PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

「強さを証明するには春以上の内容が必要」金鷲旗高校柔道大会男子有力校監督インタビュー①国士舘高・岩渕公一監督

(2015年7月13日)

※ eJudoメルマガ版7月13日掲載記事より転載・編集しています。
「強さを証明するには春以上の内容が必要」
金鷲旗高校柔道大会男子有力校監督インタビュー①国士舘高・岩渕公一監督
eJudo Photo
国士舘高・岩渕公一監督

今年も柔道の夏到来。五人制抜き勝負、試合ごとのオーダー変更なし、かつ予選なしのフリーエントリーで参加校膨大という過酷なレギュレーションで争われる「地獄の金鷲旗」こと第89回金鷲旗高校柔道大会の開幕がいよいよ来週、21日に迫った。

eJudoでは今回も男女有力校の監督に直前インタビューを試みる。第1回は3月の全国高校選手権を圧勝で制し「史上に残る最強チームでは」との声すら聞かれる国士舘高を率いる岩渕公一監督に話をお聞きした。


―チーム状態はいかがでしょうか?

6月まで毎週試合があったので、そこで大きな怪我をすることがなにより怖かったのですが、ひとまず乗り切り、今は学校の試験が終わってようやくガンガン稽古を始めたところです。みなヘバっています(笑)。土曜日から大学生の胸を借りて稽古を始めたのですが、大学生とやらせてみるとスタミナ、体力のなさが顕著ですね。試験で昼夜逆転するような生活をしてきたのですからこれは当然といえば当然で、まだまだこれからが勝負です。試験前に調子が良かった河田闘志が肩を少し怪我していますが、本番までは大丈夫でしょう。調子が良い選手ですか?山田伊織が良くなっているのではないかと思います。先日の試合も調子が悪いながらしっかり結果を残しましたし、安定感があります。

―東京予選では「全部勝て」という使命を与えてチームに緊張感を持たせていました。これだけの戦力のあるチーム、金鷲旗にはどのようなミッションを与えているのですか?

今回も「全部勝て」と言っていますよ。抜き勝負なので難しいとは思いますが、1人に勝って終わるのではなく、次も、次もという気持ちでやれということですね。もちろんヘバるだろうし引き分けもあるとは思いますが、インターハイでも金鷲旗でも何より大事なのは心の準備。「次も勝つ」という気持ちで戦うことが大事です。勿論先鋒が次々勝って良い流れを作れれば一番良いと思いますが、現実的には大会全体の中で次鋒と中堅にかなり負担が掛かるのではないかと思います。そしてそこで頑張って行かなければいけない、自分との戦いですよね。妥協せずにやりなさいとは繰り返し繰り返し話しています。

―具体的な試合のビジョンについてもう少しお願いします

インターハイでも金鷲旗でも流れが非常に大事。先鋒が獲って流れをまず掴むのは凄く大事だけれど、これが逆になったときにどうするか。理想のシナリオ通りに試合が進めばいいけれど、高校生だから流れを失ったときや緊張してしまったときにどうなるか、これがなかなか難しい。サッと自分を取り戻せる選手もいれば、嵌ってしまう子もいる。相手も、流れに乗れば実力以上の力を発揮してきますので、そういうときに流れを断ち切れるような精神的な強さを獲得出来ているか、そういう精神的作業を行える奴がどれだけいるか、こういうところに掛かってくると思っています。

―飯田健太郎選手が一段逞しくなった印象を受けます

春よりは大分良いですね。まだ稽古ではヘバる場面がありますが、春と比べると少し、良くなっている。期待度が大きいぶん本人も大変だとは思いますけど、こちらは淡々と見て、「ダメなものはダメ」と声を掛けています。春からウエイトトレーニングを本格的に始めて、数字もかなり伸びている。力も体力もついてきました。ただ、体力がついてくるとそこに頼って技出しが遅くなるというような選手もいますので、彼の良いところを残した上で力をつけるという点を考えて指導しています。体力で戦うというのはどうしても限界があることなので、何が自分の良いところなのかをしっかり理解しながら、さらに力をつけていってもらいたい。

―春は磯村亮太選手、河田闘志選手、田嶋剛希選手ら、レギュラーを争う位置の選手が大活躍でチームを支えました。負傷が伝えられた磯村選手の現状も含めて、お聞かせください。

米山魁人も入れて「7人いる」層の厚さはうちの何よりの強みだと思っています。磯村は関東大会で優勝したあとは国体予選、東京ジュニアと休ませていますがこれは全て夏に力を発揮するため。以後も団体戦できちんと活躍してもらうために、大事に使っていきます。磯村、稽古ではかなり良いですよ。どの選手もそれぞれ個性がはっきりありますので、金鷲旗はスターティングの先鋒の出来と対戦校の相性を見ながら、その後をどう入れ替えていくかをしっかり考えたいと思います。

―チームワークはいかがですか?

目指すものが高いと、仲は悪くなりようがないんですよ(笑)。団体戦に向けて心はひとつ。「一人で出来ると思うなよ」と常に話していますが、あまりそういう心配もないかなと思います。

―史上に残る強いチームでは、との前評判ですが、であればそこは心配がないと。

いや、まだそこ(史上に残る強いチーム)までは行っていませんよ。繰り返しになりますが、悪い流れになったとしても「断ち切れる」精神力がある子が複数揃うことが大事ですが、いまはまだそこまでに至ってはいない。強いチームと思いますし、思われてもいるようですが、本当にこのチームが「強かった」ことを証明するには春以上の内容で勝つことが必要。選手には、この点を話してハッパをかけています。

―最後に、夏を前にあらためて意気込みを聞かせてください

選手一人一人に、今まで最高の試合をやってもらいたい。試合に出ない部員たちも含めて、それが関わるもの全員の思いです。その思いに応えて、最高の試合を演じること、それを達成してもらいたいですね。

※インタビューは7月13日(月)に行われました

※ eJudoメルマガ版7月13日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.