PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

有力選手ひしめく混戦階級、注目一番手はシウバ・アスタナ世界選手権57kg級展望

(2015年8月25日)

※ eJudoメルマガ版8月25日掲載記事より転載・編集しています。
有力選手ひしめく混戦階級、注目一番手はシウバ
アスタナ世界選手権57kg級展望
■ 有力選手
eJudo Photo
13年リオ世界選手権王者のラファエラ・シウバ

57kg級は有力選手が多士済済、飛び抜けた存在はいないがとにかく強豪の層が厚い。年間試合数が増えたワールドツアーにあって他階級では必ず主役不在、レベルの低い大会が一定数生まれるものだが、この階級だけは時期、開催地に関わらず常にある程度以上の役者の数が確保されてIJF主催大会の面目を保ち続けている。

実績的に名前を挙げやすい選手は松本薫(日本・WR16位)やコリナ・カプリオリウ(ルーマニア・WR1位)、テルマ・モンテイロ(ポルトガル・WR2位)といったロンドン五輪前から活躍を続けるベテランに、常に一定以上の成績を残す戦術派ファイターのオトーヌ・パヴィア(フランス・WR8位)といったところだが、ここでは注目選手として敢えて2人の名前を挙げておきたい。

1人は13年リオ世界選手権王者のラファエラ・シウバ(ブラジル・WR4位)。相変わらずのムラ気で出来不出来の差が激しい選手だが、この1年間のワールドツアーでもっとも最高到達点の高かった選手はこの人であると断じたい。今大会ここまでの2日間で「チーム」としての仕上がりが良いのは日本とブラジル。その中にあって来年に地元開催の五輪を控え、もっとも金メダルの可能性が高い選手の1人であるこの人が今回調整を失敗しているとは考え難い。少なくともグランプリ・デュッセルドルフ優勝時に見せたあの集中力の高さを持ち込んでくることだけは間違いない。「表」のシウバが見られると思っておいて良いだろう。必殺技の小外刈を中心に、13年優勝時に比べ試合が骨太になっていることも買いだ。

もう1人はドルジスレン・スミヤ(モンゴル・WR3位)。なんのかんので肝心のところでは上記強豪たちの後塵を拝しなかなかスーパーメジャーになりきれない印象だが、今期はグランプリ・サムスン優勝にワールドマスターズ2連覇、7月にはグランプリ・ウランバートルとユニバーシアードも連続で制して極めて高い位置で成績が安定している。もともと体幹の強さは階級随一、メダリストグループとも常に接戦を繰り広げてきたタフな選手だが、その強さが世界選手権を戦い抜くだけの閾値に達しつつあるという観測はひとつ可能。本命に挙げるのは少々無理があるが、ダークホース的存在としてその戦いぶりに注目しておきたい。

■ 組み合わせ
eJudo Photo
日本代表の松本薫

※写真は2014年グランドスラム東京時

【プールA】

Aシード選手(第1シード):コリナ・カプリオリウ(ルーマニア)
Bシード選手:サブリナ・フィルツモザー(ハンガリー)
有力選手:ヘドウィグ・カラカス(ハンガリー)、ジュリア・クインタバレ(イタリア)

お馴染みの顔によって構成された、ベテラン中心のブロック。古株ゆえに互いがハイコンディション時にある際の力関係もハッキリしており、ここはカプリオリウの勝ち上がりと見て間違いないかと思われる。

【プールB】

Aシード選手(第4シード):ラファエラ・シウバ(ブラジル)
Bシード選手:マーティ・マロイ(アメリカ)
有力選手:エレン・ルスヴォ(フランス)、キャサリン・ブーシェミンピナード(カナダ)

激戦区。マロイの山は無風だが、上側の山ではルスヴォとブーシェミンピナードが1回戦を戦い勝者が2回戦でシウバに挑まねばならぬという過酷なブロック。ブーシェミンピナードのこの1年の低調と良くも悪くも力の出しようが安定しているルスヴォというここまでのツアーの流れを踏まえ、勝者はシウバと予想したい。


【プールC】

Aシード選手(第2シード):テルマ・モンテイロ(ポルトガル)
Bシード選手:オトーヌ・パヴィア(フランス)

モンテイロとパヴィアの一騎打ちと考えておきたい。ネコダ・スミスデヴィス(イギリス)という確変要素は1つあるが、配置は歩留まりの良いパヴィアとマッチアップするというおそらくあまり良くない相性。モンテイロとパヴィアの準々決勝は様相読み難いが直近対決の欧州競技大会の結果を踏襲して、モンテイロを推しておきたい。今期試合出場を絞る挙に出ているパヴィアが昨年見せていた疲労感を払拭しているようであれば、縺れる可能性十分。


【プールD】

Aシード選手(第2シード):ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)
Bシード選手:ローパー・ミリアム(ドイツ)
有力選手:松本薫(日本)、レン・チェンリン(台湾)

激戦区。下側の山では2回戦で早くも松本とレンという表彰台クラスの選手2人の激突がある。勝ってもローパー、ドルジスレンと連続対戦するという厳しい配置。

ワールドマスターズで初戦敗退、7月のグランプリ・ウランバートルでもドルジスレンに敗れて3位に終わっている松本を推すのはやや客観性を欠くが、前述の通りここまで登場した日本勢3人はいずれも調整に成功している模様。同様に松本がハイコンディションにあるかどうかが、勝敗を分ける。

※ eJudoメルマガ版8月25日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.