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90kg級は西山将士が復帰戦飾る、100kg超級は上川大樹が西潟健太を「一本」で叩き付け圧勝V・全日本実業個人選手権最終日男子3階級即日レポート

(2015年9月2日)

※ eJudoメルマガ版9月2日掲載記事より転載・編集しています。
90kg級は西山将士が復帰戦飾る、100kg超級は上川大樹が西潟健太を「一本」で叩き付け圧勝V
全日本実業個人選手権最終日男子3階級即日レポート
■ 90kg級・膝の手術乗り越え西山将士が復活優勝、「負けたら引退」の覚悟実る
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90kg級決勝、西山将士が釘丸太一を払腰「一本」で下す

【決勝】

西山将士(新日鐵住金)〇払腰(4:36)△釘丸太一(センコー)

決勝に進んだのは西山将士(新日鐵住金)と釘丸太一(センコー)。

昨年は100kg級で2位(決勝を負傷棄権)に入賞している西山は膝の手術を経てこれが復帰戦、本来の階級に戻しての出場。1回戦は上原滋行(ダイコロ)を「指導2」の優勢、2回戦は佐藤悠人(東芝)を内股「一本」(2:25)、と順調な立ち上がり。勝負どころの北野裕一(パーク24)戦を「指導3」対「指導1」の優勢で勝ち抜くと、準々決勝は加藤貴也(日本通運)を大外刈「一本」(1:00)、準決勝は初戦でシード選手穴井航史(旭化成)をGS延長戦大外返「一本」(GS7:20)で破った山本宣秀(日本中央競馬会)を「指導3」対「指導1」の優勢で下して決勝進出決定。

一方の釘丸は1回戦で立花将志(OGAWA警備)を崩袈裟固「一本」(1:15)、2回戦は早稲田雄也(アイシン精機)を内股「一本」(0:46)、3回戦はシード選手の大辻康太(日本エースサポート)を「指導3」優勢、4回戦は32歳となった大ベテランの河原正太(京葉ガス)を「指導1」優勢、準々決勝は佐藤陽介(つくばユナイテッド)を「指導2」優勢としぶとく勝ち上がると、準決勝では前戦で第1シードの菅原健志(パーク24)をGS「指導1」で破った垣田恭兵(旭化成)を大外刈「一本」で破り、気を良くして決勝の畳へ。

決勝は左相四つ。西山は左内股、釘丸は足技から繋いでの左内股と左大外刈で攻め合うが互いに決定的な場面をなかなか作れず。2分11秒には両者に2つ目の消極的「指導」が与えられるという鍔迫り合い。

双方勝負を決めんとがっぷり組み合いながら、しかしなかなか技が決まらない中で終盤大きく試合が動く。西山が誘った動かし合いに釘丸が乗り、西山はついて来た相手を捉えて鮮やかな左払腰。4分36秒「一本」で西山の優勝が決まった。

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90kg級入賞の西山将士

【入賞者】

優 勝:西山将士(新日鐵住金)
準優勝:釘丸太一(センコー)
第三位:垣田恭兵(旭化成)、山本宣秀(日本中央競馬会)

※エントリー79名

西山将士選手のコメント
「立ち上がりは悪かったのですが蓋を開けたら、優勝することができました。膝の手術をして9ヶ月振りの試合でしたが『病気は精神』なので。一敗したらそこで引退だと自分に対して言い聞かせながら戦いました。負傷前に用意していた右の技は出せませんでしたが、苦しい場面でも右で組んで(※西山は左組み)我慢することが出来たし、ある程度考えたことが出せました。今回の優勝で、首の皮一枚繋がったかなと思います。オリンピックに出られる可能性が何パーセントあるかわかりませんが、目指すしかないと思っています。目指さない時点で引退です。壮絶な一年にしようと思います。強い外国人と組んでピリピリする勝負がしたいんです。今回は小さい丘をあがった気持ちです。」

【準決勝】

釘丸太一(センコー)〇大外刈(3:07)△垣田恭兵(旭化成)
西山将士(新日鐵住金)〇優勢[指導3]△山本宣秀(日本中央競馬会)

【決勝】

西山将士(新日鐵住金)〇払腰(4:36)△釘丸太一(センコー)

■ 100kg級・熊代佑輔が3年ぶりの優勝、出色の勝ち上がり見せた下和田翔平を「一本」で下す
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100kg級決勝、熊代佑輔が下和田翔平から肘抜きの左背負投で「一本」

【決勝】

熊代佑輔(ALSOK)〇背負投△(2:29)△下和田翔平(京葉ガス)

決勝に進んだのは熊代佑輔(ALSOK)と下和田翔平(京葉ガス)の2人。

シード選手で既に講道館杯進出の権利を持つ熊代は、2回戦で長岡由眞(三菱レイヨン大竹)を上四方固「一本」(1:49)、2回戦は羽沢頼誠(パーク24)を合技「一本」(3:54)、3回戦は七戸虎(九州電力)を大外返「一本」(0:51)、準々決勝は石本光樹(センコー)を「有効」優勢と順調に勝ち上がる。準決勝は2回戦でシード選手浅沼拓海(センコー)を縦四方固「一本」(1:35)で下ている穴井亮平(松前柔道クラブ)のしぶとさに退かず、GS延長戦「有効」(GS5:52)で勝利して決勝進出決定。

一方の下和田はノーシードから講道館杯進出を目指しての戦い。2回戦で吉永慎也(新日鐵住金)を「指導4」の反則、3回戦で川波慎太郎(九州電力)を縦四方固「一本」(2:42)、4回戦で制野龍太郎(センコー)を大内刈「一本」、そして準々決勝では前戦で第1シード選手増渕樹(旭化成)を小外掛「一本」で沈めた乙津瑞希(東芝)を合技「一本」(2:39)に下し、準決勝では藤井岳(パーク24)を大外刈「一本」(0:25)で秒殺。対戦相手全員が名だたる強豪、その厳しい組み合わせを全試合一本勝ちで決勝まで勝ち上がってきた。

決勝は熊代が左、下和田が右組みのケンカ四つ。引き手争いが長く続いたが、2分29秒に熊代が右引き手をしっかり確保、場外際で思い切った左背負投に打って出る。下和田必死に耐えるが大きく弧を描いて宙を舞い文句なしの「一本」。熊代が第42回大会以来3年ぶり2回目の優勝を遂げた。

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100kg級優勝の熊代佑輔

【入賞者】

優 勝:熊代佑輔(ALSOK)
準優勝:下和田翔平(京葉ガス)
第三位:藤井岳(パーク24)、穴井亮平(松前柔道クラブ)

※エントリー66名

熊代佑輔選手のコメント
「一回戦以外はのびのび戦えました。自分のモチベーションを試してみました。何を目指そうとしているか、まだ自分の中で諦めない気持ちがあるなら、実際試合に入ったらそれが出てくるのではと思って畳に上がりました。講道館杯は高木(海帆)も羽賀(龍之介)も出ないと思いますがやれることはやって、しっかり成績を残せるように頑張ります」

【準決勝】

下和田翔平(京葉ガス)〇大外刈(0:25)△藤井岳(パーク24)
熊代佑輔(ALSOK)〇GS有効(GS0:52)△穴井亮平(松前柔道クラブ)

【決勝】

熊代佑輔(ALSOK)〇背負投△(2:29)△下和田翔平(京葉ガス)

【講道館杯全日本体重別選手権出場資格決定戦】

乙津瑞希((東芝)〇縦四方固(2:52)△田中大貴(旭化成)
古園井新成(九州旅客鉄道)〇優勢[技有]△石本光樹(センコー)
乙津瑞希〇大外返(0:10)△古園井新成

■ 100kg超級・上川大樹が出色の出来で優勝、準決勝では西潟健太を大外刈「一本」で下す
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100kg超級準決勝、上川大樹が西潟健太を大外刈「一本」に仕留める

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【決勝】

上川大樹(京葉ガス)〇反則[指導4](3:36)△赤迫健太(新日鐵住金)


上側の山では第1シードの西潟健太(旭化成)と上川大樹(京葉ガス)の大物2人が周囲を踏みつぶす勢いでトーナメントを勝ち上がる。

西潟は2回戦でタックキエット(関西学院柔道クラブ)をあっという間の袈裟固「一本」(0:42)、3回戦では篠田盛継(日本通運)を払腰「一本」(0:24)で秒殺、4回戦は小野勇輝(新日鐵住金)を横四方固「一本」(3:24)、準々決勝では今季度々試合に出場しているもと五輪銀メダリスト泉浩(VILLAGE)を袈裟固「一本」(2:44)と全試合一本勝ちで準決勝進出。

一方の上川は2回戦で木村元太(日柔整請求サービス)を試合が始まるなりの出足払「一本」(0:10)で片付けると、山場の3回戦では仇敵百瀬優(旭化成)を「指導2」対「指導3」の優勢で凌いで勝ち上がり、4回戦は田中大貴(新日鐵住金)を小外掛「一本」(3:35)、準々決勝は土屋潤(旭化成)を内股「一本」(1:13)で下して西潟との決戦に辿り着いた。

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100kg超級決勝、上川大樹が赤迫健太から支釣込足「技有」

場内注目の準決勝は意外な決着。開始僅か37秒、上川の右大外刈に巨人西潟が陥落、豪快な「一本」。上川は百瀬、西潟と重量級のエース級2人を下して見事決勝へと駒を進めることとなった。

下側の山からはシード選手赤迫健太(新日鐵住金)が決勝進出。勝ち上がりは2回戦で畠田卓実(新日鐵住金)を大外刈「一本」(1:52)、3回戦は中居太朗(明治東洋医学院)を内股「一本」(3:16)、4回戦で立ちはだかった辻玄太(旭化成)はGS延長戦内股透「一本」(GS0:17)で退け、準々決勝は須藤紘司(京葉ガス)を「指導1」優勢、そして準決勝は豊田竜太(東レ滋賀)を合技「一本」(0:42)で下して決勝進出決定。

決勝は右相四つ。ガッチリ組み合うものの双方間合いを取ってなかなか技が出ず、1分52秒双方に「指導」。その後も膠着が続くが1分24秒に上川が支釣込足を閃かせ、赤迫は肩から畳に落ちて「技有」。この攻防で赤迫が肩を負傷、試合には復帰したものの以力を発揮できる状態にはなく以後は上川に前に潰され続けて「指導4」までが累積。上川が実業個人初優勝を飾ることとなった。

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100kg超級優勝の上川大樹

【入賞者】

優 勝:上川大樹(京葉ガス)
準優勝:赤迫健太(新日鐵住金)
第三位:西潟健太(旭化成)、豊田竜太(東レ滋賀)

※エントリー66名

上川大樹選手のコメント
「今日はアップの時から調子が良かったです。思うように足が出ていた。こういう柔道を続けたいです。世界選手権に出ることが出来ず、講道館杯に向けてどういう柔道ができるかを試したかった。課題は投げて勝てるか、自分だけが獲れる形にすることが出来るか。自分だけ動いて投げにいく、取りに行く。そこを意識して戦いました。リオを目指してやっていきます。(-七戸選手は世界選手権で2位に入りましたがその結果については?)彼の強さならそこへ行けて当然だと思います。。今日は本当に久々に調子がいいなと素直に思ったので、しっかり入れば勝てるなと。そこは自信になりました」

【準決勝】

上川大樹(京葉ガス)〇大外刈(1:37)△赤迫健太(新日鐵住金)
赤迫健太(新日鐵住金)〇合技(0:42)△豊田竜太(東レ滋賀)

【決勝】

上川大樹(京葉ガス)〇反則[指導4](3:36)△赤迫健太(新日鐵住金)

【講道館杯全日本体重別選手権出場資格決定戦】

土屋潤(旭化成)〇優勢[指導2]△泉浩(VILLAGE)
須藤紘司(京葉ガス)〇袖釣込腰(1:42)△酒井高喜(新日鐵住金)

※勝者2名が講道館杯進出

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