PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

66kg級は平岡拓晃が階級変更後初のタイトル獲得、73kg級は選抜王者橋本壮市が連覇・全日本実業個人選手権第1日男子5階級即日レポート

(2015年8月30日)

※ eJudoメルマガ版9月1日掲載記事より転載・編集しています。
66kg級は平岡拓晃が階級変更後初のタイトル獲得、73kg級は選抜王者橋本壮市が連覇
全日本実業個人選手権第1日男子5階級即日レポート
■ 60kg級・山本裕史が全試合一本勝ちで優勝、石川裕紀は3回戦敗退で5連覇逸す
eJudo Photo
引退を表明、記者会見に臨む野村忠宏

eJudo Photo
60kg級決勝、山本浩史が椿龍憧を左内股「一本」に仕留める

五輪三連覇の野村忠宏(ミキハウス)の現役最終戦として非常な注目を集めた階級。会場を埋め尽くす観衆と報道陣の前で野村は1回戦を一本背負投「一本」、2回戦を背負投「一本」で勝ち抜いたが、3回戦で椿龍憧(ALSOK新潟)に左腰車で一本負け。レジェンド最後の試合に観客は大拍手を以てその労を称えていた。

【決勝】

山本浩史(ALSOK)○内股(1:37)△椿龍憧(ALSOK新潟)

5連覇を狙う石川裕紀(了徳寺学園職)が仲村茂樹(VILLAGE)との「技有」1つ対「有効」3つという大乱戦の末2回戦で早くも姿を消すという波乱を経て、決勝に進んだのは昨年の講道館杯覇者の山本浩史(ALSOK)と椿。

山本は初戦から全試合一本勝ち。1回戦は34秒の内股返、2回戦は26秒で背負投と早い時間で勝負を決め、3回戦も送足払「一本」、準決勝では河野亮太(了徳寺学園職)を僅か16秒の内股「一本」、準決勝は宮本拓実(自衛隊体育学校)を内股「一本」(1:37)で破り決勝進出。

昨年3位の椿は3回戦で野村を破った時点で3戦連続の一本勝ち。以後も腰車「一本」、そして準決勝では優勝候補の川端龍(了徳寺学園職)を「有効」優勢で破り決勝進出。

決勝は左相四つ。動き早く、厳しい組み手争いの続く軽量級らしい攻防が続き、上背に勝る山本が足技を織り交ぜながら左内股を放ち、やや優勢。2分37秒、両者が場外際に動いた際に山本得意の左内股が決まり「一本」。初めて実業個人の決勝まで進んだ山本、見事初優勝を達成した。

eJudo Photo
60kg級優勝の山本浩史

【入賞者】

優 勝:山本浩史(ALSOK)
準優勝:椿龍憧(ALSOK新潟)
第三位:宮本拓実(自衛隊体育学校)、川端龍(了徳寺学園職)

※エントリー57名

山本浩史選手のコメント
「大会全体として、入りは良くありませんでしたが、その後、特に準決勝から良い試合運びができました。講道館杯はきっちり勝ちたいと思います」

【準決勝】

山本浩史(ALSOK)○内股(2:23)△宮本拓実(自衛隊体育学校)
椿龍憧(ALSOK新潟)◯優勢[有効]△川端龍(了徳寺学園職)

【決勝】

山本浩史(ALSOK)○内股(1:37)△椿龍憧(ALSOK新潟)

■ 66kg級・平岡拓晃が見事優勝、階級変更後初タイトルを獲得
eJudo Photo
66kg級決勝、平岡拓晃が石黒亮太から袖釣込腰で「技有」を奪う

eJudo Photo

【決勝】

平岡拓晃(了徳寺学園職)◯優勢[技有]△石黒亮太(自衛隊体育学校

決勝に進んだのは石黒亮太(自衛隊体育学校)と平岡拓晃(了徳寺学園職)の2人。

石黒は3回戦で第1シードの小倉武蔵(了徳寺学園職)を「有効」優勢で破り、準々決勝では福岡政章(ALSOK)を「指導1」優勢、準決勝ではここまで全試合一本勝ちの六郷雄平(了徳寺学園職)に「指導3」ビハインドから背負投「一本」(4:36)で逆転勝ちと、大物を倒し続けての決勝進出。

一方の平岡は初戦こそ「指導3」による優勢勝ちだったが、以後は一本勝ちを連発。安井正樹(満洋丸柔道クラブ)を背負投「一本」(1:31)、佐藤鉄馬(日本エースサポート)を内股「一本」(3:09)、島達人(つくばユナイテッド)を大腰「一本」、そして準決勝は青木勇介(パーク24)を大内刈「一本」(1:34)に仕留めて決勝進出決定。

決勝は平岡が1分4秒に袖釣込腰で「技有」を獲得。その後も巴投に肩車で攻め続け、石黒には「指導」3つまでが累積。終始攻勢の平岡が「技有」優勢で勝利し、今大会初優勝を飾った。

ロンドン五輪銀メダリストの平岡はこれが2012年全日本選抜体重別60kg級を制して以来のタイトル、66kg級転向以降は初優勝となった。昨年は準々決勝から2連敗して出場権を逃した講道館杯にも2年ぶりに復帰が決定。大学院の博士課程に通い多忙な日々を送る中だが、戦後は「リオはあきらめていない。2回オリンピックで負けた経験がどこまで通じるか、ありのままにコンディションを作って良い結果にしたいと思う」とコメント、あくまで現役選手としての野心を見せていた。

eJudo Photo
優勝の平岡拓晃。66kg級転向後これが初タイトル。

【入賞者】

優 勝:平岡拓晃(了徳寺学園職)
準優勝:石黒亮太(自衛隊体育学校)
第三位:青木勇介(パーク24)、六郷雄平(了徳寺学園職)

※エントリー80名

平岡拓晃選手のコメント
「一年ぶりの試合でした。今日はポイントを取っても下がることなく前に出続けられたので、そこは良かったです。柔道界を変えたいという思いから今年から大学院の博士課程に行き始めて、文武両道頑張ってきたので今回の優勝はとても励みになりました。本当は去年一年間全部勝っている予定だったのですが(苦笑)。大学院では、おこがましいかもしれませんが、スポーツ医学の視点から東京オリンピック日本柔道の土台を作れるような勉強をして行きたいと思います。(-野村忠宏選手の引退について)「お疲れ様でした!』以外に言葉がないです。自分自身2回もオリンピックに行かせてもらえて…野村さんが引っ張ってくれたおかげだと思います。周りのみんなは「野村さんに追い付きたい」と思っていたと思うのですが僕は「越えていくんだ!」という気持ちでやっていました。野村さんしか見えない景色が確実にあるので、今後それを聞いていきたいなと思います。今後どういう指導をされていくのか、とても楽しみです」

【準決勝】

石黒亮太(自衛隊体育学校)◯背負投(4:36)△六郷雄平(了徳寺学園職)
平岡拓晃(了徳寺学園職)◯大内刈(1:34)△青木勇介(パーク24)

【決勝】

平岡拓晃(了徳寺学園職)◯優勢[技有]△石黒亮太(自衛隊体育学校)

■ 73kg級・選抜体重別王者の橋本壮市が連覇達成
eJudo Photo
73kg級決勝、橋本壮市が太田慶一から右体落「一本」

eJudo Photo

【決勝】

橋本壮市(パーク24)◯体落(3:15)△太田慶一(了徳寺学園職)

決勝カードは昨年と同じ顔合わせ、橋本壮市(パーク24)と太田慶一(了徳寺学園職)が最終戦で覇を競うこととなった。

2年連続の優勝を狙う橋本は今季の選抜体重別王者。第1シードから順当に勝ち上がり、準々決勝では西岡和志(京葉ガス)から「技有」優勢、準決勝は2回戦で鳥居智男(日本エースサポート)をGS延長戦「指導1」で下している下山徳大(了徳寺学園職)を「指導4」の反則で破って決勝進出決定。

一方これが3年連続の決勝進出となる太田は組み合わせにも恵まれ順当な勝ち上がり。ここまで5戦して「指導4」ひとつを含む一本勝ちが4つ、「技有」優勢がひとつと素晴らしい出来を見せて、3度目の正直で悲願の優勝を狙う。

決勝は太田が多彩な技を駆使して橋本を崩しに掛かり、一方の橋本は虎視眈々と一発を狙うという対照的な立ち上がり。この構図を受けて2分23秒橋本に消極による「指導」が与えられるが、終盤に差し掛かる2分58秒橋本は組むや否やの左一本背負投に飛び込み「有効」を獲得する。以降は時間が経つほどにジリジリと流れは橋本へ。3分32秒には太田に「極端な防御姿勢」により2つ目の「指導」。

4分15秒、橋本が右体落。おそらくは左の担ぎを意識していた太田はあっという間に一回転「一本」となる。橋本の2連覇決定。

eJudo Photo
73kg級優勝の橋本壮市

【入賞者】

優 勝:橋本壮市(パーク24)
準優勝:太田慶一(了德寺学園職)
第三位:田村和也(パーク24)、下山徳大(了德寺学園職)


※エントリー106名

橋本壮市選手のコメント
「ここでしっかり勝つことが次に繋がると思っていたので、今日は勝ててホッとしました。選抜体重別に優勝したことでメンタル面が強くなったなと感じています。講道館杯、グランドスラムに繋げて、大野、中矢とまた戦いたいです」

【準決勝】

橋本壮市(パーク24)◯反則[指導4](3:11)△下山徳大(了徳寺学園職)
太田慶一(了德寺学園)◯背負投(2:43)△田村和也(パーク24)

【決勝】

橋本壮市(パーク24)◯体落(3:15)△太田慶一(了德寺学園)

■ 81kg級・海老泰博が連覇、決勝は川上智弘を2度投げつける完勝
eJudo Photo
81kg級決勝、海老泰博が川上智弘を抱え上げ裏投「一本」

eJudo Photo

【決勝】

海老泰博(旭化成)◯裏投(0:59)△川上智弘(國學院大學職)

昨年王者の海老泰博(旭化成)と川上智弘(國學院大學職)が決勝で相まみえる。

海老は2回戦でもと90kg級王者の池田賢生(日本中央競馬会)に「指導1」対「指導2」の優勢で勝利した以外は、全て一本勝ち。3回戦以降は3試合連続の背負投「一本」と得意技の冴え渡り、順当な決勝進出。

一方の川上は初戦を得意の小外刈「一本」で勝利して以降は辛勝続き。しかし準決勝はここまで全試合一本勝ちの小林雅司(パーク24)を大内返「一本」(0:10)に沈め、気を良くして迎える決勝の畳。

決勝、序盤は互いに手の内を探り合う静かな展開が続く。しかし1分35秒に海老が右小内刈で「技有」を奪うと攻防一気に加速、1分59秒には川上の左の前技の仕掛けに海老が鋭く反応し一歩釣り手側への身を運ぶ。海老は自身の両手を握り合わせて相手を完全に持ち上げると豪快な裏投、「一本」。見事連覇を決めた。

eJudo Photo
81kg級優勝の海老泰博

【入賞者】

優 勝:海老泰博(旭化成)
準優勝:川上智弘(國學院大學職)
第三位:春山友紀(自衛隊体育学校)、小林雅司(パーク24)

※エントリー92名

海老泰博選手のコメント
「準備してきたことが出来て良かったです。試合数の多さと試合間隔が短かさを考えた上で、そこに対応出来るように稽古とトレーニングを積んできました。形にこだわるのではなく、先手先手を意識して戦いました。去年はこの大会で勝って講道館杯で負けたので、今年はしっかり結果を残さないといけない。しっかり考えて稽古を積みたいと思います」

【準決勝】

海老泰博(旭化成)◯背負投(2:30)△春山友紀(自衛隊体育学校)
川上智弘(國學院大學職員)◯大内返(0:10)△小林雅司(パーク24)

【決勝】

海老泰博(旭化成)◯裏投(0:59)△川上智弘(國學院大學職)

■ 22歳以下・近江高卒の19歳、宇佐見諭生が初優勝飾る
eJudo Photo
2歳以下決勝、宇佐見諭生が田中力也を攻める

【決勝】

宇佐見諭生(米田柔整専門学校)◯優勢[指導2]△田中力也(アイシン精機)

48名が参加したトーナメントを決勝まで勝ち上がったのは19歳の宇佐見諭生(米田柔整専門学校)と20歳の田中力也(アイシン精機)の2人。近江高出身で身長180センチ、体重103キロの宇佐見は5戦を戦って一本勝ちが2つ(背負投、内股)という勝ち上がり。一方の田中は大牟田高出身で身長175センチ体重100キロ、ここまで実に4つの一本勝ち(合技、背負投、裏投、横四方固)をマークし、さらに準決勝でも「技有」を奪う素晴らしい出来を見せての決勝進出。

決勝は両者右組みの相四つ。双方相手の攻防を一段超える理がなく、54秒に双方に消極的との咎で「指導」。宇佐見が技を積んだ後の1分47秒には田中の側にのみ「指導」が与えられそのまま時間となる。「指導2」対「指導1」の優勢で宇佐見の優勝が決まった。

eJudo Photo
22歳以下を制した宇佐見諭生

【入賞者】

優 勝:宇佐見諭生(米田柔整専門学校)
準優勝:田中力也(アイシン精機)
第三位:都築千洋(日本駐車場救急サービス)、大西勇気(東レ滋賀)

※エントリー48名

宇佐見諭生選手のコメント

「優勝が決まった瞬間は嬉しかったです。技出しが遅いのが今後の課題です。来年のこの大会も優勝できるように頑張ります」

【準決勝】

宇佐見諭生(米田柔整専門学校)◯優勢[指導3]△都築千洋(日本駐車場救急サービス)
田中力也(アイシン精機)◯優勢[技有]△大西勇気(東レ・滋賀)

【決勝】

宇佐見諭生(米田柔整専門学校)◯優勢[指導2]△田中力也(アイシン精機)

※ eJudoメルマガ版9月1日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.