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浅見八瑠奈が宿敵ムンクバット投げて見事優勝、52kg級は絶好調のマーが制してシーズン全勝継続・アジア柔道選手権第1日女子各階級概況×詳細

(2015年5月14日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版5月14日掲載記事より転載・編集しています。
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浅見八瑠奈が宿敵ムンクバット投げて見事優勝、52kg級は絶好調のマーが制してシーズン全勝継続
アジア柔道選手権第1日女子各階級概況×詳細
アジア柔道選手権は13日、クウェートで開幕。初日の女子は48kg級、52kg級、57kg級、63kg級の4階級の競技が行われ、日本勢は48kg級の浅見八瑠奈(コマツ)と57kg級の玉置桃(三井住友海上)が優勝した。52kg級の西田優香(了徳寺学園職)は3位、63kg級の西川真帆(了徳寺学園職)は2位だった。

52kg級では今季圧倒的な強さを見せているマー・インナン(中国)が優勝、今季国際大会4大会目の勝利を飾っている。

各階級の概況と日本選手の勝ち上がりは下記。

※記録部分の海外選手名表記は全日本柔道連盟のリリースに準じています

■ 48kg級・浅見八瑠奈がムンクバットとの世界王者対決を制す
【入賞者】 エントリー12名
1.ASAMI, Haruna (JPN)
2.MUNKHBAT, Urantsetseg (MGL)
3.KANG, Yujeong (KOR)
3.KIM, Sol Mi (PRK)
5.PODRYADOVA, Alexandra (KAZ)
5.VAN, Ngoc Tu (VIE)
7.HUNG, Yu Ting (TPE)
7.LIKMABAM, Shushila Devi(IND)

参加選手は12名のみだが、第1シードに13年リオ世界選手権王者ムンクバット・ウランツェツェグ(モンゴル)、そして第3シードに10年東京、11年東京世界選手権の覇者浅見八瑠奈が配置されるという、「2点豪華主義」のみどころのはっきりしたトーナメント。

両者は予想通り決勝で激突。準決勝まで全試合一本勝ちと素晴らしい出来を見せていた浅見が大外刈「有効」を奪ってこの頂点対決に勝利、見事優勝を飾った。

浅見とムンクバットと言えば誰もがリオ世界選手権の決勝、「巴十字」でムンクバットが勝利した試合を思い出すはず。以後1年間の休養を経た浅見の復帰ロードには常にあの試合の影がつきまとい、その影響下から逃れられぬ印象の今年2月のグランプリ・デュッセルドルフでの直接対決もムンクバットが小外掛「技有」で勝利している。それだけに、世界選手権代表復帰が決まったこのタイミングでの勝利はまさしく値千金。試合に数多く出て好不調の波もあるムンクバットだが、3か月の休養を経たこのアジア選手権にはある程度以上のピークを合わせて来ているはずであること、なんのかんので負ける時も「指導」差による展開負けがほとんどで「投げられる」場面が極端に少ない選手であることを考えると、ここでムンクバットを一発投げたことは非常に大きい。もと世界王者の浅見、選抜体重別の優勝と今回の勝利を経て少なくとも精神的には完全復活したと見て良いのではないだろうか。第2シードのキム・ソルミ(韓国)を含めて周辺選手には全て「一本」、そして因縁の相手ムンクバットを投げて優勝。完璧な1日であった。

【日本代表選手勝ち上がり】

浅見八瑠奈(コマツ)
成績:優勝

[1回戦]
浅見八瑠奈○払腰(0:21)△サム ワイラン(マレーシア)
[2回戦]
浅見八瑠奈○横四方固(2:30)△ヴァン(ベトナム)
[準決勝]
浅見八瑠奈○合技(1:53)△キム ソルミ(北朝鮮)
[決勝]
浅見八瑠奈○優勢[有効・大外刈]△ムンクバット(モンゴル)

■ 52kg級・絶好調マーがまたもや優勝、今季国際大会の全勝続く
【入賞者】 エントリー13名
1.MA, Yingnan (CHN)
2.MUNKHBAATAR, Bundmaa (MGL)
3.NISHIDA, Yuka (JPN)
3.RIM, Song Sim (PRK)
5.BABAMURATOVA, Gulbadam (TKM)
5.KIM, Mi-Ri (KOR)
7.NGUYEN THI, Quynh (VIE)
7.UBAYDULLAEVA, Dildora (UZB)

第1シードのマー・インナン(中国)と第4シードの西田優香がトーナメントの軸。多少なりとも抗し得る可能性があるのは第2シードのムンクフバータル・ブンドマー(モンゴル)1人のみと非常に役者がハッキリしたトーナメント。より率直に言えばマーと西田の直接対決のみが見どころといって差し支えない陣容だ。西田個人としてはグランプリ・デュッセルドルフの敗戦で世界選手権代表の可能性を潰された、日本勢としては橋本優貴、西田、そして中村美里と「三人抜き」を許した欧州シリーズの屈辱を晴らす絶好の機会。

しかし西田はマーとの直接対決を前に意外な敗戦。グランプリ以上の大会で表彰台に上がった経験のないキム・ミリ(韓国)を相手に内股「有効」で星を落とし、2回戦(準々決勝)でトーナメントから脱落してしまった。ベトナム選手との敗者復活戦、ワールドツアー常連のグルバダム・ババムラトワ(トルクメニスタン)との3位決定戦はともに早い時間の「一本」で勝利したが、率直に言って強化陣が期待した内容と結果には全く届かなかったはず。キャリア最高の出来と思われた昨秋の講道館杯から、負傷をきっかけに西田が辿った道は過酷。以降これで国際大会4つに巻き返しの機会であった選抜体重別といずれも優勝出来ずに成績上の評価は急落。以後も厳しい戦いが続く。

第1シードのマーはライバルの西田が陥落する中、悠々の勝ち上がり。決勝もムンクフバータル・ブンドマー「一本」で下して順当に優勝を決めた。マーはこれで2015年に入ってからヨーロッパオープン・オーバーヴァルト、グランプリ・デュセルドルフ、ヨーロッパオープン・プラハ、そしてこのアジア選手権と4大会連続の国際大会優勝でもっか16連勝中。齢31歳にしてまさしくキャリア最高の強さを見せつけている。アスタナ世界選手権ではマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)、アンドレア・キトゥ(ルーマニア)、ナタリア・クズティナ(ロシア)らのパワーファイターに伍す可能性のある貴重な存在。来週のワールドマスターズへの出場はさすがにないのではと思われるが、以後もしっかりそのパフォーマンスを見定めておきたいところだ。

【日本代表選手勝ち上がり】

西田優香(了徳寺学園職)
成績:3位

[1回戦]
西田優香○送襟絞(2:52)△ス ユジュウ(台湾)
[2回戦]
西田優香△優勢[有効・内股]○キム・ミリ(韓国)
[敗者復活戦]
西田優香○横四方固(1:08)△ヌイエン(ベトナム)
[3位決定戦]
西田優香○腕挫十字固(0:17)△ヌイエン(ベトナム)

■ 57kg級・玉置桃が「勝負強さ」アスペクト発揮して初のアジア制覇達成
【入賞者】 エントリー15名
1.TAMAOKI, Momo (JPN)
2.LIEN, Chen-Ling (TPE)
3.KIM, Jan-Di (KOR)
3.LIU, Yang (CHN)
5.KUBASHEVA, Nazgul (KAZ)
5.RI, Hyo Sun (PRK)
7.DORJSUREN, Sumiya (MGL)
7.MADRAIMOVA, Zuhra (TKM)

第1シードの13年ワールドマスターズ王者ドルジスレン・スミヤ(モンゴル)と日本の玉置桃による2回戦がトーナメント最大の山場。このシビアな試合を「指導1」という小差で競り勝った玉置がそのままトーナメントを駆け上がり、決勝でコマツ所属の連珍玲(台湾)にGS延長戦「指導2」で勝利してアジア選手権初優勝を飾った。玉置は初戦の一本勝ち以降はいずれも「指導」による優勢と、歯ぎしりのするような厳しい試合をしっかり勝ち上がっての優勝。57kg級まで階級を上げて袖釣込腰や大外刈といった技一撃の強さが目立っていた玉置だったが、今回は上昇一途の地力の強さという面を十分生かした、価値ある優勝だった。

逆側の山で準決勝を演じたのは第2シードの連と第3シードのキム・ジャンディ(韓国)、そして玉置と準決勝を戦ったのは第4シードのリウ・ヤン(中国)で、ドルジスレンの早期敗退を除けばトーナメントの進行は順調そのもの。3位決定戦でも番狂わせは起こらず、ベスト4の4人がそのまま表彰台に上がるという順行運転のトーナメントだった。

【日本代表選手勝ち上がり】

玉置桃(三井住友海上)
成績:優勝

[1回戦]
玉置桃○横四方固(0:37)△ベシソ(ヨルダン)
[2回戦]
玉置桃○優勢[指導1]△ドルジスレン(モンゴル)
[準決勝]
玉置桃○優勢[指導1]△リウ ヤン(中国)
[決勝]
玉置桃○GS指導2(GS2:14)△レン チェンリン(台湾)

■ 63kg級・西川真帆、ヤンを破る大仕事果たして2位入賞
【入賞者】 エントリー10名
1.TSEDEVSUREN, Munkhzaya (MGL)
2.NISHIKAWA, Maho (JPN)
3.BAK, Jiyun (KOR)
3.URDABAYEVA, Marian (KAZ)
5.HUANG, Shih Han (TPE)
5.YANG, Junxia (CHN)
7.HAYYTBAEVA, Gulnar (TKM)
7.SENATHAM, Orapin (THA)

ワールドツアーで欧州勢を中心に激戦が続く63kg級において、現在アジア勢の存在感は薄い。その中にあって、田代未来やジョン・ダウン(韓国)に続いて辛うじて世界と息をする力があると目されるのが、アジア大会で阿部香菜を破って2位入賞したヤン・ジュンシア(中国)。第1シードに配されたこの選手がトーナメントの軸。

しかしここに日本の西川真帆が食いつく。準決勝で地力抜群のヤンに「指導2」対「指導1」で競り勝ち勝負強さを見せ、見事決勝進出。

一気にアジア制覇か、と関係者の夢膨らむ大チャンスであったが、しかし決勝はワールドツアーの常連、28歳のツェデフスレン・ムンクフザヤ(モンゴル)に腰車「技有」で敗退。惜しくも2位に留まった。
その力を認められて、無印から抜擢を受けたグランドスラム東京で見事3位入賞、しかし負傷のため欧州シリーズに参加することが叶わなかった西川。アジア選手権代表という大チャンスをしっかり生かしたかに思われたが、この結果は「合格」以上「満点」未満と言ったところ。ヤン撃破で地力の高さと成長はしっかり見せたが、現代表を凌いで五輪戦線に割り込むだけの爆発力を見せるには至らなかったと評しておきたい。

【日本代表選手勝ち上がり】

西川真帆(了徳寺学園職)
成績:2位

[2回戦]
西川真帆○優勢[指導2]△バク・ジユン(韓国)
[準決勝]
西川真帆○優勢[指導2]△ヤン・ジョンシェ(中国)
[決勝]
西川真帆△優勢[技有・腰車]○ツェデスレン(モンゴル)

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