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グランドスラムパリ第1日男子各階級ひとこと展望

(2015年10月16日)

※ eJudoメルマガ版10月16日掲載記事より転載・編集しています。
グランドスラムパリ第1日男子各階級ひとこと展望
2015年グランドスラム・パリ大会は10月17日と18日の両日、442名の選手が参加して行われる。
毎年冬季欧州シリーズのただなかである花形シーズンの2月に行われているこの大会であるが、周知の通り今年は聖地ベルシー体育館の改装のため延期。異例の秋季開催の運びとなった。

世界選手権直後のオフシーズンであるこの時期、本来であればトップ選手の参戦は望むべくもないところだが、「グランドスラム・パリ」という看板の大きさゆえか今季の世界選手権王者2人を含む強豪が多数参戦。地元フランスもテディ・リネールとジブリス・エマヌの今季の世界王者、ロイック・ピエトリらを外したもののほぼ1軍でチームを構成し、秋季シリーズとしては異例というべき充実陣容の大会となっている。

全体を通じて、アスタナ世界選手権で思うような成績を残せなかった強豪たち、あるいはアスタナに姿を見せなかった大物たちの復帰戦という様相が濃い今大会、注目すべきは60kg級の高藤直寿と52kg級のマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)。ともに階級最大の大物と目されながら世界選手権を欠場した2人が来年に控える五輪に向けてどんな試合を繰り広げるのか、見逃せない大会である。

■ 60kg級・高藤直寿の出来が最大のみどころ
(エントリー39名)

5月にワールドマスターズを2連覇しながらアスタナ世界選手権に出場叶わなかったリオ世界選手権王者高藤直寿の出来がトーナメント最大の焦点。14年チェリャビンスク世界選手権に今年2月のグランプリ・デュセルドルフとともに不運な判定で落としているが、実力的な最高到達点の高さは誰もが認めるところ。階級の勢力図がこの人を中心に構成されていることも間違いなく、今大会は五輪に向けてこの存在感が保たれるかどうかの分水嶺と言える。五輪代表争いのライバル志々目徹がアスタナ大会できっちり3位を確保しているという事情もあり、ここは内容の伴った勝利が必要な状況。

高藤の配置はプールD。準々決勝でモンゴルの3番手選手ガンボルド・ケーレンあるいは世界ジュニア王者フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)と対戦、そして準決勝では最大の山場であるダシュダバー・アマーツブシン(モンゴル)戦が待ち受ける。

決勝での対戦候補として可能性が高いのはシラフディン・ルトフィラエフ(ウズベキスタン)と木戸慎二。木戸は準々決勝で伸び盛りの地元選手ヴィンセント・リマール(フランス)との対戦が予想され、この試合が勝負どころ。
実力十分の高藤にとって面倒なのは明らかにディティールを良く知られている同国選手の木戸。木戸の決勝進出なれば試合が揉める可能性は十分だ。

【プールA】
Aシード選手(第1シード):シラフディン・ルトフィラエフ(ウズベキスタン)
有力選手:イルガー・ムシュキエフ(アゼルバイジャン)

【プールB】
Aシード選手(第4シード):木戸慎二
有力選手:ヴィンセント・リマール(フランス)、ジョロエン・ムーレン(オランダ)

【プールC】
Aシード選手(第2シード):ダシュダバー・アマーツブシン(モンゴル)
有力選手:ソフィアン・ミルス(フランス)

【プールD】
Aシード選手(第3シード):高藤直寿
有力選手:ガンボルド・ケーレン(モンゴル)、フランシスコ・ガリーゴス(スペイン)

■ 66kg級・ダバドルジとザンタライアの2強に躍進中のポラック、再起期す高上智史が挑む
(エントリー38名)

アスタナ世界選手権で失意の5位に終わった第1シード選手ダバドルジ・ツムルクフレグ(モンゴル)と、同じく5月のワールドマスターズを制しながらアスタナでは初戦敗退の辛酸を舐めた第2シード選手ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)の2人が優勝争いの主役。

これにアスタナで3位と躍進、骨の太い柔道を見せたゴラン・ポラック(イスラエル)と日本代表の高上智史の2人が絡む、というのがトーナメント大枠の様相として間違いないところかと思われる。

前半戦最大のみどころはザンタライアとポラックが激突するプールCの準々決勝。アスタナではポラックがいわゆる「やぐら投げ」で「技有」を奪ってアップセットを演じた因縁カードである。ポラックが五輪でのメインキャストに上り詰めるか、ザンタライアが有力候補であり続けるかを規定することになるであろう、面白いカードだ。

高上は3回戦で大ベテランのスゴイ・ウリアルテ(スペイン)との対戦が待ち受ける。ウリアルテはアスタナ世界選手権で高市賢悟と対戦、持ち前の高い戦術性で高市を翻弄して一本勝ちを収める試合巧者ぶりを見せたばかり。これも注目の一番だ。

【プールA】
Aシード選手(第1シード):ダバドルジ・ツムルクフレグ(モンゴル)
有力選手:ダビド・ラローズ(フランス)、エリオ・ヴェルデ(イタリア)

【プールB】
Aシード選手(第4シード):ニジャト・シカリザダ(アゼルバイジャン)
有力選手:コリン・オーツ(イギリス)

【プールC】
Aシード選手(第2シード):ゲオルギー・ザンタライア(ウクライナ)
有力選手:ゴラン・ポラック(イスラエル)

【プールD】
Aシード選手(第3シード):高上智史
有力選手:スゴイ・ウリアルテ(スペイン)

■ 73kg級・再起期すオルジョフと秋本啓之の対決に期待
(エントリー46名)

今季ワールドツアーで3タイトルを獲得、5月のワールドマスターズでも3位に入賞したルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)が第1シード。今季絶好調のオルジョフはアスタナ世界選手権でも日本勢を脅かす第1勢力と目されていたが、6月のヨーロッパ競技大会の試合中に関節技を食らって負傷、アスタナの畳に上がることは出来なかった。

今大会ではこのオルジョフと、アスタナ大会でスケールの大きい柔道を披露して5位に入賞したモンゴルのガンバータル・オドバヤルが準々決勝で対戦、これが前半戦の大きなみどころだ。

もう1つ、もと世界王者秋本啓之の参戦も大きな話題。アスタナ世界選手権で代表を務めた大野将平と中矢力がワンツーフィニッシュを飾り、かつ自身は7月のグランドスラム・チュメンを獲り逃す(5位)など非常に厳しい状況にあるが、再び存在感を示すことが出来るか。配置はワールドマスターズ王者デニース・ヤルツェフ(ロシア)がAシードを張るプールD、最初の山場は積年のライバルであるデックス・エルモント(オランダ)とマッチアップする3回戦だ。

【プールA】
Aシード選手(第1シード):ルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)
有力選手:ガンバータル・オドバヤル(モンゴル)

【プールB】
Aシード選手(第4シード):ミクロス・ウングバリ(ハンバリー)
有力選手:サインジャルガル・ニャムオチル(モンゴル)

【プールC】
Aシード選手(第2シード):セージ・ムキ(イシラエル)
有力選手:ロク・ドラクシック(スロベニア)

【プールD】
Aシード選手(第3シード):デニース・ヤルツェフ(ロシア)
有力選手:秋本啓之、デックス・エルモント(オランダ)

※ eJudoメルマガ版10月16日掲載記事より転載・編集しています。

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