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大成勢が2階級で優勝、混戦70kg級は新森涼、最重量級は冨田若春が制す・インターハイ柔道競技女子個人戦

(2015年8月12日)

※ eJudoメルマガ版8月12日掲載記事より転載・編集しています。
大成勢が2階級で優勝、混戦70kg級は新森涼、最重量級は冨田若春が制す
インターハイ柔道競技女子個人戦
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70kg級決勝、敬愛高・新森涼が熊本西高・坂田愛里から内股「一本」。開始僅か9秒の早業だった。

天理大学杣之内第一体育館(天理市)で行われているインターハイ柔道競技(平成27年度全国高等学校総合体育大会柔道競技・第64回全国高等学校柔道大会)は、12日に最終日の女子個人戦63kg級、70kg級、78kg級、78kg超級の競技が行われた。

有力候補の早い段階での激突が続いた70kg級は、逆側の山から勝ち上がった新森涼(敬愛高)が初優勝。順調に「一本」を重ねて勝ち上がると、勝負どころの準決勝では畠石香花(茨城・土浦日大高)を「指導1」の優勢で破り、決勝ではダークホースの坂田愛里(熊本・熊本西高)を僅か9秒の内股「一本」に仕留めて勝利を決めた。

戦後の新森は「団体戦も取りたかったし、全部『一本』ではないので納得はいかない。これはこれからの課題」とコメントしたが、「70kg級はこれまで活躍して来た強い選手がいるので簡単ではないと思っていた。挑戦者として頑張れたことが良かった」と嬉しそう。「新井千鶴選手と試合をしてみたい。そういうレベルまでいきたい」と今後の抱負を語っていた。

高校選手権覇者の青柳麗美(鹿児島・鹿児島情報高)は1回戦で昨年の全日本ジュニアの覇者杉山歌嶺(東京・修徳高)と「有効」を取り合った末に「指導2」優勢で敗れ、杉山は次戦で中江美裕(愛知・大成高)に「指導3」優勢で敗れた。中江は準々決勝で石井美緒(兵庫・夙川学院高)に「技有」をリードしながら極度の疲労から4つの「指導」を失い逆転負けした。

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78kg超級決勝、埼玉栄高・冨田若春が東大阪大敬愛高・斉藤芽生の内股を振り戻し返して「有効」獲得

78kg超級は冨田若春(埼玉・埼玉栄高)が初優勝。最大の勝負どころと目された準々決勝では7月の金鷲旗大会と11日の団体戦でいずれも一本負けを喫している児玉ひかる(福岡・敬愛高)と対戦し、GS延長戦の末に相手の左内股を振り戻し返して「有効」を奪って勝利。他試合は全て「一本」で勝ち上がり、決勝でも斉藤芽生(大阪・東大阪大敬愛高)の左内股を崩し返して「有効」奪取、そのまま抑え込んで優勝を決めた。5戦して4つの「一本」という好内容での戴冠だった。
「(団体戦で負傷した)右肩がまだ痛くて、決勝は必死に抑えました」と試合を振り返った冨田。決勝の前は本松好正監督に「お前に4回も団体で勝たせてもらって来た。今度はお前が勝つ番だ。絶対に勝てる」と耳元で囁かれたのことで、「先生の言葉を信じた」と笑顔で小学生以来となる全国大会制覇を喜んでいた。

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63kg級3回戦、大成高・鍋倉那美が桐蔭学園高・朝飛七海とのGS2分半を超える激戦を小外刈「一本」で制す

63kg級は団体戦を制した大成高(愛知)のエース鍋倉那美が優勝。3回戦で朝飛七海(神奈川・桐蔭学園高)とGS2分31秒に渡る大激戦、準々決勝でも塔本葵葉(熊本・熊本西高)とGS2分32秒を戦うなど消耗戦が続いたが準決勝では荒木穂乃佳(兵庫・夙川学院高)を合技「一本」。決勝でも伊藤友希(滋賀・比叡山高)を小外刈で崩すとあっという間に「腰絞め」に捉え、1分掛からずに一本勝ち。最後のインターハイで見事団体と個人の二冠を達成した。

鍋倉は連続で延長戦を戦った中盤戦を「反省しています。気持ちをコントールできなくて、早く取らなければと焦ってしまいました」と振り返り、「準決勝と決勝はやるしかないと覚悟が決まりました」と以後の連続一本勝ちを分析。団体と個人の二冠獲得については「高校選手権と金鷲旗で負けたときはもう無理かもしれないと思ったけど、自分たちを信じて頑張った。大石(公平)先生と6年間一緒にやれて、最後に勝てて本当に良かった」と涙を見せながら勝利の味を噛み締めていた。

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78kg級決勝、大成高・鈴木伊織が淑徳高・浜未悠を崩すと腕を確保、崩上四方固を狙う

78kg級も鈴木伊織(愛知・大成高)が団体・個人の二冠を達成。1回戦で梅津志悠(福岡・敬愛高)に「指導3」優勢、準決勝で秋場麻優(北海道・北海高)に「有効」優勢と強豪に競り勝ち、決勝では優勝候補筆頭に挙げられていた浜未悠(東京・淑徳高)と対戦。ファーストコンタクトで放った右袖釣込腰で相手を崩すと腕を確保してそのまま立たせず、崩上四方固「一本」で勝負を決めた。大成勢は前日に行われた52kg級の黒木七都美と合わせて3階級を制覇することとなった。

「良いところを持てたのですぐに得意技を仕掛けた。63kg級の鍋倉が良い流れを作ってくれたので自分もその流れに乗ろうと思った」と僅か30秒で勝利した決勝を振り返った鈴木。「(団体では)もう高校では勝てないのかとほとんど諦めていたけど、最後に勝てたことが自信になった」と最高の結果を残した夏を振り返り、「全日本ジュニアで勝って、講道館杯で入賞。グランドスラムに出るところまで行きたい」と以後に向けて意欲的だった。

各階級の入賞者と準々決勝以降の結果は下記。

■ 63kg級
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63kg級優勝の鍋倉那美

【入賞者】

優 勝:鍋倉那美(愛知・大成高)
準優勝:伊藤友希(滋賀・比叡山高)
第三位:荒木穂乃佳(兵庫・夙川学院高)、工藤七海(埼玉・埼玉栄高)
敢闘賞:塔本葵葉(熊本・熊本西高)、幸田奈々(鹿児島・鹿児島南高)、切金美希(岩手・盛岡南高)、宮宇地朱菜(福岡・沖学園高)

【準々決勝】

鍋倉那美(愛知・大成高)〇GS技有(GS2:32)△塔本葵葉(熊本・熊本西高)
荒木穂乃佳(兵庫・夙川学院高)〇反則(2:51)△幸田奈々(鹿児島・鹿児島南高)
工藤七海(埼玉・埼玉栄高)〇上四方固(1:59)△切金美希(岩手・盛岡南高)
伊藤友希(滋賀・比叡山高)〇優勢[有効]△宮宇地朱菜(福岡・沖学園高)

【準決勝】

鍋倉那美〇合技(3:03)△荒木穂乃佳
伊藤友希〇優勢[指導3]△工藤七海

【決勝】

鍋倉那美〇片手絞(0:59)△伊藤友希

■ 70kg級
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70kg級優勝の新森涼

【入賞者】

優 勝:新森涼(福岡・敬愛高)
準優勝:坂田愛里(熊本・熊本西高)
第三位:畠石香花(茨城・土浦日大高)、石井美緒(兵庫・夙川学院高)
敢闘賞:井原千佳(奈良・奈良育英高)、早瀬菜摘(広島・広島皆実高)、中江美裕(愛知・大成高)、小林幸奈(神奈川・三浦学苑高)

【準々決勝】

新森涼(福岡・敬愛高)〇優勢[技有]△井原千佳(奈良・奈良育英高)
畠石香花(茨城・土浦日大高)〇合技(2:12)△早瀬菜摘(広島・広島皆実高)
石井美緒(兵庫・夙川学院高)〇反則(3:53)△中江美裕(愛知・大成高)
坂田愛里(熊本・熊本西高)〇優勢[技有]△小林幸奈(神奈川・三浦学苑高)

【準決勝】

新森涼〇優勢[指導1]△畠石香花
坂田愛里〇上四方固(1:38)

【決勝】

新森涼〇内股(0:09)△坂田愛里

■ 78kg級
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78kg級優勝の鈴木伊織

【入賞者】

優 勝:鈴木伊織(愛知・大成高)
準優勝:浜未悠(東京・淑徳高)
第三位:秋場麻優(北海道・北海高)、伊藤七海(静岡・藤枝順心高)
敢闘賞:田中伶奈(岐阜・鶯谷高)、松田なみき(和歌山・紀央館高)、清水美緒(滋賀・伊香高)、宮崎繭(鹿児島・鹿児島南高)

【準々決勝】

秋場麻優(北海道・北海高)〇優勢[指導1]△田中伶奈(岐阜・鶯谷高)
鈴木伊織(愛知・大成高)〇合技(1:52)△松田なみき(和歌山・紀央館高)
浜未悠(東京・淑徳高)〇優勢[指導1]△清水美緒(滋賀・伊香高)
伊藤七海(静岡・藤枝順心高)〇優勢[有効]△宮崎繭(鹿児島・鹿児島南高)

【準決勝】

鈴木伊織〇優勢[有効]△秋場麻優
浜未悠〇優勢[技有]△伊藤七海

【決勝】

鈴木伊織〇崩上四方固(0:30)△浜未悠

■ 78kg超級
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78kg超級優勝の冨田若春

【入賞者】

優 勝:冨田若春(埼玉・埼玉栄高)
準優勝:斉藤芽生(大阪・東大阪大敬愛高)
第三位:坂口今日香(長崎・長崎明誠高)、下山幸菜(群馬・常盤高)
敢闘賞:浅野蘭(宮城・東北高)、粂田晴乃(愛知・大成高)、児玉ひかる(福岡・敬愛高)、
石田知(山口・高川学園高)

【準々決勝】

坂口今日香(長崎・長崎明誠高)〇肩固(0:37)△浅野蘭(宮城・東北高)
斉藤芽生(大阪・東大阪大敬愛高)〇横四方固(1:40)△粂田晴乃(愛知・大成高)
冨田若春(埼玉・埼玉栄高)〇GS有効(GS4:21)△児玉ひかる(福岡・敬愛高)
下山幸菜(群馬・常盤高)〇上四方固(1:56)△石田知(山口・高川学園高)

【準決勝】

斉藤芽生〇崩袈裟固(0:56)△坂口今日香
冨田若春〇内股(0:51)△下山幸菜

【決勝】

冨田若春〇上四方固(2:53)△斉藤芽生

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