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梅木真美が世界王者ソルキョンに一本勝ち果たし優勝、超級はユースンが制す・アジア柔道選手権第2日女子各階級概況×詳細

(2015年5月15日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版5月15日掲載記事より転載・編集しています。
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梅木真美が世界王者ソルキョンに一本勝ち果たし優勝、超級はユースンが制す
アジア柔道選手権第2日女子各階級概況×詳細
クウェートで行われているアジア柔道選手権は14日、第2日の競技が行われ、女子は70kg級、78kg級、78kg超級の3階級の競技が行われた。

日本勢は78kg級の梅木真美(環太平洋大3年)が優勝。13年リオ世界選手権王者のソル・キョン(北朝鮮)を「一本」で破る快挙だった。

78kg超級は13年ワールドマスターズ王者で、今季着々と実績を積み重ねているユー・スン(中国)が制した。

各階級の概況と日本選手の勝ち上がり詳細は下記。

※記録部分の海外選手名表記は全日本柔道連盟のリリースに拠っています

■ 70kg級・ヌンイラ華蓮はミッション失敗、決勝進めず3位に留まる
【入賞者】 エントリー13名
1.TSEND AYUSH, Naranjargal (MGL)
2.MATNIYAZOVA, Gulnoza (UZB)
3.NUN IRA, Karen (JPN)
3.ZHOU, Chao (CHN)
5.UMIRALIYEVA, Dilbar (KAZ)
5.YOU, Jeyoung (KOR)
7.KADYRBEKOVA, Aizhan (KGZ)
7.THONGSRI, Surattana (THA)

モンゴル、韓国、中国といった国々の選手がなかなか勝てず、期待の日本が滅多に国際大会に選手を派遣することのないアジア勢はこの階級内での存在感が薄い。この構図を反映するかのように、ワールドツアーで世界と息が出来ている選手は第1シードのツェンドアユシュ・ナランジャルガル(モンゴル)のみ。この選手のワールドランキングは14位、90ポイント差の15位につけるヌンイラ華蓮が第2シードに入るという2強構図のトーナメントとなった。昨年の世界選手権でヌンイラと殴り合いを演じたゾウ・チャオ(中国)がジョーカーとして第4シードに入ったがこの選手もワールドツアーでの実績は皆無に近く、かつ配置は逆側の山。ヌンイラとしては優勝必須、少なくとも決勝までは進まねばならぬトーナメントだ。

ツェンドアユシュ・ナランジャルガルは準決勝でゾウに「指導1」の優勢で辛勝し、順当に決勝に進出。しかしヌンイラはワールドランキング33位のグルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)に小外刈「有効」を食って準決勝敗退。3位決定戦はユ・ジェンユン(韓国)にGS延長戦の末「指導1」を得てなんとか表彰台は確保したものの、優勝して然るべきこのメンバーの中での3位はミッション失敗と評されても文句の言えない結果。

マトニヤゾワはチェリャビンスク世界選手権で7位入賞、アジアジュニア選手権で2度優勝の実績があるウズベキスタン期待の20歳だが、アジアカテゴリでは3位1回、5位2回。ワールドツアーではグランプリの表彰台が2回あるが参加歴自体がほとんどなく、世界選手権銀メダリストであるヌンイラとは本来格が違う選手のはず。3位決定戦で接戦を演じたユもワールドツアーではまだまだアウトサイダーで上位を争える選手ではなく、昨年のグランドスラム東京でも田知本遥に敗れて予選ラウンドで姿を消している。ヌンイラにとって得たものの少ない大会であった。

決勝はツェンドアユシュ・ナランジャルガルがマトニヤゾワから「技有」「一本」と連取して優勝決定。これまで3位3回、2位1回でなかなか取れなかったアジア王座をついに獲得した。


【日本代表選手勝ち上がり】

ヌンイラ華蓮(了徳寺学園職)
成績:3位

[2回戦]
ヌンイラ華蓮○合技(0:41)△ガディア(キルギスタン)
[準決勝]
ヌンイラ華蓮△優勢[有効・小外刈]○マト二ヤゾバ(ウズベキスタン)
[3位決定戦]
ヌンイラ華蓮○GS指導1(GS1:54)△ユ ジュヨン(韓国))

■ 78kg級・梅木真美が世界王者ソルキョンに一本勝ち、見事優勝飾る
【入賞者】 エントリー8名
1.UMEKI, Mami (JPN)
2.SOL, Kyong (PRK)
3.YOON, Hyunji(KOR)
3.ZHANG, Zhehui (CHN)
5.AMANGELDIYEVA, Albina (KAZ)
5.WANG, Szu-Chu (TPE)
7.PUREVJARGAL, Lkhamdegd (MGL)
7.VINITA, Vinita (IND)

日本代表の梅木真美が決勝で13年リオ世界選手権王者ソル・キョン(北朝鮮)に勝利して優勝を飾る快挙。決勝では本戦4分を「指導1」ずつの拮抗で戦い抜いた末に迎えたGS延長戦、得意の横三角でロックしての崩上四方固「一本」で勝利した。

ソル・キョン、マイラ・アギアール(ブラジル)、ケイラ・ハリソン(アメリカ)、オドレイ・チュメオ(フランス)ら世界選手権の金メダリストたちが第1グループを形成して他を寄せ付けない力を発揮し続ける78kg級。その一角を若い梅木が、それも「一本」で崩したことは非常に大きい。一本勝ちという結果自体も素晴らしいが、パワーとスタミナを兼ね備え、反則紛いの袖釣込腰など先手攻撃が巧みなソルにフルタイム譲らず戦い切り、そして「一本」を取り切ったというこの内容は以後の梅木の出世の布石になり得るものだ。

梅木は昨年のアジア大会でソルと対戦。この時は引き出しの左大外刈「技有」を食って最終的には敗れているが、ガッチリ組んで取り味のある左大外刈を仕掛け続け、終盤まで主導権を握る大善戦を演じている。何か吹っ切れたようなこのアジア大会のパフォーマンスは以後世界選手権代表選出にまで至る梅木の上昇のきっかけとなったものであり、そして今大会を見る限り、世界王者のソルに対して「上から目線」でガンガン攻めたあのアジア大会の勇気ある戦いこそが今回の再戦における勝利の布石になったと評して良いのではないだろうか。強い相手にこそ引いてはならない、梅木のアジアカテゴリにおける2戦は「強い相手はこう倒す」というお手本だ。アスタナ世界選手権に向けて一段期待値の上がる優勝劇であった。

この2人の対決以外に、階級内にさしたるトピックはなし。唯一ワールドツアーで顔を見かけるプレフジャルガル・ルクハムデグド(モンゴル)も初戦で梅木に一本負け、これで糸が切れたかザン・ゼフイ(中国)との敗者復活戦も早い時間で一本負けを喫し5位に沈んでいる。

【日本代表選手勝ち上がり】

梅木真美(環太平洋大3年)
成績:3位

[2回戦]
梅木真美○三角絞(0:56)△プレヴジャガル(モンゴル)
[準決勝]
梅木真美○上四方固(2:46)△ザン ゼフィ(中国)
[決勝]
梅木真美○GS崩上四方固(GS1:08)△ザン ゼフィ(中国)

■ 78kg超級・ユースンが順当に優勝、対抗馬の稲森は直接対決ないまま3位に終わる
【入賞者】 エントリー10名
1.YU, Song (CHN)
2.KIM, Minjeong (KOR)
3.INAMORI, Nami (JPN)
3.ISSANOVA, Gulzhan (KAZ)
5.ODKHUU, Javzmaa (MGL)
5.SARBASHOVA, Nagira (KGZ)
7.SATJADET, Thonthan (THA)
7.SUN, Pei Yu (TPE)

13年ワールドマスターズ王者で昨秋から戦線復帰、順当にワールドツアーの白星を重ねている第1シードのユー・スン(中国)が順当に優勝。組み合わせ上の最大の山場となったのは第4シードのワールドツアー皆勤者グルザン・イッサノワ(カザフスタン)との準決勝だったが、この試合を「指導3」の優勢で乗り切り、決勝は準決勝で第2シードの稲森奈見を下したキム・ミンジョン(北朝鮮)をGS延長戦「技有」の優勢で下して優勝を決めた。

稲森は前述の通り準決勝で敗退。敗れたキムは2013年リオ世界選手権では7位に入賞し、昨年はグランドスラム・バクーとグランプリ・ウランバートルと世界選手権前に参加した2大会に過たず優勝している実力者だが、稲森は昨年のアジア大会(準優勝)ではキムに内股「一本」で勝利している。決勝で敗れたマー・シーシ(中国)にも翌日の団体戦では勝利しており今回はアジア王座に手が掛かっている状況だった。なんとも残念な敗戦。

稲森は敗者復活戦でオドクー・ジャブズマー(モンゴル)に一本勝ちして3位を確保。逆側の山からはイッサノワが3位入賞し、ユー、キム、稲森、イッサノワと表彰台に上がったメンバー自体は順当だった。

【日本代表選手勝ち上がり】

稲森奈見(三井住友海上)
成績:3位

[2回戦]
稲森奈見○優勢[指導1]△サルバショバ(キルギスタン)
[準決勝]
稲森奈見△優勢[指導2]○キム ミンジョン(韓国)
[3位決定戦]
稲森奈見○横四方固(0:45)△オドク(モンゴル)

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