会3連覇を達成したキムは昨シーズンから失速。力と組み手、先手攻撃に頼る体力柔道が加齢に伴い燃料不足に陥っている感ありで、アスタナ世界選手権でも初戦敗退に終わっている。このままのスタイルで五輪を戦うことは難しいはずで、何か新しい手を積んでくるのかどうか。その萌芽あるかに注目したい。

19歳のダビドは2週間前のグランドスラム・パリで驚きの3位入賞、その余勢を駆って翌週の世界ジュニア選手権で優勝を飾り、今大会は同大会の開催地アブダビに居残って3週連続の国際大会出場に挑む。現在最も乗っている選手であり、この勢いは無視できない。配置はプールD、2回戦でロマン・モウストポロウス(ギリシャ)、3回戦でアレクサンドル・ヴィークツェルツァク(ドイツ)かヤキョー・イマモフ(ウズベキスタン)、準々決勝でトマと戦う厳しい山。ここを勝ち抜けるようであれば本物だ。

【プールA】
Aシード選手(第1シード):アントワーヌ・ヴァロアフォルティエ(カナダ)
有力選手:シラズディン・マゴメドフ(ロシア)

【プールB】
Aシード選手(第4シード):スヴェン・マレシュ(ドイツ)
有力選手:キム・ジェブン(韓国)、ラズロ・チョクナイ(ハンガリー)

【プールC】
Aシード選手(第2シード):ヴィクター・ペナウベル(ブラジル)
有力選手:サボールチュ・クリージャン(ハンガリー)、ウサンジ・マーギアニ(ジョージア)、カサン・カルモルゼフ(ロシア)、イ・センス(韓国)

【プールD】
Aシード選手(第3シード):セルジュ・トマ(UAE)
有力選手:アレクサンドル・ヴィークツェルツァク(ドイツ)、ヤキョー・イマモフ(ウズベキスタン)、フランク・ダビド(オランダ)

■ 63kg級・アグベニュー筆頭にシード選手の勝ち上がり濃厚、不確定要素はシュレシンジャー
(エントリー28名)

粒が揃ったトーナメント。Aシード選手は14年チェリャビンスク世界選手権の覇者クラリス・アグベニュー(フランス)、カトリン・ウンターブルツァハー(オーストリア)、マルチナ・トラジドス(ドイツ)、ヤーデン・ゲルビ(IJF)。これらに加えBシードに配されたアリス・シュレシンジャー(イギリス)、アンロール・ベラル(フランス)、エドウィッジ・グウェン(イタリア)、アニカ・ファンエムデン(オランダ)までが表彰台候補。大穴と呼ぶべきノーシード選手はほとんどおらず、序列のハッキリしたトーナメントだ。

注目はシュレシンジャーがアグベニューに挑むプールAの準々決勝。シュレシンジャーは国籍変更・国際大会復帰以降まだアグベニューとの対戦がない。度々好パフォーマンスを見せながらなかなか結果が出ないシュレシンジャーだが、世界王者との対戦で底力を見せることが出来るか。非常に楽しみな一番。

日本代表選手の出場はないが、学生体重別を制したばかりの渡邊聖未がフィリピン代表として出場する。初戦を勝てばゲルビへの挑戦権が得られる面白い配置で、これは大いに期待したいところ。

【プールA】
Aシード選手(第1シード):クラリス・アグベニュー(フランス)
有力選手:アリス・シュレシンジャー(イギリス)

【プールB】
Aシード選手(第4シード):ヤーデン・ゲルビ(IJF)
有力選手:アニカ・ファンエムデン(オランダ)

【プールC】
Aシード選手(第2シード):カトリン・ウンターブルツァハー(オーストリア)
有力選手:アンロール・ベラル(フランス)、ユール・フランセン(オランダ)

【プールD】
Aシード選手(第3シード):マルチナ・トラジドス(ドイツ)、エドウィッジ・グウェン(イタリア)

■ 70kg級・優勝候補はポリングらAシード選手、世界選手権の「追試」に挑む新井千鶴の出来に注目
(エントリー36名)

この階級も有力選手が揃った。優勝候補はキム・ポリング(オランダ)、ラウラ・ファルカスコッホ(ドイツ)、新井千鶴、リンダ・ボルダー(IJF)、サリー・コンウェイ(イギリス)の5名。これにキム・センヨン(韓国)、ケリタ・ズパンシック(カナダ)を加えた7名で表彰台を争うことになるだろう。

注目は新井。類まれなる技の切れ味を持ちながら、これを生かす直線的な組み手を手に入れられずなかなか力を発揮することが出来ない新井、柔道スタイル自体への悩みを押し込めたまま世界選手権ではベスト4まで進出したものの、残念ながら結果は5位。その後、所属は誰もが認める新井の才能と技を生かす「解」を与えることが出来たのか、ライバル田知本遥がグランドスラム2連勝とこれ以上ない活躍を見せる中で、明らかに世界選手権の追試と位置づけられる今大会の戦いぶりはリオ五輪代表争いにまさしく直結する。全試合に注目だ。

【プールA】
Aシード選手(第1シード):キム・ポリング(オランダ)
有力選手:キム・センヨン(韓国)、アスマ・ニアン(モロッコ)

【プールB】
Aシード選手(第4シード):サリー・コンウェイ(イギリス)
有力選手:新井千鶴、カタリナ・クリス(ポーランド)

【プールC】
Aシード選手(第2シード):ラウラ・ファルカスコッホ(ドイツ)
有力選手:リンダ・ボルダー(IJF)

【プールD】
Aシード選手(第3シード):ケリタ・ズパンシック(カナダ)
有力選手:マリア・ポーテラ(ブラジル)

※ eJudoメルマガ版10月30日掲載記事より転載・編集しています。

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