PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

全日本学生柔道優勝大会男子レポート①1回戦~3回戦

(2015年7月9日)

※ eJudoメルマガ版7月9日掲載記事より転載・編集しています。
①1回戦~3回戦
全日本学生柔道優勝大会男子レポート
eJudo Photo
8連覇を狙う東海大の主将・長澤憲大による選手宣誓

団体戦で大学柔道日本一を争う第64回全日本学生柔道優勝大会は6月29日と30日に日本武道館で開催され、七人制で戦う男子は全国9ブロックの予選を勝ち抜いた62校が参加して熱戦を繰り広げた。

優勝候補筆頭はウルフアロンやベイカー茉秋らのトップ選手を擁して大会史上初の8連覇を狙う東海大、続いてもっか2年連続準優勝中でレイズカヨル、学生王者制野孝二郎に佐藤和哉ら魅力的な駒を揃える日本大、そして永瀬貴規を中心にタイプの違う重量選手が脇を固めて戦力充実の筑波大らが後を追う。まずはトーナメントをA~Dの4ブロックに分け、3回戦(ベスト16)までの勝ち上がりを簡単に追ってみたい。

■ 1回戦~3回戦
eJudo Photo
1回戦、日体大の三将大堀直也が城西国際大・八幡憲治から払腰「一本」

eJudo Photo
3回戦、東海大・ウルフアロンが渕原慎一を得意の隅返に捉える

【Aブロック】

3回戦に駒を進めたのは上側の山が東海大と日体大、下側の山は山梨学院大と同志社大。

第1シードの東海大は2回戦から登場、初戦は先鋒から順に河端祥也、阪本健介、上林山裕馬、ウルフアロン、倉橋功、影浦心、長澤憲大という布陣で福岡大を7-0と一蹴。

一方の日体大は1回戦で城西国際大、2回戦で龍谷大をともに7-0で下して3回戦に進出、優勝候補筆頭の東海大との大一番に臨む。

東海大 4-0 日本体育大
(先)阪本健介〇横四方固(0:46)△松村翼
(次)香川大吾×引分×五味江貴
(五)ウルフアロン〇優勢[技有・支釣込足]△渕原慎一
(中)近藤弘孝×引分×大和田巧
(三)ベイカー茉秋〇小外掛(3:02)△嶌田勝斗
(副)倉橋功〇横四方固(1:14)△中島勇貴
(大)影浦心×引分×大堀直也

東海大は2回戦のオーダーから河端祥也と上林山裕馬を下げ、近藤弘孝とエース格のベイカー茉秋を投入。日体大は次鋒戦で五味江貴が香川大吾と、中堅の大和田巧が近藤と、そして大将の大堀直也が影浦心とそれぞれ引き分け、五将戦では攻撃力抜群の渕原慎一がウルフアロンと会場を沸かす激戦を繰り広げて抵抗したが王者東海大を脅かすには至らず。渕原も結果としては「技有」優勢で敗れ、東海大は前衛、中盤、後衛の各ブロックで着実に加点し危なげなく7戦を終える。結果、東海大が最終スコア4-0を以て順当に準々決勝進出を決めた。

eJudo Photo
1回戦、法政大の五将下田一輝が山梨学院大・佐藤天信から小内巻込「技有」

eJudo Photo
3回戦、山師学院大・春日良太が同志社大・山本浩之助を攻める

山梨学院大は1回戦で法政大と対戦、常に先行して勝利自体を脅かされる場面はなかったものの大将戦で藤井靖剛が徳丸佑真に横四方固「一本」で敗れるなど、スコア的には3-2の辛勝だった。2回戦では気を取り直すかのように金沢学院大を6-1と一蹴して3回戦進出決定。ここまで清和大を4-2、拓殖大を5-2で下して来た同志社大と対戦した。

山梨学院大 4-1 同志社大
(先)三浦圭偉△優勢[有効・小外刈]〇山田友基
(次)大町隆雄〇優勢[有効・大内刈]△深瀬悠介
(五)前野玲音×引分×高波建吾
(中)藤井靖剛〇優勢[有効・小外刈]△大田真誠
(三)春日良太〇合技(4:59)△山本浩之助
(副)飯田健伍×引分×梶谷昌吾
(大)渡辺大樹〇横四方固(3:04)△米村直純

同志社は先鋒山田友基が三浦圭偉に小外刈「有効」で勝利して先制するが、以降は試合が進むごとに戦力差が現れる様相で山梨学院大がジリジリと得点。三将春日良太が一時の「技有」ビハインドを跳ね返す合技「一本」を決めたところで勝敗は事実上決した感あり、通算スコア4-1で山梨学院大が準々決勝に駒を進めることとなった。

[Aブロック1回戦]

福岡大 3-1 徳山大
日本体育大 7-0 城西国際大
龍谷大 4-1 旭川大

山梨学院大 3-2 法政大
金沢学院大 3-1 東北学院大
同志社大 4-2 清和大
拓殖大 2-1 名城大

[Aブロック2回戦]

東海大 7-0 福岡大
日本体育大 7-0 龍谷大
山梨学院大 6-1 金沢学院大
同志社大 5-2 拓殖大

[Aブロック3回戦]

東海大 4-0 日本体育大
山梨学院大 4-1 同志社大

eJudo Photo
1回戦、天理大の先鋒正木聖悟が東海大学九州・宮金昇吾から内股「一本」

eJudo Photo
3回戦、天理大の三将古田伸悟が早稲田大・吉野拓馬から払腰「一本」

eJudo Photo
3回戦、天理大の副将北浦大基が早稲田大・井上昂亮から小外刈「有効」

【Bブロック】

3回戦は天理大-早稲田大、国士舘大-東洋大の2カード。

天理大 4-2 早稲田大
(先)大岩郁弥〇横四方固(3:10)△林孝樹
(次)具志堅一弘△優勢[技有・一本背負投]〇圓山泰雄
(五)正木聖悟△合技(3:45)〇浅賀慎太郎
(中)山本悠司〇合技(4:21)△熊田耕成
(三)古田伸悟〇払腰(3:06)△吉野拓馬
(副)北浦大基〇優勢[有効・小外刈]△井上昂亮
(大)長友幹斉×引分×下田将大

早稲田大が天理大に激しく抵抗。1点ビハインドで迎えた次鋒戦で圓山泰雄が具志堅一弘から一本背負投「技有」で勝利、五将戦では浅賀慎太郎が正木聖悟から合技「一本」で勝利して逆転に成功。
さらに続く中堅戦でも熊田耕成が山本悠司の大外刈を返して「有効」をリードする。いかな天理といえども3失点となればスコア、流れともに明らかな危険水域だが、ここで山本が踏ん張る。体格差を生かした支釣込足に頼って崩しにくる相手の意図を読み、「指導」を積み上げて状況を作ると終盤にその支釣込足を狙って呼び込みながらハンドル操作で浮落「技有」奪取。そのまま抑え込んで合技「一本」で勝利して見せた。

スコア上は2-2、天理が内容でリードという僅少差だが以後の戦力と試合の流れを考えると明らかにこの中堅戦が分水嶺。天理は続く三将戦における古田伸悟の払腰「一本」、副将北浦大基の「有効」優勢と2連勝でしっかり勝負を決めて見せた。通算スコアは4-2、天理大のベスト8進出決定。

eJudo Photo
2回戦、国士舘大の次鋒寺尾拓真が甲南大・松雪健太を小外刈で押し込む

eJudo Photo
3回戦、国士舘大・砂田勇登が東洋大・山本彬稔から鮮やかな払釣込足「一本」

国士舘大 7-0 東洋大
(先)田崎健祐〇大外巻込(1:15)△前田崚登
(次)砂田勇登〇払釣込足(1:27)△山本彬稔
(五)小川竜昂〇反則[指導4](4:28)△木下智貴
(中)佐藤正大〇横四方固(3:44)△佐藤生虎
(三)江畑丈夫〇反則[指導4](3:07)△白井椋也
(副)塚本健太郎〇袖釣込腰(1:00)△横田捷悟
(大)遠藤翼〇横四方固(2:13)△上原将吾

1回戦で福井工業大に7-0、2回戦で甲南大を7-0と圧勝続きの国士舘はこの2試合で起用して来た横田雄斗、寺尾拓真、釘丸将太らに替えて遠藤翼と田崎健祐を投入。ほぼベストオーダーと呼べる布陣で強敵と噂される東洋大とマッチアップした。

勢いのある東洋大との対戦は縺れる可能性も囁かれていたが、結果はこれ以上ないほどの圧勝。田崎健祐の大外巻込「一本」に始まり、「指導4」の反則による勝利2つを含む連続一本勝ちで大将戦までを走り抜け、3試合連続の7-0勝利で順当に準々決勝進出を決めた。

[Bブロック1回戦]

天理大 6-0 東海大学九州
大東文化大 3-2 埼玉大
早稲田大 6-0 秋田大
札幌大 5-0 創価大

国士舘大 7-0 福井工業大
甲南大 3-2 静岡産業大
東洋大 7-0 熊本大
国際武道大 5-0 東亜大

[Bブロック2回戦]

天理大 7-0 大東文化大
早稲田大 5-2 札幌大
国士舘大 7-0 甲南大
東洋大 3-1 東亜大

[Bブロック3回戦]

天理大 4-2 早稲田大
国士舘大 7-0 東洋大

eJudo Photo
3回戦、日本大の次鋒レイズカヨルが慶應義塾大・郡司拳佑を払腰「一本」

eJudo Photo
3回戦、日本大の三将佐藤和哉が慶應義塾大・辻卓也から大外刈「一本」

【Cブロック】

戦前にベスト8進出が濃厚とされていたのは日本大と明治大。日本大は3回戦で慶應義塾大との対戦が予想され、一方の明治大は3回戦に強敵國學院大とマッチアップする最初のハードルが待ち受ける。

日本大は2回戦から登場し、山下恭平、一色勇輝、レイズカヨル、ダニエルディチェフ、佐藤和哉、制野孝二郎、安達裕助という陣容をぶつけて岡山商科大を6-0で一蹴、続いて慶應義塾大との3回戦に臨む。

日本大 6-1 慶應義塾大
(先)向翔一郎〇払腰(2:20)△長田治親
(次)レイズカヨル〇払腰(4:34)△郡司拳佑
(五)本間稔永△合技(2:46)〇後藤隆太郎
(中)制野孝二郎〇送足払(1:30)△中沢崇史
(三)佐藤和哉〇大外刈(2:00)△辻卓也
(副)尾崎央達〇横四方固(2:53)△新藤嘉樹
(大)安達裕助〇反則[指導4](3:16)△安藝悠馬

慶應義塾大は大黒柱後藤隆太郎が全国体育系大会100kg級優勝の本間稔永を合技「一本」で下したが、これは局地戦の勝利としてしか機能せず、結果としては日本大の圧勝。日本大は先鋒の全日本ジュニア90kg級王者向翔一郎が1年生の長田治親から払腰「一本」を奪って先制すると、次鋒のエース・レイズカヨルが郡司拳佑を払腰「一本」、全日本学生体重別100kg級王者制野孝二郎が中沢崇史から送足払「一本」と強者で強者を潰し続ける迫力の試合を展開。通算スコア6-1で勝利して順当にベスト8入りを決めた。

eJudo Photo
1回戦、明治大の先鋒小川雄勢が熊本学園大・城下拓也を払腰「一本」

eJudo Photo

1回戦で熊本学園大を7-0、2回戦で関東学園大をこれも7-0で下した明治大は、2回戦のメンバーから川田修平をいったん下げ、安田圭吾を補充して3回戦の國學院大戦に臨む

明治大 3-2 國學院大
(先)安田圭吾△優勢[有効・小外刈]〇糸井滉平
(次)小川雄勢〇反則[指導4](3:36)△本多裕史
(五)名垣浦佑太郎×引分×松谷鯉太郎
(中)上田轄麻〇横四方固(3:33)△内山将太
(三)金山天地△背負投(3:38)〇二見将吾
(副)田中源大〇体落(2:00)△桑崎涼輔
(大)三村暁之×引分×加藤翔弥

1年生次鋒小川雄勢の「指導4」奪取、中堅のエース上田轄麻の横四方固「一本」と大型選手2人の勝利をテコに中盤まで明治大が1点差でリード。
國學院大は三将戦で1年生の二見将吾がしぶとさが売りの金山天地から背負投「一本」で勝利して追いすがるが、副将戦の超級対決で勝負あり。1年生田中源大が桑崎涼輔から体落で「一本」を挙げ、最終スコア3-2で明治大の勝利が決まった。

[Cブロック1回戦]

岡山商科大 6-1 北海学園大
流通経済大 ③代-3 愛知大
慶應義塾大 6-0 立命館大

明治大 7-0 熊本学園大
関東学園大 4-1 東日本国際大
國學院大 6-0 上武大
大阪産業大 3-2 北陸大

[Cブロック2回戦]

日本大 6-0 岡山商科大
慶應義塾大 5-1 流通経済大
明治大 7-0 関東学園大
國學院大 5-0 大阪産業大

[Cブロック3回戦]

日本大 6-1 慶應義塾大
明治大 3-2 國學院大

eJudo Photo
3回戦、先鋒に入った筑波大・永瀬貴規は鹿屋体育大・徳永一光を内股「一本」に仕留める

【Dブロック】

上側の山は筑波大が順当に勝ち上がって3回戦に進出。1回戦の専修大戦は黒岩貴信、大橋賢人、根津信太、シャーフセインシャー、神谷快、橋高海人、長倉友樹と初戦から主戦クラスを複数注ぎ込んで6-0で勝利。2回戦の皇學館大戦はシャー、根津、黒岩、神谷に入れ替えて新添悠司、小林悠輔、尾原琢仁、山本幸紀を入れて全試合一本勝ちの7-0で勝利を決める。

そして3回戦では九州予選を制して意気揚がる注目チーム・鹿屋体育大と対戦することとなった。

筑波大 5-0 鹿屋体育大
(先)永瀬貴規〇内股(2:36)△徳永一光
(次)黒岩貴信〇崩上四方固(1:58)△関根太三
(五)新添悠司〇合技(0:57)△阿部祥央
(中)山本幸紀×引分×飛松直樹
(三)神谷快〇優勢[技有・小外刈]△荒巻隆太郎
(副)橋高海人〇上四方固(4:02)△大石智也
(大)根津信太×引分×鼻崎悠太

筑波大はこの試合からエース永瀬貴規を投入。2回戦では名門中央大に2-1で競り勝ち評判通りの強さを見せた鹿屋体育大だったが、先鋒に永瀬を突っ込む筑波大の積極策には持ちこたえられず。地力の差が出たこの試合は筑波大が5-0の圧勝で勝ち抜けを決めた。。

帝京科学大 ③代-3 近畿大
(先)小野剛志〇背負投(0:16)△吉田幸平
(次)中山翔太△合技(4:05)〇浅野純平
(五)渡辺純也〇背負投(2:07)△高原大河
(中)渡部匠×引分×佐藤允哉
(三)中村一那△反則[指導4](4:44)〇一ノ瀬大暉
(副)鷲崎勇星△一本背負投(0:46)〇橋詰一輝
(大)山田知輝〇反則[指導4](4:40)△山平健司
(代)中村一那〇優勢[指導3]△一ノ瀬大暉

桐蔭横浜大、近畿大、道都大らがひしめく本命なき大混戦ブロック、今大会最大の激戦区となった下側の山からベスト8に名乗りを挙げたのはこれも躍進著しい帝京科学大。近畿大との対戦は「技有」以上の勝利必須まで追い込まれた大将戦で、状況を弁えた山田知輝が奮戦。休む間なく攻め続けて残り20秒で4つ目の「指導」を得、土壇場でタイスコアに追いつく。迎えた代表戦は中村一那が期待に応えて本戦で敗れている一ノ瀬大暉に「指導3」で勝利。学生優勝大会ベスト8進出の快挙を演じるに至った。

結果決まった準々決勝のカードは、

東海大 - 山梨学院大
天理大 - 国士舘大
日本大 - 明治大
筑波大 - 帝京科学大

の4試合となった。

[Dブロック1回戦]

筑波大 6-0 専修大
皇學館大 3-1 関西大
中央大 6-0 仙台大
鹿屋体育大 3-1 順天堂大

桐蔭横浜大 5-1 福岡教育大
帝京科学大 4-2 松山大
近畿大 2-1 駒沢大
道都大 6-1 金沢工業大

[Dブロック2回戦]

筑波大 7-0 皇學館大
鹿屋体育大 2-1 中央大
帝京科学大 4-3 桐蔭横浜大
近畿大 3-1 道都大

[Dブロック3回戦]

筑波大 5-0 鹿屋体育大
帝京科学大 ③代-3 近畿大

※ eJudoメルマガ版7月9日掲載記事より転載・編集しています。

→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る




supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.