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世界王者4人エントリーも永瀬貴規に優勝の可能性十分、準々決勝のニフォントフ戦が最初の山場・アスタナ世界選手権81kg級展望

(2015年8月27日)

※ eJudoメルマガ版8月27日掲載記事より転載・編集しています。
世界王者4人エントリーも永瀬貴規に優勝の可能性十分、準々決勝のニフォントフ戦が最初の山場
アスタナ世界選手権81kg級展望
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14年大会王者のアヴタンディル・チリキシビリ(ジョージア)

今大会最多タイ、76名の選手がエントリーした81kg級には実に4人の世界チャンピオンが出場する。2009年ロッテルダム世界選手権王者イワン・ニフォントフ(ロシア・)、2010年東京世界選手権からロンドン五輪まで3大会連続で世界を制したキム・ジェブン(韓国)、13年リオ世界選手権王者のロイック・ピエトリ(フランス)、そして14年チェリャビンスク世界選手権王者のアヴタンディル・チリキシビリ(ジョージア)だ。

この4人全てに勝利した実績があり、今年ここまで最大のイベントであるワールドマスターズを制したばかりの永瀬貴規(日本・)を加えた5人、もう少し踏み込んで言えばチリキシビリと永瀬が優勝争いの軸と考えて良いだろう。

永瀬はチリキシビリと過去5戦して3勝、現在は2連勝中。昨年の世界選手権ではチリキシビリがそのアイデンティティである「左右両組み」を生かした駆け引きに持ち込み、「指導」累積差で勝利。しかしこれで自分の柔道を思い出した永瀬が最終日の団体戦では殴り合いに持ち込み、GS延長戦の内股「技有」で勝利したという経緯のあるカードである。この試合は永瀬のキャリア上の分水嶺となった感ありで、以後永瀬はグランドスラム東京にワールドマスターズとビッグタイトルを永瀬らしい攻撃スタイルで制覇。ここから延長線を引けば永瀬の優位を予想しても文句を言われるには当たるまい。

もうひとつ言えば、永瀬はこの後6月の全日本学生優勝大会決勝でチームの日本一を賭けた代表戦で競り勝つなど精神的に一皮剥けたという観測がある。時折見せていた奇襲攻撃に対するもろさや想定外への展開への戸惑いも、十分乗り越えられる域に到達していると見ておきたい。実績からも今季の戦いぶりの充実度からも、優勝候補に推しておいて良いかと思われる。

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ワールドマスターズを制した永瀬貴規

【プールA】

Aシード選手(第1シード):アブタンディル・チリキシビリ(ジョージア)
Bシード選手:スヴェン・マレシュ(ドイツ)
有力選手:ラズロ・チョクナイ(ハンガリー)、アラン・シュミット(フランス)

今期スポット的に良いパフォーマンスを見せたチョクナイともと世界選手権銅メダリストのシュミットが2回戦で激突。勝者が4回戦でチリキシビリに挑む。

準々決勝はチリキシビリとマレシュのマッチアップが濃厚。時折思いついたようにミスを犯すチリキシビリに手堅いマレシュが付け入る隙もありそうなものだが、ここ一番の世界大会でのチリキシビリは一段高い仕上がりを見せてくるはず。勝ち上がりはチリキシビリ。

【プールB】

Aシード選手(第4シード):イワン・ニフォントフ(ロシア)
Bシード選手:永瀬貴規(日本)
有力選手:レアンドロ・ギヘイロ(ブラジル)、ヨアキム・ボットー(ドイツ)、ナシフ・エリアス(レバノン)

ニフォントフにはギヘイロ、永瀬にはエリアス(ボットー)とプールファイナル前にひとつハードルがある。永瀬はボットーであれば問題なし、勝っても負けても奥襟勝負を挑んでくるエリアスであればなるべく消耗少なく、早く決めるというより手堅く勝利して次の試合に挑みたい。永瀬はニフォントフに対して、ワールドマスターズ決勝で一本勝ち(支釣込足で崩して横四方固)を収めるなど連勝中。しっかり勝って準決勝のチリキシビリ戦に向けて勢いをつけたいところ。

【プールC】

Aシード選手(第2シード):アントワーヌ・ヴァロアフォルティエ(カナダ)
Bシード選手:キム・ジェブン(韓国)
有力選手:サボールチュ・クリザン(ハンガリー)、トラヴィス・スティーブンス(アメリカ)、アレクサンドロ・ヴィークツェルツァク(ドイツ)

大会皆勤の甲斐あり、「指導」奪取マシーンとでも評すべきトータルファイター・ヴァロアフォルエィエは無事第2シードを確保。同じ山にクリザン、スティーブンス、ヴィークツェルツァクと面倒な選手は配されたがこれらは十分フォルティエの戦術性で力に蓋をすることが可能なレベル。

問題は準々決勝のキム。キムは階級随一の腕力と体力を組み手の確保と一方的な連続攻撃に注ぎ込んでくるパワー派×戦術派であり、トータルファイターとしての骨太さはフォルティエの一段上を行く。昨年来スケールダウンしているが、平均点の出来であれば相性的にフォルティエの後塵を拝することはないだろう。勝ち上がりはキム。

【プールD】

Aシード選手(第3シード):ロイック・ピエトリ(フランス)
Bシード選手:ヴィクター・ペナウベル(ブラジル)
有力選手:セルジュ・トマ(UAE)、ヤキョー・イマモフ(ウズベキスタン)、ウサンジ・マーギアニ(ジョージア)

ピエトリの山だが、イマモフとトマという表彰台に上がるレベルの強者2人うちいずれかを引き受けなければならないという、気の抜けないブロック。力はあるが戦いぶりに癖のないイマモフが来ればピエトリ、戦術性も高いトマが準々決勝までくれば勝敗はどちらに転ぶかわからない。

※ eJudoメルマガ版8月27日掲載記事より転載・編集しています。

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