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九州王者青柳麗美がついにブレイク、全試合一本勝ちで初の全国制覇達成・全国高等学校柔道選手権70kg級レポート

(2015年4月18日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版4月18日掲載記事より転載・編集しています。
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九州王者青柳麗美がついにブレイク、全試合一本勝ちで初の全国制覇達成
全国高等学校柔道選手権70kg級レポート
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準々決勝、高知高・吉元朝香が第1シードの杉山歌嶺を跳腰「一本」で破る

第1シードに全日本ジュニア王者杉山歌嶺(東京・修徳高)、第2シードに畠石香花(茨城・土浦日大高)、さらに中江美裕(愛知・大成高)、新森涼(福岡・敬愛高)とトーナメントの四つ角を実績ある強者が占め、役者の揃ったトーナメント。

そんな中、優勝候補筆頭に挙げられていた杉山が準々決勝でトーナメント脱落。2回戦で高橋唯(鳥取・鳥取東高)を横四方固「一本」(1:56)、3回戦で畠山千風優(秋田・秋田商)を横四方固「一本」(2:39)とまずまず順調に勝ち上がっていたが、3戦目はダークホース吉元朝香(高知・高知高)に開始早々の跳腰一発を食らい一本負け(0:18)で試合終了。ライバルとされていた強豪たちと矛を交えることなく会場を後にすることとなった。

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準決勝、青柳麗美が吉元朝香を大外刈で攻める

決勝に進んだのは青柳麗美(鹿児島・鹿児島情報高)と中江美裕の2名。

1年時の入学直後から九州大会を制して早い時期からその素質を高く評価されて来た青柳は今大会ついにブレイク。1回戦で井原千佳(奈良・奈良育英高)を内股「一本」(2:03)、勝負どころと目された2回戦はシード選手新森涼(福岡・敬愛高)を「指導」4つを奪っての反則(2:19)で退け、3回戦は須田茄詠(岐阜・鶯谷高)を大外刈「一本」1(1:11)、準々決勝は中山理(岡山・岡山理大附高)を合技「一本」(1:31)、そして準決勝は前戦で杉山を倒した吉元朝香を大外刈「一本」(2:26)に仕留めて決勝進出決定。

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準決勝、中江美裕が畠石香花を寝技で攻める

一方昨年の全日本カデ王者中江は2回戦で高久鈴花(京都・京都文教高)を上四方固「一本」(0:52)、3回戦で井澤泉紀(富山・小杉高)を合技「一本」(1:01)、準々決勝は岩佐碧(宮城・東北高)を横四方固「一本」(1:13)、準決勝はこれまで度々激戦を繰り広げてきた同世代の全国中学大会王者畠石香花との激戦をGS延長戦17秒の右内股「有効」で制して決勝へと駒を進めてきた。

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決勝、青柳が左内股で先制攻撃

決勝は青柳が左、中江が右組みのケンカ四つ。

パワーに勝る印象の青柳、引き手争いを縫って得意の左大内刈で先制攻撃。さらに大内刈から左内股への連携で中江をころがし伏せさせ「待て」。経過時間は29秒。

中江はケンケンの右大内刈を差し入れて対抗を試みるが釣り手の主導権争いに勝った青柳は片手の膝車でひらりと中井を崩し、位置の移動を強いて攻勢。青柳、体が非常に良く動く。

50秒を過ぎ、中江が両襟で相手を封殺することに成功、探りの右大内刈を入れるが青柳両手の状況悪いまま左体落。これは潰れたが体の力で中江を崩して一旦展開を切ることに成功。中江が「手三角」を試みるが「待て」。

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中江が担ぎ技を放つが青柳は立ったまま捌いて崩れず

直後、青柳が組み際に左大外刈。崩れた中江は右体落の形に反転して伏せ、青柳はすかさず横三角で攻める。相手の体を登って抜けた中江に対して青柳が正対して引き込んだところで「待て」。直後、ここまでの青柳の攻勢を買って中江に「指導」が与えられる。経過時間は1分45秒、残り時間は1分15秒。

青柳、膝車に送足払と足が良く動く。左大内刈から左体落と技を繋ぐと、中江は引き手を切って防御。青柳は残った釣り手一本でグイと中江を押し込むと、身を場外に置いたまま止められて場内に戻る道を封じられた中江は窮し、右体落に潰れて一旦展開を切る。この技が偽装攻撃と判断され中江に2つ目の「指導」が宣告される。経過時間は2分16秒、残り時間は44秒。

後がなくなった中江は釣り手で背中を掴んで引っ掛けの右大外刈に膝を着いての低い右体落と単発ながら技を連発。しかし青柳立ったまましっかり止めて全く揺るがず。

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青柳が身を翻し大内返「有効」

中江は「待て」の声にもほとんど相手から離れず、最後のチャンスに賭ける構え。残り22秒の再開の声に中江突進、浅く右大内刈を入れるが刹那青柳は身を翻し、得意の支釣込足の形でこの技を捌くと中江撃たれたように崩れ「有効」。

青柳はそのままガッチリ崩上四方固に抑え込み、試合時間いっぱいを過ぎたところで主審が「一本」を宣告。九州王者青柳麗美、見事全試合一本勝ち(1つの反則による勝利を含む)で全国高校選手権初制覇を決めた。

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青柳はそのまま胸を合わせて押し込み、抑え込む

「自分の柔道が出来て良かった」と、ついにブレイクを果たした青柳は満足げな表情。人材豊富な今代の高校柔道界70kg級はパワーを売りにする選手が多いが、その中でも青柳の力強さは明らかに一段違った。力強さとともに光ったのは「投げる」ことを練って来たその錬磨の跡。これはと唸らされるのは戦術性の高さや組み手の駆け引きではなく、決めにおける釣り手や引き手の方向操作に体捌きといずれも「投げる」ことに直線的な行動。練りに練った地力の高さが、高校最高学年に至って、中学、高校と全国の舞台で競技成績をあげて来たライバルたちをついにゴボウ抜きするところまで到達した大会と評して差し支えないだろう。

入賞者、優勝者のコメントと準々決勝以降の結果は下記。

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優勝の青柳麗美

【入賞者】

優 勝:青柳麗美(鹿児島・鹿児島情報高)
準優勝:中江美裕(愛知・大成高)
第三位:吉本朝香(高知・高知高)、畠石香花(茨城・土浦日大高)
敢闘賞:杉山歌嶺(東京・修徳高)、中山恵理(岡山・岡山理大附高)、大山ちはる(三重・名張高)、岩佐碧(宮城・東北高)

青柳麗美選手のコメント
「自分の柔道が出来て良かった。九州ではずっと勝って来たけど、全国にはこれまで中2、中3、高1と出て高1のベスト16が最高だったので、うれしいです。精神面が強くなったのが勝因かなと思います。これまでは試合が始まるとすぐ頭の中が真っ白になってしまっていたので(笑)。目標は、いとこの竪山将選手の成績を上回ること。今年は全日本ジュニアと世界ジュニアで優勝したいです。世界で戦える選手を目指します」

【準々決勝】

吉本朝香○跳腰(0:18)△杉山歌嶺
青柳麗美○合技(1:31)△中山恵理
畠石香花○袈裟固(0:35)△大山ちはる
中江美裕○横四方固(1:13)△岩佐碧

【準決勝】

青柳麗美○大外刈(2:26)△吉本朝香
中江美裕○GS有効・内股(GS0:17)△畠石香花

【決勝】

青柳麗美○崩上四方固(3:12)△中江美裕

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