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ワールドマスターズラバト・最終日女子各階級ひとこと展望

(2015年5月24日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版5月24日掲載記事より転載・編集しています。
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最終日女子各階級ひとこと展望
ワールドマスターズラバト
■ 70kg級・アルベールとポリング参戦の充実陣容、新井は組み合わせに恵まれる
見慣れた顔の皆勤選手達が順行運転を繰り返す平時のワールドツアーとは様相一変。世界選手権2連覇中のユリ・アルベール(コロンビア)を筆頭に、キム・ポリング(オランダ)、もう少し踏み込めばジブリス・エマヌ(フランス)、さらに言えば新井千鶴までを加えて普段なかなか顔を見ることのない強豪たちの大量同時参戦が為された。よって「常連選手vsレア物強豪選手」と位置付けると、今大会の様相がクリアに見えてくる。国籍変更以来ツアーで出色の出来を見せているリンダ・ボルダー(イスラエル)や5月に入って突如調子を上げたサリー・コンウェイ(イギリス)ら常連選手の力が、現時点でこれらの強豪にどのくらい通じるのか。アスタナ世界選手権に向けて階級の勢力図を再マップするまたとない機会だ。

第1シードのポリング、第3シードのアルベールは今年それぞれ二度目のワールドツアー参戦。いずれも前回は明らかに本来の出来ではなかったが、現時点での仕上がりはどの程度か。一方国内での立場に鑑みるともはや負けることは許されず参加少数ながら着実に成績を残している32歳のエマヌのパフォーマンスはいかばかりか。面子の決まりきった感のある70kg級にしては珍しく、非常にみどころの多い大会。

新井は組み合わせに恵まれ、上記の強豪たちとはセパレート配置。第2シード選手ラウラ・ファルカスコッホの直下でBシードを張ることになった。初戦は地元のアッスマ・ニアン(モロッコ)、準々決勝でファルカスコッホと戦って準決勝はユリ・アルベールか、グランドスラム・バクーを制したばかりのコンウェイ(イギリス)との対決が待ち受ける。

[プールA]
Aシード選手:キム・ポリング(オランダ)
Bシード選手:ジブリス・エマヌ(フランス)
有力選手:カタリナ・クリス(ポーランド)、バーバラ・マティッツ(クロアチア)

[プールB]
Aシード選手:ケリタ・ズパンシック(カナダ)
Bシード選手:ベルナデッテ・グラフ(オーストリア)
有力選手:リンダ・ボルダー(イスラエル)

[プールC]
Aシード選手:ラウラ・ファルカスコッホ(ドイツ)
Bシード選手:新井千鶴
有力選手:ファニーエステル・ポスヴィト(フランス)

[プールD]
Aシード選手:ユリ・アルベール(コロンビア)
Bシード選手:サリー・コンウェイ(イギリス)
有力選手:ツェンドアユシュ・ナランジャルガル(モンゴル)

■ 78kg級・チュメオとハリソンが2強を形成
世界選手権優勝経験者が他を圧倒的に引き離している感のあるこの階級。そのグループの中から今大会に参戦した第1シードのオドレイ・チュメオ(フランス)と第2シードのケイラ・ハリソン(アメリカ)が今大会の2強。この2人の決勝対決が「鉄板」であるとの見立てのもとで各選手の出来と勝ち上がりを見守るのがこの階級の正しい観方かと思われる。ハリソンはこのクラスの強豪には珍しくツアーに皆勤する中で着実に力を上げて来ており、一方のチュメオは世界選手権以後の大会参戦は2大会のみとその調整方法は対象の妙。前回対戦した3月のグランプリ・トビリシ決勝ではハリソンが勝利しているが今回の様相はいかに。

この2人の降臨を逃れたプールBとプールCにはそれぞれ見どころあり。プールBは2週間前のグランドスラム・バクーでほぼ1年ぶりに国際大会出場を果たし、そして映えない出来で5位に終わった2009年ロッテルダム世界選手権王者マルヒンデ・フェルケルク(オランダ)がどのようなパフォーマンスを見せるか。プールDはそのバクー大会をイキの良い柔道で制した22歳のフッシェ・ステインハウス(オランダ)がワールドマスターズという大舞台でもその力を発揮して強豪たちの輪の中に入ってくるか。フェルケルクには準々決勝でアビゲイル・ヨー(ハンガリー)戦、ステインハウスには初戦で同世代の強豪マデリーン・マロンガ(フランス)戦、そして準々決勝ではワールドツアー限定女王ルイーズ・マルツァーン(ドイツ)戦という山場が待ち受ける。

[プールA]
Aシード選手:オドレイ・チュメオ(フランス)
Bシード選手:ナタリー・ポウエル(イギリス)

[プールB]
Aシード選手:アビゲイル・ヨー(ハンガリー)
Bシード選手:マルヒンデ・フェルケルク(オランダ)

[プールC]
Aシード選手:ケイラ・ハリソン(アメリカ)
Bシード選手:ヴィクトリア・タークス(オランダ)

[プールD]
Aシード選手:ルイーズ・マルツァーン(イギリス)
Bシード選手:フッシェ・ステインハウス(オランダ)

■ 78kg超級・オルティスとユースンに日本勢が挑む
ロンドン五輪、リオ世界選手権、チェリャビンスク世界選手権と世界大会3連覇中のイダリス・オルティス(キューバ)の参戦がこの階級最大の話題。大会によって出来不出来の波が極端に激しいオルティスだがチェリャビンスク以降の大会参加は12月のグランドスラム東京(5位)と4月のパンナム選手権(1位)の2大会のみで、調整期間自体はしっかり取っている。五輪前年の高配点イベントであること、アスタナ世界選手権を前にこれまで他を大きく引き離していたランキングポイントにおいてユー・スン(中国)が急追して240点差まで迫っていること、等々考えるとある程度以上のコンディションとモチベーションで今大会に臨んでくる可能性は高い。今回は期待して良いのではないだろうか。

世界選手権で2大会連続決勝に進出したマリア・スエレン・アルセマム(ブラジル)の参戦がなく、客観的にはオルティスと、第2シードに配されてワールドマスターズ2連覇を狙うユー・スンの対決と今大会の様相を定義づけるのがフェアな見方かと思われる。

しかし日本のファンにとっては田知本遥と山部佳苗の2トップのパフォーマンスが最大の焦点のはず。トップランカーいずれの選手もいまひとつ「自分で投げる」力に欠ける78kg超級にあってこの日本人2人の投技の威力はやはり出色。一気に頂点を極めるだけの潜在能力があるはずと期待、そして歯がゆい思いを抱くファンは多いのではないだろうか。

ロンドン世代に息切れが見え始め、リオ五輪に向けて苦戦の気配漂い始めた日本女子にあって、実はこの階級は「実力さえ発揮すれば一気に頂点」という潜在能力の高さと伸びしろを孕む数少ない階級である。2人の健闘には大いに期待したい。双方「2強」とは山が分かれ、Aシードの山部は準々決勝で「アフリカの浮技女王」ことニヘル・シェイキロウホウ(チュニジア)、準決勝でオルティスと対戦。Bシードの田知本は準々決勝でフランジスカ・コニッツ(ドイツ)、準決勝ではユーとマー・シーシ(中国)の勝者と対戦することになる。いずれもハッキリ組み合わせには恵まれた。「成果」と呼べる成績があるならば、それは日本勢による決勝対決のみ。試合を楽しみに待ちたい。

[プールA]
Aシード選手:イダリス・オルティス(キューバ)
Bシード選手:スヴィティアナ・イアロムカ(ウクライバ)
有力選手:ヤスミン・クルブス(ドイツ)

[プールB]
Aシード選手:山部佳苗
Bシード選手:ニヘル・シェイキロウホウ(チュニジア)

[プールC]
Aシード選手:ユー・スン(中国)
Bシード選手:マー・シーシ(中国)
有力選手:ベルキスゼラ・カヤ(トルコ)

[プールD]
Aシード選手:フランジスカ・コニッツ(ドイツ)
Bシード選手:田知本愛

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