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81kg級で山下諒輔が連覇達成、昨年優勝なしの警視庁は2階級を奪還・平成27年度全国警察柔道選手権男子6階級即日レポート

(2015年9月11日)

※ eJudoメルマガ版9月11日掲載記事より転載・編集しています。
81kg級で山下諒輔が連覇達成、昨年優勝なしの警視庁は2階級を奪還
平成27年度全国警察柔道選手権男子6階級即日レポート
平成27年度全国警察柔道選手権大会は11日、日本武道館で男子6階級、女子3階級の競技が行われた。男子各階級の決勝の模様と入賞者一覧、優勝者のコメントと準決勝以降の結果は下記。

■ 66kg級・小寺将史が初優勝、決勝は14分超の激戦の末にサンボファイター江藤康太を下す
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66kg級決勝、小寺将史が江藤康太を左一本背負投で攻める

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小寺は江藤の再三の巴投を捌き続けて崩れず

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66kg級優勝の小寺将史

【決勝】

小寺将史(警視庁)〇GS指導2(GS9:32)△江藤康太(熊本県警)

決勝は22年度講道館杯王者の小寺が左、全日本サンボ選手権の優勝歴がある江藤が右組みのケンカ四つ。小寺は左内股に左大外刈、左大内刈で攻めるが引き手不十分。互いに半身となってなかなか十分な形で技が出せず序盤双方に「指導1」。

以後小寺の内股と背負投に江藤は巴投を軸に据えて対抗、しかし心得た小寺がしっかり対処し続ける展開が続き、本戦5分では勝負がつかず試合はGS延長戦へ。

GSも本戦と構造変わらぬまま全く攻防に差が付かず、延長だけで9分を超えるという大消耗戦。江藤が右大内刈を空振りして小寺が潰すシーンが2度続き、都度招集された合議の結果主審は江藤に偽装攻撃の「指導2」を宣告。延長9分32秒、ついに小寺の勝利が決まった。

【入賞者】

優 勝:小寺将史(警視庁)
準優勝:江藤康太(熊本県警)
第三位:吉田惟人(神奈川県警)、大木恭介(静岡県警)

小寺将史選手のコメント
「長い試合になりましたが、フィジカルを鍛え続けて来たので、スタミナには自信がありました。相手がサンボをやっていて寝技で来ることはわかっていたので、巴投にも引っ掛からずに対応出来ました。最後は気合いで負けないことだけを考えて試合をしましたが、戦略云々ではなくそこが勝負の分かれ目になったと思います。講道館杯の目標は、当然、優勝です」

【準決勝】

小寺将史(警視庁)〇優勢[技有・背負落]△吉田惟人(神奈川県警)
江藤康太(熊本県警)〇GS技有・隅返(GS0:12)△大木恭介(静岡県警)

【決勝】

小寺将史〇GS指導2(GS9:32)△江藤康太

■ 73kg級・30歳金岡真司が5年ぶりの優勝飾る
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73kg級決勝、金岡真司が大畑侑介から左払腰「有効」

【決勝】

金岡真司(警視庁)〇優勢[有効・払腰]△大畑侑介(宮崎県警)

5年ぶりの優勝を目指す金岡と連覇を狙う大畑の対戦。序盤大畑が「韓国背負い」、金岡が左体落とそれぞれ良い技を撃ちあうが、42秒に大畑の小外刈を金岡が左払腰に切り返して畳に突っ込むように投げ切り「有効」を奪取。

58秒、組み手を両手で切り離した大畑に「指導1」。奮起した大畑釣り手で背中を抱えて場外まで金岡を押し出し、これは大畑の「押し出し」かと思われたが主審は金岡に場外の「指導1」を宣告、経過時間は2分20秒。

2分46秒、大畑の内股に反応した金岡が鋭い出足払一閃「有効」を追加。以後は攻め合いの動的膠着のまま時間が過ぎ去り、「有効」優勢を以て金岡の優勝が決まった。

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73kg級で平成22年大会以来5年(4大会)ぶりの優勝を飾った金岡真司

【入賞者】

優 勝:金岡真司(警視庁)
準優勝:大畑侑介(宮崎県警)
第三位:中村剛教(大阪府警)、野手健志(和歌山県警)

金岡真司選手のコメント
「とにかくあきらめない気持ち、これが優勝の要因です。昨年警視庁からの優勝者が誰もおらず、物凄く悔しい思いをしましたし、今年はキャプテンもやらせてもらっていて、後輩に戦う姿勢を見せようと頑張りました。講道館杯は1つでも上に行きたいですが、なにより来月の警察団体で優勝したいです。今までは警視庁がダントツの戦力がありましたが、近年は大阪、兵庫が力をつけていて、昨年は優勝することが出来ませんでした。なんとしても勝ちたいと『競り負けない』稽古を皆で心がけていて、これも今日の結果に繋がったと思います」

【準決勝】

大畑侑介(宮崎県警)〇反則[指導4](4:28)△中村剛教(大阪府警)
金岡真司(警視庁)〇優勢[技有・大内返]△野手健志(和歌山県警)

【決勝】

金岡真司〇優勢[有効・大外刈]△大畑侑介

■ 81kg級・山下諒輔が連覇、決勝は狙い通りの技で住谷仁志との激戦勝ち抜く
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81kg級決勝、山下諒輔が住谷仁志を左大外刈で攻め込む

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住谷の右背負投を山下が左内股に切り返して「有効」

【決勝】

山下諒輔(静岡県警)〇GS有効・内股(GS0:46)△住谷仁志(大阪府警察)

連覇を狙う山下が左、住谷が右組みのケンカ四つ。山下が両襟、クロスと強気に組み手を進め、クロスの左大内刈に大外刈を放つと住谷に「指導1」。

以後も伸びのある左大外刈で度々攻め込む山下が優位に試合を進めるが、住谷は片手の右背負投で展開を保つ続けると終盤から加速。支釣込足で大きく山下を崩し、「韓国背負い」であわやポイントという場面も作る。本戦週力直前、山下が場外から戻ろうとしたところに合わせた膝車は「一本」と思われたが主審が既に「待て」を宣告しておりこれはノーポイント。試合はGS延長戦へと持ち込まれる。

GSも住谷が右背負投でポイントが想起される攻めを度々繰り返し、本戦終盤の勢いを持ち込んで攻勢。またしても「待て」の直後だったが山下を右背負投で一回転させる場面も作る。

しかしGS46秒に様相一転。住谷が右背負投、今度こそ投げ切ろうと体を捨てに掛かるところに山下は釣り手で背を抱えて左内股を捻じ込む。典型的なケンカ四つのカウンターアタックとなったこの技に住谷転がり「有効」。山下の連覇が決まった。

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81kg級2連覇の山下諒輔

【入賞者】

優 勝:山下諒輔(静岡県警)
準優勝:住谷仁志(大阪府警察)
第三位:形部安彦(香川県警)、中村龍平(愛知県警)

山下諒輔選手のコメント
「今日は課題が沢山あった試合。優勝も、実力よりは運が味方してくれたという感じです。優勝よりも講道館杯に繋がればというつもりで臨んだ大会だったので、決勝は今までやっていた柔道ではなく新しい柔道をやろうと思っていました。いつもは大外刈中心ですが、前技を作ろうと先生に内股を教えてもらったので、右組みの相手にそれを試してみたかった。最後にその技で取れたことは良かったと思います。去年の講道館杯では結果を出せませんでしたが、今回は最低でも優勝、最高でも優勝。勝ってグランドスラムに出ることが目標です」

【準決勝】

山下諒輔(静岡県警)〇優勢[技有・隅返]△形部安彦(香川県警)
住谷仁志(大阪府警察)〇合技(2:34)△中村龍平(愛知県警)

【決勝】

山下諒輔〇GS有効・内股(GS0:46)△住谷仁志

■ 90kg級・決勝は豪快な大外刈「一本」、初出場の地﨑亮祐が優勝決める
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90kg級決勝、地﨑亮祐が佐藤和幸から豪快な右大外刈「一本」

【決勝】

地﨑亮祐(千葉県警)〇大外刈(4:20)△佐藤和幸(愛知県警)

決勝は佐藤が左、地﨑が右組みのケンカ四つ。引き手争いが長く続き、その中から佐藤が外側から袖を得てようやく形を作る。直後の1分34秒地﨑に「指導1」。

以後も佐藤が左体落を中心に技を積んでやや優位に試合を進めるが、地﨑はジワジワと盛り返す。釣り手で背中を持って佐藤を畳の外に掃き出した3分32秒、佐藤に場外の「指導」、スコアはタイとなる。

4分20秒、地﨑両襟で佐藤を組み止めると踏み込み鋭く右大外刈。佐藤手をついて耐えようとするが初動の踏み込みで既に勝負あり、見事決まって「一本」。新卒の22歳地﨑が見事大会初参加、初優勝を飾った。

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90kg級優勝の地﨑亮祐

【入賞者】

優 勝:地﨑亮祐(千葉県警)
準優勝:佐藤和幸(愛知県警)
第三位:五十嵐遼介(新潟県警)、山本弘樹(皇宮警察)

地﨑亮祐選手のコメント
「素直に嬉しいです。1試合目で調子が良ければ優勝を狙えるのではと思っていましたが、そこで手応えを掴めました。決勝は気持ちで負けないことを心掛けました。相手が疲れたのがわかったので攻め時かなと、思い切って技を仕掛けました。講道館杯は優勝を目指します。目標は東京五輪で優勝することです」

【準決勝】

地﨑亮祐(千葉県警)〇大外返(0:13)△五十嵐遼介(新潟県警)
佐藤和幸(愛知県警)〇内股(3:39)△山本弘樹(皇宮警察)

【決勝】

地﨑亮祐〇大外刈(4:20)△佐藤和幸

■ 100kg級・「今までにないほど体が動いた」天理大卒の新人辻本拓記が初優勝飾る
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100kg級決勝、辻本拓記(右)は得意の担ぎ技であっという間の一本勝ち

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100kg級優勝の辻本拓記

【決勝】

辻本拓記(兵庫県警)〇一本背負投(0:45)△内健治郎(鹿児島県警)

決勝はあっという間に決着。辻本拓記が上背のある内健治郎を巧みにいなし、45秒に右一本背負投。これが豪快に決まって「一本」、この3月に天理大を卒業したばかりの辻本が見事初出場初優勝を決めた。

【入賞者】

優 勝:辻本拓記(兵庫県警)
準優勝:内健治郎(鹿児島県警)
第三位:村上拓(愛知県警)、井上貴博(佐賀県警)

辻本拓記選手のコメント
「全体的に調子が良かったです。先輩方に『今までにないくらい体が動いているぞ』と声を掛けて頂いて、自信になりました。警察学校に通っているのですが、所属の配慮で午後はガッチリ稽古をさせてもらっています。勝たせてもらったのはそのおかげです。何しろ先輩方が強いので、兵庫県警に入ってから自分が強くなったなという手応えを感じています。前は減量もあったのですが稽古で絞れているのでそれもなく、調整が上手くいった一因と思います。今後は一つ一つの大会を確実に勝っていきたいです。国体、警察団体、そして講道館杯で優勝して、いずれは世界を狙いたい」

【準決勝】

辻本拓記(兵庫県警)〇優勢[指導2]△村上拓(愛知県警)
内健治郎(鹿児島県警)〇優勢[技有・大外刈]△井上貴博(佐賀県警)

【決勝】

辻本拓記〇一本背負投(1:19)△内健治郎

■ 無差別・江藤大暁が初優勝飾る
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無差別決勝、川北大祐が左大内刈で江藤大暁を崩す

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中盤以降は江藤が試合を支配、川北を振り回し、ひきずって4つの「指導」を獲得。

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無差別優勝の江藤大暁

【決勝】

江藤大暁(福岡県警)〇反則[指導4](4:17)△川北大祐(大阪府警)

江藤が右、川北が左組みのケンカ四つ。引き手争いが長く続いて40秒双方に「指導」。
直後、川北が相手を釣り手側に呼び込みながら良いタイミングの左大内刈を放ち、江藤を大きく崩す。

しかし続くシークエンスの攻防で川北は肩を負傷。以後主導権は完全に江藤に移り、江藤は川北を引きずり、反時計回りに振り回す崩すこと2度。1分58秒にはこの崩しに膝を屈した川北に「指導2」。2分42秒双方に「指導」。残り1分を過ぎてから川北の右一本背負投を江藤が2度潰すと審判団が合議、4分17秒川北に4つ目の「指導」が宣告されて試合終了。「指導3」対「指導4」で江藤の初優勝が決まった。

【入賞者】

優 勝:江藤大暁(福岡県警)
準優勝:川北大祐(大阪府警)
第三位:楢崎誠(佐賀県警)、白本周太郎(神奈川県警)

江藤大暁選手のコメント
「準決勝が山場と思っていましたが、そこで勝てたのが大きかったです。何度も戦っている相手で戦略を読めたのが勝因。目標は、警察団体で優勝すること。講道館杯でも頑張りたいと思います」


【準決勝】

江藤大暁(福岡県警)〇GS隅返(GS0:48)△楢崎誠(佐賀県警)
川北大祐(大阪府警)〇GS有効・大内刈(GS0:56)△白本周太郎(神奈川県警)

【決勝】

江藤大暁〇反則[指導4](4:17)△川北大祐

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