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グランドスラム・バクー女子各階級ひとこと展望

(2015年5月8日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版5月8日掲載記事より転載・編集しています。
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女子各階級ひとこと展望
グランドスラム・バクー
選手の粒が揃ったのは63kg級、78kg級、48kg級の3階級。スター1人の出来にフォーカスすべきは57kg級と70kg級。

63kg級は世界選手権並みの豪華陣容で話題を浚ったザグレブ大会からアリス・シュレシンジャー(イギリス)、マルティナ・トラジドス(ドイツ)らが残り、これに津金恵とアンロール・ベラル(フランス)、前週組み合わせ直前に出場を取り消したアニカ・ファンエムデン(オランダ)が加わった。78kg級は第1シードのロンドン五輪王者ケイラ・ハリソン(アメリカ)に抗するかつてのライバル緒方亜香里、そしてほぼ1年ぶりに国際大会に姿を現すマルヒンデ・フェルケルク(オランダ)とこちらも豪華なメンバー。48kg級はエヴァ・チェルノビスキ(ハンガリー)と今季絶好調のシャリーン・ファンスニック(ベルギー)のパワーファイター対決が実現の可能性大。57kg級にはグランプリ・デュッセルドルフでキャリア最高の出来を見せた13年リオ世界選手権王者ラファエラ・シウバ(ブラジル)がエントリーし、70kg級には2013-14年シーズン最強選手のキム・ポリング(オランダ)がチェリャビンスク世界選手権以来初めて畳に姿を現す。

■ 48kg級
-準決勝のチェルノビスキvsファンスニックに注目-

準決勝で実現濃厚な第1シードのエヴァ・チェルノビスキ(ハンガリー)と第4シード選手シャーリーン・ファンスニック(ベルギー)のパワーファイター対決がトーナメント最大のみどころ。ドーピング規程違反のため1年間の出場停止の屈辱を味わったファンスニックは昨秋から戦線に復帰。以後粛々と試合に出続け、今年2月のシーズン最高峰大会グランプリ・デュッセルドルフに優勝するなど完全に以前のニッチに返り咲いた印象。同大会で現役世界王者近藤亜美を完封したパワーがその強さの何よりの因だが、チェルノビスキも階級ナンバーワンと評されるパワーの持ち主。強気が売りのファンスニックとメンタルの不安定さが指摘され続けているチェルノビスキ、今回対戦の様相やいかに。

逆側の山では、Bシード配置ではあるが、前週優勝を果たしたばかりのディアラ・ロクマンヘキム(トルコ)に注目しておきたい。

■ 52kg級
-ザグレブで「据えもの斬り」を演じたキトゥの2週連続優勝なるか-

前週のザグレブ大会でライバルなきトーナメントを悠々優勝で終えたチェリャビンスク世界選手権銀メダリストのアンドレア・キトゥ(ルーマニア)が第1シード。シード選手のメンバーもレベルも前回と相似で、今回もあっさり優勝する可能性は非常に高い。不確定要素としてはランキング2位で既に世界選手権のシード位置をほぼほぼ確定していて、かつ大会出場が多く勝てぬとなれば意外にあっさり試合を捨てる傾向のあるキトゥ本人の淡白さか。

常連のシード選手の実力がほぼ明らかな中、直下に配されたコソボの19歳、前週3位入賞したディストリア・クラニスキの伸びしろの豊かさに期待。コソボの先輩であるマイリンダ・ケルメンディはキトゥが唯一どうしても勝てない絶対王者であり、クラニスキとてはキトゥにここで一刀浴びせてケルメンディの援護射撃をしておきたいところ。2月のグランプリ・デュッセルドルフではキトゥが送襟絞「一本」、ザグレブ大会でも小外掛「一本」で勝利しているが今回はどこまで頑張れるか。注目したい。

■ 57kg級
-ラファエラ・シウバの出来が最大の焦点-

第1シードのラファエラ・シウバ(ブラジル)のパフォーマンスが最大の焦点。13年リオ世界選手権王者のシウバはラテン系らしいメンタルの波が弱点であったが、2月のグランプリ・デュセルドルフでは全く隙の見当たらない完璧な戦いぶりを披露して圧勝優勝。地元開催の五輪を来年に控え、この強さが本物なのかどうか、まずはこの大会の試合振りを見極めたい。得意の足技の冴えは57kg級の華。

対抗勢力は「番付」的には第3シードのコリナ・カプリオリウ(ルーマニア)ということになるが、3位決定戦で勝ち負けを繰り返すことが定番となっている今季の戦いぶりを考えるとシウバの敵役を務めるのは少々厳しい。シウバの優勝は既定路線として、前週驚きの優勝を遂げたばかりのネコダ・デービス・スミス(イギリス)のパフォーマンスをウォッチするというのが、今大会の正しい楽しみ方ではないだろうか。

■ 63kg級
-ノーシードのシュレシンジャーが優勝争いの中心-

前週大会直前に欠場を表明したアニカ・ファンエムデン(オランダ)が第1シード。以下第2シードがカトリン・ウンターブルツァハー(オーストリア)、第3シードのアンロール・ベラル(フランス)、第4シードのマルティナ・トラジドス(ドイツ)と続く。

この4人がトーナメントの軸と考えて間違いないが、これらシード選手を突きぬけて優勝争いをリードする存在としてはプールDのノーシード選手アリス・シュレシンジャー(イギリス)、そして不確定要素の大穴としては津金恵を挙げておきたい。

シュレシンジャーはイギリス移籍以降2月の最重要大会グランプリ・デュッセルドルフを制するなど好調。ザグレブ大会では現役世界王者クラリス・アグベニューに屈したが、イスラエルの後輩ゲルビに負けまいとの執念がモチベーションになっているのか、今年の戦いぶりは休養前よりもむしろ迫力を増している。一方の津金はヨーロッパオープン・ソフィア決勝でシュレシンジャーを破っており、その技の切れ味は昨年一年間の低迷だけでは測れない爆発力を秘めている。ワールドツアー皆勤で1大会に掛ける情熱が平均化している感のあるシード選手たちの中、高いモチベーションを持って大会に参加するはずのこの2人がどこまでの爆発力を見せるか、注目したい。

■ 70kg級
-キム・ポリングがワールドツアー復帰、前週優勝のボルダーと3回戦で激突-

2013年、2014年上半期とワールドツアーで無敵を誇ったキム・ポリング(オランダ)が8月の世界選手権以来の国際大会復帰。勝っても勝っても肝心の世界選手権で成績を残せなかったポリングがその傷心にどう立ち向かい、どのように仕上げて来たのか。その出来は今大会全階級を通じた大きなトピック。もちろん配置は第1シードだ。

第2シードはベルナデッテ・グラフ(オーストリア)、第3シードはサリー・コンウェイ(イギリス)とおなじみの皆勤メンバーで、ポリングに立ち向かうには力不足。イスラエルに移籍して前週のザグレブ大会を制したばかりのリンダ・ボルダーがどこまでやるかが最大のみどころになるのではないだろうか。直接対決あるとすれば、準々決勝。

■ 78kg級
-ハリソンvsフェルケルクの決勝に期待、緒方亜香里がその後を追う-

第1シードにロンドン五輪王者ケイラ・ハリソン(アメリカ)が配され、第2シードには2009年ロッテルダム世界選手権王者のマルヒンデ・フェルケルク(オランダ)が置かれた。ハリソンはリオ五輪に合わせて確実に仕上がって来ており、現在ワールドツアー3連勝と絶好調、一方のフェルケルクは昨年の世界選手権以来久々の国際大会出場となったザグレブ大会は初戦敗退だったが、その力の最高到達点はハリソンやオドレイ・チュメオ(フランス)ら「Aグループ」の選手に十分対抗できるものがある。両者の決勝対決あるとなればこれは非常に楽しみな一番。

2人を追うのはかつてハリソン、チュメオらと覇を競った緒方亜香里。グランプリ・デュッセルドルフでは市販の風邪薬を服用するという大失態で試合に出れず、再起を期した選抜体重別でも優勝争いに絡むことなく一本負けを喫してしまい、むしろその「ポカ」ぶりは緒方のパーソナリティとして一段強く印象づけられることになってしまった。五輪出場を考えるならもはや一度たりともミスは許されないはずで、今大会はまさしく正念場。少なくとも準々決勝でナタリー・ポウエルに勝って準決勝でハリソンと手を合わせること、その上で表彰台を確保することは最低限の仕事だろう。メンタルが揺れているはずの緒方の、もともとの長所であるはずの図太さの発揮に期待。

■ 78kg超級
-クルブスに大チャンス、ついにワールドツアー初制覇なるか?-

第1シードはドイツの「カベ」、超大型選手のヤスミン・クルブス。ワールドツアーに皆勤、2度の準優勝と実に8度の3位を得ているクルブスは実はまだIJF主催大会(グランプリ以上)での優勝が1度もない。

今大会は参加選手僅か11名、面倒なクセニア・チビソワ(ロシア)、スヴィタナ・イアロムカ(ウクライナ)、そして前週優勝のベルキスゼラ・カヤ(トルコ)はいずれも逆側の山に集められ、眼前の敵はブラジルの控え選手ロチェレ・ヌネス(ブラジル)のみ。クルブスの初戴冠なるかが今大会の大きなみどころと規定しておいて間違いないだろう。

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