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【ROAD TO 高校選手権】巨大戦力の国士舘高が決勝で日体荏原高下す、第三代表は修徳高・全国高等学校柔道選手権東京都予選ミニルポ

(2015年1月25日)

※ eJudo携帯版「e柔道」およびeJudoメルマガ版1月25日掲載記事より転載・編集しています。
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巨大戦力の国士舘高が圧勝で日体荏原高下す、第三代表は修徳高
【ROAD TO 高校選手権】全国高等学校柔道選手権東京都予選ミニルポ
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国士舘は序盤の試合を先鋒のみで賄う。写真は3回戦の日大三高戦、飯田健太郎が全て鮮やかな投げ技「一本」で五人抜き。

全国高等学校柔道選手権大会(3月20日~21日、日本武道館)の東京都予選が25日、講道館大道場で行われ、男子は国士舘高が優勝。準優勝の日体荏原高と三位の修徳高が代表権を獲得した。

今季全国大会の大本命に挙げられる国士舘高は初戦を磯村亮太、2戦目を飯田健太郎の1年生1人で賄う(いずれも五人残し)余裕のスタート。準々決勝の足立学園高戦では1点を失ったがレギュラー当落線上の河田闘志と田嶋剛希の2人で4人を消して、結果は三人残しの圧勝。準決勝は本命なき混戦ブロックを勝ち抜いた八王子学園高を五人残しで下す。

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決勝、国士舘の中堅飯田健太郎が日体荏原高・長井達也の払腰を返して「有効」

決勝は12年全国中学大会を制した小野中メンバーを中心とする日体荏原高と激突。先鋒戦は磯村が東部雄大と、次鋒戦は田嶋が松井海斗と引き分けると、中堅対決で1年生ポイントゲッターの飯田健太郎が日体荏原の抜き役長井達也の払腰を返して「有効」を奪い、そのまま肩固で一本勝ち。飯田はさらに全国中学大会個人戦で決勝を戦った藤原崇太郎と対戦、藤原が小外刈に抱き着いて来たところを右払腰に捉え、鮮やかな「一本」。

飯田が長井、藤原の強力2枚を立て続けに抜いたことで試合は事実上終わったかと思われたが、続く第5試合では長井晃志がスタミナ切れを起こした飯田を袖釣込腰で攻めまくり「指導」3つを奪っての優勢勝ちで1人を抜き返し、意地を見せる。

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竹村昂大は長井の担ぎ技を潰すとあっという間に抑え込みに移行

しかし国士舘はここで登場した無差別東京代表の竹村昂大がファーストコンタクトで長井を料理。長井得意の担ぎ技を仕掛けさせて潰すと、あっという間に回り込んで上四方固に抑え込み一本勝ち。これぞ国士舘という手堅い試合で優勝を決めて見せた。国士舘は東京都第一代表で日本武道館進出決定。

二人残しという差がつき、取り役の長井達也と藤原が1人も抜けずに「一本」で敗れ、そしてなんとか僅差の優勢で抜き返した長井晃志が「秒殺」で仕留められるなど日体荏原にとっては敗北感が大きく、かつ国士舘の強さが際立つ試合ではあったが、前評判からすればむしろ日体荏原高が良く食らいついたというスコアの一番だった。岩渕公一監督も試合後「まだ全然ダメ。執念とスタミナが足りない」と開口一番課題を口にし、「まだ出来るチーム。怪我から戻ってくる米山(魁人)も入れた7人で、2月は嫌というほど稽古をして鍛え上げたい」と全国大会に向けて貪欲さを見せていた。

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準決勝、長井達也が修徳・福田宝を内股「一本」に仕留めてこの試合初めてのリードを奪う

大会全体を通して決勝以上に注目を集めたのが、スターチーム日体荏原高に昨年全国大会二冠の修徳高が挑んだ準決勝。勝った方が全国大会進出を決めるという大一番だ。

この試合は東部雄大と佐々木和也による引き分けとなった先鋒戦を受けた次鋒対決で、修徳の1年生増山香輔が松井海斗から大内刈「一本」で勝利するという衝撃の展開。体格に勝る松井の奥襟を叩きながら放った増山の一撃に垣間見えたチームとしての覚悟の作りっぷり、そして以後佐藤竜を中心にしぶとい人材を揃える修徳に対して一人差ビハインドという状況は日体荏原サイドを慄然とさせるものであったが、次戦に出場した長井達也が一人で事態を収拾。増山をケンケンの右内股を押し込んでの「有効」優勢で破り、さらに次戦では袖釣込腰を連発する福田宝を捕まえると豪快な内股「一本」で二人抜き。ほぼ試合を決定付けた。

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日体荏原・藤原崇太郎が佐藤竜から大内返「一本」

長井は3試合目で修徳の副将・室和樹と引き分け。個人戦81kg級決勝と同じカードとなった日体荏原の副将・藤原崇太郎と修徳の大将・佐藤竜による第6試合は藤原が佐藤の低い大内刈を弾き返して「有効」、さらに内股「技有」とポイントを連取。残り時間7秒、起死回生を狙った佐藤は背中を抱えての右大内刈に打って出るが藤原は大内返に切り返して文句なしの「一本」で試合を締めた。
結果、日体荏原が2人残しで勝利、この時点で日本武道館への進出権を獲得することとなった。

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事実上の第三代表決定戦と目された足立学園高戦、修徳・佐藤竜が佐々木卓磨から背負投「技有」

準々決勝で国士舘に敗れた足立学園と、準決勝で日体荏原に敗れた修徳が対決する敗者復活二回戦がこの大会最後のハイライト。事実上の第三代表決定戦だ。

足立学園は意外性と取り味が期待できる軽量級の強豪2枚を前衛に投入するが、修徳も攻撃型2枚で迎え撃ち、先鋒戦では修徳・佐々木和也と樋口裕大、次鋒対決で増山香輔と島田隆志郎が引き分ける結果となる。そして中堅戦の福田宝と雨森俊成の引き分けを受けてタイスコアで争われた副将対決では、敢えて後衛に取り置いた足立学園・佐々木卓磨が室和樹から体落「有効」を挙げて勝利し第4試合にして足立学園がついにリードを得る。

しかしここで登場した修徳の大黒柱・佐藤竜が驚異的な精神力で事態を収拾。佐々木を背負投「技有」、大将対決では山本遼介を巴投「有効」、背負投「技有」と連続加点で下して2人抜き。修徳は見事逆転でこの試合を勝利し、第三代表決定戦へと駒を進めることとなった。

第三代表決定戦では、修徳が準々決勝の再戦となる正則学園高戦を一人残しで勝ち切り、今年も日本武道館への切符を得た。

変わらぬ圧倒的な強さと、今代チームの最後のピースとして岩渕監督が指摘する「執念」とスタミナをという課題を埋めて全国の頂点を極めんとする国士舘高。局面局面で意外な淡白さは見せたものの、これまでの少々雑な試合振りから抜け出してオーダー順、戦い方などこれまでと異なる冴えを見せ始めて戦力が「線」として機能する気配を見せた日体荏原高、そして小粒ながら今年も持ち前のチームワークで全国を勝ち得た修徳高と、代表3チームそれぞれが上がり目を示した東京都大会だった。

成績上位校と準々決勝以降の対戦詳細(敗者復活一回戦はスコアのみ)、岩渕公一・国士舘高監督のコメントは下記。

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優勝の国士舘高

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準優勝の日体荏原高

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第三代表の修徳高

【成績上位校】
優 勝:国士舘高
準優勝:日体荏原高
第三位:修徳高
第四位:正則学園高

※上位三校が全国大会進出

岩渕公一・国士舘高監督のコメント
「まだ全然ダメです。飯田は2人抜いたと言っても取られてしまったらプラスマイナスゼロ。まだ執念が足りません。河田も寝技の大事さがまだ骨身に染みていないし、それに気付かせる意味もあって、決勝は田嶋を起用しました。山田と竹村は安定していてさすがですが、チーム全体の課題は執念とスタミナということになるでしょうね。まだチームの仕上がりは7割くらい、米山も戻ってきますし、2月は7人でガンガン練習してここを鍛えていきます」

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準々決勝、国士舘・田嶋剛希が足立学園・山本亮介から袖釣込腰「技有」

【準々決勝】

国士舘高○三人残し△足立学園高
(先)河田闘志○大外刈(1:25)△上江一平(先)
(先)河田闘志×引分×島田隆志郎(次)
(次)田嶋剛希○横四方固(1:37)△佐々木卓磨(中)
(次)田嶋剛希○合技[袖釣込腰・横四方固](3:00)△山本亮介(副)
(次)田嶋剛希△小内刈(0:43)○樋口裕太(大)
(中)竹村昂大○上四方固(0:50)△樋口裕太(大)
(副)飯田健太郎
(大)山田伊織

八王子学園高○一人残し△日本学園高
(先)小口湧久×引分×森野桂大(先)
(次)水上勝博○優勢[技有]△浦和大将(次)
(次)水上勝博△上四方固(2:00)○松村浩徳(中)
(中)安田拓洋×引分×松村浩徳(中)
(副)有田健太郎○優勢[技有]△石山優介(副)
(副)有田健太郎△支釣込足(1:25)○黒松大盛(大)
(大)峰尾侑太○優勢[有効]△黒松大盛(大)

日体荏原高○五人残し△安田学園高
(先)長井晃志○袖釣込腰(2:28)△松岡陽太(先)
(先)長井晃志○横四方固(2:30)△佐藤昌(次)
(先)長井晃志○大外刈(1:57)△荒井俊貴(中)
(先)長井晃志○袖釣込腰(1:47)△増田匠(副)
(先)長井晃志○横四方固(1:28)△米山大地(大)
(次)藤原崇太郎
(中)長井達也
(副)松井海斗
(大)東部雄大

修徳高○四人残し△正則学園高
(先)佐々木和也○出足払(0:11)△宮腰純樹(先)
(先)佐々木和也○優勢[有効]△黒須勇太(次)
(先)佐々木和也○優勢[有効]△佐藤幸輔(中)
(先)佐々木和也○大内刈(0:10)△山浦宇暉(副)
(先)佐々木和也△優勢[僅差]○橋本侃大(大)
(次)室和樹○優勢[僅差]△橋本侃大(大)
(中)増山香輔
(副)佐藤竜
(大)福田宝


【敗者復活一回戦】

足立学園高○二人残し△日本学園高
正則学園高○一人残し△安田学園高

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準決勝、修徳の増山香輔が日体荏原・松井海斗から大内刈で一本勝ち、修徳は先制を果たす

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準決勝、国士舘・磯村亮太が八王子学園・小口湧久から体落「一本」

【準決勝】

国士舘高○五人残し△八王子学園高
(先)磯村亮太○体落(0:23)△小口湧久(先)
(先)磯村亮太○小外刈(0:09)△水上勝博(次)
(先)磯村亮太○内股(1:16)△安田拓洋(中)
(先)磯村亮太○横四方固(1:17)△峰尾侑太(副)
(先)磯村亮太○不戦△
(次)竹村昂大
(中)河田闘志
(副)山田伊織
(大)飯田健太郎

日体荏原高○二人残し△修徳高
(先)東部雄大×引分×佐々木和也(先)
(次)松井海斗△大内刈(0:18)○増山香輔(次)
(中)長井達也○優勢[有効・内股]△増山香輔(次)
(中)長井達也○内股(0:47)△福田宝(中)
(中)長井達也×引分×室和樹(副)
(副)藤原崇太郎○大内返(2:43)△佐藤竜(大)(副)
(大)長井晃志

【敗者復活二回戦】

修徳高○一人残し△足立学園高
(先)佐々木和也×引分×樋口裕大(先)
(次)増山香輔×引分×島田隆志郎(次)
(中)福田宝×引分×雨森俊成(中)
(副)室和樹△優勢[有効・体落]○佐々木卓磨(副)
(大)佐藤竜○優勢[技有・背負投]△佐々木卓磨(副)
(大)佐藤竜○優勢[技有・背負投]△山本遼介(大)

正則学園高○四人残し△八王子学園高
(先)宮腰純樹○払腰(0:13)△小口湧久(先)
(先)宮腰純樹○小外刈(0:08)△水上勝博(次)
(先)宮腰純樹×引分×安田拓洋(中)
(次)黒須勇太○不戦
(次)黒須勇太○不戦
(次)黒須勇太○不戦
(中)佐藤幸輔
(副)山浦宇暉
(大)橋本侃大

【第三代表決定戦】

修徳高○一人残し△正則学園高
(先)佐々木和也○内股(0:26)△佐藤幸輔(先)
(先)佐々木和也×引分×橋本侃大(次)
(次)福田宝×引分×山浦宇暉(中)
(中)室和樹×引分×黒須勇太(副)
(副)増山香輔×引分×宮腰純樹(大)
(大)佐藤竜

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決勝、長井晃志が飯田健太郎を袖釣込腰で攻めまくる

【決勝】

国士舘高○二人残し△日体荏原高
(先)磯村亮太×引分×東部雄大(先)
(次)田嶋剛希×引分×松井海斗(次)
(中)飯田健太郎○肩固(1:37)△長井達也(中)
(中)飯田健太郎○払腰(1:33)△藤原崇太郎(副)
(中)飯田健太郎△優勢[僅差]○長井晃志(大)
(副)竹村昂大○上四方固(0:40)△長井晃志(大)
(大)山田伊織

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